ギフト

あとがき

　この度はギフトを読んで頂き大変ありがとうございます。

　私の愛犬レオとは16年半も一緒に暮らして参りました。

　私は年末に大腸癌を告知されステージⅢで手術が出来ないかもしれないと医師に告げられ、死を意識してから眠れなくなりました。
　
　レオは肝臓が悪く何度も命の危機を乗り越えて来ました。高齢なのでそう長くは生きられないと覚悟をしていました。

　ジジは保護猫推定7歳です。室内飼い猫は平均寿命20年と言われています。

　私は、波乱万丈の人生を送って来ました。今だからやっと日にち薬のお陰で小説のネタと笑えるようになりましたが、思い出したくない過去が沢山あります。何度も死にたいと思っても、死ぬ気になればなんでも出来ると、何度も何度も立ち上がり生きて来ました。

　癌と言われて、やっと死ねると、生きている方が辛いから、やっと楽になれると正直思いました。

　自分を犠牲にして夫や子供達の為に尽くして来た人生。レオとジジの為に仕事を掛け持ちして、淋しい思いをさせて、身体を壊しました。

　ガンは神様からのギフトでした。
この半年間ずっとレオやジジと一緒にいれました。ありがとうございます。

　最後になってしまいましたが、ツィッターで出会い、ご自身もお母様の介護でお忙しいのに、快くイラストを引き受けて下さいました「えと☆彡様」には大変お世話になりました。

　一時期は、もうレオダメかもしれないという私に、レオが生きてるうちに間に合うようにと徹夜で仕上げて下さいました。

　イラストには、えと☆彡様の優しさが表れています。

　感謝してもしきれません。
直接お会いした事もなく、沢山のDMのやり取りで完成した作品です。

　いつか絵本作家になりたいと思っていた私の願いが叶いました。(絵本作家で生計を立てる事ではないですが…)

 　沢山のお子様や大人の方にも読んで頂きたいです。
　僕(レオ)を愛犬、愛猫、ハムスター、鳥さん、またはお子様、パートナー、ご両親に置き換えて読んでみて下さい。
　
　2023.6.29ＡＭなんとかレオ健在です。　未来ミキ