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しおりを挟む「みんなでワイワイって、楽しいかなあって思って」
「なんだか修学旅行みたいだな」
恭一さん、大貴さん、慶太さん、お兄ちゃんまでもが、みんなが持ってきた、お菓子やジュースで盛り上がり、まるで宴会。
....お兄ちゃんのバカーーー!!!
みんなの輪から外れ、浴衣姿の僕や慶太さんと変わらない小柄で、慶太さんにも、負けず劣らずな美少年が正座してるのが目に止まった。
同じ美少年でも、ケラケラ笑う明るい慶太さんとは違い、真顔だ。
不意に目が合った。彼に笑顔はない。
「え、あ、飲み物とか、い、いいの?」
「...なんでも」
僕は紙コップにオレンジを注ぎ、彼に渡した。
「...どうも」
「初めて見るね」
「....アレの弟です」
指差した人差し指の先。
浴衣姿で爆笑してる慶太さんに辿り着いた。
「ああ、慶太さんの弟さん...兄がいつもお世話になってます」
僕も正座になり、ぺこり、頭を下げた。
「うちのアホもお世話になってます....て誰かの弟?」
「あ、優斗の兄です。知ってるかわからないけど」
「ああ!優斗さんの!」
「蓮太と奏斗、仲良くなった?普段、なるべく、無表情なもん同士、似てるな」
恭一さんが後ろに手を付き、ジュースを飲みながら僕達に気が付いたらしい。
「優斗さんがお兄さんなら安心ですよね、えっと...奏斗さん、でしたっけ」
「あ、うん、でも、僕の兄もしょっちゅう、ドジするよ?」
「ドジ、ですか?」
蓮太くんの慶太さんによく似た可愛い目が丸くなる。
「うん。箸、逆さまに持ってたり、制服とかお構いなく、ズボンのファスナー全開だったり」
「それ、まだ、可愛い方ですよ!」
「そ、そう?」
うんうん、と、蓮太くんが何度も頷いた。
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