14 / 65
第二章 古代の魔法編①
第14話 古代魔法
しおりを挟む
流石に冗談であってくれ。
幻聴かなにかであってくれ。
そんな俺たちの願いも虚しく、
退魔の聖剣・カラドボルグは当然のように喋り続けるのであった。
「いやー、本っ当に最悪だったわ。この我ともあろうお方があんなゴミカスに使われていたんだからね。もう一生の汚点! しかもアイツ、我の事をガラクタ呼ばわりしたのよ!?」
「そう悲観するでない。結果としてお前はレインと出会うことができた。それで充分ではないか」
「うぅー、そう言われると否定もできないのよね、ムカつくケド」
俺とメアリさんは思考を放棄し、素直にお茶会を楽しむことにした。
面倒事の全てをそっち除けにしてのお茶会は楽しかったが、二つほどノイズがあったことだけが悔やまれた。
「ちょっと聞いてるの? 解放者様!」
「普通に解放者様とか言うけどな、俺は解放者でもなんでもないのだが?」
「いいえ、レイン様は間違いなく我の解放者様よ」
一から十まで。
もっと言うならばお前が喋っている事さえもが間違いだと思うのだが?
なんてことを口にしたらさぞかし面倒臭いことになるんだろうな。
「レインさんも色々と大変ですね」
憐みの表情を浮かべながら、
メアリさんは優雅にお茶を啜る。
彼女の視線を受け、俺はどことなく居た堪れない気分になった。
「ああ、本当に大変だよ」
まさか退魔の聖剣・カラドボルグが喋り出すとは思いもしないではないか。
カラドボルグは使用者を選ぶ、
というような趣旨のことは聞かされていたが。
それを元にこの事態を予測しろなどというのはあまりにも酷だろう。
「大変なのは我の方よ! こんな聖剣に魂を封じ込められたままなんだから。だからお願いレイン様。あのヴェンとかいうクズから解放してくれたみたいに、今度は私のことをこの聖剣から解放してちょうだい? この通りよ!!」
「いや、どの通りだよ」
とはいえ、ここまで頼み込まれて蔑ろにするというのも気が引ける話ではある。
てなわけで。
俺はまず、メアリさんに目配せしてみたのだが。
「心当たりはありませんね」
どうやらメアリさんでもお手上げらしい。
「サタナはどうだ? 何か思い当たる節はないのか?」
「妾か? そうじゃなあ、別にないという事もないが」
「ないが?」
「妾はそいつの事が好きではない。いや、むしろ嫌いな部類に入るな。ということなので、教えたくはない」
ああ、確かにそうだな。
なんたってこれは退魔の聖剣。
魔王に対して特効を有している装備品なのだ。
ある意味では相反する存在と言ってもいいかもしれない。故に不仲なのも納得だ。
「ちょっと、いくらなんでもそれはないんじゃないの!?」
「はは、なんとでも言うがよい。そもそもじゃな、そんなものに封じ込められるのは自分が弱いからだとは思わぬのか? 自らの弱さを棚に上げてその言い草とは呆れたものよのう」
「なん、ですってぇ! 黙っていればいい気になっちゃって! そういうことならいいわ。アンタの恥ずかしいあんな話やこんな話をぜ~んぶ今この場でぶち撒けてやるんだからッ!!」
「なっ! なんじゃとぉ!? そ、そもそもだな、解放されるために必要なことなんぞは他の誰でもないお前自身が一番理解しておろうが!」
「ふーんだ。あんたの態度が気に入らないって話をしてんのよ、こっちは!」
「なにをぉ……」
「あら? いいのかしらそんな態度で。そうねぇ。アンタがまだ十歳の頃の話でもしようかしら? あの時のアンタは当時の魔王に憧れて、「うおわあああああああ!! やめぬかバカ者が!! いくらなんでもそれは反則技じゃろうが!」
「反則ってなによ。勝手に作ったマイルールを押し付けてくるのやめてくれる?」
「ぐぬぬぬ! くっ、すまなかった。先程までの非礼を詫びよう、この通りだ」
「へへん、分かればいいのよ。分・か・れ・ば・ね」
俺たちは何を見せられているんだ?
よく分からないが、どうやら軍配はカラドボルグに上がったらしい。
流石は退魔の聖剣……、
ということでいいのか?
「無駄話は終わりましたか?」
ややイラついた様子で問うメアリさんに、サタナは数回の咳払いで応じた。
「見苦しいところを見せたな人間よ。すまなかった」
「それで? 封印を解くために必要なこととは?」
メアリさんが聞くと、サタナは両手の拳を握り締めながら声を発した。
カラドボルグの手助けをするのが相当に悔しいらしい。
「カラドボルグ……の中に眠るのは、女神のヴィーナという存在じゃ。簡単に言うなれば妾の幼馴染というやつじゃな。封印を解く為の方法はたった一つだけ」
一呼吸置いてから、サタナは真剣な面持ちでこう言った。
「古代魔法を復活させること。妾が生まれる遥か前に存在していたという古の魔法」
名は、【リェーイス】
そう言うとサタナは口を閉ざした。
カラドボルグも同じように黙ったままだ。
「え?」
まさかとは思うが。
この反応を見るに、きっと俺の予想正しいのだろうな。
ということで俺も沈黙を選択した。
そして、もう一口お茶を啜った。
そんな俺の疑問を代弁してくれたのはメアリさんだった。
「えーと、それだけですか?」
「それだけとは?」
「情報です。他に何か有益な情報は無いのですか?」
「あれば話しておるわ。つまりはそういうことじゃな」
つまり魔法の名称意外の全ては謎に包まれている、と。
これまた随分と無茶なお願いをされたものだ。
「カラドボルグ」
「はい!」
「出来るだけ善処はする。でも、もし封印を解いてやれなくても恨んだりはしないでくれよ?」
すると、カラドボルグは「あははっ!」と笑い声を発した。
「我がレイン様の事を恨むわけがないじゃないですか! なんたってレイン様は、あのヴェンとかいう無能から我を解き放ってくれた解放者様なんですから!!」
「ふふっ、良かったではないかレインよ」
「なにがだ」
「そいつはかなりの面食いでな。ヴィーナに好かれるという事は、そういうことだ」
いや、ちっとも嬉しくないんだが?
俺は溜息混じりに肩を落とした。
幻聴かなにかであってくれ。
そんな俺たちの願いも虚しく、
退魔の聖剣・カラドボルグは当然のように喋り続けるのであった。
「いやー、本っ当に最悪だったわ。この我ともあろうお方があんなゴミカスに使われていたんだからね。もう一生の汚点! しかもアイツ、我の事をガラクタ呼ばわりしたのよ!?」
「そう悲観するでない。結果としてお前はレインと出会うことができた。それで充分ではないか」
「うぅー、そう言われると否定もできないのよね、ムカつくケド」
俺とメアリさんは思考を放棄し、素直にお茶会を楽しむことにした。
面倒事の全てをそっち除けにしてのお茶会は楽しかったが、二つほどノイズがあったことだけが悔やまれた。
「ちょっと聞いてるの? 解放者様!」
「普通に解放者様とか言うけどな、俺は解放者でもなんでもないのだが?」
「いいえ、レイン様は間違いなく我の解放者様よ」
一から十まで。
もっと言うならばお前が喋っている事さえもが間違いだと思うのだが?
なんてことを口にしたらさぞかし面倒臭いことになるんだろうな。
「レインさんも色々と大変ですね」
憐みの表情を浮かべながら、
メアリさんは優雅にお茶を啜る。
彼女の視線を受け、俺はどことなく居た堪れない気分になった。
「ああ、本当に大変だよ」
まさか退魔の聖剣・カラドボルグが喋り出すとは思いもしないではないか。
カラドボルグは使用者を選ぶ、
というような趣旨のことは聞かされていたが。
それを元にこの事態を予測しろなどというのはあまりにも酷だろう。
「大変なのは我の方よ! こんな聖剣に魂を封じ込められたままなんだから。だからお願いレイン様。あのヴェンとかいうクズから解放してくれたみたいに、今度は私のことをこの聖剣から解放してちょうだい? この通りよ!!」
「いや、どの通りだよ」
とはいえ、ここまで頼み込まれて蔑ろにするというのも気が引ける話ではある。
てなわけで。
俺はまず、メアリさんに目配せしてみたのだが。
「心当たりはありませんね」
どうやらメアリさんでもお手上げらしい。
「サタナはどうだ? 何か思い当たる節はないのか?」
「妾か? そうじゃなあ、別にないという事もないが」
「ないが?」
「妾はそいつの事が好きではない。いや、むしろ嫌いな部類に入るな。ということなので、教えたくはない」
ああ、確かにそうだな。
なんたってこれは退魔の聖剣。
魔王に対して特効を有している装備品なのだ。
ある意味では相反する存在と言ってもいいかもしれない。故に不仲なのも納得だ。
「ちょっと、いくらなんでもそれはないんじゃないの!?」
「はは、なんとでも言うがよい。そもそもじゃな、そんなものに封じ込められるのは自分が弱いからだとは思わぬのか? 自らの弱さを棚に上げてその言い草とは呆れたものよのう」
「なん、ですってぇ! 黙っていればいい気になっちゃって! そういうことならいいわ。アンタの恥ずかしいあんな話やこんな話をぜ~んぶ今この場でぶち撒けてやるんだからッ!!」
「なっ! なんじゃとぉ!? そ、そもそもだな、解放されるために必要なことなんぞは他の誰でもないお前自身が一番理解しておろうが!」
「ふーんだ。あんたの態度が気に入らないって話をしてんのよ、こっちは!」
「なにをぉ……」
「あら? いいのかしらそんな態度で。そうねぇ。アンタがまだ十歳の頃の話でもしようかしら? あの時のアンタは当時の魔王に憧れて、「うおわあああああああ!! やめぬかバカ者が!! いくらなんでもそれは反則技じゃろうが!」
「反則ってなによ。勝手に作ったマイルールを押し付けてくるのやめてくれる?」
「ぐぬぬぬ! くっ、すまなかった。先程までの非礼を詫びよう、この通りだ」
「へへん、分かればいいのよ。分・か・れ・ば・ね」
俺たちは何を見せられているんだ?
よく分からないが、どうやら軍配はカラドボルグに上がったらしい。
流石は退魔の聖剣……、
ということでいいのか?
「無駄話は終わりましたか?」
ややイラついた様子で問うメアリさんに、サタナは数回の咳払いで応じた。
「見苦しいところを見せたな人間よ。すまなかった」
「それで? 封印を解くために必要なこととは?」
メアリさんが聞くと、サタナは両手の拳を握り締めながら声を発した。
カラドボルグの手助けをするのが相当に悔しいらしい。
「カラドボルグ……の中に眠るのは、女神のヴィーナという存在じゃ。簡単に言うなれば妾の幼馴染というやつじゃな。封印を解く為の方法はたった一つだけ」
一呼吸置いてから、サタナは真剣な面持ちでこう言った。
「古代魔法を復活させること。妾が生まれる遥か前に存在していたという古の魔法」
名は、【リェーイス】
そう言うとサタナは口を閉ざした。
カラドボルグも同じように黙ったままだ。
「え?」
まさかとは思うが。
この反応を見るに、きっと俺の予想正しいのだろうな。
ということで俺も沈黙を選択した。
そして、もう一口お茶を啜った。
そんな俺の疑問を代弁してくれたのはメアリさんだった。
「えーと、それだけですか?」
「それだけとは?」
「情報です。他に何か有益な情報は無いのですか?」
「あれば話しておるわ。つまりはそういうことじゃな」
つまり魔法の名称意外の全ては謎に包まれている、と。
これまた随分と無茶なお願いをされたものだ。
「カラドボルグ」
「はい!」
「出来るだけ善処はする。でも、もし封印を解いてやれなくても恨んだりはしないでくれよ?」
すると、カラドボルグは「あははっ!」と笑い声を発した。
「我がレイン様の事を恨むわけがないじゃないですか! なんたってレイン様は、あのヴェンとかいう無能から我を解き放ってくれた解放者様なんですから!!」
「ふふっ、良かったではないかレインよ」
「なにがだ」
「そいつはかなりの面食いでな。ヴィーナに好かれるという事は、そういうことだ」
いや、ちっとも嬉しくないんだが?
俺は溜息混じりに肩を落とした。
0
あなたにおすすめの小説
《レベル∞》の万物創造スキルで追放された俺、辺境を開拓してたら気づけば神々の箱庭になっていた
夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティーの雑用係だったカイは、魔王討伐後「無能」の烙印を押され追放される。全てを失い、死を覚悟して流れ着いた「忘れられた辺境」。そこで彼のハズレスキルは真の姿《万物創造》へと覚醒した。
無から有を生み、世界の理すら書き換える神の如き力。カイはまず、生きるために快適な家を、豊かな畑を、そして清らかな川を創造する。荒れ果てた土地は、みるみるうちに楽園へと姿を変えていった。
やがて、彼の元には行き場を失った獣人の少女やエルフの賢者、ドワーフの鍛冶師など、心優しき仲間たちが集い始める。これは、追放された一人の青年が、大切な仲間たちと共に理想郷を築き、やがてその地が「神々の箱庭」と呼ばれるまでの物語。
スキル間違いの『双剣士』~一族の恥だと追放されたが、追放先でスキルが覚醒。気が付いたら最強双剣士に~
きょろ
ファンタジー
この世界では5歳になる全ての者に『スキル』が与えられる――。
洗礼の儀によってスキル『片手剣』を手にしたグリム・レオハートは、王国で最も有名な名家の長男。
レオハート家は代々、女神様より剣の才能を与えられる事が多い剣聖一族であり、グリムの父は王国最強と謳われる程の剣聖であった。
しかし、そんなレオハート家の長男にも関わらずグリムは全く剣の才能が伸びなかった。
スキルを手にしてから早5年――。
「貴様は一族の恥だ。最早息子でも何でもない」
突如そう父に告げられたグリムは、家族からも王国からも追放され、人が寄り付かない辺境の森へと飛ばされてしまった。
森のモンスターに襲われ絶対絶命の危機に陥ったグリム。ふと辺りを見ると、そこには過去に辺境の森に飛ばされたであろう者達の骨が沢山散らばっていた。
それを見つけたグリムは全てを諦め、最後に潔く己の墓を建てたのだった。
「どうせならこの森で1番派手にしようか――」
そこから更に8年――。
18歳になったグリムは何故か辺境の森で最強の『双剣士』となっていた。
「やべ、また力込め過ぎた……。双剣じゃやっぱ強すぎるな。こりゃ1本は飾りで十分だ」
最強となったグリムの所へ、ある日1体の珍しいモンスターが現れた。
そして、このモンスターとの出会いがグレイの運命を大きく動かす事となる――。
外れスキル【アイテム錬成】でSランクパーティを追放された俺、実は神の素材で最強装備を創り放題だったので、辺境で気ままな工房を開きます
夏見ナイ
ファンタジー
Sランクパーティで「外れスキル」と蔑まれ、雑用係としてこき使われていた錬金術師のアルト。ある日、リーダーの身勝手な失敗の責任を全て押し付けられ、無一文でパーティから追放されてしまう。
絶望の中、流れ着いた辺境の町で、彼は偶然にも伝説の素材【神の涙】を発見。これまで役立たずと言われたスキル【アイテム錬成】が、実は神の素材を扱える唯一無二のチート能力だと知る。
辺境で小さな工房を開いたアルトの元には、彼の作る規格外のアイテムを求めて、なぜか聖女や竜王(美少女の姿)まで訪れるようになり、賑やかで幸せな日々が始まる。
一方、アルトを失った元パーティは没落の一途を辿り、今更になって彼に復帰を懇願してくるが――。「もう、遅いんです」
これは、不遇だった青年が本当の居場所を見つける、ほのぼの工房ライフ&ときどき追放ざまぁファンタジー!
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編
地味スキル「ためて・放つ」が最強すぎた!~出来損ないはいらん!と追い出したくせに英雄に駆け上がってから戻れと言われても手遅れです~
かくろう
ファンタジー
【ためて・放つ】という地味スキルを一生に一度の儀式で授かってしまった主人公セージ。
そのせいで家から追放され、挙げ句に異母弟から殺されかけてしまう。
しかしあらゆるものを【ためる】でパワフルにできるこのスキルは、最高ランクの冒険者すらかすんでしまうほどのぶっ壊れ能力だった!
命からがら魔物の強襲から脱したセージは、この力を駆使して成り上がっていく事を決意する。
そして命の危機に瀕していた少女リンカニアと出会い、絆を深めていくうちに自分のスキルを共有できる事に気が付いた。
――これは、世界で類を見ない最強に成り上がっていく主人公と、彼の元へ集まってくる仲間達との物語である。
生贄にされた少年。故郷を離れてゆるりと暮らす。
水定ゆう
ファンタジー
村の仕来りで生贄にされた少年、天月・オボロナ。魔物が蠢く危険な森で死を覚悟した天月は、三人の異形の者たちに命を救われる。
異形の者たちの弟子となった天月は、数年後故郷を離れ、魔物による被害と魔法の溢れる町でバイトをしながら冒険者活動を続けていた。
そこで待ち受けるのは数々の陰謀や危険な魔物たち。
生贄として魔物に捧げられた少年は、冒険者活動を続けながらゆるりと日常を満喫する!
※とりあえず、一時完結いたしました。
今後は、短編や別タイトルで続けていくと思いますが、今回はここまで。
その際は、ぜひ読んでいただけると幸いです。
異世界に転生した俺は英雄の身体強化魔法を使って無双する。~無詠唱の身体強化魔法と無詠唱のマジックドレインは異世界最強~
北条氏成
ファンタジー
宮本 英二(みやもと えいじ)高校生3年生。
実家は江戸時代から続く剣道の道場をしている。そこの次男に生まれ、優秀な兄に道場の跡取りを任せて英二は剣術、槍術、柔道、空手など様々な武道をやってきた。
そんなある日、トラックに轢かれて死んだ英二は異世界へと転生させられる。
グランベルン王国のエイデル公爵の長男として生まれた英二はリオン・エイデルとして生きる事に・・・
しかし、リオンは貴族でありながらまさかの魔力が200しかなかった。貴族であれば魔力が1000はあるのが普通の世界でリオンは初期魔法すら使えないレベル。だが、リオンには神話で邪悪なドラゴンを倒した魔剣士リュウジと同じ身体強化魔法を持っていたのだ。
これは魔法が殆ど使えない代わりに、最強の英雄の魔法である身体強化魔法を使いながら無双する物語りである。
『スローライフどこ行った?!』追放された最強凡人は望まぬハーレムに困惑する?!
たらふくごん
ファンタジー
最強の凡人――追放され、転生した蘇我頼人。
新たな世界で、彼は『ライト・ガルデス』として再び生を受ける。
※※※※※
1億年の試練。
そして、神をもしのぐ力。
それでも俺の望みは――ただのスローライフだった。
すべての試練を終え、創世神にすら認められた俺。
だが、もはや生きることに飽きていた。
『違う選択肢もあるぞ?』
創世神の言葉に乗り気でなかった俺は、
その“策略”にまんまと引っかかる。
――『神しか飲めぬ最高級のお茶』。
確かに神は嘘をついていない。
けれど、あの流れは勘違いするだろうがっ!!
そして俺は、あまりにも非道な仕打ちの末、
神の娘ティアリーナが治める世界へと“追放転生”させられた。
記憶を失い、『ライト・ガルデス』として迎えた新しい日々。
それは、久しく感じたことのない“安心”と“愛”に満ちていた。
だが――5歳の洗礼の儀式を境に、運命は動き出す。
くどいようだが、俺の望みはスローライフ。
……のはずだったのに。
呪いのような“女難の相”が炸裂し、
気づけば婚約者たちに囲まれる毎日。
どうしてこうなった!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる