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7月と鳥の心臓
7月と鳥の心臓 2
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お屋敷に着いて、またお風呂に入らされた。
もしかして、ここに来るたびお風呂に入れられるんだろうか。と、バスタブに身を沈めながら考える。お湯には今日もバラの花びらがたくさん浮かんでいて、綺麗でいい香りがする。
これまで入浴なんて憂鬱なだけだった。わたしは自身の左膝のあたりを撫でる。そこには少し目立つ痣のようなものがある。わたしはこの痣が好きではない。みんなで入浴するたびに、きょうだい達からその痣の事を「魔女のしるしだ」なんてからかわれ続けた結果、すっかりお風呂嫌いになってしまったのだ。着替えを見られた時、クルトにした言い訳も事もあながち間違いではなかった。でも、ここでは痣の事を誰にもからかわれる事なくひとりでゆっくり入浴できる。その事実が素晴らしい事にようやく気づきつつあった。いい匂いもするし、今まで入っていたお風呂とは全然違う。正直、嫌悪感は以前に比べて格段に縮小している。ロザリンデさんとも逢う事だし、念を入れて綺麗にしよう……。
入浴を済ませると、この間と同じ部屋に案内される。テーブルではクルトがお茶を飲んでいた。その隣にはわたしの朝食が用意されていたので、遠慮なく頂く事にする。
「ああ、やっぱりおいしい……しあわせです」
マーマレードを塗ったパンを口に運びながら、ついつい頬が緩んでしまう。
もしかして、こんなにおいしい食事や、あんな花びらの浮かんだお風呂が身近にある生活をしているからこそ、パンの耳を捨てても惜しくないと思うんだろうか。もう、贅沢だなあ。
あれ? そういえば、クルトは普段学校のお風呂に入っているみたいだけれど、クラウス学園に入学する前にはあんなバラのお風呂に入っていたのかな?
一瞬、わたしの脳裏に、花びら風呂に浸かるクルトの姿が浮かぶ。
うーん……壊滅的に似合わない。それともあの花びらはロザリンデさんの趣味とか……? それなら納得できる。お花とか、宝石だとかは、やっぱり可憐な乙女にこそ相応しいものなのだ。そう、ロザリンデさんやわたしのような。
そんな妄想の種にされたとも知らずに、クルトは食事をするわたしの姿を見ながら「やっぱり服が……」だとか呟いていた。
わたしは前回ここを訪れた際にクルトが用意してくれた服を着ているのだが、それが彼にとっては
「ねえさまに逢うのに、この間と同じ服を着るなんて失礼だ」
という事らしい。でも、こちらにだって言い分はある。この間と違う服を着れば、ヴェルナーさんがわたしを判別できないかもしれない。そう考えた結果のこの格好なのだ。
クルトにもそう説明して、彼も納得したはずなのだが、それでも気になるようだ。
食事が済むと、クルトがお茶を淹れてくれた。花のようないい香りがする。初めて見るお茶だ。どんな味がするんだろう。と、少し口に含んだ瞬間、広がる香りにむせてしまう。思わず吐き出しそうになるのを堪えて無理やり飲み込む。
「おい、どうしたんだ。大丈夫か?」
咳き込んでいると、クルトの不審そうな声が聞こえた。
「クルト、このお茶、シロツメクサの味がします……!」
「は?」
わたしの訴えを聞いて、クルトは眉を顰めて自分のカップに口を付ける。
「……普通のジャスミンティーじゃないか」
「え……それじゃあジャスミンとシロツメクサって同じなのかな……?」
「そんなわけあるか。お前の舌はどうなってるんだ。大体、シロツメクサなんて口にした事があるって言うのか?」
呆れたように言った後で、クルトはっとしたように声をひそめる。
「お前、今の話、ねえさまには絶対に言うなよ。この屋敷にあるお茶は、ねえさまが自分自身で選んで気に入っているものばかりなんだ。それをシロツメクサみたいな雑草の味だとか言われてみろ。どんなに衝撃を受けるか。あの繊細なねえさまの事だ。無粋な言葉を聞いて卒倒してしまうかもしれない……いいな。言うなよ! 絶対だぞ!」
そんな大袈裟なと思いつつ返事をしようと口を開いたその時、ドアの開く音がして、当のロザリンデさんが部屋に入ってきた。この間と同様、彼女の腰掛ける車椅子をフレデリーケさんが押している。
「おはようクルト。それにユーリくん、また来てくれて嬉しいわ」
ロザリンデさんはふわりと微笑む。
この間も思ったけれど、改めて見るととても綺麗な人だ。形のいい眉に薄桃色の唇。透き通るような白い肌は黒髪のせいか一層際立っている。それに加えてほっそりとした体躯のためか儚い感じもする。思わず守ってあげたくなるような、そんな人だった。
クルトが彼女の為に一生懸命になるのもわかる気がする。
ロザリンデさんが近況を尋ねると、クルトは学校での出来事や授業の内容などを喋る。その様子はわたしの知っているいつもの彼とは違い、なんだか少し嬉しそうだ。対するロザリンデさんも、興味深そうに相槌を打ってはにこにことクルトの話に頷いている。
それを見ていると、二人は本当に仲の良いきょうだいなのだと感じられた。
いいなあ。わたしもロザリンデさんみたいなお姉ちゃんが欲しい。
そのうち、ロザリンデさんがジャスミンティーを飲み干すとクルトに顔を向ける。
「なんだか急にハーブティーが飲みたくなっちゃった。ねえクルト、お庭から採ってきてもらえないかしら?」
「それならメイドに言ってすぐにでも……」
するとロザリンデさんは両手を胸の前で組み合わせて首を少し傾げる。
「違うの。私はクルトが採ってきてくれたハーブがいいの。種類は任せるわ。生えている場所はフレデリーケが知っているから。ね、お願い」
「わかった。今すぐ採ってこよう」
そうしてクルトとフレデリーケさんの二人は部屋を出ていった。
もしかして、さっきのシロツメクサみたいだって会話を聞かれていた? だから違うものを用意してくれようとして、わざわざクルトに頼んだとか……? だったらどうしよう。すごく気まずい……。
落ち着かない気持ちで視線を彷徨わせていると、ロザリンデさんがテーブルの下から一冊の本を取り出す。今まで膝の上に置いていたようだ。
「ねえ、ユーリくん、この本知ってる? 私ね、最近読み始めたんだけれど、とっても面白いのよ」
言いながら表紙を捲ろうとしたところで、指が引っかかったのか、床に取り落としてしまう。
青い布張りの本が、ばさりと音を立てた。
「あら、いけない」
「あ、大丈夫です。わたしが」
急いで立ち上がり本を拾い上げ、ロザリンデさんに差し出す。
と、手首をさっと掴まれる。白くて華奢な指に。
「あ、あの……?」
戸惑うわたしに、ロザリンデさんはその紫色の瞳をじっと向けて囁く。
「ユーリくん、あなた達、私に嘘をついたわね? あの肖像画の件……」
「え?」
なんで? なんで知ってるんだろう。
思わず答えに詰まるが、彼女は構わず続ける。
「あの日ね、あなた達より早く戻ってきたフレデリーケに話を聞いたの。彼女は言ってたわ。ヴェルナーさんが自分とユーリくんの区別が付いていないようだったって。でも、その後帰ってきたあなた達はそんな話まったくしないし……それに、クルトの様子も明らかに変だった。それくらいわかるわ。私はあの子の姉だもの」
どうしよう……本当の事を話したほうがいいのだろうか? でも、ヴェルナーさんの事を考えると、とても言えない。
答えられずに黙り込むわたしに対し、ロザリンデさんは慌てたように首を振る。
「ああ、別に怒っているわけじゃないのよ。あなた達がそこまでして隠そうとしているなら、無理に聞き出そうとは思わないわ。それならどうして? って顔してるわね。実はね――私、ユーリくんに謝りたかったの。今日来て貰ったのもそのため」
「謝る……?」
意味がよく飲み込めず、首を傾げるとロザリンデさんは頷く。
「本当はね、クルトがすぐに音を上げると思っていたの。そのために私はわざとあんな【お願い】をしたのよ。それなのに、あの子は諦めるどころか、あなたまで巻き込んで……ヴェルナーさんにもご迷惑を掛けてしまったみたいだし、私の考えが足りなかったわ。ごめんなさいね」
「わざと? どうしてそんな事……」
その問いにロザリンデさんは小さく首を振るだけだった。どうやら答えるつもりは無いらしい。
「でもね、その反面嬉しくもあるのよ。クルトはね、ここ何年も家にお友達を連れて来た事なんてなかったし、お休みの日だって、ほとんど私の傍にいたわ。それに、もうずっとあの子は私に嘘を付く事だってしなかったのよ。信じられないでしょ? でも、この間はそれを全部ひっくり返してしまった。それってすごい事だと思わない? 少なくとも私にとってはすごい事なのよ」
ロザリンデさんは小鳥が囀るように楽しげに言葉を紡ぐ。その瞳はきらきらと輝いている。
「ユーリくん、あなたがいなかったら、こんな事起こっていなかったかもしれないわ。あなたのおかげなのかもね。ありがとう。お礼を言わせてちょうだい。できれば、これからもクルトと仲良くしてあげて欲しいの。あの子、傍目からはちょっと冷たく見えるかもしれないけれど、本当はそんな事ないのよ。ああ、それと、この事はあの子に黙っていてもらえないかしら。嘘をついてる事に私が気付いたって知ったら、あの子はきっと、すごーく落ち込んでしまうだろうから。ね、お願い」
そう言って少し困ったように微笑むと、そっとわたしの手を離した。
もしかして、ここに来るたびお風呂に入れられるんだろうか。と、バスタブに身を沈めながら考える。お湯には今日もバラの花びらがたくさん浮かんでいて、綺麗でいい香りがする。
これまで入浴なんて憂鬱なだけだった。わたしは自身の左膝のあたりを撫でる。そこには少し目立つ痣のようなものがある。わたしはこの痣が好きではない。みんなで入浴するたびに、きょうだい達からその痣の事を「魔女のしるしだ」なんてからかわれ続けた結果、すっかりお風呂嫌いになってしまったのだ。着替えを見られた時、クルトにした言い訳も事もあながち間違いではなかった。でも、ここでは痣の事を誰にもからかわれる事なくひとりでゆっくり入浴できる。その事実が素晴らしい事にようやく気づきつつあった。いい匂いもするし、今まで入っていたお風呂とは全然違う。正直、嫌悪感は以前に比べて格段に縮小している。ロザリンデさんとも逢う事だし、念を入れて綺麗にしよう……。
入浴を済ませると、この間と同じ部屋に案内される。テーブルではクルトがお茶を飲んでいた。その隣にはわたしの朝食が用意されていたので、遠慮なく頂く事にする。
「ああ、やっぱりおいしい……しあわせです」
マーマレードを塗ったパンを口に運びながら、ついつい頬が緩んでしまう。
もしかして、こんなにおいしい食事や、あんな花びらの浮かんだお風呂が身近にある生活をしているからこそ、パンの耳を捨てても惜しくないと思うんだろうか。もう、贅沢だなあ。
あれ? そういえば、クルトは普段学校のお風呂に入っているみたいだけれど、クラウス学園に入学する前にはあんなバラのお風呂に入っていたのかな?
一瞬、わたしの脳裏に、花びら風呂に浸かるクルトの姿が浮かぶ。
うーん……壊滅的に似合わない。それともあの花びらはロザリンデさんの趣味とか……? それなら納得できる。お花とか、宝石だとかは、やっぱり可憐な乙女にこそ相応しいものなのだ。そう、ロザリンデさんやわたしのような。
そんな妄想の種にされたとも知らずに、クルトは食事をするわたしの姿を見ながら「やっぱり服が……」だとか呟いていた。
わたしは前回ここを訪れた際にクルトが用意してくれた服を着ているのだが、それが彼にとっては
「ねえさまに逢うのに、この間と同じ服を着るなんて失礼だ」
という事らしい。でも、こちらにだって言い分はある。この間と違う服を着れば、ヴェルナーさんがわたしを判別できないかもしれない。そう考えた結果のこの格好なのだ。
クルトにもそう説明して、彼も納得したはずなのだが、それでも気になるようだ。
食事が済むと、クルトがお茶を淹れてくれた。花のようないい香りがする。初めて見るお茶だ。どんな味がするんだろう。と、少し口に含んだ瞬間、広がる香りにむせてしまう。思わず吐き出しそうになるのを堪えて無理やり飲み込む。
「おい、どうしたんだ。大丈夫か?」
咳き込んでいると、クルトの不審そうな声が聞こえた。
「クルト、このお茶、シロツメクサの味がします……!」
「は?」
わたしの訴えを聞いて、クルトは眉を顰めて自分のカップに口を付ける。
「……普通のジャスミンティーじゃないか」
「え……それじゃあジャスミンとシロツメクサって同じなのかな……?」
「そんなわけあるか。お前の舌はどうなってるんだ。大体、シロツメクサなんて口にした事があるって言うのか?」
呆れたように言った後で、クルトはっとしたように声をひそめる。
「お前、今の話、ねえさまには絶対に言うなよ。この屋敷にあるお茶は、ねえさまが自分自身で選んで気に入っているものばかりなんだ。それをシロツメクサみたいな雑草の味だとか言われてみろ。どんなに衝撃を受けるか。あの繊細なねえさまの事だ。無粋な言葉を聞いて卒倒してしまうかもしれない……いいな。言うなよ! 絶対だぞ!」
そんな大袈裟なと思いつつ返事をしようと口を開いたその時、ドアの開く音がして、当のロザリンデさんが部屋に入ってきた。この間と同様、彼女の腰掛ける車椅子をフレデリーケさんが押している。
「おはようクルト。それにユーリくん、また来てくれて嬉しいわ」
ロザリンデさんはふわりと微笑む。
この間も思ったけれど、改めて見るととても綺麗な人だ。形のいい眉に薄桃色の唇。透き通るような白い肌は黒髪のせいか一層際立っている。それに加えてほっそりとした体躯のためか儚い感じもする。思わず守ってあげたくなるような、そんな人だった。
クルトが彼女の為に一生懸命になるのもわかる気がする。
ロザリンデさんが近況を尋ねると、クルトは学校での出来事や授業の内容などを喋る。その様子はわたしの知っているいつもの彼とは違い、なんだか少し嬉しそうだ。対するロザリンデさんも、興味深そうに相槌を打ってはにこにことクルトの話に頷いている。
それを見ていると、二人は本当に仲の良いきょうだいなのだと感じられた。
いいなあ。わたしもロザリンデさんみたいなお姉ちゃんが欲しい。
そのうち、ロザリンデさんがジャスミンティーを飲み干すとクルトに顔を向ける。
「なんだか急にハーブティーが飲みたくなっちゃった。ねえクルト、お庭から採ってきてもらえないかしら?」
「それならメイドに言ってすぐにでも……」
するとロザリンデさんは両手を胸の前で組み合わせて首を少し傾げる。
「違うの。私はクルトが採ってきてくれたハーブがいいの。種類は任せるわ。生えている場所はフレデリーケが知っているから。ね、お願い」
「わかった。今すぐ採ってこよう」
そうしてクルトとフレデリーケさんの二人は部屋を出ていった。
もしかして、さっきのシロツメクサみたいだって会話を聞かれていた? だから違うものを用意してくれようとして、わざわざクルトに頼んだとか……? だったらどうしよう。すごく気まずい……。
落ち着かない気持ちで視線を彷徨わせていると、ロザリンデさんがテーブルの下から一冊の本を取り出す。今まで膝の上に置いていたようだ。
「ねえ、ユーリくん、この本知ってる? 私ね、最近読み始めたんだけれど、とっても面白いのよ」
言いながら表紙を捲ろうとしたところで、指が引っかかったのか、床に取り落としてしまう。
青い布張りの本が、ばさりと音を立てた。
「あら、いけない」
「あ、大丈夫です。わたしが」
急いで立ち上がり本を拾い上げ、ロザリンデさんに差し出す。
と、手首をさっと掴まれる。白くて華奢な指に。
「あ、あの……?」
戸惑うわたしに、ロザリンデさんはその紫色の瞳をじっと向けて囁く。
「ユーリくん、あなた達、私に嘘をついたわね? あの肖像画の件……」
「え?」
なんで? なんで知ってるんだろう。
思わず答えに詰まるが、彼女は構わず続ける。
「あの日ね、あなた達より早く戻ってきたフレデリーケに話を聞いたの。彼女は言ってたわ。ヴェルナーさんが自分とユーリくんの区別が付いていないようだったって。でも、その後帰ってきたあなた達はそんな話まったくしないし……それに、クルトの様子も明らかに変だった。それくらいわかるわ。私はあの子の姉だもの」
どうしよう……本当の事を話したほうがいいのだろうか? でも、ヴェルナーさんの事を考えると、とても言えない。
答えられずに黙り込むわたしに対し、ロザリンデさんは慌てたように首を振る。
「ああ、別に怒っているわけじゃないのよ。あなた達がそこまでして隠そうとしているなら、無理に聞き出そうとは思わないわ。それならどうして? って顔してるわね。実はね――私、ユーリくんに謝りたかったの。今日来て貰ったのもそのため」
「謝る……?」
意味がよく飲み込めず、首を傾げるとロザリンデさんは頷く。
「本当はね、クルトがすぐに音を上げると思っていたの。そのために私はわざとあんな【お願い】をしたのよ。それなのに、あの子は諦めるどころか、あなたまで巻き込んで……ヴェルナーさんにもご迷惑を掛けてしまったみたいだし、私の考えが足りなかったわ。ごめんなさいね」
「わざと? どうしてそんな事……」
その問いにロザリンデさんは小さく首を振るだけだった。どうやら答えるつもりは無いらしい。
「でもね、その反面嬉しくもあるのよ。クルトはね、ここ何年も家にお友達を連れて来た事なんてなかったし、お休みの日だって、ほとんど私の傍にいたわ。それに、もうずっとあの子は私に嘘を付く事だってしなかったのよ。信じられないでしょ? でも、この間はそれを全部ひっくり返してしまった。それってすごい事だと思わない? 少なくとも私にとってはすごい事なのよ」
ロザリンデさんは小鳥が囀るように楽しげに言葉を紡ぐ。その瞳はきらきらと輝いている。
「ユーリくん、あなたがいなかったら、こんな事起こっていなかったかもしれないわ。あなたのおかげなのかもね。ありがとう。お礼を言わせてちょうだい。できれば、これからもクルトと仲良くしてあげて欲しいの。あの子、傍目からはちょっと冷たく見えるかもしれないけれど、本当はそんな事ないのよ。ああ、それと、この事はあの子に黙っていてもらえないかしら。嘘をついてる事に私が気付いたって知ったら、あの子はきっと、すごーく落ち込んでしまうだろうから。ね、お願い」
そう言って少し困ったように微笑むと、そっとわたしの手を離した。
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