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第778回。トロッコ列車に乗りたいな
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みんなさ、トロッコ列車って聞いてどんなの思い浮かべる?
ドンキーコングが乗ってる、あのワニとかバナナと一緒に薄暗い炭鉱に敷かれた途切れ途切れのレールのうえを突っ走ってるアレだよな。
私も同じだもん。
やっぱトロッコって響きがイイよ。だいいち。
トロッコだぜ、トロっと来て、コ。
なんとも剽軽というか軽妙というか、でも実際は武骨なオッサンたちが石炭運んだりする泥臭くて危険も伴う乗り物。それがトロッコ。
ああトロッコ。憧れのトロッコ。
で、実はわが街とよはしではそのトロッコに乗ることが昔は出来たんだ。
開始200文字でどんだけトロッコトロッコ言うんだって話だよ。
(さて問題です、キッドさんはこの行までで何回トロッコと言ったでしょう。答えは記事の最後!)
豊橋駅から一旦静岡県に入り、今度は長野県に向かうJR飯田線。
この愛知県の屋根と呼ばれる辺りをトコトコ走る可愛い電車のある路線では、かつて夏になるとトロッコ列車が運行され、風物詩として親しまれていたのだ。
私の家は駅からほど近いので、このトロッコ列車が見たくておじいちゃんと一緒に鉄橋の上や、線路っきわの金網越しにこのトロッコ列車を穴が開くほど見つめていた記憶が今も残っている。
まあトロッコ列車と言っても、ドンキーコングみてえなあんな鉄の棺に車輪がついたようなもんじゃなく、もっと立派なものだったけど。当たり前か。
なんて言ったらいいんだろ、普通の列車のシャーシに、割と肉抜きしたボディをかぶせたみてえな感じなんだけどね。コレだとミニ四駆が思い浮かんじゃうか。ブーメラン10とか。
今どき知ってるかな、ブーメラン10ってミニ四駆。コロコロコミックで爆走兄弟レッツ&ゴー!!が飛ぶ鳥を落とす勢いで連載され、みんながこぞってマグナムセイバーだのスピンアックスでゲスだのトライダガーだのビークスパイダーだのブロッケンGだのブラックセイバーだのを買って作って走らせている時に(ちょっと当時のミニ四駆の名前思い出すのが楽しくなっちゃった)別冊コロコロコミックで連載されてたほうのミニ四駆がブーメラン10だった。ゼロシャーシっつって、怖いお兄さんのスカイライン(ココナツの匂いがする)みてえに車高が低くって、結構早いんだコレが。
小学生の頃、自分のお誕生日会の時にマエダ君がプレゼントしてくれたのがブーメラン10だった。あの頃は、お誕生日会を開くと言えば参加してプレゼントまでくれる同級生のお友達が居たんだなあ…カズヤ君。良かったね。その友達は大事にしろよ、じゃないとお前、小学校6年でだーれも友達いなくなって小学校の屋上行く階段で日がな一日シャーロック・ホームズとか江戸川乱歩読んで過ごすことになるぞ。
アレ?トロッコ列車の話してたはずなのに涙が…。
なんでこんな話になったんだ!?ああそうかゼロシャーシ。
でね、トロッコ列車ってのは普通の列車と違って窓がないんだよ。
んで最後列の車両だけ後部がオープンデッキになってるんだ。フェリーとかロサンゼルスの路面電車みてえな感じだと思ってもらえればいいかな。
なんか最初は明るめの濃いブルーだった車体が、最後の方は結構ハデなカラーリングになってた気がする。飯田線のトロッコ列車っていえば、鉄道ファンでご存知の方も多いと思う。
あれで豊橋や豊川の街んなかを走るのも面白いし、そのまま豊川を遡るように湯谷温泉、宇連ダム、天竜峡などなど沿線の豊かな自然を味わうことも出来た。
JRの沿線ったって川か森かダムぐれえしかねえからな、飯田線は。
そもそも豊橋駅が私鉄とJRが同じ駅舎で発着して(しかも飯田線と名鉄は対面だ)たり、秘境駅があったり、当時のトンネル掘削技術じゃどうしても掘れないんで鉄橋をカーブさせただとか、色んな鉄道名所(トレインスポッティング)が盛り沢山の飯田線だ。そこをトロッコ列車で走るなんてえのは、こりゃ贅沢なもんで。
いつか乗りたいなーと思ってたんだけど人気があったんで乗れないでいるうちになくなってしまった。
指定席だったんだろうか。そうだろうな、人が多すぎると溢れて落っこちちゃうもんなあれじゃ。
懐かしいなートロッコ列車。
また復活運行とかしないかな。
そうしたら乗っておきたいと思う。数少ないチャンスってだけじゃなく、そのなんもない飯田線沿線の景色も変わったし、新東名やらバイパスは通るし、いつまでも同じ田舎じゃないだろうから。
そういう変わりゆく情景を走っておきたいと思う。
最後部のオープンデッキから見上げた、いつも学校サボって電車を見てた跨線橋に、あの日の自分が居たら、今度はソイツの分も切符を買って一緒に乗ってやろう。
この街に、この家に、あの学校のあのクラスに、狭い世界でもがいて、じたばたして、もうどうしようもなくなってた自分に必要だったのは、そんな風通しのいい場所と景色だったと思う。
トロッコクイズの正解は、9回でした。
みんなもう忘れてただろ!でも数え直さなくていいよ。
ドンキーコングが乗ってる、あのワニとかバナナと一緒に薄暗い炭鉱に敷かれた途切れ途切れのレールのうえを突っ走ってるアレだよな。
私も同じだもん。
やっぱトロッコって響きがイイよ。だいいち。
トロッコだぜ、トロっと来て、コ。
なんとも剽軽というか軽妙というか、でも実際は武骨なオッサンたちが石炭運んだりする泥臭くて危険も伴う乗り物。それがトロッコ。
ああトロッコ。憧れのトロッコ。
で、実はわが街とよはしではそのトロッコに乗ることが昔は出来たんだ。
開始200文字でどんだけトロッコトロッコ言うんだって話だよ。
(さて問題です、キッドさんはこの行までで何回トロッコと言ったでしょう。答えは記事の最後!)
豊橋駅から一旦静岡県に入り、今度は長野県に向かうJR飯田線。
この愛知県の屋根と呼ばれる辺りをトコトコ走る可愛い電車のある路線では、かつて夏になるとトロッコ列車が運行され、風物詩として親しまれていたのだ。
私の家は駅からほど近いので、このトロッコ列車が見たくておじいちゃんと一緒に鉄橋の上や、線路っきわの金網越しにこのトロッコ列車を穴が開くほど見つめていた記憶が今も残っている。
まあトロッコ列車と言っても、ドンキーコングみてえなあんな鉄の棺に車輪がついたようなもんじゃなく、もっと立派なものだったけど。当たり前か。
なんて言ったらいいんだろ、普通の列車のシャーシに、割と肉抜きしたボディをかぶせたみてえな感じなんだけどね。コレだとミニ四駆が思い浮かんじゃうか。ブーメラン10とか。
今どき知ってるかな、ブーメラン10ってミニ四駆。コロコロコミックで爆走兄弟レッツ&ゴー!!が飛ぶ鳥を落とす勢いで連載され、みんながこぞってマグナムセイバーだのスピンアックスでゲスだのトライダガーだのビークスパイダーだのブロッケンGだのブラックセイバーだのを買って作って走らせている時に(ちょっと当時のミニ四駆の名前思い出すのが楽しくなっちゃった)別冊コロコロコミックで連載されてたほうのミニ四駆がブーメラン10だった。ゼロシャーシっつって、怖いお兄さんのスカイライン(ココナツの匂いがする)みてえに車高が低くって、結構早いんだコレが。
小学生の頃、自分のお誕生日会の時にマエダ君がプレゼントしてくれたのがブーメラン10だった。あの頃は、お誕生日会を開くと言えば参加してプレゼントまでくれる同級生のお友達が居たんだなあ…カズヤ君。良かったね。その友達は大事にしろよ、じゃないとお前、小学校6年でだーれも友達いなくなって小学校の屋上行く階段で日がな一日シャーロック・ホームズとか江戸川乱歩読んで過ごすことになるぞ。
アレ?トロッコ列車の話してたはずなのに涙が…。
なんでこんな話になったんだ!?ああそうかゼロシャーシ。
でね、トロッコ列車ってのは普通の列車と違って窓がないんだよ。
んで最後列の車両だけ後部がオープンデッキになってるんだ。フェリーとかロサンゼルスの路面電車みてえな感じだと思ってもらえればいいかな。
なんか最初は明るめの濃いブルーだった車体が、最後の方は結構ハデなカラーリングになってた気がする。飯田線のトロッコ列車っていえば、鉄道ファンでご存知の方も多いと思う。
あれで豊橋や豊川の街んなかを走るのも面白いし、そのまま豊川を遡るように湯谷温泉、宇連ダム、天竜峡などなど沿線の豊かな自然を味わうことも出来た。
JRの沿線ったって川か森かダムぐれえしかねえからな、飯田線は。
そもそも豊橋駅が私鉄とJRが同じ駅舎で発着して(しかも飯田線と名鉄は対面だ)たり、秘境駅があったり、当時のトンネル掘削技術じゃどうしても掘れないんで鉄橋をカーブさせただとか、色んな鉄道名所(トレインスポッティング)が盛り沢山の飯田線だ。そこをトロッコ列車で走るなんてえのは、こりゃ贅沢なもんで。
いつか乗りたいなーと思ってたんだけど人気があったんで乗れないでいるうちになくなってしまった。
指定席だったんだろうか。そうだろうな、人が多すぎると溢れて落っこちちゃうもんなあれじゃ。
懐かしいなートロッコ列車。
また復活運行とかしないかな。
そうしたら乗っておきたいと思う。数少ないチャンスってだけじゃなく、そのなんもない飯田線沿線の景色も変わったし、新東名やらバイパスは通るし、いつまでも同じ田舎じゃないだろうから。
そういう変わりゆく情景を走っておきたいと思う。
最後部のオープンデッキから見上げた、いつも学校サボって電車を見てた跨線橋に、あの日の自分が居たら、今度はソイツの分も切符を買って一緒に乗ってやろう。
この街に、この家に、あの学校のあのクラスに、狭い世界でもがいて、じたばたして、もうどうしようもなくなってた自分に必要だったのは、そんな風通しのいい場所と景色だったと思う。
トロッコクイズの正解は、9回でした。
みんなもう忘れてただろ!でも数え直さなくていいよ。
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