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騎士団十傑編

そんなことないか

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「それそれ幹部を1人ずつ相手しろ!真紘マヒロ、2人お願いできるか?」
「いいよ。どうせし。」
淳二ジュンジさんが指示を出す。
それに真紘さんが答える。
この2人は特に仲がいい。
「おーい!俺も2人とやりたいでーす!」
奇天烈キテレツさんが言う。
当然返事は…
「ダメだ!十傑が1人余るだろ!」
「えーそこの竜が余ればいいじゃんかー。」
イラッ
我慢我慢…
いくら新入りとはいえ竜って…せめて呼びきりでもいいから名前で呼んでくれよ…
「ダメだ!俺たちには舞の実力を図る役目もあるだろ!そもそもこいつがどのくらい強いのかも分からないのに何強がってんだ!」
内心少し笑ってしまった。
この二人の会話がいつもこんな感じであることが容易に想像できる。
というか…2人相手すること自体は止めない時点で奇天烈さんの強さが把握できるな…
「すまないな…舞…許してやってくれ…悪気はないんだ。」
そう言ってベルザードさんがお茶を持ってきてくれた。
余裕か!
一応でもここ戦場だぞ!
まあそんなことをいいつつついつい飲んでしまう…この人の作る食べ物や飲み物は大抵うまいからな…
マリンさん魔王が怒る理由もなんとなくわかる。
「打てー!」
のんびりしていると当然ながら魔法攻撃が飛んできた。
「うわっ!?俺耐性ないから勘弁してくれー!」
明宏アキヒロさんが避ける。
「バリア。」
クラスさんが明宏さんを守る。
「助かった~ありがと」
「そろそろ幹部の元へ向かいませぬか?ここにいては幹部が集まってきてしまって単体討伐ができなくなってしまう。」
「そうだな…それではいけ!」
みんな幹部の元へ飛び立つ。
幹部は全部で11人。
王城を囲むようにして配置してある。
私の担当は第6幹部。
みんなの足を引っ張らないようにするためになんとしても勝たないと!
そう思い、中に入る。
「きたか…」
低い声が塔の中に響く。
立ち上がったのは、3対の超上位精霊ライトゴーストレジェンドを連れた1人の男…
いや…青石人形ブルーゴーレム
黒いマントを羽織っている。
「お前は隣国の十傑だな?」
そういいながら地面に落ちている無数の武器を拾い上げる。
腕が6本近くある風に見えるが、暗くて正確な本数はわからない。
「我に挑むとはいい度胸だ…すぐに死ぬなよ…つまらないからな。」
圧倒的に格下に見ているようだ。
ズゥゥゥゥン
急速に接近し、槍を突き出す。
余裕で回避できる部類だが、受け流せそうな攻撃ではない。
剣で受けた瞬間、剣が壊れてしまいほどの威力だと、風圧だけでわかる。
強い。
反撃する。
ゴーレムはぶっ飛んで、壁に打ち付けられる。
きれない。
「いい一撃であったぞ…竜族の娘よ…だが私にそれは効かない。最高級の魔鋼でできたこの肉体ボディにはその程度の攻撃、通用しないのだ。」
そう言って、また接近してくる。
より早くなり、鋭くなった攻撃。
それはまるで、私の動きに合わせて学習しているかのように、強くなっている。
「ファウスト!」
捕縛特化の炎熱魔法…と言ったところだろうか。
ダメージは通らない…だけど私は確実に動くを封じられていた。
「終わりだ…短い時間であったが楽しかったぞ…お前は実にいい食料になりそうだ。ありがたく食わしてもらうこととする。」
口が開く。
「終わり?食う?それはこっちのセリフだね。」
詠唱完了。ニトロインパクト。
ようやく本来の使い方ができる。
「何!?いつの間に詠唱をッ!?」
並行演算的な感じで詠唱した。その分時間がかかってしまったけどね。
まさか十二秒も伸びるとは…
「逃げ…」
「捕縛しろ!捕食者-竜族プレデタードラゴン!」
「ぐわぁぁぁ!やめろぉぉぉぉ!」
「ニトロインパクト!」
ドゴォォォォォォォン
塔は粉々になり、精霊も消えかけている。
こいつは…なんと耐えた。
さすが幹部と言ったところか…だが、防御に精一杯で魔力を使い果たしたようだ。
「おま…え…は…」
そう言って、動かなくなった。
このゴーレムと精霊たちを捕食する。
〈スキル:パーフェクトを会得、同時にスキル:エンペラーを、会得しました。〉
こいつらが持っていたであろうスキルを会得した。
能力はかなり多彩で、使い道が沢山ありそうなスキル達である。
ドゴォォォォォォォン
隣の塔の壁が大きく崩れ、中から男が飛び出してくる。
「グハッ…」
レンさんだ。
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