前世ポイントッ! ~転生して楽しく異世界生活~

霜月雹花

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第51話

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 次の日、いつも通りの朝を迎え家族と一緒に朝食を食べ一息つき、待ち合わせ時間が迫って来ていたので家を出た。 待ち合わせ場所であるギルドの前には、既にアリスとミケが立ち話をしていた。2人に近づき「おはよう。アリス、ミケ」と話しかけた。

「おはよう~、クリフ君」

「おはようございます。クリフ君」

「俺もしかして、遅れたか?」

 先に着いていた2人に俺はそう聞くと「時間通りだよ」と返って来たので、ホッと一息つき「それじゃ、昨日の報酬受け取りに行こうか」と言ってギルドの建物の中に入った。ギルドの中には、既に依頼ボードの前に冒険者の人が沢山居て依頼の争奪戦をしている。俺達は、その光景を見ながらギルドの中を歩いて行きレインさんの受付へと向かった。

「おはようございます。クリフ様、アリス様、ミケ様。先日の薬草の鑑定が終わりましたので、報酬を渡します。内容と致しまして、薬草の合計2570本、全ての状態が良く品質もそれなりに高い物が混じっていましたので銅貨で言いますと278枚の報酬になります。また、魔草の方も品質が良く10本で22銅貨になります。銅貨と銀貨、どちらでも渡せますがどうしますか?」

「う~ん、どうする?」

「銀貨でいいんじゃないかな? 僕達、クリフ君の様にアイテムボックス持ってないから沢山お金持ってたら落としそうだし」

「はい、私も銀貨の方がいいです」

 俺も銅貨か銀貨で言うと銀貨の方が良かったので、レインさんに「銀貨」でお願いします。というと「分かりました。少々お待ちください」と言って、奥の部屋に行きいつもの袋を持ってきた。それをレインさんは、パーティーリーダーの俺に渡し中を確認すると銀貨が3枚入っていた。アリスとミケに1枚ずつ渡し、自分の分はアイテムボックスの中に入れた。

「それと、クリフ様、アリス様、ミケ様。ここ数日の間で常設ではありますが、依頼達成を成功し、次のランクに上がる為の試験に常設の依頼の中でもよいので【討伐】の依頼を達成しますと受ける事が出来るのですが、今日の依頼【討伐】を選びませんか?」

 レインさんから言われた俺達は、少しだけ舞い上がったがよく考えてみれば【薬草10枚=1依頼達成】って事になるんだったら、俺の場合既に300回依頼を達成してる事になるんだよな、まあ昨日の依頼はパーティーとして受けたからミケも枠内に入ったのだろう。

「どうする、2人共?」

「僕は、装備も良いの買ったから早く魔物を倒してみたいと思ってるけど」

「す、すみません。私、初心者用の剣も持って無くて……」

「う~ん、ミケって冒険者の収入で暮らしてたりしてるのか?」

「いえ、まだ実家で暮らさせてもらってますが、出て行かないと家族の負担になるのでそれの資金集めを今してる感じになります」

 ミケから帰って来た返答に少し考えた俺は、ある提案をした。

「ミケの装備、ガルフさんにお願いできないかな」

「そうだね。ガルフさんなら、安くてもミケちゃんの装備作ってくれるかも」

「クリフ様、アリス様。それは、多分出来ないと思います。ミケさんの能力は、ギルド側でも多少分かっていますがガルフさんの所を紹介できる能力ではないのでギルドの紹介状は書くことが出来ません」

「そ、そんな……」

 レインさんの言葉にアリスが落ち込むとミケが「ア、アリスちゃん今日の報酬で初心者用の剣買うから大丈夫だよ」と言っているが、それじゃ初心者用の剣を買う位ならガルフさんに頼んだ方が初心者用の剣の値段でもっと良い物が作ってもらえる。それを知っている俺達は、少し考え一か八かガルフさんの所に行って見ることにした。
 ガルフさんの店に向かう途中、商業区の市場でガルフさんの所に居た青年さんを見つけた。

「あっ、クリフ君達一昨日ぶりだね。アリスちゃんどうだい、ガルフさんの打った剣の使いごこち?」

「まだ、魔物を倒してないけど素振りでは今までの剣より遥かに良いです!」

「そうかい、それは良かった。所でそちらの獣人の女の子は、新しいメンバーかな?」

 青年さんがミケの方を見ながらそう言うと、「は、はい。昨日メンバーに入れて貰いました。ミケと言います」と自己紹介した。

「ミケちゃんか、よろしくね。僕は、ケートって言うだ。よろしくね」

 青年さんは、ミケの自己紹介に自分の名前を言ってよろしくと言った。俺は、青年さんの名前がケートだと初めて知り、今後はちゃんと名前で呼ぼうと思った。

「そうだ! ケートさん、ミケの武器をガルフさんの所で用意して貰いたいんですが、紹介状が無いんですけどどうにかできませんか?」

「う~ん、紹介状が無いとガルフさん店にも入れないしな……って、ちょっと待ってミケちゃん家名の方言ってくれないかな?」

 ケートさんが考えていると突然、ミケの方を見て少し焦ったように聞いた。

「シキットですけど、どうかしたんですか?」

 ケートさんは、ミケの家名を聞くと「やっぱりか!」と言い。「ミケちゃんの装備、ガルフさんなら用意してくれるよ」と言った。
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