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本編
71:バラムはやっぱり
僕はフクロウじゃなくてキツツキか?と言うほど、バラムの眉間をつっついていると、ようやくバラムが顔を上げて解放してくれた。
「そういや元々の技能はその状態でも使えるのか?」
『長く吸っていたことに対して何も無いのか…………技能はまだ試してないな。とりあえず今の僕を《解析》してみるか』
フクロウならではの柔軟な首をぐるんと回して自分の体が視界に入るようにする。ちなみに、フクロウは目が動かせないので、首を動かすことで色んな方向を見る他無い。
名前:トウノ
年齢:18
性別:男
種族:只人族 〈変化〉スコップオウル
職業:揺籃編纂士 職業ギルドランクC
称号:【本の虫】【森碧】 控え【揺籃】【ユヌの救世主】
技能:《解析》《編纂》《古ルートムンド語》《歴史学》《暗視》《感知》
使用不可技能:《騎乗》《演奏》
変化時技能:《梟の視覚》《梟の聴覚》《飛翔》
装備:揺籃の編纂士装束シリーズ、揺籃の鍵、革紐付きの呼子笛、盟友の証《バラム》、変化のアンクレット
状態:正常
特殊効果:《夜狗の目印》《鉄の匂い》《錆の匂い》《灰の残り香》
まず、種族欄に『スコップオウル』というものが追加されていた。これが今僕が変化している種族ということだろう。スコップオウルは……コノハズクという小さめな種類のフクロウのようだ。
そして技能は《騎乗》と《演奏》が使用不可となっていた。まぁ、人の手や体が無くなっているので当然だなと思う。何なら様子がおかしい技能はこの状態でも使えるということにそわそわしてしまう。また変化時に使える技能として《梟の視覚》《梟の聴覚》《飛翔》が追加されていた。
《飛翔》
消費AP:4
飛ぶことが出来る。
飛んでいる間は常にスタミナを消費する。
『《飛翔》……飛べるのか?』
「ほぅ? 見ててやるから、飛んでみるか?」
珍しくバラムも乗り気、というか興味深そうだ。仮想空間でも経験出来ないこともないが、このアルストのリアリティでの“飛ぶ”とはどういう感じなのか、期待が高まる。
『《飛翔》』
────……
『「!」』
と、飛べた……! 技能による補助なのか、多少危なっかしいが、ちゃんと飛び方が分かる。……危なっかしいのは、僕の運動センス故だろうか? 深く考えないようにしよう。
ちなみに気持ち的にはバサっと羽ばたいたのだが、この聴覚で僅かに音が聞こえたかどうかだったのでほぼ無音だった。そういえば、フクロウの翼は消音機能が優れていたな……。
『ぐ……』
家の屋根くらいまで飛ぶと、フクロウの優れた視覚からくる情報量が一気に上がってよろめいてしまう。半ば墜落のような滑空で地上付近に戻るとバラムが手で受け止めてくれた。
「危なっかしかったな」
『飛べはするが、種族性能の高さに僕の処理能力が追いついていない感があるな……練習すれば何とかなるだろうか?』
「ここ以外ですんなよ」
『それはもちろん』
もしも、大型の猛禽類や鳥系の魔物に襲われたら、なす術が無いだろうし。
あとは、僕もどんな見た目になっているか確認出来れば良いんだが、ステータス画面では装備品は分かるが、自分の全体像は表示されないので分からない。スクショをこう……俯瞰で出来ないんだろうか。あ、出来た……が、暗いな……。仕方がない、いつか昼間に変化した時に確認するか。
あとは暗闇でも目が良いバラムにもう少し聞くか。
『僕の見た目をもう少し詳しく教えてくれないか?』
「ん? ……ああ、小せぇフクロウだが、何となく緑がかってて、目もお前の目の色に似てるな」
『ふむふむ』
「あと、脚に足環がついてるな」
『うん?』
言われてどうにか脚をあげたり首をぐりんとしたりして見ると、確かに両脚に足環がついていた。《解析》してみると、左脚は変化のアンクレットで、右脚は装備のアンクレットとなっていて、変化前の僕の装備がまとまっているということのようだ。……確かに先ほどの《解析》でも装備解除はされてなかったな。ただ、だからと言ってこのまま道具類を十全に使えるかと言われると、難しいだろう。
『それにしても、普通はステータスが下がったり、武器や技能が使えなくなるデメリットがあるんだろうが、僕の場合はLPが少し低くなる以外は身体能力が上がる恩恵の方が大きい気がする……』
「これなら、俺も持ち運びやすいし隠しやすいな。それに《感知》くらいだと完全に“動物”として誤魔化せると思うぞ」
『えっ』
バラムに言われて《感知》を意識してみると、確かに自分のマーカーが動物のものになっていた。プレイヤー表示ではなくなっている。……一気に隠密する際の有用性が上がったな……。
『まぁ……それこそバラムに運んでもらう時くらいにしか使わないか……。よし、変化を解くから降ろしてくれ』
「ああ。ほらよ」
最後に親指で僕の下顎を一撫ですると、庭の芝生へ降ろしてくれた。
『〈解除〉』
ボワンッ
変化した時と同じようにコミカルな効果音と煙がたつと、また体がむずむずする感覚がする。煙が晴れると、慣れ親しんだ視界に戻っていた。
軽く自分の体を見回して異常が起きていないか確かめる。
「あー、あー。うん、しっかり話すことも出来るな。バラムから見て異常は無いだろうか?」
「ああ、見る限りは無いな」
「うわっ」
と、言うや否や体に腕が回されて引き寄せられる。……腰と……それより下辺りを触られている……? ……さっきとはまた違うむずむず感があって身じろぎしてしまう。
「ぅ……ん…………あ、そうだ。バラムもやってみるか?」
「…………あ゙ぁ?」
「これはとくに持ち主が指定されたアクセサリーでは無いからな。バラムがどんな姿になるか気になる」
僕の装備欄から外した変化のアンクレットを取り出して、バラムへ差し出す。
「…………すぐ解除するぞ」
「ああ、それでかまわない」
そう言うと、僕の手からひったくるようにして変化のアンクレットを受け取って手早く足首につけていた。ブーツの上からつけるんだな……。というか直径変わってないか? ……マジカル案件か。
僕から体を離して少し距離をとると、あのコミカルな効果音と共に煙がバラムを包む。
煙が晴れるとそこには────。
とても大きな犬がいた。
見た目は筋肉質な犬種の犬、としか言えず、ただ大きさがロバや小さめの馬くらいあって中々迫力がある。毛色は黒に近いダークブラウンから腹側にかけて赤茶色のグラデーションになっていて、目の色はバラムと同じだった。
「大きい犬だな」
『これで満足か?』
目の前の犬が呆れたような表情でフスーと鼻を鳴らす。
「まぁ、一応は」
『……おい』
僕は手を伸ばして犬の顔や下顎を撫でてみる。祖父母が飼っていた犬を思い出してほぼ無意識でやっていたが……そのまま続けた。僕もやられたし。
『…………ぐ』
撫で回していると、気持ち良さそうに目を細めて体がお座りの姿勢になる。この犬に似た現実の犬種を見たことがある気がするんだが、犬種名が出てこない。えぇと、確か祖父母の家の近所の人が飼っていたはずだ……うぅん…………。
「思い出した! グレーハウンドだ!」
『とりあえず、撫でるのやめろ!』
思い出そうと集中している間に随分顔を捏ね回してしまったようで、手から力ずくで抜け出して睨まれてしまった。バラムに断りを入れて《解析》してみると、僕と同じように本来の種族の隣に『〈変化〉ナイトハウンド』と書いてあった。これは現実には無い種類だと思うが、見た目的なモデルはグレーハウンドだろう。
「今はナイトハウンドという種族になっているようだぞ」
『聞いたことも見たこともないな』
「……《動物知識》によると今は絶えたと言われる昔の犬種らしいな……?」
そんな絶滅?した種類も変化対象として出て来るのか、観測されていないだけで今も何処かにいる犬種なのか……というかバラムの『夜狗の血族』という称号とすごく関係がありそうな気もする。
『ふぅん……しかし、俺はこの姿になってもほとんど恩恵がねぇな』
「そうなのか?」
『嗅覚も視覚も普段とさして変わらんし、ほとんどの能力が下がってる気がするし、武器も持てん』
「隠密は……それも向かなそうだな」
この大きさでは流石に目立つし、人系種族のまま隠密した方が色々と器用に行動出来るだろう。
「ん?」
ふと、頬に湿り気を感じる。視線を上げると、犬の顔がすぐそこにあって、僕の顔を舐め回し始めた。
「わっ……んぷ…………ふふっ」
そのまま現実の犬では中々無いような巨体に押されるままに芝生に倒れ込む。そのまま顔舐めも続行されて、犬独特の舌の感触がくすぐったい。チラッと視界の端に映る。細い尻尾が大きく揺れていた。うーん、なんか、ちょっと……。
「かわいい?」
ボフンッ
「えっ……んむぅ!」
突然、目の前が真っ白になったかと思うと、さっきまでの犬の舌から、覚えのある……というか覚えこまされた? 人の唇の感触が僕の口を覆う。バラムが変化を解いたのだと思うが、いつもより少し無理矢理入ってきた舌に翻弄されてそれどころではない。
ちゅ、じゅっ、じゅるっ、ちゅくっ……
「……ふ、……んん…………はぁっ、はぁっ」
いきなり引き摺り出された熱についていけず、息を上げながら覆い被さる影を見上げると、錆色の目を爛々とさせながら舌なめずりをしている、元の姿のバラムがいた。
「そういや元々の技能はその状態でも使えるのか?」
『長く吸っていたことに対して何も無いのか…………技能はまだ試してないな。とりあえず今の僕を《解析》してみるか』
フクロウならではの柔軟な首をぐるんと回して自分の体が視界に入るようにする。ちなみに、フクロウは目が動かせないので、首を動かすことで色んな方向を見る他無い。
名前:トウノ
年齢:18
性別:男
種族:只人族 〈変化〉スコップオウル
職業:揺籃編纂士 職業ギルドランクC
称号:【本の虫】【森碧】 控え【揺籃】【ユヌの救世主】
技能:《解析》《編纂》《古ルートムンド語》《歴史学》《暗視》《感知》
使用不可技能:《騎乗》《演奏》
変化時技能:《梟の視覚》《梟の聴覚》《飛翔》
装備:揺籃の編纂士装束シリーズ、揺籃の鍵、革紐付きの呼子笛、盟友の証《バラム》、変化のアンクレット
状態:正常
特殊効果:《夜狗の目印》《鉄の匂い》《錆の匂い》《灰の残り香》
まず、種族欄に『スコップオウル』というものが追加されていた。これが今僕が変化している種族ということだろう。スコップオウルは……コノハズクという小さめな種類のフクロウのようだ。
そして技能は《騎乗》と《演奏》が使用不可となっていた。まぁ、人の手や体が無くなっているので当然だなと思う。何なら様子がおかしい技能はこの状態でも使えるということにそわそわしてしまう。また変化時に使える技能として《梟の視覚》《梟の聴覚》《飛翔》が追加されていた。
《飛翔》
消費AP:4
飛ぶことが出来る。
飛んでいる間は常にスタミナを消費する。
『《飛翔》……飛べるのか?』
「ほぅ? 見ててやるから、飛んでみるか?」
珍しくバラムも乗り気、というか興味深そうだ。仮想空間でも経験出来ないこともないが、このアルストのリアリティでの“飛ぶ”とはどういう感じなのか、期待が高まる。
『《飛翔》』
────……
『「!」』
と、飛べた……! 技能による補助なのか、多少危なっかしいが、ちゃんと飛び方が分かる。……危なっかしいのは、僕の運動センス故だろうか? 深く考えないようにしよう。
ちなみに気持ち的にはバサっと羽ばたいたのだが、この聴覚で僅かに音が聞こえたかどうかだったのでほぼ無音だった。そういえば、フクロウの翼は消音機能が優れていたな……。
『ぐ……』
家の屋根くらいまで飛ぶと、フクロウの優れた視覚からくる情報量が一気に上がってよろめいてしまう。半ば墜落のような滑空で地上付近に戻るとバラムが手で受け止めてくれた。
「危なっかしかったな」
『飛べはするが、種族性能の高さに僕の処理能力が追いついていない感があるな……練習すれば何とかなるだろうか?』
「ここ以外ですんなよ」
『それはもちろん』
もしも、大型の猛禽類や鳥系の魔物に襲われたら、なす術が無いだろうし。
あとは、僕もどんな見た目になっているか確認出来れば良いんだが、ステータス画面では装備品は分かるが、自分の全体像は表示されないので分からない。スクショをこう……俯瞰で出来ないんだろうか。あ、出来た……が、暗いな……。仕方がない、いつか昼間に変化した時に確認するか。
あとは暗闇でも目が良いバラムにもう少し聞くか。
『僕の見た目をもう少し詳しく教えてくれないか?』
「ん? ……ああ、小せぇフクロウだが、何となく緑がかってて、目もお前の目の色に似てるな」
『ふむふむ』
「あと、脚に足環がついてるな」
『うん?』
言われてどうにか脚をあげたり首をぐりんとしたりして見ると、確かに両脚に足環がついていた。《解析》してみると、左脚は変化のアンクレットで、右脚は装備のアンクレットとなっていて、変化前の僕の装備がまとまっているということのようだ。……確かに先ほどの《解析》でも装備解除はされてなかったな。ただ、だからと言ってこのまま道具類を十全に使えるかと言われると、難しいだろう。
『それにしても、普通はステータスが下がったり、武器や技能が使えなくなるデメリットがあるんだろうが、僕の場合はLPが少し低くなる以外は身体能力が上がる恩恵の方が大きい気がする……』
「これなら、俺も持ち運びやすいし隠しやすいな。それに《感知》くらいだと完全に“動物”として誤魔化せると思うぞ」
『えっ』
バラムに言われて《感知》を意識してみると、確かに自分のマーカーが動物のものになっていた。プレイヤー表示ではなくなっている。……一気に隠密する際の有用性が上がったな……。
『まぁ……それこそバラムに運んでもらう時くらいにしか使わないか……。よし、変化を解くから降ろしてくれ』
「ああ。ほらよ」
最後に親指で僕の下顎を一撫ですると、庭の芝生へ降ろしてくれた。
『〈解除〉』
ボワンッ
変化した時と同じようにコミカルな効果音と煙がたつと、また体がむずむずする感覚がする。煙が晴れると、慣れ親しんだ視界に戻っていた。
軽く自分の体を見回して異常が起きていないか確かめる。
「あー、あー。うん、しっかり話すことも出来るな。バラムから見て異常は無いだろうか?」
「ああ、見る限りは無いな」
「うわっ」
と、言うや否や体に腕が回されて引き寄せられる。……腰と……それより下辺りを触られている……? ……さっきとはまた違うむずむず感があって身じろぎしてしまう。
「ぅ……ん…………あ、そうだ。バラムもやってみるか?」
「…………あ゙ぁ?」
「これはとくに持ち主が指定されたアクセサリーでは無いからな。バラムがどんな姿になるか気になる」
僕の装備欄から外した変化のアンクレットを取り出して、バラムへ差し出す。
「…………すぐ解除するぞ」
「ああ、それでかまわない」
そう言うと、僕の手からひったくるようにして変化のアンクレットを受け取って手早く足首につけていた。ブーツの上からつけるんだな……。というか直径変わってないか? ……マジカル案件か。
僕から体を離して少し距離をとると、あのコミカルな効果音と共に煙がバラムを包む。
煙が晴れるとそこには────。
とても大きな犬がいた。
見た目は筋肉質な犬種の犬、としか言えず、ただ大きさがロバや小さめの馬くらいあって中々迫力がある。毛色は黒に近いダークブラウンから腹側にかけて赤茶色のグラデーションになっていて、目の色はバラムと同じだった。
「大きい犬だな」
『これで満足か?』
目の前の犬が呆れたような表情でフスーと鼻を鳴らす。
「まぁ、一応は」
『……おい』
僕は手を伸ばして犬の顔や下顎を撫でてみる。祖父母が飼っていた犬を思い出してほぼ無意識でやっていたが……そのまま続けた。僕もやられたし。
『…………ぐ』
撫で回していると、気持ち良さそうに目を細めて体がお座りの姿勢になる。この犬に似た現実の犬種を見たことがある気がするんだが、犬種名が出てこない。えぇと、確か祖父母の家の近所の人が飼っていたはずだ……うぅん…………。
「思い出した! グレーハウンドだ!」
『とりあえず、撫でるのやめろ!』
思い出そうと集中している間に随分顔を捏ね回してしまったようで、手から力ずくで抜け出して睨まれてしまった。バラムに断りを入れて《解析》してみると、僕と同じように本来の種族の隣に『〈変化〉ナイトハウンド』と書いてあった。これは現実には無い種類だと思うが、見た目的なモデルはグレーハウンドだろう。
「今はナイトハウンドという種族になっているようだぞ」
『聞いたことも見たこともないな』
「……《動物知識》によると今は絶えたと言われる昔の犬種らしいな……?」
そんな絶滅?した種類も変化対象として出て来るのか、観測されていないだけで今も何処かにいる犬種なのか……というかバラムの『夜狗の血族』という称号とすごく関係がありそうな気もする。
『ふぅん……しかし、俺はこの姿になってもほとんど恩恵がねぇな』
「そうなのか?」
『嗅覚も視覚も普段とさして変わらんし、ほとんどの能力が下がってる気がするし、武器も持てん』
「隠密は……それも向かなそうだな」
この大きさでは流石に目立つし、人系種族のまま隠密した方が色々と器用に行動出来るだろう。
「ん?」
ふと、頬に湿り気を感じる。視線を上げると、犬の顔がすぐそこにあって、僕の顔を舐め回し始めた。
「わっ……んぷ…………ふふっ」
そのまま現実の犬では中々無いような巨体に押されるままに芝生に倒れ込む。そのまま顔舐めも続行されて、犬独特の舌の感触がくすぐったい。チラッと視界の端に映る。細い尻尾が大きく揺れていた。うーん、なんか、ちょっと……。
「かわいい?」
ボフンッ
「えっ……んむぅ!」
突然、目の前が真っ白になったかと思うと、さっきまでの犬の舌から、覚えのある……というか覚えこまされた? 人の唇の感触が僕の口を覆う。バラムが変化を解いたのだと思うが、いつもより少し無理矢理入ってきた舌に翻弄されてそれどころではない。
ちゅ、じゅっ、じゅるっ、ちゅくっ……
「……ふ、……んん…………はぁっ、はぁっ」
いきなり引き摺り出された熱についていけず、息を上げながら覆い被さる影を見上げると、錆色の目を爛々とさせながら舌なめずりをしている、元の姿のバラムがいた。
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