62 / 88
4
最終ミーティング
しおりを挟む
「ネム。こいつ、殺すよ」
さやは、石化されるのを防ぐため、リョウマに対して九〇度の方向を向いて目を合わせないようにしたまま、光球を手のひらの上に具現化させる。エネルギーの凝縮する音が、ピピピピピ、と病室内で静かに響いた。
同じくリョウマに対して九〇度の方向を向き、さやと向かい合っているミーの視界に映り込んださやの瞳には、冗談でなく明確な殺意が見てとれた。
俺は「ダメだ」と言おうとした。
が、その前にリョウマが口で反撃する。
「殺せよ。お前らに、俺たちは倒せない」
さっきまでビビっていたのは演技だったのだろうか。
まるで家のリビングでコーヒーでも飲みながら家族と会話でもするかのように、リョウマの言葉には一切の動揺が感じられない。
中原の視界に映るリョウマがメガネをとる動作をしようとして、俺は反射的に命令していた。
「中原! 奴の目を、見るな!」
俺の意識の中にある、三人の視界映像スクリーンの全てにリョウマが映らなくなったのを確認し、俺はとりあえずホッと一息つく。
「さや、聞いてくれ。リョウマはまた目隠しをさせて、警察に任せよう。俺たちは、準備をしないといけない」
さやの視界映像スクリーンが真っ暗になる。
数秒かの時を置いてすぐに光を取り戻し、続いて、落胆したような調子の声で言葉が述べられる。
「ええ。わかった」
さやの視界に映るミーの顔は、承知していなさそうだった。
ミーは、細めた目の奥に光る赤眼をさやへと向けながら、リョウマへ言葉を向ける。
「なあ。お前、ギガント・アーマーに戻るんやろ?」
「……なんでそう思う?」
「もっと自分勝手な奴やと思っとったんやけどな。そうじゃなかったんかな、と思ってな。そういうとこは嫌いやないわ。だから、」
リョウマから目をそらすためにさやと向かい合っていたはずの視線。
凶悪に光らせた紅蓮の瞳で、さやを睨みつけて、言った。
「前にも言ったな。あたしはコンマ一秒あれば、お前の首を落とせる。次は、ギガント・アーマーでお前の顔を見た瞬間、や」
キキキ、と癇に障る笑い声で、俺たちの神経を逆撫でするリョウマ。
「歓迎するぜ。こんな面白いこと、楽しみで堪んないわ」
グエッ、と呻き声が聞こえた。
仲間たちの視界の端に、倒れ込んだ男性看護師が映る。
リョウマは間髪入れずに、流れるように病室を出ようと動き出す。
「あいつ! ……」
「追うな!」
俺は叫ぶ。全員が、ピタっ、と止まった。
リョウマは、もう病室を出てしまっていた。外から警官の呻き声も聞こえてくる。
「なんでや? ここで奴を倒しとかんと……」
「ああ。でも、ダメだ」
俺は、うまく説明できなかった。
一般人もいるこの病院内で、リョウマと本腰を入れて戦うなら、被害が出る前に迷うことなく確実に殺す覚悟が必要だと思った。
ここまで戦ってきて、俺自身、戦いの時には敵を「殺してやる」とか散々言ってきた。
だが、さやが「殺す」と言ったとき、さやとミーと中原に、人殺しを命じる覚悟は、まだ明確にはできていないことに気付いたのだ。
「ねえ、ネム。わたしだって殺したくはない。あんな奴らが結果的に死ぬことになったって、それ自体についてわたしは何とも思わないけど、実際にこの手で人を殺すシーンをリアルに想像したら、やっぱり怖い。でも、きっと、もうしょうがないよ。キレイ事で片付けるのはムリだと思う。だって奴らは、本気で殺しに来るんだよ?」
さやの言っていることは、すごく良くわかる。
だから俺は、こう言った。
「なら、せめてトドメは俺にやらせてくれ」
「ダメ」
「どうして?」
「自分が全部背負おうなんて、カッコつけなくていい」
「そんなつもりじゃ……」
ミーが、俺の言葉を遮った。
「そうやで。いけすかん、男タラシのさやが言うから同意し難いところやけど、全くその通りや。敵は容赦なく殺しにくる。負担は分担。各自、受け持った敵は一人一殺、義務やで」
殺人罪を、みんなで受け入れる、っていうのか。
「後悔しないのか?」
俺は、結局、その決断の責任を、こいつらに押し付けているだけだ、と思った。「みんな自分で決めたんだ」と。
そんな俺を見つめながら、ミーは言う。
「何もせずに殺されるより、誰かを護って死にたい。その結果として敵を殺すなら、後悔しない、あたしは」
すると、さやは、
「人のことを散々男タラシだなんだと言うくせに、自分は抜け駆けしてネムとキスしようとする本当のアバズレの言うことなんてめちゃくちゃ同意し難いけど、まっっったくその通りだよ」
眉間のシワがグチャグチャになり、互いに至近距離でメンチを切り合うオトナ女子二人。
「センパイ。波動のときのこと、覚えてます?」
中原。こいつは一番最初から、俺と一緒に戦ってきた。
こいつの意見なら、俺は素直に聞ける気がした。
「ああ」
「お任せします。全部」
「おい。丸投げかよ。ここでそれ言う?」
「いやっ! そっ、そうじゃなくてっ」
汗汗する中原。
「きっと、ギガント・アーマーでは、今想像しているよりキツイことが起こる気がします。だから、その場その場で決断しなければならなくなるっすよ。その時のことですよ」
中原の視線が、さやとミーを捉える。
「お任せします。俺たちの命も、全部。重いっしょ? センパイは、もともと重いものを背負ってるんですよ」
さやとミーは、中原の目を見て、口元を緩めた。
何で俺みたいなバカに、全部預けるんだよ……。
お前は、最初っからそうだったな。
もっと頭が良くなりたい。
全てを見通して、こいつらを、安全に、そして人殺しにせずに、勝たせてやりたい。
でも、俺には無理なんだ。きっとしんどいことになる。
それでも、いいってのか?
「なに黙ってんねん隊長。しっかりせんかい」
「そうだよ。わたしたちの命、預ける、って言ってんの」
バカで、仕事ができなくて、女の子にもモテなくて。
ずっと、何かを手に入れたいとばかり願ってきた。
その願いは、段階を踏んで、一つずつ叶えてきている。
大切なものが、一つずつ、増えて。
それにつれて、幸せも、一つずつ、増えて。
でも、失くす怖さは、幸せが増えるぶんの二乗で肥大していく。
最悪の場合は、ミーも、さやも、中原も死ぬことになる。
俺は、俺の意識の中にいるノアとルナへ目を向ける。
まだ助言が必要か? という目で俺を見る二人。
こいつらなら、今の俺になんて言うだろうか。
俺の真の力は、システム管理者さえも、ねじ伏せる。
そう。そう言うに決まってる。「思いの強さ」が、そのまま俺の力となるんだ。
俺が「護りたい」と強く願うなら。
さやは、石化されるのを防ぐため、リョウマに対して九〇度の方向を向いて目を合わせないようにしたまま、光球を手のひらの上に具現化させる。エネルギーの凝縮する音が、ピピピピピ、と病室内で静かに響いた。
同じくリョウマに対して九〇度の方向を向き、さやと向かい合っているミーの視界に映り込んださやの瞳には、冗談でなく明確な殺意が見てとれた。
俺は「ダメだ」と言おうとした。
が、その前にリョウマが口で反撃する。
「殺せよ。お前らに、俺たちは倒せない」
さっきまでビビっていたのは演技だったのだろうか。
まるで家のリビングでコーヒーでも飲みながら家族と会話でもするかのように、リョウマの言葉には一切の動揺が感じられない。
中原の視界に映るリョウマがメガネをとる動作をしようとして、俺は反射的に命令していた。
「中原! 奴の目を、見るな!」
俺の意識の中にある、三人の視界映像スクリーンの全てにリョウマが映らなくなったのを確認し、俺はとりあえずホッと一息つく。
「さや、聞いてくれ。リョウマはまた目隠しをさせて、警察に任せよう。俺たちは、準備をしないといけない」
さやの視界映像スクリーンが真っ暗になる。
数秒かの時を置いてすぐに光を取り戻し、続いて、落胆したような調子の声で言葉が述べられる。
「ええ。わかった」
さやの視界に映るミーの顔は、承知していなさそうだった。
ミーは、細めた目の奥に光る赤眼をさやへと向けながら、リョウマへ言葉を向ける。
「なあ。お前、ギガント・アーマーに戻るんやろ?」
「……なんでそう思う?」
「もっと自分勝手な奴やと思っとったんやけどな。そうじゃなかったんかな、と思ってな。そういうとこは嫌いやないわ。だから、」
リョウマから目をそらすためにさやと向かい合っていたはずの視線。
凶悪に光らせた紅蓮の瞳で、さやを睨みつけて、言った。
「前にも言ったな。あたしはコンマ一秒あれば、お前の首を落とせる。次は、ギガント・アーマーでお前の顔を見た瞬間、や」
キキキ、と癇に障る笑い声で、俺たちの神経を逆撫でするリョウマ。
「歓迎するぜ。こんな面白いこと、楽しみで堪んないわ」
グエッ、と呻き声が聞こえた。
仲間たちの視界の端に、倒れ込んだ男性看護師が映る。
リョウマは間髪入れずに、流れるように病室を出ようと動き出す。
「あいつ! ……」
「追うな!」
俺は叫ぶ。全員が、ピタっ、と止まった。
リョウマは、もう病室を出てしまっていた。外から警官の呻き声も聞こえてくる。
「なんでや? ここで奴を倒しとかんと……」
「ああ。でも、ダメだ」
俺は、うまく説明できなかった。
一般人もいるこの病院内で、リョウマと本腰を入れて戦うなら、被害が出る前に迷うことなく確実に殺す覚悟が必要だと思った。
ここまで戦ってきて、俺自身、戦いの時には敵を「殺してやる」とか散々言ってきた。
だが、さやが「殺す」と言ったとき、さやとミーと中原に、人殺しを命じる覚悟は、まだ明確にはできていないことに気付いたのだ。
「ねえ、ネム。わたしだって殺したくはない。あんな奴らが結果的に死ぬことになったって、それ自体についてわたしは何とも思わないけど、実際にこの手で人を殺すシーンをリアルに想像したら、やっぱり怖い。でも、きっと、もうしょうがないよ。キレイ事で片付けるのはムリだと思う。だって奴らは、本気で殺しに来るんだよ?」
さやの言っていることは、すごく良くわかる。
だから俺は、こう言った。
「なら、せめてトドメは俺にやらせてくれ」
「ダメ」
「どうして?」
「自分が全部背負おうなんて、カッコつけなくていい」
「そんなつもりじゃ……」
ミーが、俺の言葉を遮った。
「そうやで。いけすかん、男タラシのさやが言うから同意し難いところやけど、全くその通りや。敵は容赦なく殺しにくる。負担は分担。各自、受け持った敵は一人一殺、義務やで」
殺人罪を、みんなで受け入れる、っていうのか。
「後悔しないのか?」
俺は、結局、その決断の責任を、こいつらに押し付けているだけだ、と思った。「みんな自分で決めたんだ」と。
そんな俺を見つめながら、ミーは言う。
「何もせずに殺されるより、誰かを護って死にたい。その結果として敵を殺すなら、後悔しない、あたしは」
すると、さやは、
「人のことを散々男タラシだなんだと言うくせに、自分は抜け駆けしてネムとキスしようとする本当のアバズレの言うことなんてめちゃくちゃ同意し難いけど、まっっったくその通りだよ」
眉間のシワがグチャグチャになり、互いに至近距離でメンチを切り合うオトナ女子二人。
「センパイ。波動のときのこと、覚えてます?」
中原。こいつは一番最初から、俺と一緒に戦ってきた。
こいつの意見なら、俺は素直に聞ける気がした。
「ああ」
「お任せします。全部」
「おい。丸投げかよ。ここでそれ言う?」
「いやっ! そっ、そうじゃなくてっ」
汗汗する中原。
「きっと、ギガント・アーマーでは、今想像しているよりキツイことが起こる気がします。だから、その場その場で決断しなければならなくなるっすよ。その時のことですよ」
中原の視線が、さやとミーを捉える。
「お任せします。俺たちの命も、全部。重いっしょ? センパイは、もともと重いものを背負ってるんですよ」
さやとミーは、中原の目を見て、口元を緩めた。
何で俺みたいなバカに、全部預けるんだよ……。
お前は、最初っからそうだったな。
もっと頭が良くなりたい。
全てを見通して、こいつらを、安全に、そして人殺しにせずに、勝たせてやりたい。
でも、俺には無理なんだ。きっとしんどいことになる。
それでも、いいってのか?
「なに黙ってんねん隊長。しっかりせんかい」
「そうだよ。わたしたちの命、預ける、って言ってんの」
バカで、仕事ができなくて、女の子にもモテなくて。
ずっと、何かを手に入れたいとばかり願ってきた。
その願いは、段階を踏んで、一つずつ叶えてきている。
大切なものが、一つずつ、増えて。
それにつれて、幸せも、一つずつ、増えて。
でも、失くす怖さは、幸せが増えるぶんの二乗で肥大していく。
最悪の場合は、ミーも、さやも、中原も死ぬことになる。
俺は、俺の意識の中にいるノアとルナへ目を向ける。
まだ助言が必要か? という目で俺を見る二人。
こいつらなら、今の俺になんて言うだろうか。
俺の真の力は、システム管理者さえも、ねじ伏せる。
そう。そう言うに決まってる。「思いの強さ」が、そのまま俺の力となるんだ。
俺が「護りたい」と強く願うなら。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
日本の運命を変えた天才少年-日本が世界一の帝国になる日-
ましゅまろ
歴史・時代
――もしも、日本の運命を変える“少年”が現れたなら。
1941年、戦争の影が世界を覆うなか、日本に突如として現れた一人の少年――蒼月レイ。
わずか13歳の彼は、天才的な頭脳で、戦争そのものを再設計し、歴史を変え、英米独ソをも巻き込みながら、日本を敗戦の未来から救い出す。
だがその歩みは、同時に多くの敵を生み、命を狙われることも――。
これは、一人の少年の手で、世界一の帝国へと昇りつめた日本の物語。
希望と混乱の20世紀を超え、未来に語り継がれる“蒼き伝説”が、いま始まる。
※アルファポリス限定投稿
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
セーラー服美人女子高生 ライバル同士の一騎討ち
ヒロワークス
ライト文芸
女子高の2年生まで校内一の美女でスポーツも万能だった立花美帆。しかし、3年生になってすぐ、同じ学年に、美帆と並ぶほどの美女でスポーツも万能な逢沢真凛が転校してきた。
クラスは、隣りだったが、春のスポーツ大会と夏の水泳大会でライバル関係が芽生える。
それに加えて、美帆と真凛は、隣りの男子校の俊介に恋をし、どちらが俊介と付き合えるかを競う恋敵でもあった。
そして、秋の体育祭では、美帆と真凛が走り高跳びや100メートル走、騎馬戦で対決!
その結果、放課後の体育館で一騎討ちをすることに。
日本新世紀ー日本の変革から星間連合の中の地球へー
黄昏人
SF
現在の日本、ある地方大学の大学院生のPCが化けた!
あらゆる質問に出してくるとんでもなくスマートで完璧な答え。この化けたPC“マドンナ”を使って、彼、誠司は核融合発電、超バッテリーとモーターによるあらゆるエンジンの電動化への変換、重力エンジン・レールガンの開発・実用化などを通じて日本の経済・政治状況及び国際的な立場を変革していく。
さらに、こうしたさまざまな変革を通じて、日本が主導する地球防衛軍は、巨大な星間帝国の侵略を跳ね返すことに成功する。その結果、地球人類はその星間帝国の圧政にあえいでいた多数の歴史ある星間国家の指導的立場になっていくことになる。
この中で、自らの進化の必要性を悟った人類は、地球連邦を成立させ、知能の向上、他星系への植民を含む地球人類全体の経済の底上げと格差の是正を進める。
さらには、マドンナと誠司を擁する地球連邦は、銀河全体の生物に迫る危機の解明、撃退法の構築、撃退を主導し、銀河のなかに確固たる地位を築いていくことになる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる