3 / 8
パラレルワールド〜もう一人のわたし
しおりを挟む
まず、ぬめぬめとしたという表現があっているのかはわからないけれど、その表現が一番近い状態の雨が降っていて、わたしは今、光の渦に吸い込まれたところだ。まるで、お伽話のようだ。頭がついていかない。ぬめぬめした雨がまとわりついて、身体を濡らしている。嗚呼、、これおにゅうなのに、、。
相変わらず、光は消えない。カタツムリは、あの一言を言ったっきり、どこかへ消えてしまった。
光が強くなってくる。わたしは意識を失った。
「あ、気がついた?」
「ここは、、。」
辺りを見回してみた。そこには、何匹ものカタツムリがいて、皆わたしを見ていた。そしてカタツムリがなんと、皆わたしと同じ大きさをしている!
「状況についていけないんですけど、、ここはどこですか?」
「ここは、カタツムリワンダーワールドだよ。」
「君たちの世界とは、別次元のカタツムリの世界さ。」
「君は、人間界から、こちらの世界に招待されたってワケさ。」
「招待って、、わたしがカタツムリの声が聞こえたから?」
「そうかもしれないね。でも、本当のことは、僕らにもわからないんだ。」
「えっ?」
「こんなこと、初めてだからね。」
「そうなんですか、、。」
晴れてはいるが、どこか湿気を帯びている。よくまわりを見渡してみれば、どこか見たことがある景色だった。
あ!この景色は。さっきまでいた、ここへ来る前の場所とよく似ている。
家の前の、灰色の壁のコンクリート。緑が生い茂った木々。わたしがいた場所よりは、建物が少ないけれど、似たような景色だった。
すると奥から、聞いたことのあるような声がした。
「あー、今日は、こんなに天気が良くて気持ちがいいね!こんなに晴れてても、ここは湿気が常にあるから、カタツムリさんも大丈夫だし。」
「そうね。」
なんだか、嫌な予感がしてならない。恐る恐る、顔をよくみてみた。ああ、やっぱり!格好や雰囲気は、真逆と言っていいほど違うが、わたしと同じ顔をしている!
「カタツムリさん、、!」
わたしと同じ顔の方に、指を向けて、カタツムリに問いかける。
「わたし?と同じ顔をした人がいるんですけど、、、」
「ああ、そうだね。」
カタツムリは、特に何の疑問もなく、あっさりと答えた。
「そんな、普通に返さないでくださいよ。」
「ふふ。ここは、いわゆる、パラレルワールドっていうやつだから、君がいた世界と同時にこっちの世界も存在しているんだ。だから、君と同じ、いや、同じだけど、別バージョンの君がこちらの世界で存在してるって言ったら、わかりやすいかな?」
すると、いつの間にか、わたしの目の前まで彼女たちがやってきていた。お互い顔を見合わせると、二人とも息を止めた。
相変わらず、光は消えない。カタツムリは、あの一言を言ったっきり、どこかへ消えてしまった。
光が強くなってくる。わたしは意識を失った。
「あ、気がついた?」
「ここは、、。」
辺りを見回してみた。そこには、何匹ものカタツムリがいて、皆わたしを見ていた。そしてカタツムリがなんと、皆わたしと同じ大きさをしている!
「状況についていけないんですけど、、ここはどこですか?」
「ここは、カタツムリワンダーワールドだよ。」
「君たちの世界とは、別次元のカタツムリの世界さ。」
「君は、人間界から、こちらの世界に招待されたってワケさ。」
「招待って、、わたしがカタツムリの声が聞こえたから?」
「そうかもしれないね。でも、本当のことは、僕らにもわからないんだ。」
「えっ?」
「こんなこと、初めてだからね。」
「そうなんですか、、。」
晴れてはいるが、どこか湿気を帯びている。よくまわりを見渡してみれば、どこか見たことがある景色だった。
あ!この景色は。さっきまでいた、ここへ来る前の場所とよく似ている。
家の前の、灰色の壁のコンクリート。緑が生い茂った木々。わたしがいた場所よりは、建物が少ないけれど、似たような景色だった。
すると奥から、聞いたことのあるような声がした。
「あー、今日は、こんなに天気が良くて気持ちがいいね!こんなに晴れてても、ここは湿気が常にあるから、カタツムリさんも大丈夫だし。」
「そうね。」
なんだか、嫌な予感がしてならない。恐る恐る、顔をよくみてみた。ああ、やっぱり!格好や雰囲気は、真逆と言っていいほど違うが、わたしと同じ顔をしている!
「カタツムリさん、、!」
わたしと同じ顔の方に、指を向けて、カタツムリに問いかける。
「わたし?と同じ顔をした人がいるんですけど、、、」
「ああ、そうだね。」
カタツムリは、特に何の疑問もなく、あっさりと答えた。
「そんな、普通に返さないでくださいよ。」
「ふふ。ここは、いわゆる、パラレルワールドっていうやつだから、君がいた世界と同時にこっちの世界も存在しているんだ。だから、君と同じ、いや、同じだけど、別バージョンの君がこちらの世界で存在してるって言ったら、わかりやすいかな?」
すると、いつの間にか、わたしの目の前まで彼女たちがやってきていた。お互い顔を見合わせると、二人とも息を止めた。
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
続・冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
の続編です。
アンドリューもそこそこ頑張るけど、続編で苦労するのはその息子かな?
辺境から結局建国することになったので、事務処理ハンパねぇー‼ってのを息子に押しつける俺です。楽隠居を決め込むつもりだったのになぁ。
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
勇者の隣に住んでいただけの村人の話。
カモミール
ファンタジー
とある村に住んでいた英雄にあこがれて勇者を目指すレオという少年がいた。
だが、勇者に選ばれたのはレオの幼馴染である少女ソフィだった。
その事実にレオは打ちのめされ、自堕落な生活を送ることになる。
だがそんなある日、勇者となったソフィが死んだという知らせが届き…?
才能のない村びとである少年が、幼馴染で、好きな人でもあった勇者の少女を救うために勇気を出す物語。
俺の伯爵家大掃除
satomi
ファンタジー
伯爵夫人が亡くなり、後妻が連れ子を連れて伯爵家に来た。俺、コーは連れ子も可愛い弟として受け入れていた。しかし、伯爵が亡くなると後妻が大きい顔をするようになった。さらに俺も虐げられるようになったし、可愛がっていた連れ子すら大きな顔をするようになった。
弟は本当に俺と血がつながっているのだろうか?など、学園で同学年にいらっしゃる殿下に相談してみると…
というお話です。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる