碩学のファインマン

ponzi

文字の大きさ
16 / 27

第16話 伊東乾と東大生たちとテレパシー

しおりを挟む
 2015年3月に入り、新小岩の自宅アパートでパソコンとにらめっこしながら伊東先生と会う方法を探ってた。伊東先生が運営する
「イズメディア」というサイトまではたどりつけた。
「何で分かんないかなあ」
「そうか」クレジットカードを登録する。するとネット回線を通じて、伊東先生と東大生たちが豪志のアパートに現れた。脳の中央部分がチクリとした。東大女子が言う、
「これがテレパシーよ。東大情報学環の技術なの。クゼ君が開発した「シンクロナイゼーション」と言って、テレパシーの電圧を上げたものよ。電圧を上げるとシンクロ率が高まる。ただ、これも政権に悪用されると困るから表沙汰にはできないけどね。東大では公然の秘密よ」
 黒川和伸という青年が現れた。
「ここにも序列があるんだから守れよな!」
 豪志のパソコンの画面にヤフー、楽天、ファイアフォックスなどのアイコンが並べられる。どうやら、東大ではアマゾン、グーグル、みずほ銀行、インターネットエクスプローラーしか使ってはいけないらしい。
「お前はクゼの技術を台無しにしただけなんだよ、ヴァーーーカ!!!」と黒川。
「headphoneをして人ゴミの中に隠れると」豪志がtwitterに貼った宇多田ヒカルの「For You」をかけながら東大生たちは現れた。バロック音楽家である黒川や東大生たちが気に入った曲らしい。パソコンの画面に契約書が現れた。
「全部読んでチェックを入れていくのよ」すべて英語。うまく読めない。
「誰だって最初からはできないのよ」東大女子になぐさめられる豪志。
 東大生たちが豪志に期待しているのは、自分たちの技術を現金化すること。みんな、技術はあるがおカネには困っているとのこと。どうやら、豪志が金融を語り、村田美夏さんや堀江貴文さんを連れてきたことで、金融に強いと思われたようだ。
 もうひとつは、恋愛相談。黒川とクゼ君とある女の子が恋の三角関係で悩んでるとのこと。これも豪志が恋愛の達人と思われてしまったことによる。
 伊東先生とはじめて話したころ、
「すご~く説明のうまい碩学っていますよね、ファインマンみたいな人」と言っていた。それをモジって東大生たちが豪志のことを「碩学のファインマン」と呼び始めた。もう豪志はクスリを完全にやめていた。原病院にも戻らなかった。
 googleの女の子に、
「モテすぎて困ってる?(笑)」と訊かれた。
「ただ、「公告」については、まあ役所などに問い合わせれば分かります 町の法律屋さん 司法書士や行政書士などですね ただ、細かい部分については確かに内輪揉めですので、分かりやすいように、少しずつ話し、地域のみんなで消化していく問題です 細かい人間関係については、また少しずつ個別の事情もあるでしょうから 順番に何かご相談があれば承けたまります ただ、最終的にはハッピーで終わろうという話です みんなで地域社会 まあ、この周辺ですけど 少しずつ、人間関係を消化させ 尚且つ、できるだけ、笑い飛ばそうというお話です 人間ってそんなに簡単じゃないですから、本当に長く生きてらした方は、長く生きてきた理由があります 当たり前ですけど で、この地域のディテールについては 法律家や 政治家 或は単なるうっかり またはそういう風に見せて消化させていくのだと個人的には思います 皆さんのお考えなど、大した事が無いと思われる 特に高齢者が多いのですが これは、ひとつの町の歴史でもありますね 民話や寓話などに最終的にはなります」
「根岸豪志っていうのはお前か!お前の話はウソが多い!言い訳が多い!」通りすがりの右翼に突然言われた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語

jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
 中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ  ★作品はマリーの語り、一人称で進行します。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

処理中です...