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60.木を隠すなら…
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さっき拒否したから嫌われた⁈ 違うなぁ…フィラに何があった? いつもなら執濃いくらいに妖精城に来いって言うのに…
目の前ではアーサー殿下とイザーク様とグラント様が難しい顔して私の避難場所を相談している。
ゔーんどうしたものか… 時間が無いからモーブルやレックロッドに行くのは無理だし、貴族の屋敷では警備が対応できない。やはり王城が安全だけど皇太子が来るから無理だ。
ちょい待って”多恵”としてなら見つかりやすいけど、城勤めの者なら目に付かないかも!
【木を隠すなら森の中】って諺?聞いた事ある。針子さんの作業場は王城の隅で人目に付かないし、今ならマスク作りで人手が欲しい筈だから一石二鳥じゃない! いい案を思い付き自信満々で提案してみる。
「殿下ご提案があります。私の世界に【木を隠すなら森の中】と言う諺があります。沢山のものに紛れると気付きにくい。皇太子が来城中は針子さんの作業場に籠るのはダメですか?マスク作りも捗るし針子さんなら目立ない。行動範囲も狭いし勤め人用通路しか通らないから、皇太子一行に遭遇しません。私は対外的には妖精城で療養中で。どうですかね…」
3人ともフリーズしています。あれイケてると思ったのは私だけ? いい考えだと思ったんだけど…だめ?
「いい案だ!すぐ準備を!デューク女性騎士を数名選出しろ、イザーク女性寮に3部屋確保を」
殿下が指揮を取り活気付きテキパキと色々決めていきます。今私は中々いい案だと自画自賛中!へへ♪
すると控えめにサリナさんが声をかけてきた。どうやら夕食を食べていない私にサンドイッチと紅茶を用意してくれた様だ。夜遅くに食べると太っちゃう!と思いながら美味しくいただきました。
結局私の提案が採用されて明日から針子さんになります。殿下から説明を受け今晩から女子寮に泊り、明日は1日寮で待機し明後日から針子デビューです。部屋は本来2人部屋ですが1人で使い両隣に女性騎士さんが待機してくれます。
今サリナさんが身の回り荷物を準備してくれ、寮の部屋の準備はケイティさんがしてくれています。サリナさんを手伝うたために席を立つと直ぐにグラント様に手を取られ座らされた。何度かチャレンジするけど、直ぐ確保され最後は横に座らされ手を握られる。
その様子にアーサー殿下が何か言いたそうだけど、イザーク様が殿下に色々話しかけているから何も言えない様子。それよりグラント様近いよ。太ももが密着してますから! 離れるとまた近づいて来るの繰り返しで、ソファーの端に追いやられ逃げ場が無い。
「ちっ!」
アーサー殿下が舌打ちをして立ち上がり、私の前に来て反対の手を取りひっぱり立ち上がらせようとする。でもグラント様も手を離してくれないから中途半端な体勢になり腰が痛い!
アーサー殿下とグラント様の睨み合いが勃発。サリナさん!は衣装部屋で居ない…誰か助けて!
デュークさんと目が合い口ぱくで”助けて”と言ってみる。デュークさんは深い溜息をついて側にきて
「失礼します。多恵様がお困りです」
と2人の手を離してくれ、1人掛けのソファーに誘導してくれた。デュークさん感謝しますが可哀想な視線はやめてほしいです。
暫くすると女子寮の準備と荷物も纏まり、針子さんのお仕事着に着替えます。濃紺のロングワンピースに白のエプロンスタイル。シンプルで動き易さ重視で気に入りました。髪を一つに束ねたら針子さんの完成です。
アーサー殿下とグラント様の褒め褒め攻撃を躱し適当にお相手をして女子寮に向かいます。
殿下とイザーク様、グラント様に配慮いただいたお礼を述べてデュークさんとマックスさんミリアさんと廊下を移動中。城内は遅い時間だから静かだ。遠くで鐘の音が聞こえきて8刻である事を知る。
今日は濃い1日だった…
それよりフィラが心配。てん君に聞いても曖昧な返事で要領を得ない。第2女神の箱庭の妖精王が関係しているの? ちゃんと会って話をしたいし顔を見たいのに。
沢山歩きやっと女子寮前に着くと女性騎士さんが2人待っていた。ここからは男子禁制なのでデュークさんとマックスさんにお礼述べ別れた。護衛してくれる女騎士さんはお久しぶりのアンリさんと初めましてのランさん。よろしくお願いしますとご挨拶する。
部屋は2階の奥から2つ目。両隣にアンリさんとランさんが待機してくれます。部屋の間取りは両サイドにシングルベッドとクローゼット机があります。クローゼットを開けるとシンプルなワンピースが数枚と夜着と肌着が諸々用意されている。サリナさんとケイティさんに感謝して夜着に着替えとりあえず今日は寝ます。
布団に入りぼんやり「フィラに会いたいなぁ…」って呟いたら
「多恵…」
目の前にフィラが現れた。このタイミングで⁈
目の前ではアーサー殿下とイザーク様とグラント様が難しい顔して私の避難場所を相談している。
ゔーんどうしたものか… 時間が無いからモーブルやレックロッドに行くのは無理だし、貴族の屋敷では警備が対応できない。やはり王城が安全だけど皇太子が来るから無理だ。
ちょい待って”多恵”としてなら見つかりやすいけど、城勤めの者なら目に付かないかも!
【木を隠すなら森の中】って諺?聞いた事ある。針子さんの作業場は王城の隅で人目に付かないし、今ならマスク作りで人手が欲しい筈だから一石二鳥じゃない! いい案を思い付き自信満々で提案してみる。
「殿下ご提案があります。私の世界に【木を隠すなら森の中】と言う諺があります。沢山のものに紛れると気付きにくい。皇太子が来城中は針子さんの作業場に籠るのはダメですか?マスク作りも捗るし針子さんなら目立ない。行動範囲も狭いし勤め人用通路しか通らないから、皇太子一行に遭遇しません。私は対外的には妖精城で療養中で。どうですかね…」
3人ともフリーズしています。あれイケてると思ったのは私だけ? いい考えだと思ったんだけど…だめ?
「いい案だ!すぐ準備を!デューク女性騎士を数名選出しろ、イザーク女性寮に3部屋確保を」
殿下が指揮を取り活気付きテキパキと色々決めていきます。今私は中々いい案だと自画自賛中!へへ♪
すると控えめにサリナさんが声をかけてきた。どうやら夕食を食べていない私にサンドイッチと紅茶を用意してくれた様だ。夜遅くに食べると太っちゃう!と思いながら美味しくいただきました。
結局私の提案が採用されて明日から針子さんになります。殿下から説明を受け今晩から女子寮に泊り、明日は1日寮で待機し明後日から針子デビューです。部屋は本来2人部屋ですが1人で使い両隣に女性騎士さんが待機してくれます。
今サリナさんが身の回り荷物を準備してくれ、寮の部屋の準備はケイティさんがしてくれています。サリナさんを手伝うたために席を立つと直ぐにグラント様に手を取られ座らされた。何度かチャレンジするけど、直ぐ確保され最後は横に座らされ手を握られる。
その様子にアーサー殿下が何か言いたそうだけど、イザーク様が殿下に色々話しかけているから何も言えない様子。それよりグラント様近いよ。太ももが密着してますから! 離れるとまた近づいて来るの繰り返しで、ソファーの端に追いやられ逃げ場が無い。
「ちっ!」
アーサー殿下が舌打ちをして立ち上がり、私の前に来て反対の手を取りひっぱり立ち上がらせようとする。でもグラント様も手を離してくれないから中途半端な体勢になり腰が痛い!
アーサー殿下とグラント様の睨み合いが勃発。サリナさん!は衣装部屋で居ない…誰か助けて!
デュークさんと目が合い口ぱくで”助けて”と言ってみる。デュークさんは深い溜息をついて側にきて
「失礼します。多恵様がお困りです」
と2人の手を離してくれ、1人掛けのソファーに誘導してくれた。デュークさん感謝しますが可哀想な視線はやめてほしいです。
暫くすると女子寮の準備と荷物も纏まり、針子さんのお仕事着に着替えます。濃紺のロングワンピースに白のエプロンスタイル。シンプルで動き易さ重視で気に入りました。髪を一つに束ねたら針子さんの完成です。
アーサー殿下とグラント様の褒め褒め攻撃を躱し適当にお相手をして女子寮に向かいます。
殿下とイザーク様、グラント様に配慮いただいたお礼を述べてデュークさんとマックスさんミリアさんと廊下を移動中。城内は遅い時間だから静かだ。遠くで鐘の音が聞こえきて8刻である事を知る。
今日は濃い1日だった…
それよりフィラが心配。てん君に聞いても曖昧な返事で要領を得ない。第2女神の箱庭の妖精王が関係しているの? ちゃんと会って話をしたいし顔を見たいのに。
沢山歩きやっと女子寮前に着くと女性騎士さんが2人待っていた。ここからは男子禁制なのでデュークさんとマックスさんにお礼述べ別れた。護衛してくれる女騎士さんはお久しぶりのアンリさんと初めましてのランさん。よろしくお願いしますとご挨拶する。
部屋は2階の奥から2つ目。両隣にアンリさんとランさんが待機してくれます。部屋の間取りは両サイドにシングルベッドとクローゼット机があります。クローゼットを開けるとシンプルなワンピースが数枚と夜着と肌着が諸々用意されている。サリナさんとケイティさんに感謝して夜着に着替えとりあえず今日は寝ます。
布団に入りぼんやり「フィラに会いたいなぁ…」って呟いたら
「多恵…」
目の前にフィラが現れた。このタイミングで⁈
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