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しおりを挟む「ま、待って!」
突然、ソラが立ち上がり声を上げた。珍しく大きな声だ。
「ぼ、僕...。僕が好きなのは.....。リクとカイの2人だから!」
きょとんとした顔でリクとカイの2人はソラを見上げている。
「リクが欠けても駄目で、カイが欠けても駄目。3人で1人だから、特に僕にとっては」
「ソラ。とりあえず、落ち着いて。座って」
リクが宥め、ソラがようやく座る。
「恭一さんも気になるのは確かだけど。
しっかり者で頼りがいのあるリク。
明るくて太陽みたいで料理上手なカイ」
ソラがすうっと息を吸い込んで、凛とした瞳で恭一を見つめ直した。
「だからね。リクとカイ、優しい2人が一番、僕は大好きで、大切な人なんだ」
言葉を慎重に選びながら、3人を諭すようにソラが語る。
リクとカイの2人は、困ったな、と笑うと、ソラに両側から近づき、挟むようにして座った。
「それは俺たちだって同じだよ」
リクとカイはソラの左右のほっぺに同時に優しいキスをして笑みを浮かべる。
そんな可愛くも微笑ましい3人の姿を見て、恭一も穏やかで優しい気持ちになった。
「俺もだよ」
恭一のセリフに3人が同時に振り向いた。
「そんな兄弟思いで優しいソラが好きだ」
恭一は続けた。
「バレンタインの日、2人のチョコを受け取って欲しい、て頼んだり。
随分前に、一緒に子猫を助けたことを2人には内緒にしていたり。リクやカイを思ってのことだろう?」
ソラが押し黙った。
「そんな優しいソラが大好きなリクとカイも大好きだよ。みんな優しい子ばかりだ」
恭一の穏やかな口調と笑みで、ソラは満面の笑顔になった。
さぞかし嬉しかったのだろう。
ソラは勇気を振り絞った。
「だったら僕たち3人と付き合ってください」
「えっ」
ソラはもう1度、言った。
「僕たちと付き合ってください」
「俺...体、1つしかないんだけど」
「大丈夫です。僕たちはヤキモチ焼いたりしません。ね?リク、カイ」
ソラの両側にいる、リクとカイも、うん、と笑顔で頷いた。
「俺たち最強の3つ子だもん」
リクとカイ、ソラが見つめ合い、微笑む。
「もっともっと、僕たちは恭一さんの事が知りたいです。....駄目ですか?」
3人の美少年のそれぞれの瞳に見つめられ、恭一は吸い込まれてしまいそうだった。
リクとカイとソラは顔を見合わせると、恭一を目がけ、ゆっくりゆっくり、上目遣いで這っていく。口元には可愛い笑みを浮かんでいる。
恭一は近づいてくる3人の色っぽさと可愛さとにしり込みし、心臓が止まりそうだ。
3人は仲良く分担し、固まってしまっている恭一の体から服を優しく脱がせると、3人もそれぞれ服を脱ぎ、全裸になった。
リクとカイ、ソラ、3人から口付けをされた。
柔らかく甘い唇。
乳首にも舌が這う。
思わず、手を伸ばし、3人を抱きしめた。
あとはもう本能の赴くまま。
リクとカイとソラの白とピンクで出来たような滑らかな肌をなぞる。
ピンク色の乳首を貪ると、リクとカイ、ソラは3人がかりでフェラしてきた。
上目遣いでフェラしてくる3人に、思わず息を飲んだ。
(エロ...てか可愛い...)
その晩、代わる代わる、愛おしいソラとソラが大好きなリクとカイを抱いた。
4人で同じ天井を見上げる。
両側にはリクとカイ、恭一の上にはソラ。
ソラが恭一の上で笑顔を浮かべると、恭一も釣られて微笑んだ。
そんな2人を見て、リクとカイは恭一の頬や耳、首筋にキスをする。
愛おしい3人の3つ子の優しさに囲まれて、恭一は今までにない幸福感に包まれた。
リクとカイとソラはケーキより甘くて美味しい....。
なんて事を恭一は思いながら3人を抱き締めた。
そして。
3月14日のホワイトデイ。
恭一とリクとカイとソラはクッキーより、はたまたケーキよりも甘い甘い夜を過ごしたのでした。
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