16 / 280
本編
15:壁ドン(強)
しおりを挟む
「うん?どうかしたかい?」
おっと、アナウンスに気を取られていたらしい。
「いや、今しがたアナウンス……天の声的なものでこの町の防衛に貢献しろと聞こえてきて気を取られていた」
「ほう……、神託のようなものかな?」
「そこまでは分からないが……。おそらく異人全員に同じものが聞こえたと思う」
「なるほど。ということは異人達はこの町の防衛に積極的になってくれると見ていいのかな?」
「全員とは言えないが、大半はそうだと思う。とくに今も活発に動いてる者はより積極的になるかと」
有り体に言ってしまえばゲーム開始後初めての大規模イベントになるだろうから、そりゃ活発にプレイしている者たちからすれば、待ちに待ったお祭り的な認識だろう。
「それはとても助かるね。こう言っては何だけど、異人達は死んでもすぐに復活するから、襲撃の際の主力になってもらえるとすごく助かる」
「むしろ戦闘職の異人は金を払ってでも前線を望むはずだ」
「なるほどなるほど、ちなみに参考までにどう言った報酬があると異人のやる気に繋がるか聞いても?」
「そうだな……。今はとにかく成長機会とより良い装備かそれを揃える為の資金が欲しいんじゃないだろうか。身の安全は多少度外視してでも」
ゲーマーならもう少し的確な要望を出せたのかもしれないが、僕ではこのくらいが限界だ。しかし、まだゲームが始まりたてなのでプレイヤーが欲しているものの差はそんなに無いだろう。
「ふむ、君の意見を参考に異人向けの依頼の報酬を少し見直してみるよ。いやぁ、君には助けられっぱなしだね」
「そんなことは」
「もう夜が明ける頃だし、君も疲れているだろうからこのくらいにしておこうか」
確かに、そろそろログアウトしなければならない時間だ。
「……ギルの方がこれから大変なのでは」
「はは、まぁね……。でも非常事態だからそれなりの人員や補給を回してもらえる予定だよ」
「まぁ、書類整理なら手伝おう」
「心配してくれてありがとうね。でも君にはまた別のことを頼むかも?」
「?」
そのような会話をして、次に起きるくらいの頃合いに連絡するとのことだったので了承してから部屋を出た。
一旦資料室に寄って腰を落ち着けてから、諸々確認タイム。まずはクエストリザルトから。
【職業ギルド指名クエスト】
依頼内容:ギルドに集められた情報をまとめて資料を作成し、ギルドへ提出
依頼者:始まりの町『ユヌ』の職業ギルド
クエスト達成!
詳細なまとめと考察を提出したことで、住民が町の危機を初期段階で察知することが出来た。
評価:S++(報酬増加)
報酬:50000G、職業ギルドランク上昇、ユヌの防衛力上昇(小)、ユヌ近郊安全度上昇(小)、旧倉庫の入室許可、ユニーク称号
先ほどのギルとの会話の要約のような内容だった。どちらかというと、ほぼタイムラグ無しで齟齬の無いクエストリザルトを作れるシステム側がおかしい気がしている。やはり変態……(褒め言葉)。
ついでにチュートリアルクエストの【クエストを達成しよう】【クエスト報酬を受け取ろう】もここでクリアしていた。
評価は最高ランクを示すアルファベットにさらに「+」が2つついているが、これは達成ラインを大きく上回った場合につくようだ。効果は報酬の上乗せらしい。
そして、先ほどギルドから贈られた【森碧】という称号はユニーク……他プレイヤーと被ることがない唯一無二の称号のようだ。
リザルト確認が一通り終わったので、カーラのところに行ってギルドランクを上げたら今日はログアウトすることにしよう。
1階へ降りると、受付に人が溢れていた。……あー、ワールドクエスト関連か。
さて、どうしようか。皆忙しそうだから日を改めようかな。
「あ、トウノさん! お疲れ様です! すぐにランク更新しちゃいますのでギルドカードを預かってもいいですか?」
「うん? ああ、頼む」
カーラの方から声をかけてくれ、手早くランク更新をしてくれた。
「はい、これで更新完了です。カードをお返ししますね。裏口使っていかれますか?」
「いや、皆忙しそうだから今日は正面口から出よう」
「そうですか、今は大通りも人が多いので気をつけてくださいね」
「分かった。じゃあまた」
人にぶつからないように慎重に通り抜けてギルドを出ると、大通りもプレイヤーと思しき人で溢れかえっていた。
ゲーム開始直後かそれ以上の混み具合だろうかと横目に見ながら宿屋へ向かう路地に入ろうとしたところで、突然肩を強く引かれた。
「うっ」
「ねぇ、アンタ何してんの? そこ入れないとこだよーってあれ? 今入れてた? 何で?! ヤッバ、新しい攻略情報発見しちゃった感じ?! ツイてるなー俺!」
肩を引かれた方を見ると、言動からプレイヤーだろうエルフアバターの青年が捲し立ててきた。微妙に言葉も視線もこちらを見ていない様子なのが奇妙だ。
「あ、今配信してんだけど、俺のこと知らない? アルストライバーの中だと結構有名だと思うんだけどさ! ってかアンタこの前ギルドの奥にも入ってたよね?! どうやったら入れんの? 教えてくんない?」
あらぬところを見ていたのは生配信をしていたかららしい。よく見たら配信アイコンがあった。
それはそれとして。
「とりあえず、手を離し……」
「あのギルドの女の子ともよく話してるよね? あっ、あの子攻略すると色々解放されるとか? うわー、ありそー! でもあの子とりつく島が無いんだよなー!」
こいつ人の話を聞く気無いな……と察してからは掴まれている肩が少し痛いから手を離してくれないかな、と思いながら話が終わるのを待っていた、が────。
「そうだ、とりまフレンドにっへぶぅっ!!」
突然の悲鳴と共に目の前から配信プレイヤーが消えた。
「えっ、うわっ!」
直後、視界いっぱいに大きな影が出てきたかと認識した頃には、地面から足が浮いていた。
中々の速さで大通りが遠ざかっていくのが見える。
「な、何っ」
何となく、誰かに抱えられて路地の奥に向かっていることは分かったが、展開が急すぎてついていけない。
やがて一つ目の角を曲がると、壁に勢いよく押し付けられた。背中側を強く打ち、肺の空気が強制的に押し出されて苦しい。
「かはっ……、……ぁ」
どうにか腕一本で自分を壁に押し付けている相手を見上げると、その人物は宿屋で何度か会った鎧の男だった。
「馬鹿か、お前」
不機嫌な低い声が降ってくる。
「自分が周りからどう見られてるか、もう少し把握しろ」
「? 何の話…………っ」
問いかけようとすると、押し付ける圧力がさらに上がり、全身がピリピリしだす。
「こういう目に合いたく無かったらな」
いつの間にかすぐ目の前に男の兜があった。暗くて兜の向こうは何も見えない―――。
どのくらいそうしていたのか分からないが、不意に頬を一筋撫でられる感覚があった後、腕を外されて解放された。
僕を解放した男は、もう用は無いとばかりに踵を返す。
「けほっ……忠告ありがとう。気をつけてみる」
少し……いや、大分乱暴だったが、言っていること自体は真っ当な忠告のように思えたので、一応声だけかけてみた。返事は期待していない。
予想通り、反応が無いまま男は立ち去っていった。
……方向的に目的地が同じっぽいのが、若干気まずいが。
おっと、アナウンスに気を取られていたらしい。
「いや、今しがたアナウンス……天の声的なものでこの町の防衛に貢献しろと聞こえてきて気を取られていた」
「ほう……、神託のようなものかな?」
「そこまでは分からないが……。おそらく異人全員に同じものが聞こえたと思う」
「なるほど。ということは異人達はこの町の防衛に積極的になってくれると見ていいのかな?」
「全員とは言えないが、大半はそうだと思う。とくに今も活発に動いてる者はより積極的になるかと」
有り体に言ってしまえばゲーム開始後初めての大規模イベントになるだろうから、そりゃ活発にプレイしている者たちからすれば、待ちに待ったお祭り的な認識だろう。
「それはとても助かるね。こう言っては何だけど、異人達は死んでもすぐに復活するから、襲撃の際の主力になってもらえるとすごく助かる」
「むしろ戦闘職の異人は金を払ってでも前線を望むはずだ」
「なるほどなるほど、ちなみに参考までにどう言った報酬があると異人のやる気に繋がるか聞いても?」
「そうだな……。今はとにかく成長機会とより良い装備かそれを揃える為の資金が欲しいんじゃないだろうか。身の安全は多少度外視してでも」
ゲーマーならもう少し的確な要望を出せたのかもしれないが、僕ではこのくらいが限界だ。しかし、まだゲームが始まりたてなのでプレイヤーが欲しているものの差はそんなに無いだろう。
「ふむ、君の意見を参考に異人向けの依頼の報酬を少し見直してみるよ。いやぁ、君には助けられっぱなしだね」
「そんなことは」
「もう夜が明ける頃だし、君も疲れているだろうからこのくらいにしておこうか」
確かに、そろそろログアウトしなければならない時間だ。
「……ギルの方がこれから大変なのでは」
「はは、まぁね……。でも非常事態だからそれなりの人員や補給を回してもらえる予定だよ」
「まぁ、書類整理なら手伝おう」
「心配してくれてありがとうね。でも君にはまた別のことを頼むかも?」
「?」
そのような会話をして、次に起きるくらいの頃合いに連絡するとのことだったので了承してから部屋を出た。
一旦資料室に寄って腰を落ち着けてから、諸々確認タイム。まずはクエストリザルトから。
【職業ギルド指名クエスト】
依頼内容:ギルドに集められた情報をまとめて資料を作成し、ギルドへ提出
依頼者:始まりの町『ユヌ』の職業ギルド
クエスト達成!
詳細なまとめと考察を提出したことで、住民が町の危機を初期段階で察知することが出来た。
評価:S++(報酬増加)
報酬:50000G、職業ギルドランク上昇、ユヌの防衛力上昇(小)、ユヌ近郊安全度上昇(小)、旧倉庫の入室許可、ユニーク称号
先ほどのギルとの会話の要約のような内容だった。どちらかというと、ほぼタイムラグ無しで齟齬の無いクエストリザルトを作れるシステム側がおかしい気がしている。やはり変態……(褒め言葉)。
ついでにチュートリアルクエストの【クエストを達成しよう】【クエスト報酬を受け取ろう】もここでクリアしていた。
評価は最高ランクを示すアルファベットにさらに「+」が2つついているが、これは達成ラインを大きく上回った場合につくようだ。効果は報酬の上乗せらしい。
そして、先ほどギルドから贈られた【森碧】という称号はユニーク……他プレイヤーと被ることがない唯一無二の称号のようだ。
リザルト確認が一通り終わったので、カーラのところに行ってギルドランクを上げたら今日はログアウトすることにしよう。
1階へ降りると、受付に人が溢れていた。……あー、ワールドクエスト関連か。
さて、どうしようか。皆忙しそうだから日を改めようかな。
「あ、トウノさん! お疲れ様です! すぐにランク更新しちゃいますのでギルドカードを預かってもいいですか?」
「うん? ああ、頼む」
カーラの方から声をかけてくれ、手早くランク更新をしてくれた。
「はい、これで更新完了です。カードをお返ししますね。裏口使っていかれますか?」
「いや、皆忙しそうだから今日は正面口から出よう」
「そうですか、今は大通りも人が多いので気をつけてくださいね」
「分かった。じゃあまた」
人にぶつからないように慎重に通り抜けてギルドを出ると、大通りもプレイヤーと思しき人で溢れかえっていた。
ゲーム開始直後かそれ以上の混み具合だろうかと横目に見ながら宿屋へ向かう路地に入ろうとしたところで、突然肩を強く引かれた。
「うっ」
「ねぇ、アンタ何してんの? そこ入れないとこだよーってあれ? 今入れてた? 何で?! ヤッバ、新しい攻略情報発見しちゃった感じ?! ツイてるなー俺!」
肩を引かれた方を見ると、言動からプレイヤーだろうエルフアバターの青年が捲し立ててきた。微妙に言葉も視線もこちらを見ていない様子なのが奇妙だ。
「あ、今配信してんだけど、俺のこと知らない? アルストライバーの中だと結構有名だと思うんだけどさ! ってかアンタこの前ギルドの奥にも入ってたよね?! どうやったら入れんの? 教えてくんない?」
あらぬところを見ていたのは生配信をしていたかららしい。よく見たら配信アイコンがあった。
それはそれとして。
「とりあえず、手を離し……」
「あのギルドの女の子ともよく話してるよね? あっ、あの子攻略すると色々解放されるとか? うわー、ありそー! でもあの子とりつく島が無いんだよなー!」
こいつ人の話を聞く気無いな……と察してからは掴まれている肩が少し痛いから手を離してくれないかな、と思いながら話が終わるのを待っていた、が────。
「そうだ、とりまフレンドにっへぶぅっ!!」
突然の悲鳴と共に目の前から配信プレイヤーが消えた。
「えっ、うわっ!」
直後、視界いっぱいに大きな影が出てきたかと認識した頃には、地面から足が浮いていた。
中々の速さで大通りが遠ざかっていくのが見える。
「な、何っ」
何となく、誰かに抱えられて路地の奥に向かっていることは分かったが、展開が急すぎてついていけない。
やがて一つ目の角を曲がると、壁に勢いよく押し付けられた。背中側を強く打ち、肺の空気が強制的に押し出されて苦しい。
「かはっ……、……ぁ」
どうにか腕一本で自分を壁に押し付けている相手を見上げると、その人物は宿屋で何度か会った鎧の男だった。
「馬鹿か、お前」
不機嫌な低い声が降ってくる。
「自分が周りからどう見られてるか、もう少し把握しろ」
「? 何の話…………っ」
問いかけようとすると、押し付ける圧力がさらに上がり、全身がピリピリしだす。
「こういう目に合いたく無かったらな」
いつの間にかすぐ目の前に男の兜があった。暗くて兜の向こうは何も見えない―――。
どのくらいそうしていたのか分からないが、不意に頬を一筋撫でられる感覚があった後、腕を外されて解放された。
僕を解放した男は、もう用は無いとばかりに踵を返す。
「けほっ……忠告ありがとう。気をつけてみる」
少し……いや、大分乱暴だったが、言っていること自体は真っ当な忠告のように思えたので、一応声だけかけてみた。返事は期待していない。
予想通り、反応が無いまま男は立ち去っていった。
……方向的に目的地が同じっぽいのが、若干気まずいが。
2,305
あなたにおすすめの小説
ブラコンすぎて面倒な男を演じていた平凡兄、やめたら押し倒されました
あと
BL
「お兄ちゃん!一肌脱ぎます!」
完璧公爵跡取り息子許嫁攻め×ブラコン兄鈍感受け
可愛い弟と攻めの幸せのために、平凡なのに面倒な男を演じることにした受け。毎日の告白、束縛発言などを繰り広げ、上手くいきそうになったため、やめたら、なんと…?
攻め:ヴィクター・ローレンツ
受け:リアム・グレイソン
弟:リチャード・グレイソン
pixivにも投稿しています。
ひよったら消します。
誤字脱字はサイレント修正します。
また、内容もサイレント修正する時もあります。
定期的にタグも整理します。
批判・中傷コメントはお控えください。
見つけ次第削除いたします。
性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)
捨てられた生贄オメガ、魔王城で極上の『巣作り』始めます!~不眠症の魔王様、私のクッションで爆睡して溺愛モードに突入~
水凪しおん
BL
「役立たずのオメガ」として冷遇され、血も涙もない魔王への生贄として捨てられたリノ。
死を覚悟して連れてこられた魔王城は、寒くて硬くて、居住性最悪のブラック環境だった!?
「こんなところで寝られるか!」
極限状態で発動したオメガ特有の『巣作り本能』と、神業レベルの裁縫スキルが火を噴く!
ゴミ同然の布切れをフカフカのクッションに、冷たい石床を極上のラグマットにリフォーム。
すると、不眠症で常にイライラしていた魔王ザルドリスが、リノの作った「巣」のあまりの快適さに陥落してしまい……?
「……貴様、私を堕落させる気か」
(※いいえ、ただ快適に寝たいだけです)
殺されるどころか、魔王様に気に入られ、気付けば城中がリノの虜に。
捨てられた生贄オメガが、裁縫一つで魔王城を「世界一のマイホーム」に変える、ほのぼの逆転溺愛ファンタジー!
有能すぎる親友の隣が辛いので、平凡男爵令息の僕は消えたいと思います
緑虫
BL
第三王子の十歳の生誕パーティーで、王子に気に入られないようお城の花園に避難した、貧乏男爵令息のルカ・グリューベル。
知り合った宮廷庭師から、『ネムリバナ』という水に浮かべるとよく寝られる香りを放つ花びらをもらう。
花園からの帰り道、噴水で泣いている少年に遭遇。目の下に酷いクマのある少年を慰めたルカは、もらったばかりの花びらを男の子に渡して立ち去った。
十二歳になり、ルカは寄宿学校に入学する。
寮の同室になった子は、まさかのその時の男の子、アルフレート(アリ)・ユーネル侯爵令息だった。
見目麗しく文武両道のアリ。だが二年前と変わらず睡眠障害を抱えていて、目の下のクマは健在。
宮廷庭師と親交を続けていたルカには、『ネムリバナ』を第三王子の為に学校の温室で育てる役割を与えられていた。アリは花びらを王子の元まで運ぶ役目を負っている。育てる見返りに少量の花びらを入手できるようになったルカは、早速アリに使ってみることに。
やがて問題なく眠れるようになったアリはめきめきと頭角を表し、しがない男爵令息にすぎない平凡なルカには手の届かない存在になっていく。
次第にアリに対する恋心に気づくルカ。だが、男の自分はアリとは不釣り合いだと、卒業を機に離れることを決意する。
アリを見ない為に地方に移ったルカ。実はここは、アリの叔父が経営する領地。そこでたった半年の間に朗らかで輝いていたアリの変わり果てた姿を見てしまい――。
ハイスペ不眠攻めxお人好し平凡受けのファンタジーBLです。ハピエン。
転生したら、主人公の宿敵(でも俺の推し)の側近でした
リリーブルー
BL
「しごとより、いのち」厚労省の過労死等防止対策のスローガンです。過労死をゼロにし、健康で充実して働き続けることのできる社会へ。この小説の主人公は、仕事依存で過労死し異世界転生します。
仕事依存だった主人公(20代社畜)は、過労で倒れた拍子に異世界へ転生。目を覚ますと、そこは剣と魔法の世界——。愛読していた小説のラスボス貴族、すなわち原作主人公の宿敵(ライバル)レオナルト公爵に仕える側近の美青年貴族・シリル(20代)になっていた!
原作小説では悪役のレオナルト公爵。でも主人公はレオナルトに感情移入して読んでおり彼が推しだった! なので嬉しい!
だが問題は、そのラスボス貴族・レオナルト公爵(30代)が、物語の中では原作主人公にとっての宿敵ゆえに、原作小説では彼の冷酷な策略によって国家間の戦争へと突き進み、最終的にレオナルトと側近のシリルは処刑される運命だったことだ。
「俺、このままだと死ぬやつじゃん……」
死を回避するために、主人公、すなわち転生先の新しいシリルは、レオナルト公爵の信頼を得て歴史を変えようと決意。しかし、レオナルトは原作とは違い、どこか寂しげで孤独を抱えている様子。さらに、主人公が意外な才覚を発揮するたびに、公爵の態度が甘くなり、なぜか距離が近くなっていく。主人公は気づく。レオナルト公爵が悪に染まる原因は、彼の孤独と裏切られ続けた過去にあるのではないかと。そして彼を救おうと奔走するが、それは同時に、公爵からの執着を招くことになり——!?
原作主人公ラセル王太子も出てきて話は複雑に!
見どころ
・転生
・主従
・推しである原作悪役に溺愛される
・前世の経験と知識を活かす
・政治的な駆け引きとバトル要素(少し)
・ダークヒーロー(攻め)の変化(冷酷な公爵が愛を知り、主人公に執着・溺愛する過程)
・黒猫もふもふ
番外編では。
・もふもふ獣人化
・切ない裏側
・少年時代
などなど
最初は、推しの信頼を得るために、ほのぼの日常スローライフ、かわいい黒猫が出てきます。中盤にバトルがあって、解決、という流れ。後日譚は、ほのぼのに戻るかも。本編は完結しましたが、後日譚や番外編、ifルートなど、続々更新中。
悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?
* ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。
悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう!
せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー?
ユィリと皆の動画をつくりました!
インスタ @yuruyu0 絵も動画もあがります。ほぼ毎日更新!
Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。動画を作ったときに更新!
プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!
獣のような男が入浴しているところに落っこちた結果
ひづき
BL
異界に落ちたら、獣のような男が入浴しているところだった。
そのまま美味しく頂かれて、流されるまま愛でられる。
2023/04/06 後日談追加
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる