34 / 34
第34話 次の目標
しおりを挟む
下見の成果もあり、危険ポイントを次々とパスしていく。
今のところ順調だ。
「ここで一旦止まってくれ」
「どうしたの?」
マリスが不思議そうに尋ねてくる。
だがそれも仕方ない。
周りに敵もいないし、一見何も障害が無い場所だからな。
「この先は罠が多い。目印に従って進んでくれ」
「目印?」
俺は黙って地面を指差す。
そこには俺が昨日あらかじめつけておいた目印があった。
「こんな事いつの間にやったのよ?」
サラが当然の疑問を抱く。
「昨日ちょっとな……」
「呆れた……ここまで一人で来たの?」
「まあ……な」
俺のその言葉にルイは疑問を投げかける。
「カイトならもしかして一人でこのダンジョンを攻略できてしまうんじゃないか?」
ルイの言葉に俺は少し考えこう答える。
「まあ、たしかに楽勝だろうな……だが、お前たちがいた方がボスが速く倒せるからな」
「火力扱いか。たしかにボスを一人で倒すのはかなりの時間がかかりそうだ」
もちろん楽勝の訳が無い。
工夫次第でなんとかなりそうな気もするが、いずれにせよかなりのリスクが付きまとう。
ここのダンジョンを攻略するのにそこまで自分を犠牲にする価値があるとも思えない。
俺の言動はあくまで、ボス戦を円滑に進めるための布石でしかない。
「まあ目印に関してはただの保険だ。基本的に俺の後についてくればいい」
そう言って、再び進行を開始する。
慎重に、時には大胆に階層を進んで行く。
資料や下見のお陰か、さほど苦戦することなくボス部屋の前に到着する。
「カイト……一言いいか?」
「ああ。なんだルイ」
「結局まだ、一度も戦っていないのだが……」
「そうだったか?」
「そうよ!!」
今度はサラだ。
「心配するな。ボス戦ではいやというほど活躍してもらうからな」
俺は作戦を全員に説明する。
「まあ簡単に言うと俺が引きつけてお前らが倒すという戦法だ」
「本当に簡単ね……私たちは攻撃するだけでいいの?」
サラの確認に、ルイとマリスも俺に視線を向ける。
「その通りだ。ただし俺はボスを攻撃しない。だから攻略はお前らの手にかかっているぞ」
あえて、攻撃しないというような言い方をしているが、もちろん避けるのに集中したいからだ。
情報によるとここのボスは、スピードはさほど無いが一撃がでかいらしいからな。
俺が攻撃を一手に引き受けたのにもここに理由が有る。
全員を俺が抱き込んだみたいなもんだからな。
大けがでもされたら寝覚めが悪い。
まあ俺にも攻撃が万が一にでも当たったら、金銭的負担がまた増える事になる。
もちろんそうならないように称号は敏捷特化にしてあるのを確認済みだ。
攻撃を完全に任されたことに責任感を感じ始めたのか、全員が真剣な顔つきになる
「わかった。攻撃はまかせておけ」
ルイの言葉に後の二人も頷く。
最後に軽い注意点だけをいくつか説明し、全員でボス部屋に突入する。
勝負は一方的だった。
元より正攻法でもなんとか戦える相手だったが、各々が自分の役割をしっかりとこなしたことで、中級ダンジョンのボスを封殺する事に成功した。
「なんだ。楽勝じゃない」
「そうね。思ったより全然楽だったわ」
「うむ」
マリスの一声に始まり皆一様に同意する。
俺も、もちろんその流れに乗る。
「……まあ所詮こんなもんだろうな」
そうは言ったが、内心は違った。
俺はボス戦が意外に長引いたために、スタミナを消費し、わりとギリギリの所で踏ん張っていた。
なんとか最後までもったが、体力はもう無いに等しかった。
結構危なかった。もう少し時間がかかっていたら。一撃もらっていたかもな……。
やはり本気で動くとスタミナの消費が激しい。この方法も考えものかもしれない。
全員で勝どきを上げてから、魔法陣で外へと出る。
自信満々の俺たちは、意気揚々と受付に戻る。
もちろん結果は聞くまでも無く過去最速。わかりきっていた事だ。
これでも賞金ゲットだが……。
「本当に要らないのか?」
「ああ。三人で分けてくれ」
俺は賞金を辞退した。
何の事はない。手持ちの金は初級ダンジョンで得た分で事足りるし。近々大量の金が手に入るアテもある。
ここは手伝ってくれた礼という事にしておいた方が良いだろう。後々のためにな……。
「賞金がいらないなら、そもそもなんでダンジョンを攻略しようと思ったのよ?」
サラの疑問はもっともだが、タイムアタックに対しての熱意を語っても理解はされないだろうな。
とりあえずここは適当に答えておく。
「ダンジョンが俺を呼んでいたんだ」
「……意味わかんない」
まあそうだろうな。
何故かルイも俺の言葉に反応する。
「なるほど……深いな」
ルイ。そこは納得するところじゃない。
「ねえ。私から提案があるんだけど?」
全員がマリスに注目する。
「良かったら酒場で祝勝会しましょうよ!!」
ルイとサラは二つ返事でOKを出す。
俺は……。
決めた。俺も行こう。
何事もチャレンジだ。誰もが通る道だからな。
俺は初めての飲酒体験に戦々恐々としながらも、一応強がりを言っておく。
「あらかじめ言っておくが……俺は強いぜ?」
他の三人は顔を見合わせて笑う。
「うふふ。期待しているわ」
完全に子供扱いだな。
俺は少し不愉快になりながらも、サラの行きつけという酒場について行く。
中に入ると、まだ暗くはなっていないというのに多くの人がいて賑わっていた。
「こいつら……こんな時間から酒場に入り浸っているのか」
俺の独り言に、サラが答えを返してくれる。
「ここは、酒場だけど料理もおいしいからね。賑わっているのはそのせいね。もっとも本当に酒を飲んでいるひとも相当数いると思うわ。まあ私たちも人の事はいえないけどね」
「そうね……だってこれから飲むんだし」
マリスは上機嫌だ。
酒が大好きなのかもしれない。
俺たちが席に着くと、手慣れた感じでサラが注文をしていく。
さて、俺は何を飲もう。
と、とりあえず皆と同じものをいっておくかな……。
少し不安になりながらも、皆と同じものを頼むと言おうとしたら、サラが先に注文してしまう。
「この子にはミルクを」
「ミルクね……注文は以上かい?」
「ええ、お願いね」
注文を取りにきたおばちゃんが去っていく。
どうやら俺の飲酒体験はお預けのようだ。
興味もあっただけに少し失望した。
俺はサラに憮然とした表情を向ける。
「あたりまえでしょ? 私たち三人大人がいて、あなたに飲ませるわけないでしょ」
そういってサラはクスクスと笑っている。
ルイとマリスは微笑ましく状況を見守っている。
仕方ない……。
どうやらこの世界でも飲酒は大人の嗜みらしい。
俺は仕方なくミルクでちびちびやっていると、酒に酔ってきたのかルイが急に大きい事を言いだす。
「今日の中級ダンジョンの攻略具合を考えると、もしかして俺たちなら上級ダンジョンも目指せるんじゃないか?」
「……上級。まだ誰も突破した者はいないと言われているのよ。さすがに酔い過ぎよ」
マリスが旦那をたしなめる。
サラもマリスに同調する。
「私も上級は無理だと思う。今日だってカイトがいたから楽だったというだけだもの……」
意外にも、今回の事で、サラの俺に対する評価は上がっていたらしい。
「カイトはどう思う?」
ルイが俺にも意見を求めてくる。
ここは正直に答えるしかないだろう。
「無理だ。諦めろ」
そういうとルイスはがっかりした様子を見せうなだれる。
相当酔っているなあれは。
それにしても上級ダンジョンか、調べてみない事にはなんとも言えないが、次の目標に設定してもいいのかもしれない。
その時マリスは俺の知らなかった事実を告げる。
「上級ダンジョンは世界ランカーしか入れないわよ」
「どういう事だ?」
その言葉にルイが反応する。
「言葉のまんまよ。上級ダンジョンは世界ランカーにしか解放されなくなったのよ。危険すぎるし、一般の冒険者じゃ攻略の見込みもないからね。世界ランカーなんて私たちには関係ないから説明の時はあえて言わなかったけどね」
関係あるな。
少なくとも俺には。
もちろんこのパーティーで向かうつもりは無い。
どう考えたって無理だ。足手まといにしかならないだろう。
皆の実力が相当高い事はわかるが、それでも今日のダンジョン攻略も俺にとっては縛りプレイをさせられていた状況に近い。
させられていた……というか自分からしたというか、むしろ楽しんでいたと言った方が正しいか。
俺が最初からこの三人に時間をかけ徹底的に手順を叩きこんでいたら、前回の初級ダンジョンと同じく全く緊張感のかけらもないつまらない勝負になったことに疑う余地はない。
それは……対戦相手がいないからだ。
始めから勝負にならない。圧倒的一位。今日のタイムとは比較にならないだろう。
勝負に緊張感を持たせたくて、今回はあえていくつかの事を縛ってみたが……。
結果として、少しは楽しめたが俺は全然満足できていなかった。
上級ダンジョンね……。
俺は少しずつではあるが、上級ダンジョン攻略のチャートを頭の中に描き始めていた……。
今のところ順調だ。
「ここで一旦止まってくれ」
「どうしたの?」
マリスが不思議そうに尋ねてくる。
だがそれも仕方ない。
周りに敵もいないし、一見何も障害が無い場所だからな。
「この先は罠が多い。目印に従って進んでくれ」
「目印?」
俺は黙って地面を指差す。
そこには俺が昨日あらかじめつけておいた目印があった。
「こんな事いつの間にやったのよ?」
サラが当然の疑問を抱く。
「昨日ちょっとな……」
「呆れた……ここまで一人で来たの?」
「まあ……な」
俺のその言葉にルイは疑問を投げかける。
「カイトならもしかして一人でこのダンジョンを攻略できてしまうんじゃないか?」
ルイの言葉に俺は少し考えこう答える。
「まあ、たしかに楽勝だろうな……だが、お前たちがいた方がボスが速く倒せるからな」
「火力扱いか。たしかにボスを一人で倒すのはかなりの時間がかかりそうだ」
もちろん楽勝の訳が無い。
工夫次第でなんとかなりそうな気もするが、いずれにせよかなりのリスクが付きまとう。
ここのダンジョンを攻略するのにそこまで自分を犠牲にする価値があるとも思えない。
俺の言動はあくまで、ボス戦を円滑に進めるための布石でしかない。
「まあ目印に関してはただの保険だ。基本的に俺の後についてくればいい」
そう言って、再び進行を開始する。
慎重に、時には大胆に階層を進んで行く。
資料や下見のお陰か、さほど苦戦することなくボス部屋の前に到着する。
「カイト……一言いいか?」
「ああ。なんだルイ」
「結局まだ、一度も戦っていないのだが……」
「そうだったか?」
「そうよ!!」
今度はサラだ。
「心配するな。ボス戦ではいやというほど活躍してもらうからな」
俺は作戦を全員に説明する。
「まあ簡単に言うと俺が引きつけてお前らが倒すという戦法だ」
「本当に簡単ね……私たちは攻撃するだけでいいの?」
サラの確認に、ルイとマリスも俺に視線を向ける。
「その通りだ。ただし俺はボスを攻撃しない。だから攻略はお前らの手にかかっているぞ」
あえて、攻撃しないというような言い方をしているが、もちろん避けるのに集中したいからだ。
情報によるとここのボスは、スピードはさほど無いが一撃がでかいらしいからな。
俺が攻撃を一手に引き受けたのにもここに理由が有る。
全員を俺が抱き込んだみたいなもんだからな。
大けがでもされたら寝覚めが悪い。
まあ俺にも攻撃が万が一にでも当たったら、金銭的負担がまた増える事になる。
もちろんそうならないように称号は敏捷特化にしてあるのを確認済みだ。
攻撃を完全に任されたことに責任感を感じ始めたのか、全員が真剣な顔つきになる
「わかった。攻撃はまかせておけ」
ルイの言葉に後の二人も頷く。
最後に軽い注意点だけをいくつか説明し、全員でボス部屋に突入する。
勝負は一方的だった。
元より正攻法でもなんとか戦える相手だったが、各々が自分の役割をしっかりとこなしたことで、中級ダンジョンのボスを封殺する事に成功した。
「なんだ。楽勝じゃない」
「そうね。思ったより全然楽だったわ」
「うむ」
マリスの一声に始まり皆一様に同意する。
俺も、もちろんその流れに乗る。
「……まあ所詮こんなもんだろうな」
そうは言ったが、内心は違った。
俺はボス戦が意外に長引いたために、スタミナを消費し、わりとギリギリの所で踏ん張っていた。
なんとか最後までもったが、体力はもう無いに等しかった。
結構危なかった。もう少し時間がかかっていたら。一撃もらっていたかもな……。
やはり本気で動くとスタミナの消費が激しい。この方法も考えものかもしれない。
全員で勝どきを上げてから、魔法陣で外へと出る。
自信満々の俺たちは、意気揚々と受付に戻る。
もちろん結果は聞くまでも無く過去最速。わかりきっていた事だ。
これでも賞金ゲットだが……。
「本当に要らないのか?」
「ああ。三人で分けてくれ」
俺は賞金を辞退した。
何の事はない。手持ちの金は初級ダンジョンで得た分で事足りるし。近々大量の金が手に入るアテもある。
ここは手伝ってくれた礼という事にしておいた方が良いだろう。後々のためにな……。
「賞金がいらないなら、そもそもなんでダンジョンを攻略しようと思ったのよ?」
サラの疑問はもっともだが、タイムアタックに対しての熱意を語っても理解はされないだろうな。
とりあえずここは適当に答えておく。
「ダンジョンが俺を呼んでいたんだ」
「……意味わかんない」
まあそうだろうな。
何故かルイも俺の言葉に反応する。
「なるほど……深いな」
ルイ。そこは納得するところじゃない。
「ねえ。私から提案があるんだけど?」
全員がマリスに注目する。
「良かったら酒場で祝勝会しましょうよ!!」
ルイとサラは二つ返事でOKを出す。
俺は……。
決めた。俺も行こう。
何事もチャレンジだ。誰もが通る道だからな。
俺は初めての飲酒体験に戦々恐々としながらも、一応強がりを言っておく。
「あらかじめ言っておくが……俺は強いぜ?」
他の三人は顔を見合わせて笑う。
「うふふ。期待しているわ」
完全に子供扱いだな。
俺は少し不愉快になりながらも、サラの行きつけという酒場について行く。
中に入ると、まだ暗くはなっていないというのに多くの人がいて賑わっていた。
「こいつら……こんな時間から酒場に入り浸っているのか」
俺の独り言に、サラが答えを返してくれる。
「ここは、酒場だけど料理もおいしいからね。賑わっているのはそのせいね。もっとも本当に酒を飲んでいるひとも相当数いると思うわ。まあ私たちも人の事はいえないけどね」
「そうね……だってこれから飲むんだし」
マリスは上機嫌だ。
酒が大好きなのかもしれない。
俺たちが席に着くと、手慣れた感じでサラが注文をしていく。
さて、俺は何を飲もう。
と、とりあえず皆と同じものをいっておくかな……。
少し不安になりながらも、皆と同じものを頼むと言おうとしたら、サラが先に注文してしまう。
「この子にはミルクを」
「ミルクね……注文は以上かい?」
「ええ、お願いね」
注文を取りにきたおばちゃんが去っていく。
どうやら俺の飲酒体験はお預けのようだ。
興味もあっただけに少し失望した。
俺はサラに憮然とした表情を向ける。
「あたりまえでしょ? 私たち三人大人がいて、あなたに飲ませるわけないでしょ」
そういってサラはクスクスと笑っている。
ルイとマリスは微笑ましく状況を見守っている。
仕方ない……。
どうやらこの世界でも飲酒は大人の嗜みらしい。
俺は仕方なくミルクでちびちびやっていると、酒に酔ってきたのかルイが急に大きい事を言いだす。
「今日の中級ダンジョンの攻略具合を考えると、もしかして俺たちなら上級ダンジョンも目指せるんじゃないか?」
「……上級。まだ誰も突破した者はいないと言われているのよ。さすがに酔い過ぎよ」
マリスが旦那をたしなめる。
サラもマリスに同調する。
「私も上級は無理だと思う。今日だってカイトがいたから楽だったというだけだもの……」
意外にも、今回の事で、サラの俺に対する評価は上がっていたらしい。
「カイトはどう思う?」
ルイが俺にも意見を求めてくる。
ここは正直に答えるしかないだろう。
「無理だ。諦めろ」
そういうとルイスはがっかりした様子を見せうなだれる。
相当酔っているなあれは。
それにしても上級ダンジョンか、調べてみない事にはなんとも言えないが、次の目標に設定してもいいのかもしれない。
その時マリスは俺の知らなかった事実を告げる。
「上級ダンジョンは世界ランカーしか入れないわよ」
「どういう事だ?」
その言葉にルイが反応する。
「言葉のまんまよ。上級ダンジョンは世界ランカーにしか解放されなくなったのよ。危険すぎるし、一般の冒険者じゃ攻略の見込みもないからね。世界ランカーなんて私たちには関係ないから説明の時はあえて言わなかったけどね」
関係あるな。
少なくとも俺には。
もちろんこのパーティーで向かうつもりは無い。
どう考えたって無理だ。足手まといにしかならないだろう。
皆の実力が相当高い事はわかるが、それでも今日のダンジョン攻略も俺にとっては縛りプレイをさせられていた状況に近い。
させられていた……というか自分からしたというか、むしろ楽しんでいたと言った方が正しいか。
俺が最初からこの三人に時間をかけ徹底的に手順を叩きこんでいたら、前回の初級ダンジョンと同じく全く緊張感のかけらもないつまらない勝負になったことに疑う余地はない。
それは……対戦相手がいないからだ。
始めから勝負にならない。圧倒的一位。今日のタイムとは比較にならないだろう。
勝負に緊張感を持たせたくて、今回はあえていくつかの事を縛ってみたが……。
結果として、少しは楽しめたが俺は全然満足できていなかった。
上級ダンジョンね……。
俺は少しずつではあるが、上級ダンジョン攻略のチャートを頭の中に描き始めていた……。
0
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(22件)
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
処刑された勇者は二度目の人生で復讐を選ぶ
シロタカズキ
ファンタジー
──勇者は、すべてを裏切られ、処刑された。
だが、彼の魂は復讐の炎と共に蘇る──。
かつて魔王を討ち、人類を救った勇者 レオン・アルヴァレス。
だが、彼を待っていたのは称賛ではなく、 王族・貴族・元仲間たちによる裏切りと処刑だった。
「力が強すぎる」という理由で異端者として断罪され、広場で公開処刑されるレオン。
国民は歓喜し、王は満足げに笑い、かつての仲間たちは目を背ける。
そして、勇者は 死んだ。
──はずだった。
十年後。
王国は繁栄の影で腐敗し、裏切り者たちは安穏とした日々を送っていた。
しかし、そんな彼らの前に死んだはずの勇者が現れる。
「よくもまあ、のうのうと生きていられたものだな」
これは、英雄ではなくなった男の復讐譚。
彼を裏切った王族、貴族、そしてかつての仲間たちを絶望の淵に叩き落とすための第二の人生が、いま始まる──。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
作者さん!お知らせとかでこの続きがあるの教えた方がいいんじゃない?
そっちも更新止まってるけどwww
笑えねぇーよ!
何回も同じ話を読んでもう1年近くも続きを待ってますよ作者さん。
早く続きを見たいです。_|\○_オネガイシヤァァァァァス!!