上 下
87 / 172

2018.12.07(金) 迷いながら進む

しおりを挟む
今月末に今年最後の通院が待っています。

そこでどのような判断が下されるのか?

前回は、「通勤時間と勤務時間を合わせると、まだ働くのは難しい」と主治医に伝えました。

すると「手術」を勧められました。いろいろと調べてみると、脳の手術はリスクもあります。もちろん、リスクを取らないと前には進めないのもわかります。

11月から鍼灸に通い始めて、電車に乗ったり、施術をしています。社会復帰に向けても、前に進み始めました。

医者が早く復帰させたいという気持ちもわかります。いくら職場が何年か待ってくれると言っても、私自身のモチベーションや精神面を考えると、早期復帰を促します。

前回は社会への生産性についての話も出ました。今はフリーライターとして、お金を稼いでますが、小遣い稼ぎに過ぎません。治療費の足しです。

もし、自分の意思で仕事を辞めて、フリーライターや小説などの書く仕事に絞ったら、おそらく収入は何十分の一になりかねません。

もちろん、身体の回復次第ですが、このまま職場に復帰しても、100%パフォーマンスは発揮できません。医者は生産性の話をする割に、「復帰して、またダメだったら休めばいい」と言います。何か考えが矛盾しているし、私の美学に反するというか、本意ではありません。

幸い職場に恵まれているから、世の中を上手く渡れと言いたいのだと思いますが、果たしてそれでいいのかと自問自答を繰り返します。100%全力投球でこの病気になったと思うので、手の抜き方も覚えないといけないのかもしれません。

でも、それができていれば、この病気にもなっていないでしょう(笑)

今日読んだ本にこんなことが書いていました。

「自分の肉体の限界を冷静に判断して、今だからできることを見つけるほうがよほど生産的です。仕事は他人から与えられるものではなく、自分で選ばなくてはならないものです」

また私を惑わす。

何が正解かはわかりません。今は迷いながら進むしかありません。
しおりを挟む

処理中です...