不定期エッセイ キッドさんといっしょ。

ダイナマイト・キッド

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赤塚山でボケタンだった

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夜勤明け。意外と天気が良かったので、ジム行くのをやめて赤塚山公園に行って来た。
ここは淡水魚水族館と小さな動物園、それに菖蒲園や梅園、さらにグラウンドや水遊びも出来る噴水広場からちょっと広い公園まである便利なところで、駐車場も広いので外回りの時はお世話になっていた。
トラックを木陰に止めて、トイレをお借りして、なかの自販機コーナーでジュースやらコーヒーやら買って。そんで木陰で飲んで休憩したり、その辺の遊歩道を散歩したりしてね。
仕事しろよって話だけど、まあそれはいいとして。

で今日だよ。
何となく最近、海だの山だの公園だの行って、空気の良いところを探して呼吸をしている。そうするようにしている。
疲れているから。心が。

で日記を書いても全然、面白くないしグチばっかりなので辞めていた。
ホントにつまんねえんだもん。

でね。
そんなんだから汗かこうと思って。ジムもメンテで一週間ばかり休みでさ、それ明けでもあるから行こうと思ってたんだけど。
この肥満児が、珍しく、カワイ子ちゃん目当てじゃなきゃ腰を上げない腰も振らないでお馴染みの(やっぱ死ね佐野お前)お山に登ってみようと思ったんだよ。姉さん事件です(あ、なーつかしいですね)ってなもんで。

今日のキッドさんは悪い方にノってるねえ…死ぬかなコレはいよいよ。

で、赤塚山についてさ、仕事終わりで通勤用の作業着のまま、着の身着のまま木の実ナナ(by徳弘正也先生)ミニ動物園でヤギさんやミニブタさんを眺めてたのさ。そしたら、2歳ぐらいかな?男の子を連れた若いお父さんが私に
すみませーん、あの、なんかブザーが…
と言うんで、私何か落とし物でもしたかな?それとも、何か新しい決まりがあってそれを見落としたのかな?
と思ったらそうじゃなく、トイレで何か警報が鳴っている。小さい子供連れなのでオムツでも替えたのだろう、そのトイレでビーーっとブザー。お母さんも慌てちゃって、可愛い2歳児だけがケロっとしてヤギを見ている。
ここでようやくキッドさん
(ははーん、係員さんと間違われてるなコレ)
と気づくも、にべもなくはねつけるのも気の毒だ。お父さんもお母さんも慌てちゃってるし。まあ物は試しとトイレに近づくと、本物の係員さんが来てブザーを止めてくれた。
私もお父さんに
「すみません、ありがとうございます!」
と言われてしまって
「とんでもないですー!」
と愛想よく答えて、そそくさとミニ動物園を後にした。
…サンダル履きだったんだけどなー。もしかしたら、向こうも薄々気付いてたかもなあ。
あの夫婦もゆうべは薄々メントールだったかもなあ。ゲヘヘ

やっぱり死ね!!!!

で、そっから赤塚山の山頂にある展望台を目指して階段を登る。これが結構な段数ある。
山道を登ったり、特に階段でずーっと登りの時は必ず、
新・桃太郎伝説の松葉山とか大江山を登る時のBGM
が脳内で流れて来る。コン、ココン、コン、パーパパッパパーってやつ。わかる?
わかれ。

途中、意外といろんな人とすれ違う。
休み休み、時々立ち止まって、倒木や足元を観察する。アリンコだけじゃなく、ハサミムシやダンゴムシがソワソワと這って行ったり、サルノコシカケが生えてたり、緑の匂いが濃密に立ち込めてたりして、そういう時に
ああ気持ちいいなあ
と思う。で人が来るとサっとマスクをつける。
向こうもそうで、私を見つけるとマスクをする。
すれ違ったオジサンと私、お互いに慌ててマスクしてて、思わず目が合ってそれを笑って会釈した。

山頂に展望台があって、階段を上がると上に東屋があるんだけど、その東屋の下で外国のお姉さんがノートパソコン拡げてエクササイズと洒落こんでいた。
最初はカラテのトレーニングかな?緩めのマス・オーヤマかねキミ!?
と思ったが、見るともなく目に入ったらシート取り出して寝転がってエクササイズを始めたので、多分、寝技もイケるぞあの人は。総合格闘家かも知れんよキミ!
(空手バカ一代っぽく)

展望台で豊川市内から豊橋の石巻山辺りまでを見渡す。木が伸びてるんで、前より眺めは良くなかった。けど風は気持ちいいし、すぐ下でエクササイズしてる以外は殆ど人も来ないし、いい気分でボケタンとしていた。

山を下りて、水族館でサカナを見る。地元の魚から外来種、天然記念物ネコギギまで色々いる。ブラックバスやブルーギルを飼育・展示するのに許可証が貼られている。
あれは食うと意外とウマイと椎名誠さんの本に書いてあって、よく千葉県の湖で釣ったのを野田知佑さんと一緒に食っていたっけな。
そんなもんが必要な生き物を、知らなかった頃に野放しにしちゃったってどえらい事よな…。

いいだけ見て、ゲンキーさん寄って帰った。
昼からは家でボンヤリしたり、原稿を書いたり、野菜サラダや果物を食ったりしていた。
まだ疲れてる。
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