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テロリスト
4. 宿の生活
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ユキト達の朝は早かった。
朝日よりも早くに宿のおかみが起こしにきた。
ユキトは寝ぼけ眼を自力で開けながらあたりを見渡す。
薄暗い木造の部屋。
火の消えた蝋燭の煙がほのかに漂う。
あぁ、やっぱり夢じゃなかった。
異世界が、今は現実なんだ。
ユキトは頭のてっぺんに寝癖をピンと立てて、もう既に準備万端の母と1階広間の奥、受付の裏側にある水場に案内された。
受付広間とは違い、木ではなく石畳の部屋の真ん中に、1本の石柱がどっしりとかまえている。
その奥に1台の手押し式ポンプがポツンと立っていた。
木桶に水を汲み、白いタオルで顔を洗う。
午前中は、おかみが仕事場と仕事内容を紹介してくれた。
まずは1階。
表入口は客がくつろぐ広間と受付がある。
受付の裏に水場があり、物置用の部屋があったり、貸し出し用のタオルなどが壁にかかっていたりする。
続いて、受付の両端の階段を上がって2階。
ちょうど受け付けが佇む待合広間の真上には食堂があった。
宿の主人がここで料理を担当している。
今は鍋で何かを煮込んでいるようだが、今日の朝食だろうか。
香ばしい匂いに、早朝からユキトと母の腹がキュルルと音を鳴らした。
最後に3階。
ここは全て客室となっており、2階と3階合わせて、16部屋あった。
ユキト達は皆2階の客室を使っている。
*
宿の従業員は、全部で3人いる。
筋肉質でガタイのいい宿の主人の名前はグイドといい、短く刈り揃えた黒髪が良く似合う男性だった。
白いエプロンに、色褪せたクリーム色のよれよれシャツを愛用している。
基本無口で、喋る時といえば仕事の指示を出す時だけ。
先にも紹介したが、厨房を担当しており、他に事務仕事もこなす。
そして、茶髪の髪を後ろで結わえた主人の奥様、シェリアさん。
母性溢れるふくよかな体を、抹茶色のふっくらしたチュニック丈のロングシャツとカフェラテ色のAラインのロングスカートがゆったりと包む。
主人とは反対に溌剌とした彼女は、客に対しての気配りも上手で、宿の顔とも言えるべき存在であった。
主に宿全体の掃除や、主人と一緒に在庫管理などを行っている。
ジェームズやユキト達を快く迎え入れたのも彼女だ。
最後に受け付けのうら若い女性。
リンゼルと名乗る彼女は長い赤髪を降ろしていて、少しつり上がった目尻はパッと見、睨むような表情を見せるが、笑うとクシャッとした笑顔にドキッとする、世話焼きで優しい女性だった。
主に接客がメインということなので、襟に赤いバッジをつけた純白のフリルのシャツと、腰に小さく花柄の刺繍が入った緑のロングスカートで、他の2人と比べたら少し派手な服装をしている。
ひと通り宿を案内されると、ユキト達にも仕事が振り分けられた。
ユキトは主に調理の補助と、1階と2階食堂の掃除を、ユキトの母は2階と3階の客室掃除と、シーツやタオルなどの洗い物を担当することになった。
ジェームズは、食堂で客の注文を聞いてまわったり、受け付けの手伝いをしたりしている。
よくリンゼルさんに走らされているようだ。
時々買い出しにも行っている。
*
午前中は客がほとんど外出しているため、広間と食堂の掃除をするのに最適な時間だった。
まず、客がいなくなった食堂の掃除を済ませる。
零れた酒の跡、人が踏んだのだろうこびり付いた肉片や野菜片、それらを綺麗にタワシやボロ布で削ぎ落とし、箒で床を掃いて、最後に濡れ布で拭く。
テーブルや椅子、棚も綺麗に水拭きをする。
厨房の掃除は主人のグイドさんが朝早くにやってくれたらしい。
「すっごーーーーーい!!!!!!」
突然、3階にいる母の声が食堂にまで響いてきた。
何があったんだ?
甲高い声を上げながら、なにやら興奮が収まらないらしい。
なかなか叫びが止まない。
ユキトは声のする方を見上げながら、掃除を進めていった。
すごく気になるが今は掃除が先だ。
それが済んだら母と合流して遅めの朝食だ。
グイドさんが朝ごはんを作ってくれていた。
3センチほどに厚くスライスされたパンと、丸いモッチりした食感の白いパン2種類を1つの皿に盛り、空いた隙間にレタスとトマト、スライスハムのような物が並べられていた。
サイドによそられた深皿にはスープが湯気をたたえる。
グキュルルルルル……
お腹が鳴き出す。
白いパンはサラダと一緒に食べると、食感の違いを楽しめて美味しかった。
スライスパンはすこし固めだったが、スープに浸すとちょうど良かった。
スープはそれを想定してか、少し濃い味付けになっている。
あとで聞いたが、この食べ方が一般的で正解らしい。
満足のいく朝食だった。
開放的な食堂の窓から見える、古き良きヨーロッパの街並みの中、質素だが優雅な気分を味わえた。
「ねぇ、さっき何叫んでたの?」
ユキトは口に食べ物を含みながら、モゴモゴとたずねた。
「ユキちゃん次シェリアさんに掃除教えてもらうんでしょ?ならあとのお楽しみ!」
はぐらかされたが、シェリアさんが何かしてくれるのだろうか。
ユキトはいそいそと食べ物を口にかきいれた。
食べ終わったら、今度は1階広間の掃除だ。
シェリアさんに掃除の仕方を教えてもらった。
「すっげぇえーーーー!!!」
母がなぜ興奮していたのかわかった。
ホウキやモップ、バケツ、雑巾などが1人でにわしゃわしゃと動き回り、掃除を済ませる。
この世界に来て初めて見た魔法だ。
シェリアさんの魔法だった。
物を操っているのかと思ったが、物に指示を出して、あとは物が勝手に動くという魔法らしい。
異世界に来たんだという実感が湧く。
……。
あれ、俺、やることなくね?
そう思っていたが、物には簡単な指示しか出せないみたいだ。
掃除道具達に目がついているわけでもないので、ゴミを識別することはできない。
エリアを決めて、そこを決まった動きをするように指示を出しているようだ。
そのため、取り残しのゴミや細かな隙間はユキトの仕事だ。
ユキトは魔法のかけられていないホウキを持って、狭い場所や道具たちが行けない高い場所の掃除をした。
こなれた2本のホウキ達が勝手にゴミをはいたら、中央に寄せられたゴミをユキトが集めて捨てる。
その後、2枚の雑巾と1本のモップが水拭きをするが、水を絞るのはユキトの仕事だった。
その後ろを水の入ったバケツがバタバタとついてくる。
不思議な気分だ。
生き物のように動く掃除道具に囲まれていると、なんだか楽しくなってくる。
まるで、ヘンテコでコミカルな作品に入り込んだ気分だ。
ディ○ニーアニメのような……。
ハ○ーポ○ターのような……。
昼前になるとほとんどの客がチェックアウトするため、客のいなくなった部屋を片付けに入る。
重ね合わせた布団とシーツで枕をくるみ、部屋の掃除を済ませる。
用意しておいた新しい布団でベッドメイクをしたら、次の部屋へ。
*
とりあえず指示されたことは全て終えた。
まだ昼過ぎだ。
割と暇だ。
それもそうだった。
もともと3人で経営できていたところを、倍の人数でやっていくことになったのだから。
しかしこの暇な時間はありがたい。
この世界のことや、妹達のこと、自分達と同じように異世界に来た人達のことなど、情報収集にあてる時間が増えるのだから。
そして魔法のことも……。
朝日よりも早くに宿のおかみが起こしにきた。
ユキトは寝ぼけ眼を自力で開けながらあたりを見渡す。
薄暗い木造の部屋。
火の消えた蝋燭の煙がほのかに漂う。
あぁ、やっぱり夢じゃなかった。
異世界が、今は現実なんだ。
ユキトは頭のてっぺんに寝癖をピンと立てて、もう既に準備万端の母と1階広間の奥、受付の裏側にある水場に案内された。
受付広間とは違い、木ではなく石畳の部屋の真ん中に、1本の石柱がどっしりとかまえている。
その奥に1台の手押し式ポンプがポツンと立っていた。
木桶に水を汲み、白いタオルで顔を洗う。
午前中は、おかみが仕事場と仕事内容を紹介してくれた。
まずは1階。
表入口は客がくつろぐ広間と受付がある。
受付の裏に水場があり、物置用の部屋があったり、貸し出し用のタオルなどが壁にかかっていたりする。
続いて、受付の両端の階段を上がって2階。
ちょうど受け付けが佇む待合広間の真上には食堂があった。
宿の主人がここで料理を担当している。
今は鍋で何かを煮込んでいるようだが、今日の朝食だろうか。
香ばしい匂いに、早朝からユキトと母の腹がキュルルと音を鳴らした。
最後に3階。
ここは全て客室となっており、2階と3階合わせて、16部屋あった。
ユキト達は皆2階の客室を使っている。
*
宿の従業員は、全部で3人いる。
筋肉質でガタイのいい宿の主人の名前はグイドといい、短く刈り揃えた黒髪が良く似合う男性だった。
白いエプロンに、色褪せたクリーム色のよれよれシャツを愛用している。
基本無口で、喋る時といえば仕事の指示を出す時だけ。
先にも紹介したが、厨房を担当しており、他に事務仕事もこなす。
そして、茶髪の髪を後ろで結わえた主人の奥様、シェリアさん。
母性溢れるふくよかな体を、抹茶色のふっくらしたチュニック丈のロングシャツとカフェラテ色のAラインのロングスカートがゆったりと包む。
主人とは反対に溌剌とした彼女は、客に対しての気配りも上手で、宿の顔とも言えるべき存在であった。
主に宿全体の掃除や、主人と一緒に在庫管理などを行っている。
ジェームズやユキト達を快く迎え入れたのも彼女だ。
最後に受け付けのうら若い女性。
リンゼルと名乗る彼女は長い赤髪を降ろしていて、少しつり上がった目尻はパッと見、睨むような表情を見せるが、笑うとクシャッとした笑顔にドキッとする、世話焼きで優しい女性だった。
主に接客がメインということなので、襟に赤いバッジをつけた純白のフリルのシャツと、腰に小さく花柄の刺繍が入った緑のロングスカートで、他の2人と比べたら少し派手な服装をしている。
ひと通り宿を案内されると、ユキト達にも仕事が振り分けられた。
ユキトは主に調理の補助と、1階と2階食堂の掃除を、ユキトの母は2階と3階の客室掃除と、シーツやタオルなどの洗い物を担当することになった。
ジェームズは、食堂で客の注文を聞いてまわったり、受け付けの手伝いをしたりしている。
よくリンゼルさんに走らされているようだ。
時々買い出しにも行っている。
*
午前中は客がほとんど外出しているため、広間と食堂の掃除をするのに最適な時間だった。
まず、客がいなくなった食堂の掃除を済ませる。
零れた酒の跡、人が踏んだのだろうこびり付いた肉片や野菜片、それらを綺麗にタワシやボロ布で削ぎ落とし、箒で床を掃いて、最後に濡れ布で拭く。
テーブルや椅子、棚も綺麗に水拭きをする。
厨房の掃除は主人のグイドさんが朝早くにやってくれたらしい。
「すっごーーーーーい!!!!!!」
突然、3階にいる母の声が食堂にまで響いてきた。
何があったんだ?
甲高い声を上げながら、なにやら興奮が収まらないらしい。
なかなか叫びが止まない。
ユキトは声のする方を見上げながら、掃除を進めていった。
すごく気になるが今は掃除が先だ。
それが済んだら母と合流して遅めの朝食だ。
グイドさんが朝ごはんを作ってくれていた。
3センチほどに厚くスライスされたパンと、丸いモッチりした食感の白いパン2種類を1つの皿に盛り、空いた隙間にレタスとトマト、スライスハムのような物が並べられていた。
サイドによそられた深皿にはスープが湯気をたたえる。
グキュルルルルル……
お腹が鳴き出す。
白いパンはサラダと一緒に食べると、食感の違いを楽しめて美味しかった。
スライスパンはすこし固めだったが、スープに浸すとちょうど良かった。
スープはそれを想定してか、少し濃い味付けになっている。
あとで聞いたが、この食べ方が一般的で正解らしい。
満足のいく朝食だった。
開放的な食堂の窓から見える、古き良きヨーロッパの街並みの中、質素だが優雅な気分を味わえた。
「ねぇ、さっき何叫んでたの?」
ユキトは口に食べ物を含みながら、モゴモゴとたずねた。
「ユキちゃん次シェリアさんに掃除教えてもらうんでしょ?ならあとのお楽しみ!」
はぐらかされたが、シェリアさんが何かしてくれるのだろうか。
ユキトはいそいそと食べ物を口にかきいれた。
食べ終わったら、今度は1階広間の掃除だ。
シェリアさんに掃除の仕方を教えてもらった。
「すっげぇえーーーー!!!」
母がなぜ興奮していたのかわかった。
ホウキやモップ、バケツ、雑巾などが1人でにわしゃわしゃと動き回り、掃除を済ませる。
この世界に来て初めて見た魔法だ。
シェリアさんの魔法だった。
物を操っているのかと思ったが、物に指示を出して、あとは物が勝手に動くという魔法らしい。
異世界に来たんだという実感が湧く。
……。
あれ、俺、やることなくね?
そう思っていたが、物には簡単な指示しか出せないみたいだ。
掃除道具達に目がついているわけでもないので、ゴミを識別することはできない。
エリアを決めて、そこを決まった動きをするように指示を出しているようだ。
そのため、取り残しのゴミや細かな隙間はユキトの仕事だ。
ユキトは魔法のかけられていないホウキを持って、狭い場所や道具たちが行けない高い場所の掃除をした。
こなれた2本のホウキ達が勝手にゴミをはいたら、中央に寄せられたゴミをユキトが集めて捨てる。
その後、2枚の雑巾と1本のモップが水拭きをするが、水を絞るのはユキトの仕事だった。
その後ろを水の入ったバケツがバタバタとついてくる。
不思議な気分だ。
生き物のように動く掃除道具に囲まれていると、なんだか楽しくなってくる。
まるで、ヘンテコでコミカルな作品に入り込んだ気分だ。
ディ○ニーアニメのような……。
ハ○ーポ○ターのような……。
昼前になるとほとんどの客がチェックアウトするため、客のいなくなった部屋を片付けに入る。
重ね合わせた布団とシーツで枕をくるみ、部屋の掃除を済ませる。
用意しておいた新しい布団でベッドメイクをしたら、次の部屋へ。
*
とりあえず指示されたことは全て終えた。
まだ昼過ぎだ。
割と暇だ。
それもそうだった。
もともと3人で経営できていたところを、倍の人数でやっていくことになったのだから。
しかしこの暇な時間はありがたい。
この世界のことや、妹達のこと、自分達と同じように異世界に来た人達のことなど、情報収集にあてる時間が増えるのだから。
そして魔法のことも……。
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