上 下
462 / 1,290

第434回。ROLLYさんとミントパフェ。

しおりを挟む
ずっと赤城乳業さんのチョコミントのパフェアイスを探していた。
いや、普通に売ってるんだよ。ミニストップとかローソンとか行くと。
最近はミニストップでキーバってエナジードリンクを買う時があって、その時とか普通に見かけるんだよ。

で、買おうと思って入ったコンビニに限って置いてない。
それを何度も繰り返してきた。
昨日(2018年4月10日)なんか、ファミリーマートばかり3軒回ったけど置いてなかった。
ファミマにはないんだろうか。

愛知県ってサークルKのお膝元で天下だった地域だから、今になって異常な数のファミマがあるんよ。
まあ、今まで異常な数のサークルKがあったんだけどねそれは。
ファミマ、サンクス、サークルKがあった県道沿いなんか全部ファミマになったしなあ。

それはそれでなんかタコが自分の足をモシモシ食ってるようで薄気味悪くて不健康だな、と思ったりしてるのはさておき、売ってない。

んで、ローソンもミニストップも私ん家の近所にない。
あってもすげえ混む場所にあるんで行きたくない。
でも、食べたい。
ローソン、すぐ近所にあったんだけど店長やってたいいダシ出てる親父(元はどこぞのエライ人だったらしいが不況のあおりを受けて脱サラ、心機一転コンビニを始めてまた繁盛させた辣腕親父でもある)が言うには10年経ってフランチャイズが切れたし自分も70過ぎたので
こんきい(三河弁でしんどいって意味)
のでやめる、とスッパリやめてしまっていたのだった。

ガランとしたお店の中で最後の最後の最後まで売れ残っていたのは、当時話題を呼んだガリガリくんコーンポタージュ味だった。赤城乳業さんはふり幅が無駄に広い。
同じ赤城さんでも今回のチョコミントのパフェは是非食べたいと思っていて。
コーンポタージュとかナポリタンアイスなんか、悪ふざけも大概にしろ!と思ってたりした。
ナポリタンアイスはひと口食って悶絶するぐらい不味かった。

で、そういうバカなアイスをツイッター辺りで流行らせるときによく使ってたのが
生産が追い付かないので販売終了
ってやつ。
赤城さんには申し訳ないけど、今回もそれかぁ!?ああん!?と思っていた。

でも、結局はちょっと遠くのミニストップに普通に置いてあったのでしれっと買ってきた。
レジのお姉さんが超かわいかった。あかねさん。
あかね、という名前には可愛い人が多いのだろうか。
また行こう。あのお店。なんだったらミニどころかがっつりストップしたい気分だ。

そんなわけで日々まあ同じことの繰り返しで。
何かと忙しく、気分も乱高下しがち。
仕事中は音楽を流していることが多いのだけれど、同じのばかりだと飽きるのでたまにダウンロード販売を利用している。
今日び250円でシングル一曲買えちゃうのって凄いね。有難いね。

で買い求めたのがROLLYさんのライブ盤。
「たどり着いたらいつも雨降り」
色んな人がカバーしてるので、どれか一つ…と試しに買ってみた。
なんかROLLYさんなら信頼できるかなって。
なんとなく音色や歌声は想像つくけど、でももっとこう良いものがありそうだなって気がしない?

で聞いてみると
「それじゃ、1972年に吉田拓郎さんが作詞作曲されまして。モップスが歌いました。最高のナンバー…」
とMCが入る。そしてワーっという歓声。
この時点でライブ盤だと気づくキッドさん。

でも、そのまま雪崩れ込んだイントロが凄く良かった。
おっ!いいなこれ!!
と素直に思って、そのままノリノリで聞いていた。
ギターで始まって、リズム隊がドン!と入るあの感じ。
ライブハウスっぽい!
バンドマンっぽい!!
あと文系の不良のお兄さんっぽい!!!

なんかこう、男の色気とか苦労とかが滲むいい歌だと思うんだ。
薄っぺらな人が歌うとすげえダサくなるけど、このROLLYさんのは凄く分厚くて骨太で、でも軽快でワーっと聞けてしまう。
私はバンドやっててベース弾いてたけど音楽に関する学というものを一切持ち合わせていないので、聞いたまんま書くしか出来ないし間違ってる言葉や表現も多いかも知れないけど…。

この歌に乗って山間の曲がりくねった道をスイスイ走る。
もちろん安全運転だ。
カッコイイ曲を聴いているときほど、優しい運転をした方がカッコいいぜ。
ヘヴィメタをガンガン流してるけど、横断歩道の保育園児やジイさんバアさんを待っててあげる。
右折やバイパスの合流で道を譲る。
たとえ向こうから感謝や合図が返って来なくても、やっぱヘヴィメタ聞いてる奴に悪いヤツ居ねえなって思いたいし。
この場合はハードロックとか、そっちに近いのかしら。
元々ROLLYさんってグラムロックとかやってたイメージだし…というか昔はローリー寺西さんだったよな。すかんち解散後に改名したそうな。
笑っていいとも!で危ないことばっか言ってたり、いつもギターを持ってる派手な人って感じだったけど、それがそのまま年齢を重ねて、爛熟した洋酒のような味わい深さを持ったのかも知れない。
と今31歳の若造が言っても説得力ないか。私も派手で味わい深い男になりたいものだなあ。

と思ってたら曲が終わりに近づいた。
そしてその余韻も冷めやらぬうちにROLLYさんは言った。
「続けて参りましょう!」
そこでこのデータは終わっていた。

え!続き!?
何歌ってたの!?
すげえ気になるので、このアルバムごと買おうか今悩んでいる。
しおりを挟む

処理中です...