不定期エッセイ キッドさんといっしょ。

ダイナマイト・キッド

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第171回。マキちゃんのはなし。

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掲載日2017年 07月25日 01時00分


幼稚園から中学まで、マキちゃんという同級生の女の子が居た。
日に焼けて活発な子だった記憶がある。

小学校は、もしかしたら何年か一緒じゃなかったかもしれない。
いやでも小2かそこらの時に、この話になったからなあ。

その話ってのは、子供にありがちな
「真冬に薄着」
について。

キッドさんも御多分に漏れずバカなガキ大将として、幼稚園も小学1年の時も、冬でも薄着で過ごしていた。あれホントに我慢なんかしなくても、全然イケたんだよね。不思議だよな、子供の考えてることって宇宙だなと思うけど、あれたぶん考えてなんかないんだろうな。子供って宇宙、の方が正しいのかも。

で、そんなギャラクシーエキスプレスな少年時代。
男勝りのマキちゃんもバッチリ半そで。下手したらランニングで幼稚園に来ていた。
それははっきり覚えている。
負けた!と思って次の日に私もランニングで幼稚園に行こうとしたら母に
「さすがにそれはやめてくれ」
と止められたが、マキちゃんに負けるのが嫌で号泣。結局幼稚園のナカムラ先生(当時23歳ぐらいでホクロの多い顔だったが今思えば色白で美人で可愛い先生だった)に怒られて次の日から半袖に戻された。マキちゃんはどうしてたんだろうな、あのとき。

小学2年ぐらいになった時、この時の話になった。
マキちゃんは私より先に、そして長く半袖ライフを続けていたと主張。
しかし私も年中組さんくらいからは半袖だった!と。
議論は平行線を辿り、結局未だに答えは出てない。

マキちゃんといえばジャニーズが好きで、一度彼女の家の近所を通りかかったときのこと。
ポストに何やら封筒を投函し、その場で柏手を打って合掌するマキちゃんを見た。
どうやら何かの懸賞に応募したらしく、ホントにポストに向かって拝む人が居るんだ、と妙に感動したのを覚えている。

嘘か本当か知らないが、マキちゃんの家にはお風呂が無かったらしい。
私の通ってた小学校区は繁華街や駅前の商店街を含んでいるため、お店屋さんがそこにあって家は別の場所にあるというケースがあった。彼女もそれに当てはまるのか、もともと家が古くてなかったのか。
同じ繁華街でお店屋さんをやっているクニハル君の家には普通にあったので、やっぱり家は別にあったのかもしれない。その家の方から別の小学校に通ってた時期があったはずだ。
またあの繁華街の近くには古い銭湯があった。今でもあるかわからないけど、そんなことで彼女の生活に結び付けた噂が流れていたんだろう。

いまテレビでもツイッターでもなんでもそうだけど、噂になる材料さえあればなんでもいいんだ、って思うのは、あの頃の子供じみた…というか子供がやってたことなんだけど、あの些細なことでもイチイチやいのやいの言われていた頃を思い出すから。
私も散々色々言われたし、その中には事実も、そうでないものもあった。
それは私も自分で面白半分に言ったこと、やったことがあとで跳ね返って来たものもあったし、ただ事実と違っていても反論することなど認められっこなかった。

マキちゃんが自分に対する噂をどう思ってたかわからないけど、彼女は学年中の爪弾きモノだった私にも、中学に入ってから普通に接してくれていた。

捉える人次第なのも重々わかるけれど、個人的な出来事と違うのは、いくらでも押し付けられたり見せつけられることなんだよな。

きっと今でも知らないだけで、あの頃何を言われてたかなんてわかったもんじゃない。
というか今だって周囲に何を言われたって不思議じゃない。
言われる分には仕方がないし構わないけど、そんなんでよく生きてたな、あの頃の私。

ホントに全然なんの前触れもなく、顔を見たり風の噂を聞いたでもなく。
急に思い出したよ、懐かしい人のこと。
何気なく過ごしていたようで、色んなことを覚えたり忘れたりしているもんなんだなー…。

白状すると、この記事の
「言われる分には~」
の辺りを書いてるところでバッタリ寝落ちしています。
いやー…気が付いたら、今現在、7月20日の明け方4時26分です。
おはようございます。

よく寝ました。
あー夜が白々と明けてきました。
今日も何かおかしなことを思い出したら、またここに書きに来ようと思います。
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