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いつものように1つの布団に1人と1匹が眠る。

「おやすみ」

ナカノさんが背を向けた。

...歩き回り疲れてる筈なのに異様に目が冴えていて。

しばらく天井を見上げた後、ナカノさんの背中を見た。

少し掛け布団を下にズラすとナカノさんの形のいいお尻...。

ムズムズする...。

無意識に自分の股間をナカノさんのお尻でスリスリ擦りつけてた。

なかなか起きない。

スリスリスリスリ...

(入れたい...。)

思わずハアハア

ナカノさんのボクサーをズラすと、買い物と移動で疲れて眠るナカノさんのお尻の穴をちんぽで探した。

(あった!)

と、ズボ!

の瞬間、

「いてーーー!!!!」

ナカノさんが起きてしまった。

が、俺は我が道をゆく、でハアハアハアハア。

腰を振り振り。

「痛いからやめろって...!!
男なんだけど...まさか...発情期...?」

そのまま、ハアハア言いながら、奥に射精して一旦、落ち着いた。

「クロ...」

「ごめんなさい...」

「猫の発情期、てどうしようもないしな...去勢する訳にいかないし...」

「キョセイ...?」

「キンタマ取ること」

恐怖が襲って、縮こまってしまった。

「今のお前にさすがに出来ないから安心しろ」

「そっか...よかった...猫には年に4回だったかな、発情期の時期があるらしいんだ」

「年に4回!?」

「うん...初めての発情期だったけど」

ナカノさんが俺を凝視した。

「お前...初めてだったの...?」

「うん」

「猫のときは?」

「俺、いつもいいな、てメスは取られちゃって、ボスに」

「そっか」

「うん...」

「気持ちよかったか?」

「わからない...夢中だったから...」

「そっか...」

「うん...」

「てかさ、お前、親とかは?」

「野良だもん、俺、縄張りから外れたから...力弱いしさ」

「兄弟はいるだろ?」

「何処にいるかは知らない」

「そっか、すっきりしたなら、寝よう、俺も疲れた」

「うん...」
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