不定期エッセイ キッドさんといっしょ。

ダイナマイト・キッド

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第359回。青春のHALO

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ねえねえ初代X-BOXって、もうレトロゲーかねえ?
私が高校生の時だから少なくとも15年近く経っているわけで。
そう考えると恐ろしいなー。
本文にコレ書く前に書き出しちゃって興が乗ってきたので、ここに追記。

ヘイロー、と読む。
アメリカの超有名ゲームなんだけど日本だとどのぐらい売れたんだろうね。
アメリカでどのぐらい有名かっていうと、HALOが発売されて大ヒット。
待望の続編HALO2が発売されるときには店頭に多数のファンが集まって、みんなでHALOのメインテーマソングを合唱するぐらいの。

たぶん高校生ぐらいの時だったと思う。
セガサターン、そしてドリームキャストと夢破れていた私もすっかりゲームキューブのPSOに慣れていた頃。
ゲームに詳しく私にPSOを教えてくれたり、メタルギアソリッドを一緒に遊んだりしてた参謀(というあだ名で呼んでいた友人)が、ついにX-BOXを買うと言い出したからさあ大変。
デカくて重いだの、ディスクに傷がつくだの色々言われていた時期だったし、
やめとけやめとけwww
と冗談半分に思っていたがどうやら参謀は本気だったらしく。

そのあとすぐに買ってきたX-BOXに同梱されていたのがHALOだったというわけ。
このセット凄くてさ、本体にソフト2つにコントローラーも2つ付いてたと思う。
それで2万5千円とか、下手したらもっと安かったんじゃないかなあ。
同梱のソフトがHALOとプロジェクトゴッサムレーシング。

プロジェクトゴッサムレーシングも面白くって、実在の車で実際の街を使ったコースを走れるんだ。
その中にィ横浜みなとみらい地区も含まれていて。
馬車道をポルシェやフェラーリで爆走出来た。
しかもX-BOXのハードディスクに入れてある音楽を再生しながら走れるので地味に楽しくて、レースゲームなんだけど色んな車で横浜を走っていた。
カーラジオの音源もあって、各国のラジオを聞きながら走ることも出来る。
深夜の馬鹿力は入ってなかった。

でHALOはというと、当時の最新CGで描かれた戦艦、武器、エイリアン、そして雄大な風景。
凄まじかった。んでもって超面白かった。
参謀の家に入り浸って来る日も来る日も遊んでいたが、ついに自分も欲しくてたまらなくなった。
バイト代が出たので参謀に連絡した。
「オイ、今からちょっと輪っかになった星を買いに行かないか?」

HALOというのは宇宙の彼方にある、リング状の環状惑星というやつで云々…まあHALOそのものについては調べるか、是非実際にプレイしてみてくれ。
今はリメイクも出てて、さらにCGが奇麗になってるからホントに凄い。
ボタンを押すと当時のグラフィックに切り替えられるのだが、比べてみると愕然とする。
のっぺりとした壁、貼り絵のような背景、四角い箱を積み上げたようなキャラクター。
うわあ、これをリアルだと思ってたのか!
と驚くやら、どんだけリアルだなんだと思っても結局はかなりの想像力でお迎えに行って楽しんでいたんだなって。それがゲームの楽しみ方だよなって。そう思うね。

でめでたく我が家にもHALOがやってきた。
巨大でズッシリした黒い本体。
画面の中を縦横無尽に暴れまわる私の分身。
面白い、敵も味方も戦車も飛行船もバンバン撃った。

このHALOはホントに欧米では相当売れていて、メキシコのショッピングモールにも試遊台が置いてあった。メキシコの子供たちが群がって遊んでいたので私がコントローラーを手に取ってみると
「オイ日本人だぞ!」
「日本人、ゲーム好きなの!?」
と、まるでこっちも宇宙人みたいな扱いをされつつ仲よく遊ぶ。
さすがしょっちゅう試遊台で遊んでいるだけあってみんな上手だった。
んが、こちとら世界レベルのプレイヤーに連日叩きのめされて上達した参謀にまたさらに鍛えられた身である。メキシコのタダゲー小僧たちに後れを取るはずもなくフルボッコ。
あんなにフレンドリーだった小さなアミーゴたちが殺気立っている。これは本当にHALOに出てくる宇宙人と主人公マスターチーフだ。

今でもあるのか知らないけど、日本の大型ゲーム屋さんって試遊台の横っちょにボタンがあってさ、黄色いやつ。で押してから5分とか3分だけ遊べたじゃん?
さすがメキシコの試遊台は、デカいテレビにゲームが繋いであって、そのまま。
やりたい放題。
お前ん家か!?
って繋ぎ方してあって、ずっとやってられた。お前はメキシコに何しに行ってたんだって話だけども、まあ買い物ついでのお楽しみってことで。

そのぐらい、気が付けばそこそこ上達していたHALOだったが、やっぱ高校時代には、あんまりやってる奴いなくって。
同じ学年でも内藤君だけが持っていて、参謀と3人で遊んだりしていた。
あとで卒業アルバムを見たら文化祭の様子が撮ってあって、教室をゲームセンターにして生徒数人でHALOをやってる写真があった。知ってれば行って滅多打ちにしてやったものを…(笑)

今にして思えばX-BOX本体にHALO付けて売り出すなんて、任天堂がニンテンドースイッチにマリオ付けて売るようなもんで。とんでもないキャンペーンだったとわかる。
だけどやっぱ他にあまりやるゲームがなくって、その辺りから徐々にテレビゲーム自体からフェードアウトしていったな。
HALOシリーズは今でも続いているけど、参謀と一緒に3までやって、マスターチーフの物語が終わったなと思って、それっきりだなあ。

実はやり込んだのは2が一番だと思うし、3も驚愕の出来栄えだったけど、今日はここまで。
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