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7月と8月
7月と8月 3
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声のしたほうを振り返ると、孤児院を取り囲む柵の外、小路に植えられた木の陰から一人の少年が姿を現した。
「お兄ちゃん!」
声の主がわたしたちのよく知る人物だと判ると、途端にアウグステが怒り出した。
「今のもお兄ちゃんの仕業ね!? もう、びっくりしたじゃないの! 相変わらずなんだから!」
「悪い悪い。まさかおまえたちがそんなに驚くとは思わなくってさ」
少年はそう言うと、柵を軽々と乗り越えて散らばった作物を拾い始めた。
彼はわたしたちの『兄』に当たる。昔から画家になるのが夢で、15歳になるよりも早くこの孤児院を出た。今は近くにアトリエを構える画家の先生に弟子入りして、そこで住み込みで働いているはずだ。
確かにおにいちゃんは誰よりも絵が上手だった。孤児院のみんなも、将来はさぞ高名な画家になるだろうと言っていたし、わたしもそう思っていた。だから、おにいちゃんが画家のアトリエで働くと決まったときは、みんなで喜んだものだ。
「なんだこのニンジン、随分と小さいな。収穫するのが早すぎたんじゃないのか? シスター・エレノアに怒られるぞ」
ニンジンを拾い上げながらおにいちゃんが声をあげる。
「そういえばおにいちゃん、よくシスター・エレノアに怒られてたよね」
わたしの言葉にアウグステが同意するように頷く。
「そうそう、熟してないトマトとかパプリカを収穫したりね。それに比べたらニンジンが小さいくらい全然ましよ」
「やめろよ。あの時の事はいまだに心の傷になってるんだよ……ああ、思い出したくもない」
おにいちゃんが大げさに身震いしたので、わたしたちは笑い声を漏らす。久しぶりに顔を合わせて懐かしい気分になったわたし達の間には和やかな空気が流れた。
おにいちゃんはふと思い出したように「お、そうだ」と呟くとポケットを探って小さな袋を取り出す。
「おまえ達におみやげがあったんだ」
そうして渡された袋を覗き込むと、中にはねずみ花火と、赤や緑など様々に色づけされた癇癪玉がたくさん入っていた。先ほどの破裂音はこれが原因だったらしい。わたしたちを驚かせるつもりでおにいちゃんが悪戯したのだ。
「わあ、ありがとう! きっとみんなも喜ぶよ」
わたしがお礼を言うと、アウグステは不満げに口を尖らせた。
「お兄ちゃんは乙女心がわかってないわ。こんなもの喜ぶのは男の子だけよ。もうちょっとあたしたち女の子にも配慮してくれなきゃ」
「そりゃ悪かったな。ついでに女の子の喜ぶものってのを教えてもらえると助かるよ」
「やっぱりクリームたっぷりのケーキとか、きらきらの宝石とか、レースとかフリルのたくさん付いたドレスとか……」
「見習いの俺にそんな金があるわけないだろ?」
おにいちゃんはやれやれと溜息をつく。
「でも、おにいちゃん、こんな所で油売ってて大丈夫なの?」
「別にさぼってるわけじゃねえよ」
わたしの問いに、おにいちゃんはなんだか気まずそうに頭を掻く。
「なんかよくわからないんだけど、先生にすげえ怒られちゃって、出て行けって言われてさ……俺は指示された通り色を塗っただけなんだけどなあ」
「そ、それって解雇って事……?」
「いやあ……そんな大げさなものじゃないだろ。きっと虫の居所が悪かっただけさ。夜には先生の機嫌も直ってるって。あーでも悔しいな。今までデッサンばっかりで飽きてたところに、せっかく着彩の手伝いが出来ると思ったのに」
「それならいいけど……」
「でもさ、お兄ちゃんの描く絵って、独特だったと思わない?」
アウグステが横から口を挟む。
「不思議な色合いっていうか、干草みたいな感じ。うまく説明できないけど……でもまあ、そういう他人と違うところが芸術家っぽくもあったわよね」
「なんだよそれ、表現が曖昧すぎるだろ……意味がわかんねえし」
「仕方ないでしょ。あたしはお兄ちゃんと違って画家の才能なんて無いんだから、芸術的表現力を求めないでちょうだい。ともかく、その時の感覚で色を塗ったから先生が怒っちゃったんじゃないかしら。画家だったら色の違いには敏感だしね」
「そういやあんまり深く考えないで塗ってたような気もする……なるほど、アウグステの言うとおりかもしれないな」
「でしょ? お礼はお菓子で良いわよ」
「……考えとくよ」
その時、孤児院の建物からシスター・エレノアが姿を現し、わたしたちを見て声をあげる。
「あなたたち、ここで何をしているの!? 早く仕事に戻りなさい!」
そう怒られてアウグステは首をすくめる。わたしは癇癪玉の袋をポケットに押し込んで隠した。
シスターはお兄ちゃんに向き直り、諭すような口で話しかける。
「あなたはもうここを出た身でしょう? それなのに頻繁に戻って来たりなんかしたら、あなたの先生も良く思いませんよ。気をつけなさい。あなたには才能があるんだから、自分でそれを台無しにするような事はしてはだめよ」
「……はあい。すみません」
おにいちゃんはしぶしぶといった様子で謝ると、手にしていた最後のニンジンを籠の中に放り込む。
「それじゃ、俺は帰ります。ごきげんようシスター・エレノア。おまえたちも、またな」
それからおにいちゃんは、わたしたちにしか聞こえないような声で囁く。
「今度さ、絵のモデルになってくれないか? いい加減静物ばっかりで飽きてきたところなんだよ」
わたしがそれに答える間もなく、おにいちゃんは小声で「考えておいてくれ」と付け加えると、来た時と同じように柵をひらりと乗り越えると、瞬く間に走り去ってしまった。
モデルって、まさかヌードだったらどうしよう……
翌日、アウグステと一緒に畑に出ると、妹のひとりが畑の一角で蹲っているのを見かけて、ふと足を止める。彼女が泣いているように見えたからだ。
「どうかしたの?」
声を掛けると、妹は顔を上げた。涙こそ流れていなかったが、その顔は眉尻が下がり、悲しみと困惑の色が浮かんでいた。
「あ、おねえちゃん、聞いて! 畑がね、荒らされてるの」
「ええ!? まさか、野菜を盗まれたの!?」
「ううん。そうじゃないの。昨日種をまいたばっかりだから、盗まれるような野菜はなかったんだけど……」
妹が指差す先には確かに土が掘り返されたような跡があった。
「ありゃりゃ、これはひどいわね。カラスにでもやられたのかな? あいつらあれで結構賢いから」
横でアウグステが唸る。
妹は今にも泣き出しそうに顔を歪める。
「どうしよう。シスター・エレノアに怒られちゃうかも……」
わたしは妹の不安を取り除くように慌てて首を振る。
「カラスのせいなら仕方ないよ。シスター・エレノアもわかってくれるって。それで、一体なんの種をまいたの? ここって何を育ててたんだっけ? 麻……は去年だから違うよね」
「カブよ。今年からはここで育てましょうってシスター・エレノアが。立派に育ったら夕食のスープにするからって」
「それじゃあ、去年までとは違う作物の種をまいたのをカラスが理解したのかな? ほんと賢いなあ」
「ユーリ、あんたってば感心してる場合じゃないわよ。このままじゃみんながカブの一口も食べられなくなっちゃう。とにかくシスター・エレノアに新しい種を貰いに行こう。そしたらあたしたちも種まき手伝うから。ね?」
アウグステが優しく妹の肩を抱き立ち上がらせる。
妹を慰めるつもりが話が脱線して怒られてしまった。
うーん、やっぱりアウグステはしっかりしてる。面倒見も良いから、他の妹たちにも慕われているみたいだ。
それにひきかえわたしは……ああ、悲しくなるからあんまり考えないでおこう。
若干の空しさを振り払うように首を振ると、わたしは二人の後に続いた。
「お兄ちゃん!」
声の主がわたしたちのよく知る人物だと判ると、途端にアウグステが怒り出した。
「今のもお兄ちゃんの仕業ね!? もう、びっくりしたじゃないの! 相変わらずなんだから!」
「悪い悪い。まさかおまえたちがそんなに驚くとは思わなくってさ」
少年はそう言うと、柵を軽々と乗り越えて散らばった作物を拾い始めた。
彼はわたしたちの『兄』に当たる。昔から画家になるのが夢で、15歳になるよりも早くこの孤児院を出た。今は近くにアトリエを構える画家の先生に弟子入りして、そこで住み込みで働いているはずだ。
確かにおにいちゃんは誰よりも絵が上手だった。孤児院のみんなも、将来はさぞ高名な画家になるだろうと言っていたし、わたしもそう思っていた。だから、おにいちゃんが画家のアトリエで働くと決まったときは、みんなで喜んだものだ。
「なんだこのニンジン、随分と小さいな。収穫するのが早すぎたんじゃないのか? シスター・エレノアに怒られるぞ」
ニンジンを拾い上げながらおにいちゃんが声をあげる。
「そういえばおにいちゃん、よくシスター・エレノアに怒られてたよね」
わたしの言葉にアウグステが同意するように頷く。
「そうそう、熟してないトマトとかパプリカを収穫したりね。それに比べたらニンジンが小さいくらい全然ましよ」
「やめろよ。あの時の事はいまだに心の傷になってるんだよ……ああ、思い出したくもない」
おにいちゃんが大げさに身震いしたので、わたしたちは笑い声を漏らす。久しぶりに顔を合わせて懐かしい気分になったわたし達の間には和やかな空気が流れた。
おにいちゃんはふと思い出したように「お、そうだ」と呟くとポケットを探って小さな袋を取り出す。
「おまえ達におみやげがあったんだ」
そうして渡された袋を覗き込むと、中にはねずみ花火と、赤や緑など様々に色づけされた癇癪玉がたくさん入っていた。先ほどの破裂音はこれが原因だったらしい。わたしたちを驚かせるつもりでおにいちゃんが悪戯したのだ。
「わあ、ありがとう! きっとみんなも喜ぶよ」
わたしがお礼を言うと、アウグステは不満げに口を尖らせた。
「お兄ちゃんは乙女心がわかってないわ。こんなもの喜ぶのは男の子だけよ。もうちょっとあたしたち女の子にも配慮してくれなきゃ」
「そりゃ悪かったな。ついでに女の子の喜ぶものってのを教えてもらえると助かるよ」
「やっぱりクリームたっぷりのケーキとか、きらきらの宝石とか、レースとかフリルのたくさん付いたドレスとか……」
「見習いの俺にそんな金があるわけないだろ?」
おにいちゃんはやれやれと溜息をつく。
「でも、おにいちゃん、こんな所で油売ってて大丈夫なの?」
「別にさぼってるわけじゃねえよ」
わたしの問いに、おにいちゃんはなんだか気まずそうに頭を掻く。
「なんかよくわからないんだけど、先生にすげえ怒られちゃって、出て行けって言われてさ……俺は指示された通り色を塗っただけなんだけどなあ」
「そ、それって解雇って事……?」
「いやあ……そんな大げさなものじゃないだろ。きっと虫の居所が悪かっただけさ。夜には先生の機嫌も直ってるって。あーでも悔しいな。今までデッサンばっかりで飽きてたところに、せっかく着彩の手伝いが出来ると思ったのに」
「それならいいけど……」
「でもさ、お兄ちゃんの描く絵って、独特だったと思わない?」
アウグステが横から口を挟む。
「不思議な色合いっていうか、干草みたいな感じ。うまく説明できないけど……でもまあ、そういう他人と違うところが芸術家っぽくもあったわよね」
「なんだよそれ、表現が曖昧すぎるだろ……意味がわかんねえし」
「仕方ないでしょ。あたしはお兄ちゃんと違って画家の才能なんて無いんだから、芸術的表現力を求めないでちょうだい。ともかく、その時の感覚で色を塗ったから先生が怒っちゃったんじゃないかしら。画家だったら色の違いには敏感だしね」
「そういやあんまり深く考えないで塗ってたような気もする……なるほど、アウグステの言うとおりかもしれないな」
「でしょ? お礼はお菓子で良いわよ」
「……考えとくよ」
その時、孤児院の建物からシスター・エレノアが姿を現し、わたしたちを見て声をあげる。
「あなたたち、ここで何をしているの!? 早く仕事に戻りなさい!」
そう怒られてアウグステは首をすくめる。わたしは癇癪玉の袋をポケットに押し込んで隠した。
シスターはお兄ちゃんに向き直り、諭すような口で話しかける。
「あなたはもうここを出た身でしょう? それなのに頻繁に戻って来たりなんかしたら、あなたの先生も良く思いませんよ。気をつけなさい。あなたには才能があるんだから、自分でそれを台無しにするような事はしてはだめよ」
「……はあい。すみません」
おにいちゃんはしぶしぶといった様子で謝ると、手にしていた最後のニンジンを籠の中に放り込む。
「それじゃ、俺は帰ります。ごきげんようシスター・エレノア。おまえたちも、またな」
それからおにいちゃんは、わたしたちにしか聞こえないような声で囁く。
「今度さ、絵のモデルになってくれないか? いい加減静物ばっかりで飽きてきたところなんだよ」
わたしがそれに答える間もなく、おにいちゃんは小声で「考えておいてくれ」と付け加えると、来た時と同じように柵をひらりと乗り越えると、瞬く間に走り去ってしまった。
モデルって、まさかヌードだったらどうしよう……
翌日、アウグステと一緒に畑に出ると、妹のひとりが畑の一角で蹲っているのを見かけて、ふと足を止める。彼女が泣いているように見えたからだ。
「どうかしたの?」
声を掛けると、妹は顔を上げた。涙こそ流れていなかったが、その顔は眉尻が下がり、悲しみと困惑の色が浮かんでいた。
「あ、おねえちゃん、聞いて! 畑がね、荒らされてるの」
「ええ!? まさか、野菜を盗まれたの!?」
「ううん。そうじゃないの。昨日種をまいたばっかりだから、盗まれるような野菜はなかったんだけど……」
妹が指差す先には確かに土が掘り返されたような跡があった。
「ありゃりゃ、これはひどいわね。カラスにでもやられたのかな? あいつらあれで結構賢いから」
横でアウグステが唸る。
妹は今にも泣き出しそうに顔を歪める。
「どうしよう。シスター・エレノアに怒られちゃうかも……」
わたしは妹の不安を取り除くように慌てて首を振る。
「カラスのせいなら仕方ないよ。シスター・エレノアもわかってくれるって。それで、一体なんの種をまいたの? ここって何を育ててたんだっけ? 麻……は去年だから違うよね」
「カブよ。今年からはここで育てましょうってシスター・エレノアが。立派に育ったら夕食のスープにするからって」
「それじゃあ、去年までとは違う作物の種をまいたのをカラスが理解したのかな? ほんと賢いなあ」
「ユーリ、あんたってば感心してる場合じゃないわよ。このままじゃみんながカブの一口も食べられなくなっちゃう。とにかくシスター・エレノアに新しい種を貰いに行こう。そしたらあたしたちも種まき手伝うから。ね?」
アウグステが優しく妹の肩を抱き立ち上がらせる。
妹を慰めるつもりが話が脱線して怒られてしまった。
うーん、やっぱりアウグステはしっかりしてる。面倒見も良いから、他の妹たちにも慕われているみたいだ。
それにひきかえわたしは……ああ、悲しくなるからあんまり考えないでおこう。
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