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7月と兄弟
7月と兄弟 10
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洗面所でマフラーを洗おうと蛇口を捻る。その時ちりんという涼しげな音がしたので、慌てて端っこに付けていた鈴を外し、ポケットに入れる。
蛇口から流れ出る水は刺すように冷たいが、そんな事は気にならなかった。ただ、マフラーにかけられたコーヒーの汚れが落ちるかどうか。それだけが心配だった。
どうしよう。せっかくクルトに貰ったマフラーなのに。大切に使うって誓ったのに。
不安と焦燥がわたしの心を支配し、ひたすらごしごしと擦り続ける。
すぐに洗ったのが良かったのか、暫くするとなんとかコーヒーの汚れは落ちたが、マフラーはびしゃびしゃになってしまった。
でも、乾かせばきっと元に戻るはずだ。とりあえず安堵の溜息を漏らす。
上着も脱いで同じように洗う。こっちは軽く洗う程度でいい。後で洗濯に出そう。
顔をざぶざぶと洗い、髪を束ねているリボンを解くと、蛇口の下に頭を突っ込む。冷たい水が髪から染みこんで、顔や首筋を流れ落ちるが、コーヒー塗れでいるよりはずっといい。
髪のべたつきが取れると、他の生徒達に好奇な目を向けられるのが嫌で、水が滴るのもそのままに濡れた衣服を抱えて自分の部屋に駆け込む。
勢い良く開いたドアと水浸しのわたしを見て、クルトが驚いたようにソファから立ち上がる。
「どうしたんだ? その格好……」
「わたし……【家族】に弄ばれました……」
濡れた服を着替えている間にクルトがお茶を淹れてくれた。冷えた身体にゆっくりと温かい紅茶を流し込んでいくと、ようやく人心地ついた気分だ。
タオルで髪を拭きながら、クルトに先程の出来事を説明する。
「……それはまた、随分悪趣味な事をする上級生がいるんだな」
「やっぱりそう思いますよね!? 特にあの二年生、絶対性格悪いです。三年生も邪魔するし……いつかあの人の眼鏡ケースにカブトムシの幼虫を入れてやります」
そんなわたしの悪態を気に留めることなくクルトは呟く。
「……正直おかしいと思っていた」
わたしは髪を拭く手を止めてクルトの顔をみつめる。彼は腕組みして難しい顔をしている。
おかしいって、何が……?
「弟みたいだとか、お兄ちゃんと呼んでくれだとか、初対面の人間に対してそんな事言わないだろう?」
「え? そ、そうですか……?」
「やっぱりお前、気付いてなかったんだな。お前の置かれてた環境では普通の事だったのかもしれないが、大抵の人間は言わないし、もしそんな事を言われてもまずは不審に思うはずだ。それをしなかったのは、未だにお前に『一緒に住めば家族も同然』なんて考えが染み付いてるからだろう。だから明らかに不自然な事でも簡単に受け入れてしまったんだ」
「そんな……」
でも、クルトの言うとおりなのかもしれない。確かに彼は以前にもわたしのそんな考え方をおかしいと言っていた。
「……それじゃあ、クルトは気付いてたんですか? わたしの【家族】が変だったって事。それなら、今まで黙っていたのはどうして……」
「それは……あの時のお前は、なんていうか、その……機嫌が良さそうだったし、俺の思い過ごしなら、わざわざ水を差す必要も無いかと思って……」
そうだったのか……
違和感を見過ごしていたのは自分だけだったのだ。いや、もしかすると敢えて気付かないふりをしていたのかもしれない。
気付いたら【家族】の存在を疑ってしまうことになるから。
「……わたし、弟みたいだなんて言われて浮かれてました。もしかしたら、孤児院にいた頃と同じように、ここでも他人ときょうだいのような関係が築けるんじゃないか、なんて期待して……でも、そんな事ありえなかったのかな……あの上級生たちは、冗談を真に受けるわたしを見て心の中で笑っていたのかも……わたし、なんて馬鹿なんだろう」
わたしはシャツの胸のあたりをぎゅっと掴む。なんだかそこが痛いような気がする。
心のどこかで埋まりかけた穴が、また空いてしまったみたいな喪失感だ。
がっくりと肩を落としてうなだれていると、視界の端に入るクルトの様子がなんだかおかしい事に気付いた。
やたら腕を組み替えたり、何度もソファに座り直したり、落ち着きが無い。
「……どうかしました?」
不思議に思って声を掛けるが、クルトはびくっとしてわたしの顔を見たかと思うと、すぐに視線を逸らす。
「いや、なんでもない……」
「ほんとに? クルト、さっきから変ですよ。なんだかそわそわしてるみたいだし……まだわたしの顔にコーヒー付いてますか?」
念のためタオルで顔を擦るが、クルトは首を横に振り、言いづらそうに口を開く。
「そうじゃなくて、その……また、お前が泣くんじゃないかと思って……」
「な、泣きませんよ! どうしてわざわざそういう事言うんですか!?」
「だって、そういう顔してた……それに、言わなかったらやっぱり泣くかもしれないし……」
「だから泣きませんってば!」
そうは言ったが、正直、少し泣きそうだった。
でも、わたしが泣いたら、クルトはまた、いつもの困ったような声で「泣くな」って言ってうろたえるんだろう。今だってこんなに気にしている。
そう思うと泣きたくなかった。
でも、今まで涙を流すことによって昂ぶった気持ちを沈静化させていた部分もある。だから泣けないとなるとそれはそれで治まらない。
わたしはソファから立ち上がると、テーブルを回り込んでクルトの隣に腰掛ける。
右手を差し出すと、クルトが怪訝そうな顔をした。
「なんだ?」
「指相撲です」
「うん?」
「わたし、今、無性に指相撲がしたい気分なんです。だから相手してください」
クルトはわたしの顔と手とを交互に見ていたが、やがておずおずと右手をこちらに差し出してくる。
それが引っ込められないうちに素早く掴むと、強引に指相撲の形に持ち込む。
だが、あっという間にクルトに10カウント取られてしまった。
「クルト、強い……」
「当たり前だろう。指の長さが全然違う」
「うう……もう一回! もう一回お願いします!」
頼み込んだものの、わたしはまたあっさりと負けてしまった。
「く、くやしい……もう一回!」
「何度やっても同じだと思うけどな」
言ってるうちに親指を押さえ込まれそうになり、わたしの親指は必死に逃げまわる。
「クルトって、結構負けず嫌いですよね」
「お前だって人の事言えないだろ」
「でも、前に『勝負を受けなければ負ける事は無い』なんて言ってたのに……こうして勝負を受けるって事は、もしかして、わたしには負けないと思ってるんですか?」
「お前こそ俺に勝てると思ってるのか? それこそありえない。言っておくが、俺は手加減するつもりはないぞ。ただ勝つのもつまらないし、お前が『参りました』と言うまでやめないからな」
「わたしだって、クルトを負かすまでやめませんから!」
そう言い合っていると、いつの間にか笑みが零れた。クルトも釣られたように少し笑っている。わたしが泣き出さなかったので安心したのかもしれない。
そうしてわたし達の勝負は、夕食を知らせる鐘の音に中断されるまで続いた。
蛇口から流れ出る水は刺すように冷たいが、そんな事は気にならなかった。ただ、マフラーにかけられたコーヒーの汚れが落ちるかどうか。それだけが心配だった。
どうしよう。せっかくクルトに貰ったマフラーなのに。大切に使うって誓ったのに。
不安と焦燥がわたしの心を支配し、ひたすらごしごしと擦り続ける。
すぐに洗ったのが良かったのか、暫くするとなんとかコーヒーの汚れは落ちたが、マフラーはびしゃびしゃになってしまった。
でも、乾かせばきっと元に戻るはずだ。とりあえず安堵の溜息を漏らす。
上着も脱いで同じように洗う。こっちは軽く洗う程度でいい。後で洗濯に出そう。
顔をざぶざぶと洗い、髪を束ねているリボンを解くと、蛇口の下に頭を突っ込む。冷たい水が髪から染みこんで、顔や首筋を流れ落ちるが、コーヒー塗れでいるよりはずっといい。
髪のべたつきが取れると、他の生徒達に好奇な目を向けられるのが嫌で、水が滴るのもそのままに濡れた衣服を抱えて自分の部屋に駆け込む。
勢い良く開いたドアと水浸しのわたしを見て、クルトが驚いたようにソファから立ち上がる。
「どうしたんだ? その格好……」
「わたし……【家族】に弄ばれました……」
濡れた服を着替えている間にクルトがお茶を淹れてくれた。冷えた身体にゆっくりと温かい紅茶を流し込んでいくと、ようやく人心地ついた気分だ。
タオルで髪を拭きながら、クルトに先程の出来事を説明する。
「……それはまた、随分悪趣味な事をする上級生がいるんだな」
「やっぱりそう思いますよね!? 特にあの二年生、絶対性格悪いです。三年生も邪魔するし……いつかあの人の眼鏡ケースにカブトムシの幼虫を入れてやります」
そんなわたしの悪態を気に留めることなくクルトは呟く。
「……正直おかしいと思っていた」
わたしは髪を拭く手を止めてクルトの顔をみつめる。彼は腕組みして難しい顔をしている。
おかしいって、何が……?
「弟みたいだとか、お兄ちゃんと呼んでくれだとか、初対面の人間に対してそんな事言わないだろう?」
「え? そ、そうですか……?」
「やっぱりお前、気付いてなかったんだな。お前の置かれてた環境では普通の事だったのかもしれないが、大抵の人間は言わないし、もしそんな事を言われてもまずは不審に思うはずだ。それをしなかったのは、未だにお前に『一緒に住めば家族も同然』なんて考えが染み付いてるからだろう。だから明らかに不自然な事でも簡単に受け入れてしまったんだ」
「そんな……」
でも、クルトの言うとおりなのかもしれない。確かに彼は以前にもわたしのそんな考え方をおかしいと言っていた。
「……それじゃあ、クルトは気付いてたんですか? わたしの【家族】が変だったって事。それなら、今まで黙っていたのはどうして……」
「それは……あの時のお前は、なんていうか、その……機嫌が良さそうだったし、俺の思い過ごしなら、わざわざ水を差す必要も無いかと思って……」
そうだったのか……
違和感を見過ごしていたのは自分だけだったのだ。いや、もしかすると敢えて気付かないふりをしていたのかもしれない。
気付いたら【家族】の存在を疑ってしまうことになるから。
「……わたし、弟みたいだなんて言われて浮かれてました。もしかしたら、孤児院にいた頃と同じように、ここでも他人ときょうだいのような関係が築けるんじゃないか、なんて期待して……でも、そんな事ありえなかったのかな……あの上級生たちは、冗談を真に受けるわたしを見て心の中で笑っていたのかも……わたし、なんて馬鹿なんだろう」
わたしはシャツの胸のあたりをぎゅっと掴む。なんだかそこが痛いような気がする。
心のどこかで埋まりかけた穴が、また空いてしまったみたいな喪失感だ。
がっくりと肩を落としてうなだれていると、視界の端に入るクルトの様子がなんだかおかしい事に気付いた。
やたら腕を組み替えたり、何度もソファに座り直したり、落ち着きが無い。
「……どうかしました?」
不思議に思って声を掛けるが、クルトはびくっとしてわたしの顔を見たかと思うと、すぐに視線を逸らす。
「いや、なんでもない……」
「ほんとに? クルト、さっきから変ですよ。なんだかそわそわしてるみたいだし……まだわたしの顔にコーヒー付いてますか?」
念のためタオルで顔を擦るが、クルトは首を横に振り、言いづらそうに口を開く。
「そうじゃなくて、その……また、お前が泣くんじゃないかと思って……」
「な、泣きませんよ! どうしてわざわざそういう事言うんですか!?」
「だって、そういう顔してた……それに、言わなかったらやっぱり泣くかもしれないし……」
「だから泣きませんってば!」
そうは言ったが、正直、少し泣きそうだった。
でも、わたしが泣いたら、クルトはまた、いつもの困ったような声で「泣くな」って言ってうろたえるんだろう。今だってこんなに気にしている。
そう思うと泣きたくなかった。
でも、今まで涙を流すことによって昂ぶった気持ちを沈静化させていた部分もある。だから泣けないとなるとそれはそれで治まらない。
わたしはソファから立ち上がると、テーブルを回り込んでクルトの隣に腰掛ける。
右手を差し出すと、クルトが怪訝そうな顔をした。
「なんだ?」
「指相撲です」
「うん?」
「わたし、今、無性に指相撲がしたい気分なんです。だから相手してください」
クルトはわたしの顔と手とを交互に見ていたが、やがておずおずと右手をこちらに差し出してくる。
それが引っ込められないうちに素早く掴むと、強引に指相撲の形に持ち込む。
だが、あっという間にクルトに10カウント取られてしまった。
「クルト、強い……」
「当たり前だろう。指の長さが全然違う」
「うう……もう一回! もう一回お願いします!」
頼み込んだものの、わたしはまたあっさりと負けてしまった。
「く、くやしい……もう一回!」
「何度やっても同じだと思うけどな」
言ってるうちに親指を押さえ込まれそうになり、わたしの親指は必死に逃げまわる。
「クルトって、結構負けず嫌いですよね」
「お前だって人の事言えないだろ」
「でも、前に『勝負を受けなければ負ける事は無い』なんて言ってたのに……こうして勝負を受けるって事は、もしかして、わたしには負けないと思ってるんですか?」
「お前こそ俺に勝てると思ってるのか? それこそありえない。言っておくが、俺は手加減するつもりはないぞ。ただ勝つのもつまらないし、お前が『参りました』と言うまでやめないからな」
「わたしだって、クルトを負かすまでやめませんから!」
そう言い合っていると、いつの間にか笑みが零れた。クルトも釣られたように少し笑っている。わたしが泣き出さなかったので安心したのかもしれない。
そうしてわたし達の勝負は、夕食を知らせる鐘の音に中断されるまで続いた。
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