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秘密のサロン

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女性専用リラクゼーションサロン??なにそれ?え、どういうこと?カフェじゃないの?え?え?ええ??


「それって、どんなサービス内容なんですか??」


戸惑いつつも、突っ込んで聞いてしまった。さすがにもう、カマトトぶってる年齢じゃないのだ。



「ふふっ、、知りたい?ですか?」



金髪美少年はそう言うと悪戯っぽく笑って、でも躊躇なく答えた。


「はっきり言っちゃうと、女性向けファッションヘルスですかね」



「へ、ヘルス??」



あまりにあけすけな答えに変な声が出る。


「はい、ゆっくりお茶とお菓子を楽しんでいただきながら、性的サービスも受けて頂けるシステムです」



「な、な、な、、、」



動揺する私を楽しんでいるみたいだ。確信犯である。



「こちらサービスメニューとなっております。どうぞご覧ください」



金髪天使はそう言うなり赤いビロードの表紙のメニューを手渡して来たのだった。



いったいどんな内容か、と思ったが、開いて見てみると普通のカフェメニューと変わらない。数種類の紅茶と、スコーン、タルト、ケーキなどのメニューが並んでいる。



「ふ、ふつーにカフェのメニューなんですね、、」



ほっとしたような、でもちょっと残念なような気持ちで呟く。



「ふふ、、期待はずれでしたか?」
目の前の天使は悪戯っぽい目で笑うと、急に顔を近づけて、、


「どんなサービスがお望みですか?」
と耳元で囁いた。


びくん!と一瞬身体に電流が走る。


「えっ、、っと、、おススメはなんですか?」


ドキドキした気持ちを悟られまいと、すかさずそう切り返したが、私の反応はお見通しだろうな。


「そうですね、、定番ですけど、マリアージュフレールのマルコポーロとスコーンの組み合わせが初回にはおすすめかな?」


「じゃ、じゃあそれで、お願いします」



「かしこまりました」



そう言うとまたにっこり微笑んで、取り出したタブレットに何か打ち込んでいる。



しばらくするとカウンター内の奥の小さな扉が開き、淹れたての紅茶と焼きたてのスコーンのいい香りと共に、注文した品が現れた。どうやら厨房は上の階にあるようだ。



金髪天使はそこからトレーごと取り出して私の前に置いた。



「とても良い香りでしょう?」そう言いながらポットからカップへとお茶を注ぐ手つきがまた美しい。


「さぁどうぞ、召し上がれ」


そう言いながらカップを手にし、私に差し出すのかと思いきや、彼は自分の口へとカップを運び、一口啜ると、くいっと私の顎を持ち上げ、なんと口移しで紅茶を私に飲ませたのだった。









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