父と息子

ミヒロ

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ガチャ。玄関のドアが開くなり、部屋着の俺は一目散に駆け寄った。

「おかえりなさい、お父さん」

「ただいま、奏斗」

背伸びした俺にお父さんがキスをくれる。

中1の俺は帰宅し、シャワーを済ませ、父が会社から帰宅するまでに簡単な夕飯を作り、お風呂も溜めて待っていた。

両親は俺が小6になってすぐに離婚した。

母の不倫がきっかけだった。
不倫相手の子供が出来た、と父に話している母の姿を夜中、偶然見かけてしまった。

父はただ呆然としていたが、僕は母をとても恨めしく思った。

僕はずっと父が大好きだった。

仕事で忙しくても、一人っ子の僕が寂しがらないよう、遊んでくれたり、動物園や博物館、山や色々、連れて行ってくれた。

父を異性として意識したのは一緒にお風呂に入っていた幼い頃から。

俺はなかなかちんこの皮が剥けず、悩んでいた。

「男同士しかわからない悩みだもんな」

父が優しく皮を剥いてくれた。

そんなとき、目に飛び込んできたのは今にも風呂場の床にくっつきそうなだらんと垂れた太くて大きなちんぽ。

端正で穏やかな顔立ちとは裏腹のそこにいつしか僕は目を奪われた。
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