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第4回。わーひー。
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2017年 02月04日 16時51分
わーひー。
ワールドヒーローズ、な。
知らない人にも好きになってもらえる、楽しんでもらえるような文章
なんて書かないからな。
まあそんなにマニアックな話でもないんだけど。
怠惰で根暗で自堕落な学生時代を過ごしてた人は、ゲーセンとか、駄菓子屋の前の筐体のお世話になった人多いんじゃないかな。
キッドさんの家の近くのコンビニの入り口のところに、ネオジオだったかSNKの筐体があって。
そこで初めてやったんだったなあ。
1クレジット50円で、4つぐらいのゲームが選べて遊べた。
サムスピだったか餓狼伝説だったかと、あとサッカーとテニスかな。バスケかも。
スト2みたいなもんだろうと思って始めたら結構面白いんでそこからずいぶんやりこんだ。
マッスルパワーとキャプテンキッドがお気に入りだったなあ。
マッスルは的がでかいんで、跳ね返しがやりやすかった。ジャンヌに膾にされたけどね…。
昔っからさあ、ああいう可愛くてお綺麗でカッコつけてるいかにも!な女性キャラが嫌いでね。
苦手と言ってもイイ。私にはキラキラし過ぎてて手に負えない。
でね。パネルの端っこに硬貨を積み上げて負けてばっかりだけど楽しくってね。
そのうちに小学校に行かなくなってゲーセン行ってたりして、そこでずいぶん強いお兄様方に色々教わった。彼らも不良ではなかった。
ダサくてモテなくて暗い、けど優しい人たちだった。
学校に居場所が無いから、自分たちで居場所を作った人だった。
基本的に、不良と言われる人は居場所を飛び出してしまう人だ。だから新しい居場所を作る事や、どこか別の場所に乗り込むことも出来る。
根暗は居場所が無い。だから吹き溜まりの、どうしようもない暗がりの目立たないところに冬越しをするテントウムシみたいに集まってくる。小学6年の頃の私はそこにいた。
図体はでかくて短気で喧嘩ばかりしてたら友達が居なくなった。
他にもいろんな理由で学校にも家にも何処にも居場所がなくなった。
駅前の地下のゲーセンのお兄さんたちは優しかった。けど、このままどーするのかなーとも思ってた。
どうもこうもなく、そのうちに三々五々散っていった。今じゃどうしているやら。
その時に、必死こいて遊んでた格闘ゲーム。
ゲーム雑誌や試遊台(電器屋さんの店先にあったタダで遊べる新作ゲーム)で色んな情報を手に入れた。
時々、不良のお兄さん方に絡まれたけど、そこに私が居ると必ず一人は同じ小学校の上級生だった奴がいるんで
「アイツとは喧嘩しないほうがイイ」
と言ってくれて、暴力沙汰にはならなかった。喧嘩もたまにはしておくものだ。
そんな私を見てちょっと引いてる根暗お兄さんも居た。今にして思えばごもっともだが、あの頃はちょっと寂しかったな。
キングオブファイターズだとか、ストZEROくらいまでは、そんな風に遊んでいた。
そのうちに柔道をやるようになったり彼女が出来たりして、ゲーセンにもいかなくなった。
その頃から流行り出したゲームが好きになれなかったのもある。
あのお兄さんたちは、今頃どうしているだろうか。
今でもゲームが好きなのだろうか。
今日、物置からなんとなくスーファミを引っ張り出してみた。
すっかり下手くそになった私のマッスルパワーは、またしてもジャンヌに膾にされてしまった。
ダサくてモテない根暗のお兄さんたちだったけど、私の世界では彼らもヒーローだった。
あの時は有難う。
(ラスプーチンの黄色いデカ手でダブル敬礼)
わーひー。
ワールドヒーローズ、な。
知らない人にも好きになってもらえる、楽しんでもらえるような文章
なんて書かないからな。
まあそんなにマニアックな話でもないんだけど。
怠惰で根暗で自堕落な学生時代を過ごしてた人は、ゲーセンとか、駄菓子屋の前の筐体のお世話になった人多いんじゃないかな。
キッドさんの家の近くのコンビニの入り口のところに、ネオジオだったかSNKの筐体があって。
そこで初めてやったんだったなあ。
1クレジット50円で、4つぐらいのゲームが選べて遊べた。
サムスピだったか餓狼伝説だったかと、あとサッカーとテニスかな。バスケかも。
スト2みたいなもんだろうと思って始めたら結構面白いんでそこからずいぶんやりこんだ。
マッスルパワーとキャプテンキッドがお気に入りだったなあ。
マッスルは的がでかいんで、跳ね返しがやりやすかった。ジャンヌに膾にされたけどね…。
昔っからさあ、ああいう可愛くてお綺麗でカッコつけてるいかにも!な女性キャラが嫌いでね。
苦手と言ってもイイ。私にはキラキラし過ぎてて手に負えない。
でね。パネルの端っこに硬貨を積み上げて負けてばっかりだけど楽しくってね。
そのうちに小学校に行かなくなってゲーセン行ってたりして、そこでずいぶん強いお兄様方に色々教わった。彼らも不良ではなかった。
ダサくてモテなくて暗い、けど優しい人たちだった。
学校に居場所が無いから、自分たちで居場所を作った人だった。
基本的に、不良と言われる人は居場所を飛び出してしまう人だ。だから新しい居場所を作る事や、どこか別の場所に乗り込むことも出来る。
根暗は居場所が無い。だから吹き溜まりの、どうしようもない暗がりの目立たないところに冬越しをするテントウムシみたいに集まってくる。小学6年の頃の私はそこにいた。
図体はでかくて短気で喧嘩ばかりしてたら友達が居なくなった。
他にもいろんな理由で学校にも家にも何処にも居場所がなくなった。
駅前の地下のゲーセンのお兄さんたちは優しかった。けど、このままどーするのかなーとも思ってた。
どうもこうもなく、そのうちに三々五々散っていった。今じゃどうしているやら。
その時に、必死こいて遊んでた格闘ゲーム。
ゲーム雑誌や試遊台(電器屋さんの店先にあったタダで遊べる新作ゲーム)で色んな情報を手に入れた。
時々、不良のお兄さん方に絡まれたけど、そこに私が居ると必ず一人は同じ小学校の上級生だった奴がいるんで
「アイツとは喧嘩しないほうがイイ」
と言ってくれて、暴力沙汰にはならなかった。喧嘩もたまにはしておくものだ。
そんな私を見てちょっと引いてる根暗お兄さんも居た。今にして思えばごもっともだが、あの頃はちょっと寂しかったな。
キングオブファイターズだとか、ストZEROくらいまでは、そんな風に遊んでいた。
そのうちに柔道をやるようになったり彼女が出来たりして、ゲーセンにもいかなくなった。
その頃から流行り出したゲームが好きになれなかったのもある。
あのお兄さんたちは、今頃どうしているだろうか。
今でもゲームが好きなのだろうか。
今日、物置からなんとなくスーファミを引っ張り出してみた。
すっかり下手くそになった私のマッスルパワーは、またしてもジャンヌに膾にされてしまった。
ダサくてモテない根暗のお兄さんたちだったけど、私の世界では彼らもヒーローだった。
あの時は有難う。
(ラスプーチンの黄色いデカ手でダブル敬礼)
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