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4話

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災難だ…
 寝てもおきても見知らぬ妹(自称)が付きまとわりついてきて、学校に登校させてくれないわ、急にまたに手をぶっ刺してくるわ男として色々困る…と言うより…血が貯まる…とくに鼻より下半身メインに…貯まる…貯蓄される…
 「おい…妹様…そろそろ…離しいただけますかね?私のちぁぁもといそこら辺に血が溜まって固くなりかねないんですけど…」
 頼むベットの上に二人っきり他人が来たり見たら…なんというのだろう…
  「いい加減に離れろって!あ!」
 「うっあっあん♡」
 俺が腕をぬこうとした摩擦力…しまった…ぬかった。
 「まっまて喘ぐなそしてそんなやましい気持ちはないぞ!てっおっおい!」
 「お兄ちゃん気持ちいいよぉ」
 危ない放送禁止用語並の爆弾発言…
 「気持ちいじゃなくてまたに腕を挟むな!」
 
 
 
 一時間後
 
 やっとか…朝の九時過ぎから格闘し現在十時…やっと抜けた感じだ…はぁ
 「お兄ちゃん、なにかして遊ぼうよ」
 「お前中二とか言ってた割には中学生らしくないな」
 「失礼な!私は中二だよ!JC二だよ! 」
 頬を膨らませて反抗期てきたかま頬をふくらませてる姿もまた可愛い…憎いな…
 「なにかってなんだよ…まずまず」
 「あ…」
 そこを考えとけよ…ほんとに手が掛かる妹だなぁ…なんだ…この感覚…こいつの事を自然に妹に思える…なんなんだこの感覚は不思議だ、あまり囚われたことのないような感覚不思議と妹だと頭が判断しているのか?しているなら俺の脳みそどうかしてるぞ…昨日の夜知り合った…妹(自称)自称までが付いてるんだぞ…それなのに妹と見れる自分が不思議だ…
 「お前俺と会ってからどれ位経つんだ?」
 「何言ってるの?私ずっと一緒だよ1度も離れて暮らしたことないよ?」
 皮肉にもこいつが言ってることが正しければそうなるのが普通なのか…だがオレにはこいつの記憶という部分が欠落してしまっているこれはいったい何なんだ…理由…経緯…元々の知り合い…どの線を探してもこいつの顔と声が記憶にない…欠落点だらけだ…
 「そうなのか…」
 言葉につまりが生じてしまう…ほんとに訳が分からない…こんなに可愛い妹は歓迎するが…親ですらこいつを妹判定してやがる…てことは昨日の夜になにか時空に歪でも生まれたのか?
 「あーやめやめ中二病だこんなん俺の勘違いだろうな」
 「お兄ちゃん中二病でしょ?机の下えろ本じゃなくてラノベとかが100冊程度置いてあるし私も全部読んだよ!」
 「全部読んだのかお前」
 「うん、お兄ちゃんが学校がある時に見つけたの時にタンスの一番左」
 何を?…タンス?…一番左?…あ…
 「えろ本」
 「辞めてくれぇ!!あれは男の聖書だぞ!あれは聖骸布よりも聖なるものなんだぞ男からしてみればぐあぁぁ」
 なんという妹だ…
 「大丈夫だよ…私がすべて処分したからね…ね」
   あ、黒いオーラをなぜお纏なられる…
 「おっおい…」
 「お兄ちゃん…こんなものダメだよね?」
 「はっはい…」
 あれれ爪が…
 「死になさい!!!!!腐れ外道の男目!」
 「ぐぁぁ!!!!」
 災難だ…
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