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近くて遠い。
しおりを挟む簡単に触れられる距離にいたのに、手の届くところにはいない。
隣を歩いていたはずなのに、振り返るほど遠く、
見下ろしていたのに、もう見上げることもできず。
どれだけ周りに人がいても、まるで輝いているかのように目に飛び込んでくる。
でもお前からしたらきっと人混みの中の他人。
隣を歩く人を見ないように瞳がかすむ。
戻れるところなんてない。
進むところなんてない。
いつかこの気持ちを捨てられるのか。
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