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**レイラ
「ウィレム陛下、、ん、」
朝の挨拶を言おうとしたら口を塞がれた。
「間違えるな。昨日は何度も呼んだくせに。ウィレム、だ。」
「、、、はい。」
昨日は必死だっかから何度も呼んだ訳で、改めて今までと違う呼び方をするのは少し照れてしまう。
「聞こえないが。」
「はい、と言いました。」
わざとらしく言ってきたので、ほんの少し反抗してみた。
「呼び足りなくて慣れないのか?」
「違いますっっ、、。 あわわっ、や、やだっ」
陛下は意地悪だ。延びてきた手が私の寝衣を剥ぎ取りにかかって、私は慌てて抵抗した。
昨日のあれですっかり遠慮が無くなってしまった様だ。昨日もすでになかったけれど。
「まだ呼べないか?」
「ひゃっ、わっ、、 っウィレム、ウィレムっっ! 」
「ふん、許すものか。」
「やややっ、待って待ってっ、、わぁっ!きゃんっ!」
「、、くっ、、くく。 」
陛下が目を丸くして、すぐに笑いだした。魔の手から逃れようとした私はベッドから転がり落ちたのだった。
「酷いっ!! ウィレムの馬鹿っっ!」
「、、、っくく、もうしないからおいで。」
「、、、嫌ですよ。」
「おいで、抱き締めたい。」
そんな目で見ないで欲しい。狡い。
「、、、抱き締めるだけですからね。」
「ああ。」
両手を広げられて、もぞもぞと陛下の懐にお邪魔した。ぎゅっ、と抱き締められた。
「レイラは温かいな。落ち着く。」
「ウィレムも温かいですよ。」
「俺が? 温かいか?」
「?、、はい。手は冷たいですけどね。」
耳を胸にくっ付けると、陛下の心臓の音が聞こえた。
「、、そうか。」
「はい。 、、、ふふっ。」
「何だ?」
「嬉しくて。」
「レイラ」
「はい。」
「朝食は外で食べよう。」
「ふふ、楽しそう。」
「、、、誕生日おめでとう。」
「!」
**
森みたいな庭にはガゼボがあって、テーブルと椅子も置かれていた。出来たての朝食が美味しい匂いを漂わせている。
「わぁ可愛い! こんなところがあったのですね。全然気が付きませんでした。」
「気が付く筈がないだろう。夜のうちに設置させた。」
「え!? あ、、 ええ?」
「レイラのだ。」
「ええっ、あ、ありがとうございます。」
ガゼボには透けるくらいの薄い布がカーテンの様に掛けられていた。その布はキラキラと煌めく薄い紺色で、、、
「2人の色だ。」
「ひゃん、」
耳元で囁かれて びくっ、とした。2人の色なんて、、、むずむずする。それにしてもいつの間に。
魔力合わせをしたのは昨日の事なのに。
「一体、いつ準備したのですか?」
「さあな。おいで、腹が空いているだろう。」
「、、、ふふ。ありがとうございます。」
陛下の後ろ姿を見ると、ちらりと覗く耳が赤い。とても嬉しかった。
***ウィレム幼少期·森にて
ある日、狩りに付いて行ったウィレムは森の中でウサギを見つけた。
「あ! ねぇ、あそこウサギだ!」
つい嬉しくて、護衛の1人に話掛けて指でウサギを指し示した。
「ああ、本当ですね。おや、怪我をして動けない様です。近付いてみますか?」
「うん!」
足音を立てないようにそっと近付いたが、ウサギはすぐに気付いて逃げようとした。
ところが怪我が酷い様で、いくら足をバタつかせても前へ進めない。ただ、同じ場所をぐるぐると回転するだけだった。
「大丈夫、恐くないよ。」
毛がふわふわしている。
拾い上げて抱き締め、撫でてやると、大人しくなった。
「へへ、可愛い。ねぇ、連れて帰ってもいいかな?」
「連れて帰って、どうなさるおつもりですか?」
「どうって? 」
ウィレムは目を瞬いた。
護衛は、ふぅ、と息を吐いて話し始めた。
「動物ですからね、連れて帰ったらお世話をしてあげないといけないのですよ。殿下はそんな暇はないでしょう。」
護衛の目が、駄目だと言っているけれど、ウィレムはウサギを離せなかった。
「僕が拾ったんだから、僕のだもんっ!」
「やれやれ、殿下は頑固ですからね。ではこうしましょう。私が誰か世話する者を探します。殿下は時々様子を見るだけにして下さい。」
「いいの!?」
ウィレムの目が輝いた。自分で見つけた、自分だけの物は初めてだった。
「陛下には内緒ですよ。私が叱られます。」
もう少しだけ抱っこして護衛に渡そうと思っていたのに、間の悪い事に父のヘンドリックがウィレムを探しにやって来た。ウィレムの心臓はドクンと鳴った。
「ん? ウィレムはウサギを捕まえたのか。」
「あ、、」
しまったと思った時にはもう遅く、腕のなかにいたウサギは、ひょいとヘンドリックにつまみ上げられていた。
「丁度いいじゃないか。」
「か、返してくださいっ」
「お前の物でもないだろう。だがお前の練習に使わせてやろう。」
「れ、練習、、?」
「ふむ。」
「あっっっ!」
ヘンドリックはウサギを地面に放った。
「さあウィレム、力を使ってみなさい。」
「え、、、」
「少しは使えるんだろう、使ってみなさい。」
「い、いやだ、、いやです」
「馬鹿め。なんの為に力を持っている。使え。」
ウィレムの目から泪が溢れた。
「ふん、すぐに泣くところは母親にそっくりだな。」
ウサギが悲鳴をあげた。ヘンドリックがウサギを踏みつけたのだ。
「あ、や、やめてっ、やめてくださいっ」
「お前がやらないともっと苦しんで死ぬのだぞ。まだごねるか?」
「やりますっ、だからっ、うぅっ、」
ウィレムは涙を腕で拭って、ウサギを見た。怯えた目で見つめ返され、ぎゅっ、と目を瞑った。ウサギの心臓を思い浮かべてぐっと力を込めた。
「うあっ、うっっ、、」
ウィレムの身体の中に、黒い何かが広がっていく。
「あ、、、あれ?」
そっと目を開けると、動かなくなったウサギが横たわっていた。死んでいると分かるのに、不思議と、さっきまでのぐちゃぐちゃした気持ちは消えていて何も感じなくなっていた。
「なんだ、上手いじゃないか。次はもう少し大きいのを準備しよう。もっと慣れないとな。」
ヘンドリックは満足して笑った。
ついさっきまで渦巻いていたあの感情はどこに行ったのだろう、、、ウィレムは自分が自分で無くなる様な気がして、この力はあまり使いたくないと思った。
「ウィレム陛下、、ん、」
朝の挨拶を言おうとしたら口を塞がれた。
「間違えるな。昨日は何度も呼んだくせに。ウィレム、だ。」
「、、、はい。」
昨日は必死だっかから何度も呼んだ訳で、改めて今までと違う呼び方をするのは少し照れてしまう。
「聞こえないが。」
「はい、と言いました。」
わざとらしく言ってきたので、ほんの少し反抗してみた。
「呼び足りなくて慣れないのか?」
「違いますっっ、、。 あわわっ、や、やだっ」
陛下は意地悪だ。延びてきた手が私の寝衣を剥ぎ取りにかかって、私は慌てて抵抗した。
昨日のあれですっかり遠慮が無くなってしまった様だ。昨日もすでになかったけれど。
「まだ呼べないか?」
「ひゃっ、わっ、、 っウィレム、ウィレムっっ! 」
「ふん、許すものか。」
「やややっ、待って待ってっ、、わぁっ!きゃんっ!」
「、、くっ、、くく。 」
陛下が目を丸くして、すぐに笑いだした。魔の手から逃れようとした私はベッドから転がり落ちたのだった。
「酷いっ!! ウィレムの馬鹿っっ!」
「、、、っくく、もうしないからおいで。」
「、、、嫌ですよ。」
「おいで、抱き締めたい。」
そんな目で見ないで欲しい。狡い。
「、、、抱き締めるだけですからね。」
「ああ。」
両手を広げられて、もぞもぞと陛下の懐にお邪魔した。ぎゅっ、と抱き締められた。
「レイラは温かいな。落ち着く。」
「ウィレムも温かいですよ。」
「俺が? 温かいか?」
「?、、はい。手は冷たいですけどね。」
耳を胸にくっ付けると、陛下の心臓の音が聞こえた。
「、、そうか。」
「はい。 、、、ふふっ。」
「何だ?」
「嬉しくて。」
「レイラ」
「はい。」
「朝食は外で食べよう。」
「ふふ、楽しそう。」
「、、、誕生日おめでとう。」
「!」
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森みたいな庭にはガゼボがあって、テーブルと椅子も置かれていた。出来たての朝食が美味しい匂いを漂わせている。
「わぁ可愛い! こんなところがあったのですね。全然気が付きませんでした。」
「気が付く筈がないだろう。夜のうちに設置させた。」
「え!? あ、、 ええ?」
「レイラのだ。」
「ええっ、あ、ありがとうございます。」
ガゼボには透けるくらいの薄い布がカーテンの様に掛けられていた。その布はキラキラと煌めく薄い紺色で、、、
「2人の色だ。」
「ひゃん、」
耳元で囁かれて びくっ、とした。2人の色なんて、、、むずむずする。それにしてもいつの間に。
魔力合わせをしたのは昨日の事なのに。
「一体、いつ準備したのですか?」
「さあな。おいで、腹が空いているだろう。」
「、、、ふふ。ありがとうございます。」
陛下の後ろ姿を見ると、ちらりと覗く耳が赤い。とても嬉しかった。
***ウィレム幼少期·森にて
ある日、狩りに付いて行ったウィレムは森の中でウサギを見つけた。
「あ! ねぇ、あそこウサギだ!」
つい嬉しくて、護衛の1人に話掛けて指でウサギを指し示した。
「ああ、本当ですね。おや、怪我をして動けない様です。近付いてみますか?」
「うん!」
足音を立てないようにそっと近付いたが、ウサギはすぐに気付いて逃げようとした。
ところが怪我が酷い様で、いくら足をバタつかせても前へ進めない。ただ、同じ場所をぐるぐると回転するだけだった。
「大丈夫、恐くないよ。」
毛がふわふわしている。
拾い上げて抱き締め、撫でてやると、大人しくなった。
「へへ、可愛い。ねぇ、連れて帰ってもいいかな?」
「連れて帰って、どうなさるおつもりですか?」
「どうって? 」
ウィレムは目を瞬いた。
護衛は、ふぅ、と息を吐いて話し始めた。
「動物ですからね、連れて帰ったらお世話をしてあげないといけないのですよ。殿下はそんな暇はないでしょう。」
護衛の目が、駄目だと言っているけれど、ウィレムはウサギを離せなかった。
「僕が拾ったんだから、僕のだもんっ!」
「やれやれ、殿下は頑固ですからね。ではこうしましょう。私が誰か世話する者を探します。殿下は時々様子を見るだけにして下さい。」
「いいの!?」
ウィレムの目が輝いた。自分で見つけた、自分だけの物は初めてだった。
「陛下には内緒ですよ。私が叱られます。」
もう少しだけ抱っこして護衛に渡そうと思っていたのに、間の悪い事に父のヘンドリックがウィレムを探しにやって来た。ウィレムの心臓はドクンと鳴った。
「ん? ウィレムはウサギを捕まえたのか。」
「あ、、」
しまったと思った時にはもう遅く、腕のなかにいたウサギは、ひょいとヘンドリックにつまみ上げられていた。
「丁度いいじゃないか。」
「か、返してくださいっ」
「お前の物でもないだろう。だがお前の練習に使わせてやろう。」
「れ、練習、、?」
「ふむ。」
「あっっっ!」
ヘンドリックはウサギを地面に放った。
「さあウィレム、力を使ってみなさい。」
「え、、、」
「少しは使えるんだろう、使ってみなさい。」
「い、いやだ、、いやです」
「馬鹿め。なんの為に力を持っている。使え。」
ウィレムの目から泪が溢れた。
「ふん、すぐに泣くところは母親にそっくりだな。」
ウサギが悲鳴をあげた。ヘンドリックがウサギを踏みつけたのだ。
「あ、や、やめてっ、やめてくださいっ」
「お前がやらないともっと苦しんで死ぬのだぞ。まだごねるか?」
「やりますっ、だからっ、うぅっ、」
ウィレムは涙を腕で拭って、ウサギを見た。怯えた目で見つめ返され、ぎゅっ、と目を瞑った。ウサギの心臓を思い浮かべてぐっと力を込めた。
「うあっ、うっっ、、」
ウィレムの身体の中に、黒い何かが広がっていく。
「あ、、、あれ?」
そっと目を開けると、動かなくなったウサギが横たわっていた。死んでいると分かるのに、不思議と、さっきまでのぐちゃぐちゃした気持ちは消えていて何も感じなくなっていた。
「なんだ、上手いじゃないか。次はもう少し大きいのを準備しよう。もっと慣れないとな。」
ヘンドリックは満足して笑った。
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