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人助けをしたらこんな事になったそうです。人間編
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今日もいつも通りの昼、畑仕事は終わって害獣は少なくなってきた。
村長や村の農夫たちが暴れたせいだねどう考えてもゆ
そして狩った獲物は干し肉にしたり、食べれない部位などは火葬する。
それでどうしたものか。珍しく姉さんに絡まれず、修行も村長の都合でない。
故にやることがなく、魔法を使いながら村を散歩しているわけだ。
どうもやる気が起きず秘密基地作成も作業があまり進まない。
基本的に真夜中に増築してるしなー。
寝ながら修行とか出来ないかと模索しているが中々上手くいかずどうするか考えながら木剣を振る。
眠気は目覚まし魔法を本格的に作った。使うと数秒、軽く頭が痛くなる。でもそのあとスッキリする。
疲労は回復魔法を使ってたら治るようにいつの間にかなっていた。なんでかな?
それでも軽くは運動しておかないと少し落ち着かないあたり、習慣になってきてるなー。
そういえば、もう9歳になって一月ぐらいか。
村長による地獄の修業も一年以上続き、日々化け物の如き勢いで成長している姉さんになんとかついていけてはない。
防げてはいるのよ?攻撃、なんとか。
だんだん死にものぐるいでやっても埋まらない姉さんとの差。兄さんは、村長とガチで奥さん監修の元、デスマッチのような修業しているとかなんとか。たまに血だらけで帰って来るんだぜ?母さん一回悲鳴上げたし。
村長は、「二人ともそろそろ魔王の幹部の最強倒せるかもな、はっはっは。」って笑ってた。
笑い事じゃない!って抗議したら「大丈夫大丈夫。そろそろ天井当たるから。」って言われた。小声で。
普通にガセだと思った。だって凄い試合してるもの。
それでも制限時間が10分で、それまでどっちもほぼ止まらない。
汗びっしょりで毎回終わっていて、その内倒れやしないかと少し心配である。
戦闘の時以外はいつも自作の魔法で自分に重力やらなんやら説明しづらいのもあるからめんどくさいが何個ぐらい付けてたかな?まあいいや。魔力強化は使ってないよ?流石に姉さん相手じゃ少しだけ使って反応速度を上げるけど。
でも、なんか動き終えて休んでるけど、いい時間だ。
のんびりと出来る時間はやっぱり格別だ。・・・普段から出来てないと、余計にね?
「お~い。ジークも遊ぼうぜ?」
元気に聞いてくる少年。
名前はゲイルと言って明るい茶髪の純粋な、いや単純と言った方がいいか?そんな感じの男の子である。
思ったことが言葉に出てしまうらしく、余計な一言で女性たちを怒らせたことがあるらしい。
これは、こりようがないかな?忘れてそうだなぁ、あの笑顔を見てるとそう思えてならない。
「あー、なんの遊びしてるの?」
「最初は軽い組手だったけど、今は球当てをしてるよ。」
「球当て?どんな遊びだそれ?」
的当てじゃないのか?そう思った。
「あんなの。」
そう言ってゲイルの指が指し示す方を見る。
そこには布で包まれた中身分からないボールが投げられ、避ける人や取って投げ返す人がいた。
これだけでルール把握するのは無理だ。そんな頭良くない。
「いやっルールは?」
こっちから聞くと頑張って説明してくれた。
思ったことはぽろっと言うくせに説明は下手で長文になったので、まとめるとこんな感じ?
ボールを投げる人を二人決めて、その他の人にボールを当てたら終わり。
ボールは避けてもいいし、取ってもいい。
取ったボールは二人側のどっちかにボールを投げること。
ボールを当てられて落とすと当てられた人は10秒その場で数を数える。二人側のみ適用
全員当てられるまで基本的に続く。以上
っとこう言うルールなので僕は、
「ごめん、見てるだけじゃダメか?」
「えっ?でも、つまらなくないか?」
まあ、基本そう思って当たり前か。
でも、見てるだけでも楽しいものだ。
それにやろうと思えば観察眼を養える。・・・はず。
「観戦するのがいいんだ。」
「そっか~、わかった。混ざりたかったらいつでも言ってね!」
「ああ、ありがとう。」
そして始まる遊びをのんびりとくつろぎながら見てると微笑ましく思える。
平和だなってこういう時思えるな。
ボールの速度が速い気がするけど。
レムナとラッテルもいるのか。
大丈夫だよな?
二人側の方はもう鬼と呼ぼう。どう見たって当て鬼っぽいし。
鬼の二人はあまり連携していないが速い球を投げている。
あっ、レムナが狙われた。
「させるかー!!」
すげぇ、どこから出た?今。一瞬にしてレムナとボールの射線上に現れたと思えばあの速い球を両手で取れるとは。
それに結構回転かかってたよねさっきの。
「らぁっ!」
豪速球が飛んでって二人に連鎖して落ちた。なに今の?
鬼の二人当たった場所に手を当ててうずくまってるけど大丈夫か?
「レムナ、大丈夫か?ほら、行くぞ。」
「あ、ありがとう。ラッテル。」
あいつ。ボール来るかは気にしてても二人の方は無視してるな。
そういやあのボールの中に何が入ってるんだ?
動くのめんどいし魔法使うか。
やることは簡単。透視をするだけ。しかしへんな事故が起きないようにしとくか。
誰かの服無い姿とか、見えてるこっちが罪悪感わいて、軽く死にたくなってくるんだよな~。
うん、案の定っつうかなんつうかー、ボールだった。
布のボールの中身。木で出来たボールだった。
驚いてるよ、僕は。
木で出来てることに驚いているんじゃ無い。
完成度、高くない?強度、おかしくない?
もはや癖になっている気がする隠蔽しながら解析発動。
あれだけポイポイ投げられ、当てられたはずなのに形が全くと言っていいほどきれいに丸形をたもっている。
見ただけでは解らないしとてつもなく分かりずらかったが弱く硬化の魔法がかかってるようだった。
ただ、範囲発動のようで当たった奴も当たる前に硬化するようだがそれでも痛そうだ。
衝撃も殺せて無さそうだし。
そんな風に考えていると後ろから声をかけられた。
「お前はやらないのか?」
「そう言うあんたこそ、遊んでやればいいじゃないか。ハウゼンさん。」
「呼び捨てでいい。それに私は手加減が苦手でな。実際にもう一つあったボールを壊してしまっている。」
苦笑しながらそう言う狼男。というか。
「本当、人に化けるの上手くなったよな。」
今の彼は、どこからどう見ても人間に見える。最初まんま狼男になっててカッコ良かった。
それに手加減の練習のため、村長に組手をしてもらっている。
ただ、姉さんがハウゼンと少し戦いたそうにしていたが、
「もう少し待て。そうだなー。後1年修業したらな。」
と、村長にそんなことを言われていた。
「しかし、・・・楽しそうだね、あの二人も。」
そう言って合流して逃げている、化けてない二人。セレンとシレアに目を向ける。
「ああ、魔族は強くあるために子供も狩りや修練として戦いを経験しなければならない。もはや伝統のようになってしまってやらねば臆病者扱いされてしまうのだ。」
なんて小心者に優しくない種族。魔族に生まれなくて本当に良かった。
あれ?でも今も怖い思いしながら強くなってるよね?結局同じだったりしないよね?ね?
「ってことは、あの二人は手加減してたりするのか?」
「いや、あまりしていないはずだ。ゼルス殿が大丈夫と言っていたからな。」
丁度取って投げ返している。すごいな。ラッテルの投げたボールより若干はやい。
「あっ!」
ちょ、直撃!?
「いや、かろうじて腕で防いでいる!」
いい判断だ。完全に急所に当たったと思ったが、腕を出してなんとか取ろうとしたようだ。
しかし、腕からボールが出てしまい、その場に直立して10秒数え始めた。
もう片方の鬼がボールを拾い、追いかけて行く。
「どうした?」
少し驚いたようにこっちを見て聞いてくるハウゼン。
「いや、少しな。驚いちゃったのさ。」
あーヒヤヒヤした。
「そういえば、お前の父上からお前を呼ぶよう言われていてな、急ぎでは無いので会えたら伝えて欲しいと。」
「父さんが?どうしたんだろう?手伝いは済ませたはずだしなぁ。
まあでも行くか、教えてくれてありがとうね、ハウゼンさん。じゃっ、行ってくる。」
そんな感じで歩きで家を目指した。
家に着いて、ドアを開ける。
「あらジーク、お帰りなさい。」
「ただいま、母さん。父さんってどこにいるか知ってる?」
母さんなら父さんがどこにいるか大体知ってるからな。
「ガルド?ガルドなら村長と薬屋にいるはずよ?」
薬屋か。あー、アルバさんのところか。
「ありがとう、呼ばれてるらしいから行ってきます。」
「気をつけて行って来なさいね~。」
母さんがのんびりとそう言ってから扉を閉めた。
家に着くまでのんびりと歩いてきたが大体20分ぐらいかかったかな?
村を通って村の端っこにある店に着いた。
「確かここだったよな?」
かなり前に一回来たぐらいだからうろ覚えなんだよなぁ。
「すみませーん。」
ノックしながら声を出す。
すると扉が開き、少しがっしりとした体格の男が出てきた。
「ジーク、どうした?栄養剤か?風邪薬か?お前んとこの誰かが体調不良とは。それともリゼラが倒れたりでもしたか?」
「いやいや、アルバさん。今日は父さんを探してて、母さんがここにいるんじゃないかと言うので来たんです。少し前に呼ばれましたし。」
薬屋の店主アルバさん。
グラシャさんの弟子で、グラシャさんと一緒に薬の開発もしてたりする。
自分の子供にも薬の基礎を教えていて、青空教室でたまに薬草やらの知識を話して試しに薬を作ったりしている。
自分で材料を取りに行くことが多いので、結構な武闘派である。
「そうか、ガルドなら奥にいるぞ。ただ、あんまり騒ぐなよ?」
「はーい。」
そう言って店に入って奥に行く。
奥の部屋には姉さんと父さん、そして怪我をしている男の人がいた。
「ん?ジークか。少し待ってくれ、もう少しで一段落するから。」
手際よく作業を進める父さん。2分ほどで作業は終了した。
「リリがけが人を担いで来た時は驚いたよ。急いで手当てしたが肩の傷がもう少し深かったら助けるのは難しかっただろうね。なんにせよ、間に合って良かった。」
「姉さん。その人とはどこで会ったの?」
「それは、魔物に襲われてて助けに行った時には肩に一撃受けていたわ。」
「どんな魔物だったの?」
「紫色で頭に角があるクマみたいな魔物よ。」
「リリ?もしかして、その魔物は倒したのかい?」
「剣で倒したよ?」
「そうか、じゃあこの人のことは私が見ておくから。二人は家に帰っていいよ。」
まあ、僕らにできそうなこと無さそうだし、いても邪魔かね?
「私は残る。」
姉さんはそう言ったが、父さんの反応はどうか?
「まず家に帰ってリゼラにただいまと言ってくれ。それに、今日だけではこの人の目は覚めないだろう。それに起きたらすぐいなくなることはないから。」
そう言われて姉さんは帰ることにしたようだ。
翌日
いつも通りの朝。
見舞いに行くのかふと気になり姉さんを探す。
しかし、瞑想に集中してたら結構時間が経っていて、母さんに聞いたら朝から行ってまだ帰ってないらしい。
と言っても二時間程度しか経ってないし、ついでに見舞いに行くか。
そして僕は薬屋に向けて歩く。
着くと店の中は、怪我した人が目を覚ましていたようで騒がしい。
「頼む。彼女を、我が学園に入学させてはもらえないだろうか。」
店に入るとそんな声が聞こえてきた。
「えっと、学園とは一体どんなものなんですか?」
父さんは学園を知らないようだ。あーでも当たり前かもしれない。
こんな辺境っぽい村の一村人が知るわけないわな。基本、好きな人がやってる青空教室なんだし。
そんな父さんに学園の魅力を伝えようと必死に説明している人。
しかし、説明は長かった。
「そこら辺は親子で話し合って決めればいいんじゃねーか?」
村長がまた無責任なことを、自分の娘だったら意地でも行かせないくせになー。
でも、止めるには良かった。ヒートアップしてたし、父さんも止めれなさそうだったし。
姉さん、あの顔は何言ってるかわかってないな。
「姉さん、少し外に行こうか?」
「ジーク、来てたの?でも何で?」
「いいからいいから、遊びでも何でも付き合うからさ?」
「本当!?じゃあ、少し組み手してから剣で手合わせしましょ?」
「えっ!?あっ、うん・・・分かったよ。」
突然の姉さんの勢いに驚いてそんな声しか出なかった。
姉さん、何でもって言ったけどね。
何でバトルが大好きなの?娯楽がほとんどないから仕方ないのか?
外に出たので、互いに距離を置き、構える。
そういや、始めの合図どうしよう。
タッという音がして、嫌な予感がした。
すぐ僕は右から左へ腕を振った。そしてすぐに気配を探る。
腕を振り切った状態の姉さんがいる。
基本速度は姉さんが上なので基本僕は後手に回るしかない。
しかし、この姉は性分なのか攻撃する位置とかが分かりやすいのだ。
それでも速いせいで引きつけてからしないと受け流せやしないが。
そしてミスすると重い一撃が来るっていうね。
走馬灯みたいに時間がゆっくりになるのは勘弁してほしいです。
そこから一気に連打が来るのを掌底を打ちこんで距離をとることで回避する。
距離が開いてやっと話せる。
「始めの合図なしですか。」
「だって準備良さそうだったし。」
だから始めたと?見てたけど視界から一瞬消えたからね、あなた。
もう目の前にいるし。危な!
攻撃する姉さんとそれを捌く僕。
しかし、どうしても捌き切れないものが出てくるのでなんとか掠る程度に抑える。
そして、正面からだけでなく素早く側面や背後からも攻撃してくるのでたまったもんじゃない。
姉さん今すごくいい笑顔で笑ってるわー。怖いわー。
一度でも読み違えたら即負けるからずっと綱渡り状態だよまったく。
距離とるために攻撃した時、普通に反撃くらったから結構つらかったりする。
迫り来る姉の拳、とっさにジャンプして一撃もらい、勢いに任せて吹っ飛ぶ。
受け身をとることを忘れない。
「姉さん、軽い組み手にしては、やり過ぎだと、思うんだ。」
あーつらい、息しにくい。少しは衝撃を緩和したはずなのになんでこんなに痛いんだよう。
「しょうがないなぁ。じゃあさっさと剣取りに行くよ。」
酷いなぁ。まあ、まだマシな方か。
少しして姉さんが木剣を二つ持ってきた。あれ?早すぎないか?
「姉さん?その木剣はどこから?」
少し大きめの木剣である。
姉さんに投げ渡されたので受け取ろうとした。しかし綺麗に飛んで来るなー。
持った瞬間、ズシッとくる重みに少し驚いた。
これどう考えても木の重みじゃない。
「姉さん?これ、本当に木剣で合ってる?中に鉄が仕込んであるとか嫌なんだけど。」
すると姉さんは笑顔で、
「大丈夫よ。アルバおじさんが笑いながらくれたから少し重いだけの木剣だよ。きっと。」
きっと?きっとってなんだよ?怖いじゃん。あー、死にたくないな。
いや、どっちなんだろ?死にたいのか?
まあ、姉さんがこんな調子じゃおちおち死んどれんかな?
たまに忘れ物するし、実力あるけど警戒心薄い感じだしな。
兄さんはなんか大変そうだしなぁ。
そんなこと考えながら試し振り、少し防御も練習する。
「さあ、やるわよジーク!」
「はいはい、分かったよ。」
ため息が出そうなぐらいゆったり言いながら構える。
そうは言っても、姉さんのが強いから生きること優先で行かないとな。
姉さんが距離を詰めてくる。
牽制に剣を振る。
姉さんがカウンターで横薙ぎに振る。
少し強引に軌道を変えて姉さんと剣を合わせる。
無理にやったせいか、剣と剣が衝突して僕は吹っ飛んだ。
姉さん、どんなパワーしてんですか。
幸い受け身が間に合ったので大丈夫だができてなかったら、背中の骨最悪折れてたな。
「ちょっとジーク大丈夫!?」
さすがにやばいと思ったか?
「うん、なんとか大丈夫みたい。」
「じゃあもう一回やりましょ?ほら、そんな嫌そうにしない!」
どうやら表情に出たらしい。
そういえば、前世の時も顔で分かりやすいとか言われてたっけ。
相手はするけどね?
5分後?
うん、目に見えて手加減したと思ったら、次は身体強化使ってきたり、完全に僕で実験してるよね?
というか、なんだあれ?
一瞬、姉さんが右から振ってきたと思ったらブレたように見えて、左右両方から衝撃が来て悶絶とか以前に気絶した。
その後、起こされて聞いたが、思いついたことを実践してみて失敗したらしい。
左右3撃ずつが2撃ずつになってしまったそうで、原因は手加減もしながらだったからだそうだ。
それなら手加減しっかり覚えこんでからやれば良かったんじゃなかろうか。
腹がかなり痛いが動けないほどじゃない。
「よし、次で最後にしよ?」
何がよしなのかまったく分からないが最後にしてくれるらしい。
最後くらい、なんとかやってみるか。
「分かった。最後なんだし、なんとか頑張って動くよ。」
けど、やっぱり歩くたびに痛みが来る。
いつも通り、剣を構えて真っ直ぐに相手を見る。
深呼吸をして落ち着いて意識を集中させる。
やけに静かになってる。
風も止んで、姉さんを見てるけど少し、怖い気持ちも薄い。
少し心臓の音が聞こえる気がする。
リズムとってるみたいだ。
どれだけ経ったか知らないが、姉さんの足が少しずれた。
そこから一気に動き出す。
軌道をずらすように剣を合わせる。
ちゃんばらでもやらないようなジャンプ回避。この時側転する感じで飛んで自分は隙だらけ。
でもそこから体を横回転させて姉さんに一撃当てれないか試みる。
普通に受け止められてしまうが剣を離して地面に手をついて足払い。
軽くとんで躱されて目の前に木剣が迫り、ガッと音を立てて終了した。
結局いいとこ無しだな。はははは、きっつい。
あと、姉さんが学園に行くことはなかった。
それであの人本当に残念そうだったよ。
ちなみに名前はダグラスさんと言うんだそうな。
まあ、もう会うこともないだろうな。
村長や村の農夫たちが暴れたせいだねどう考えてもゆ
そして狩った獲物は干し肉にしたり、食べれない部位などは火葬する。
それでどうしたものか。珍しく姉さんに絡まれず、修行も村長の都合でない。
故にやることがなく、魔法を使いながら村を散歩しているわけだ。
どうもやる気が起きず秘密基地作成も作業があまり進まない。
基本的に真夜中に増築してるしなー。
寝ながら修行とか出来ないかと模索しているが中々上手くいかずどうするか考えながら木剣を振る。
眠気は目覚まし魔法を本格的に作った。使うと数秒、軽く頭が痛くなる。でもそのあとスッキリする。
疲労は回復魔法を使ってたら治るようにいつの間にかなっていた。なんでかな?
それでも軽くは運動しておかないと少し落ち着かないあたり、習慣になってきてるなー。
そういえば、もう9歳になって一月ぐらいか。
村長による地獄の修業も一年以上続き、日々化け物の如き勢いで成長している姉さんになんとかついていけてはない。
防げてはいるのよ?攻撃、なんとか。
だんだん死にものぐるいでやっても埋まらない姉さんとの差。兄さんは、村長とガチで奥さん監修の元、デスマッチのような修業しているとかなんとか。たまに血だらけで帰って来るんだぜ?母さん一回悲鳴上げたし。
村長は、「二人ともそろそろ魔王の幹部の最強倒せるかもな、はっはっは。」って笑ってた。
笑い事じゃない!って抗議したら「大丈夫大丈夫。そろそろ天井当たるから。」って言われた。小声で。
普通にガセだと思った。だって凄い試合してるもの。
それでも制限時間が10分で、それまでどっちもほぼ止まらない。
汗びっしょりで毎回終わっていて、その内倒れやしないかと少し心配である。
戦闘の時以外はいつも自作の魔法で自分に重力やらなんやら説明しづらいのもあるからめんどくさいが何個ぐらい付けてたかな?まあいいや。魔力強化は使ってないよ?流石に姉さん相手じゃ少しだけ使って反応速度を上げるけど。
でも、なんか動き終えて休んでるけど、いい時間だ。
のんびりと出来る時間はやっぱり格別だ。・・・普段から出来てないと、余計にね?
「お~い。ジークも遊ぼうぜ?」
元気に聞いてくる少年。
名前はゲイルと言って明るい茶髪の純粋な、いや単純と言った方がいいか?そんな感じの男の子である。
思ったことが言葉に出てしまうらしく、余計な一言で女性たちを怒らせたことがあるらしい。
これは、こりようがないかな?忘れてそうだなぁ、あの笑顔を見てるとそう思えてならない。
「あー、なんの遊びしてるの?」
「最初は軽い組手だったけど、今は球当てをしてるよ。」
「球当て?どんな遊びだそれ?」
的当てじゃないのか?そう思った。
「あんなの。」
そう言ってゲイルの指が指し示す方を見る。
そこには布で包まれた中身分からないボールが投げられ、避ける人や取って投げ返す人がいた。
これだけでルール把握するのは無理だ。そんな頭良くない。
「いやっルールは?」
こっちから聞くと頑張って説明してくれた。
思ったことはぽろっと言うくせに説明は下手で長文になったので、まとめるとこんな感じ?
ボールを投げる人を二人決めて、その他の人にボールを当てたら終わり。
ボールは避けてもいいし、取ってもいい。
取ったボールは二人側のどっちかにボールを投げること。
ボールを当てられて落とすと当てられた人は10秒その場で数を数える。二人側のみ適用
全員当てられるまで基本的に続く。以上
っとこう言うルールなので僕は、
「ごめん、見てるだけじゃダメか?」
「えっ?でも、つまらなくないか?」
まあ、基本そう思って当たり前か。
でも、見てるだけでも楽しいものだ。
それにやろうと思えば観察眼を養える。・・・はず。
「観戦するのがいいんだ。」
「そっか~、わかった。混ざりたかったらいつでも言ってね!」
「ああ、ありがとう。」
そして始まる遊びをのんびりとくつろぎながら見てると微笑ましく思える。
平和だなってこういう時思えるな。
ボールの速度が速い気がするけど。
レムナとラッテルもいるのか。
大丈夫だよな?
二人側の方はもう鬼と呼ぼう。どう見たって当て鬼っぽいし。
鬼の二人はあまり連携していないが速い球を投げている。
あっ、レムナが狙われた。
「させるかー!!」
すげぇ、どこから出た?今。一瞬にしてレムナとボールの射線上に現れたと思えばあの速い球を両手で取れるとは。
それに結構回転かかってたよねさっきの。
「らぁっ!」
豪速球が飛んでって二人に連鎖して落ちた。なに今の?
鬼の二人当たった場所に手を当ててうずくまってるけど大丈夫か?
「レムナ、大丈夫か?ほら、行くぞ。」
「あ、ありがとう。ラッテル。」
あいつ。ボール来るかは気にしてても二人の方は無視してるな。
そういやあのボールの中に何が入ってるんだ?
動くのめんどいし魔法使うか。
やることは簡単。透視をするだけ。しかしへんな事故が起きないようにしとくか。
誰かの服無い姿とか、見えてるこっちが罪悪感わいて、軽く死にたくなってくるんだよな~。
うん、案の定っつうかなんつうかー、ボールだった。
布のボールの中身。木で出来たボールだった。
驚いてるよ、僕は。
木で出来てることに驚いているんじゃ無い。
完成度、高くない?強度、おかしくない?
もはや癖になっている気がする隠蔽しながら解析発動。
あれだけポイポイ投げられ、当てられたはずなのに形が全くと言っていいほどきれいに丸形をたもっている。
見ただけでは解らないしとてつもなく分かりずらかったが弱く硬化の魔法がかかってるようだった。
ただ、範囲発動のようで当たった奴も当たる前に硬化するようだがそれでも痛そうだ。
衝撃も殺せて無さそうだし。
そんな風に考えていると後ろから声をかけられた。
「お前はやらないのか?」
「そう言うあんたこそ、遊んでやればいいじゃないか。ハウゼンさん。」
「呼び捨てでいい。それに私は手加減が苦手でな。実際にもう一つあったボールを壊してしまっている。」
苦笑しながらそう言う狼男。というか。
「本当、人に化けるの上手くなったよな。」
今の彼は、どこからどう見ても人間に見える。最初まんま狼男になっててカッコ良かった。
それに手加減の練習のため、村長に組手をしてもらっている。
ただ、姉さんがハウゼンと少し戦いたそうにしていたが、
「もう少し待て。そうだなー。後1年修業したらな。」
と、村長にそんなことを言われていた。
「しかし、・・・楽しそうだね、あの二人も。」
そう言って合流して逃げている、化けてない二人。セレンとシレアに目を向ける。
「ああ、魔族は強くあるために子供も狩りや修練として戦いを経験しなければならない。もはや伝統のようになってしまってやらねば臆病者扱いされてしまうのだ。」
なんて小心者に優しくない種族。魔族に生まれなくて本当に良かった。
あれ?でも今も怖い思いしながら強くなってるよね?結局同じだったりしないよね?ね?
「ってことは、あの二人は手加減してたりするのか?」
「いや、あまりしていないはずだ。ゼルス殿が大丈夫と言っていたからな。」
丁度取って投げ返している。すごいな。ラッテルの投げたボールより若干はやい。
「あっ!」
ちょ、直撃!?
「いや、かろうじて腕で防いでいる!」
いい判断だ。完全に急所に当たったと思ったが、腕を出してなんとか取ろうとしたようだ。
しかし、腕からボールが出てしまい、その場に直立して10秒数え始めた。
もう片方の鬼がボールを拾い、追いかけて行く。
「どうした?」
少し驚いたようにこっちを見て聞いてくるハウゼン。
「いや、少しな。驚いちゃったのさ。」
あーヒヤヒヤした。
「そういえば、お前の父上からお前を呼ぶよう言われていてな、急ぎでは無いので会えたら伝えて欲しいと。」
「父さんが?どうしたんだろう?手伝いは済ませたはずだしなぁ。
まあでも行くか、教えてくれてありがとうね、ハウゼンさん。じゃっ、行ってくる。」
そんな感じで歩きで家を目指した。
家に着いて、ドアを開ける。
「あらジーク、お帰りなさい。」
「ただいま、母さん。父さんってどこにいるか知ってる?」
母さんなら父さんがどこにいるか大体知ってるからな。
「ガルド?ガルドなら村長と薬屋にいるはずよ?」
薬屋か。あー、アルバさんのところか。
「ありがとう、呼ばれてるらしいから行ってきます。」
「気をつけて行って来なさいね~。」
母さんがのんびりとそう言ってから扉を閉めた。
家に着くまでのんびりと歩いてきたが大体20分ぐらいかかったかな?
村を通って村の端っこにある店に着いた。
「確かここだったよな?」
かなり前に一回来たぐらいだからうろ覚えなんだよなぁ。
「すみませーん。」
ノックしながら声を出す。
すると扉が開き、少しがっしりとした体格の男が出てきた。
「ジーク、どうした?栄養剤か?風邪薬か?お前んとこの誰かが体調不良とは。それともリゼラが倒れたりでもしたか?」
「いやいや、アルバさん。今日は父さんを探してて、母さんがここにいるんじゃないかと言うので来たんです。少し前に呼ばれましたし。」
薬屋の店主アルバさん。
グラシャさんの弟子で、グラシャさんと一緒に薬の開発もしてたりする。
自分の子供にも薬の基礎を教えていて、青空教室でたまに薬草やらの知識を話して試しに薬を作ったりしている。
自分で材料を取りに行くことが多いので、結構な武闘派である。
「そうか、ガルドなら奥にいるぞ。ただ、あんまり騒ぐなよ?」
「はーい。」
そう言って店に入って奥に行く。
奥の部屋には姉さんと父さん、そして怪我をしている男の人がいた。
「ん?ジークか。少し待ってくれ、もう少しで一段落するから。」
手際よく作業を進める父さん。2分ほどで作業は終了した。
「リリがけが人を担いで来た時は驚いたよ。急いで手当てしたが肩の傷がもう少し深かったら助けるのは難しかっただろうね。なんにせよ、間に合って良かった。」
「姉さん。その人とはどこで会ったの?」
「それは、魔物に襲われてて助けに行った時には肩に一撃受けていたわ。」
「どんな魔物だったの?」
「紫色で頭に角があるクマみたいな魔物よ。」
「リリ?もしかして、その魔物は倒したのかい?」
「剣で倒したよ?」
「そうか、じゃあこの人のことは私が見ておくから。二人は家に帰っていいよ。」
まあ、僕らにできそうなこと無さそうだし、いても邪魔かね?
「私は残る。」
姉さんはそう言ったが、父さんの反応はどうか?
「まず家に帰ってリゼラにただいまと言ってくれ。それに、今日だけではこの人の目は覚めないだろう。それに起きたらすぐいなくなることはないから。」
そう言われて姉さんは帰ることにしたようだ。
翌日
いつも通りの朝。
見舞いに行くのかふと気になり姉さんを探す。
しかし、瞑想に集中してたら結構時間が経っていて、母さんに聞いたら朝から行ってまだ帰ってないらしい。
と言っても二時間程度しか経ってないし、ついでに見舞いに行くか。
そして僕は薬屋に向けて歩く。
着くと店の中は、怪我した人が目を覚ましていたようで騒がしい。
「頼む。彼女を、我が学園に入学させてはもらえないだろうか。」
店に入るとそんな声が聞こえてきた。
「えっと、学園とは一体どんなものなんですか?」
父さんは学園を知らないようだ。あーでも当たり前かもしれない。
こんな辺境っぽい村の一村人が知るわけないわな。基本、好きな人がやってる青空教室なんだし。
そんな父さんに学園の魅力を伝えようと必死に説明している人。
しかし、説明は長かった。
「そこら辺は親子で話し合って決めればいいんじゃねーか?」
村長がまた無責任なことを、自分の娘だったら意地でも行かせないくせになー。
でも、止めるには良かった。ヒートアップしてたし、父さんも止めれなさそうだったし。
姉さん、あの顔は何言ってるかわかってないな。
「姉さん、少し外に行こうか?」
「ジーク、来てたの?でも何で?」
「いいからいいから、遊びでも何でも付き合うからさ?」
「本当!?じゃあ、少し組み手してから剣で手合わせしましょ?」
「えっ!?あっ、うん・・・分かったよ。」
突然の姉さんの勢いに驚いてそんな声しか出なかった。
姉さん、何でもって言ったけどね。
何でバトルが大好きなの?娯楽がほとんどないから仕方ないのか?
外に出たので、互いに距離を置き、構える。
そういや、始めの合図どうしよう。
タッという音がして、嫌な予感がした。
すぐ僕は右から左へ腕を振った。そしてすぐに気配を探る。
腕を振り切った状態の姉さんがいる。
基本速度は姉さんが上なので基本僕は後手に回るしかない。
しかし、この姉は性分なのか攻撃する位置とかが分かりやすいのだ。
それでも速いせいで引きつけてからしないと受け流せやしないが。
そしてミスすると重い一撃が来るっていうね。
走馬灯みたいに時間がゆっくりになるのは勘弁してほしいです。
そこから一気に連打が来るのを掌底を打ちこんで距離をとることで回避する。
距離が開いてやっと話せる。
「始めの合図なしですか。」
「だって準備良さそうだったし。」
だから始めたと?見てたけど視界から一瞬消えたからね、あなた。
もう目の前にいるし。危な!
攻撃する姉さんとそれを捌く僕。
しかし、どうしても捌き切れないものが出てくるのでなんとか掠る程度に抑える。
そして、正面からだけでなく素早く側面や背後からも攻撃してくるのでたまったもんじゃない。
姉さん今すごくいい笑顔で笑ってるわー。怖いわー。
一度でも読み違えたら即負けるからずっと綱渡り状態だよまったく。
距離とるために攻撃した時、普通に反撃くらったから結構つらかったりする。
迫り来る姉の拳、とっさにジャンプして一撃もらい、勢いに任せて吹っ飛ぶ。
受け身をとることを忘れない。
「姉さん、軽い組み手にしては、やり過ぎだと、思うんだ。」
あーつらい、息しにくい。少しは衝撃を緩和したはずなのになんでこんなに痛いんだよう。
「しょうがないなぁ。じゃあさっさと剣取りに行くよ。」
酷いなぁ。まあ、まだマシな方か。
少しして姉さんが木剣を二つ持ってきた。あれ?早すぎないか?
「姉さん?その木剣はどこから?」
少し大きめの木剣である。
姉さんに投げ渡されたので受け取ろうとした。しかし綺麗に飛んで来るなー。
持った瞬間、ズシッとくる重みに少し驚いた。
これどう考えても木の重みじゃない。
「姉さん?これ、本当に木剣で合ってる?中に鉄が仕込んであるとか嫌なんだけど。」
すると姉さんは笑顔で、
「大丈夫よ。アルバおじさんが笑いながらくれたから少し重いだけの木剣だよ。きっと。」
きっと?きっとってなんだよ?怖いじゃん。あー、死にたくないな。
いや、どっちなんだろ?死にたいのか?
まあ、姉さんがこんな調子じゃおちおち死んどれんかな?
たまに忘れ物するし、実力あるけど警戒心薄い感じだしな。
兄さんはなんか大変そうだしなぁ。
そんなこと考えながら試し振り、少し防御も練習する。
「さあ、やるわよジーク!」
「はいはい、分かったよ。」
ため息が出そうなぐらいゆったり言いながら構える。
そうは言っても、姉さんのが強いから生きること優先で行かないとな。
姉さんが距離を詰めてくる。
牽制に剣を振る。
姉さんがカウンターで横薙ぎに振る。
少し強引に軌道を変えて姉さんと剣を合わせる。
無理にやったせいか、剣と剣が衝突して僕は吹っ飛んだ。
姉さん、どんなパワーしてんですか。
幸い受け身が間に合ったので大丈夫だができてなかったら、背中の骨最悪折れてたな。
「ちょっとジーク大丈夫!?」
さすがにやばいと思ったか?
「うん、なんとか大丈夫みたい。」
「じゃあもう一回やりましょ?ほら、そんな嫌そうにしない!」
どうやら表情に出たらしい。
そういえば、前世の時も顔で分かりやすいとか言われてたっけ。
相手はするけどね?
5分後?
うん、目に見えて手加減したと思ったら、次は身体強化使ってきたり、完全に僕で実験してるよね?
というか、なんだあれ?
一瞬、姉さんが右から振ってきたと思ったらブレたように見えて、左右両方から衝撃が来て悶絶とか以前に気絶した。
その後、起こされて聞いたが、思いついたことを実践してみて失敗したらしい。
左右3撃ずつが2撃ずつになってしまったそうで、原因は手加減もしながらだったからだそうだ。
それなら手加減しっかり覚えこんでからやれば良かったんじゃなかろうか。
腹がかなり痛いが動けないほどじゃない。
「よし、次で最後にしよ?」
何がよしなのかまったく分からないが最後にしてくれるらしい。
最後くらい、なんとかやってみるか。
「分かった。最後なんだし、なんとか頑張って動くよ。」
けど、やっぱり歩くたびに痛みが来る。
いつも通り、剣を構えて真っ直ぐに相手を見る。
深呼吸をして落ち着いて意識を集中させる。
やけに静かになってる。
風も止んで、姉さんを見てるけど少し、怖い気持ちも薄い。
少し心臓の音が聞こえる気がする。
リズムとってるみたいだ。
どれだけ経ったか知らないが、姉さんの足が少しずれた。
そこから一気に動き出す。
軌道をずらすように剣を合わせる。
ちゃんばらでもやらないようなジャンプ回避。この時側転する感じで飛んで自分は隙だらけ。
でもそこから体を横回転させて姉さんに一撃当てれないか試みる。
普通に受け止められてしまうが剣を離して地面に手をついて足払い。
軽くとんで躱されて目の前に木剣が迫り、ガッと音を立てて終了した。
結局いいとこ無しだな。はははは、きっつい。
あと、姉さんが学園に行くことはなかった。
それであの人本当に残念そうだったよ。
ちなみに名前はダグラスさんと言うんだそうな。
まあ、もう会うこともないだろうな。
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