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本編
86:図書館への寄贈
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さて、このあとは何をしようか。
バラムはイベントが始まってから、フィールドの状況を確認したいと、よくフィールドに出ているので今もここにはいない。
バラムがいない間は家と図書館の往復以外はしないで欲しいと切実な雰囲気で乞われてしまった。まぁ、頼まれなくても自然とそんな行動範囲になっていた気もするのでとくに困る事は無いと了承した。
食事時とタイミングが合う時にバラムが戻っていれば、ドブネズミの洞穴に行ってご飯を食べたりしている。外出欲がほとんど無い僕としては、それくらいで十分だ。
「ふぅむ……まぁ、今日も図書館に行くか」
ということで早速フクロウに変化して図書館へと向かう。ちなみに、借家から図書館へ真っ直ぐ飛ぶだけならば、特別気を張らなくても出来るようになってきた。良過ぎる視界や聴覚も、この移動範囲ならば静かだし煩雑な景色も無いので、とくに問題なく徐々に慣らすことが出来ている。
「今日も変化無し、と」
一応ログイン中は毎日イベント独自の事象が起こっていないか確認しているが、今日も変化は無さそうだ。
もしかしたら《霧の面紗》の効果にはエレメントのような存在も許可無くして、入ってくることは出来ないようになっているのかもしれない。
そして、いつものように自動で開いた扉の先で老女が迎え入れてくれる。
「またお越しくださり、嬉しいですわ。トウノ様」
「ああ。……そうだ、ドゥトワの商業ギルドからこちらへは出資より本や資料の寄贈が良いと聞いたんだが……」
「ええ、レディは金銭に価値を見出しておりません。書物の寄贈でしたらいつでも喜んで受け取ります」
ジェフの言った通り、出資は不要だったようだ。
「そうか。もしかしたらもう写本を手に入れているかもしれないが、僕がまとめた資料がいくつかあるんだが寄贈に値するだろうか」
少し悩んだが、旧倉庫の翻訳本は無闇に広めないようにと言われているので、寄贈候補は自分でまとめた資料だけだ。
「まあ……もちろんでございます。レディもお喜びになりますわ」
「じゃあ……」
僕は《編纂》で資料を生み出そうとするが────。
「トウノ様」
「ん?」
「トウノ様のお力が全て籠った資料の寄贈をレディはお望みです」
「…………」
僕の力が全て籠った────何故か付いてしまう聖属性を抜くなということだろうか。どこまで見抜かれているのだろう? もしくはギルかジェフから聞いているのだろうか?
……ただまぁ、この図書館への寄贈分なら聖属性を抜かなくてもとくに問題無いかと思い至る。
何故なら、この図書館の本は技能使用による情報読み取りが出来ないからというのと、ここにはかなり頻繁に通っているが、今もってプレイヤーはおろか他の住民とも鉢合わせしたことが無いほど、この図書館へは僕達以外の出入りが無い為、そもそも人の目に触れる機会などほとんど無いだろうと考えられるからだ。
「分かった」
僕は一番単純な、ほとんど何の手も加えない《編纂》で資料を生み出して老女へ渡す。
「ホホホ、素晴らしいですわ、トウノ様」
老女が僕の資料を検めて感嘆の声を上げる。
「……ところで、翻訳本は寄贈されないのでしょうか?」
「……」
うぅん、何となくそんな予感はしていたが、やはり翻訳本の存在も知っているらしい。どう返答したものか……図書館ともギルドとも良好な関係を保ちたいので誤魔化すよりは、誠実に対応した方が良いか?
「翻訳本は……ギルド所有の物を翻訳したものなので、僕の一存では寄贈出来ない」
「ホホホ、そうですか。それでは坊やに掛け合うとしましょう」
「坊や……」
……ジェフのことだろうか。……まぁ、老女から見たらジェフも“坊や”と言えなく……なくもない、か?
「ああ、ギルドが問題無いようだったら喜んで寄贈させてもらう」
「ホホホ、楽しみにしております。では、トウノ様、本日も有意義な時をお過ごしくださいませ」
寄贈の話もまとまったので、本来の目的である読書をする為に中央の広い部屋へと向かった。
〈技能《動物知識》のレベルが上限に達しました。技能《動物学》に成長させますか?〉
「ふぅ」
動物関連の本をあらかた読み終わったところで《動物知識》がレベル上限に達したことを知らせる通知が来た。それぞれ中々の量があるが、ここの知識系の本を読み終わると上級技能になれるようになるのかもしれない。読書出来るものが多い分にはむしろ嬉しいので、そのついでで技能レベルが上がるのなら一石二鳥というやつだろう。
〈技能《動物知識》が上級技能《動物学》に成長しました〉
余談だが、僕が変化出来るスコップオウルは意外と各地に分布しているらしく、生息地によって微妙に模様や色が異なるようだ。僕の緑かがった配色は該当するものが無さそうだったが。
バラムが変化出来るナイトハウンドについては新たな情報は無かった。しかし、近縁種と思われる犬種の記述は見つけた。フォレストハウンドとデザートハウンドという、前者は森林地帯、後者は砂漠地帯で猟犬として手懐けられているようだ。基本は獲物の捜索や追い立てることに用いられるが、数頭で運用することで魔物との戦いの補助も出来るらしい。
ただ、読み取れる限りでは体格は現実のグレーハウンドより少し大きいくらいのようなので、ナイトハウンドほどの大きさは無いようだ。
まぁ、バラムが変化したナイトハウンドが特別大きい、という可能性もあるが。
それはさておき。
少し早いがキリが良いので数冊借りて、家へ戻るか。
これまたいつものように老女に借りられる本を見繕ってもらった。……次は魔物関連の本らしい。
ということで、図書館を出て変化しようとしたのだが……。
「うん?」
館の前の広場だが、なんか……空気がいつもと少し違うような? しかし、見た感じ来た時と変化も無ければ《勘破》でもこれと言って変わった反応もない。一応《解析》も手動で発動してみるが、とくに前回の《解析》結果との差異は無い。
「気のせい……か?」
首を捻りながら変化でフクロウへと姿を変えて飛び立った。
「オトドケモノ! オトドケモノ! ウケトッテ! ウケトッテ!」
「っ!」
家に戻ると、ペリカンくん2号の頭の上に乗ったオウムがけたたましく叫び出した。……ビックリするので、もう少し音量調整出来ないものか。……ジェフが来た時にこのことも聞けば良かったな、失敗した。
とりあえず、オウムを大人しくさせる為にペリカンくん2号からアイテムを受け取る。
ペッ
「……」
相変わらず無駄にリアルな動作で吐き出されるように送られてきたアイテムが出て来る。中身はまた飴玉の素材だが、同封の依頼書によると鎮め札の納品依頼が前回よりもさらに増えていた。……何故に?
よく見るとジェフからの手紙もあり、そこには何故かは分からないが、かなりの数のプレイヤーが鎮め札を買い求めていること、その後何に使用しているのかも調査したが、大半はフィールドで消費しているようだ。他少数は教会関係者がプレイヤーを通して仕入れているらしい…………いや、最後。
まぁ、僕はほとんどここに引き篭もっているし、その内に興味が他に移るだろう…………きっと。
とりあえず依頼されたものをさくっと作ろう。
「……む」
鎮め札をまたインベントリの枠を埋めるレベルで生産していると、図書館の方からこちらに住民マーカーが向かってくるのを感知した。多分。バラムだろう。
図書館の方の欠け月の写しに転移して戻って来たのだろう。プレイヤーの僕よりも余程転移システムを活用している。おそらく、僕が行ったことのない転移ポイントもそれなりに解放しているのではないだろうか。
「戻った」
「ああ」
「変わりは無かったか?」
バラムは右手装備を外し、素手で僕の頬に触れながら言う。最近は戻った時にこうやって報連相事項が無いか確認するようになっている。
「あー……」
「……あったのかよ」
「いや、そこまでのことは……とりあえずジェフからの手紙だ」
僕から手紙を受け取ったバラムが目を通すと、みるみる険しい表情になる。
「……チッ……まぁ、今みたいな行動範囲なら大丈夫だろう。俺がいない時に他の場所には行くなよ」
「ああ。今は図書館以外に通いたい場所は無いしな」
「よし」
「む……」
頬に置かれた手でそのままむにむに捏ねられた。……たまに頬を摘まれたり捏ねられたりするが、何故だろうか。
バラムはイベントが始まってから、フィールドの状況を確認したいと、よくフィールドに出ているので今もここにはいない。
バラムがいない間は家と図書館の往復以外はしないで欲しいと切実な雰囲気で乞われてしまった。まぁ、頼まれなくても自然とそんな行動範囲になっていた気もするのでとくに困る事は無いと了承した。
食事時とタイミングが合う時にバラムが戻っていれば、ドブネズミの洞穴に行ってご飯を食べたりしている。外出欲がほとんど無い僕としては、それくらいで十分だ。
「ふぅむ……まぁ、今日も図書館に行くか」
ということで早速フクロウに変化して図書館へと向かう。ちなみに、借家から図書館へ真っ直ぐ飛ぶだけならば、特別気を張らなくても出来るようになってきた。良過ぎる視界や聴覚も、この移動範囲ならば静かだし煩雑な景色も無いので、とくに問題なく徐々に慣らすことが出来ている。
「今日も変化無し、と」
一応ログイン中は毎日イベント独自の事象が起こっていないか確認しているが、今日も変化は無さそうだ。
もしかしたら《霧の面紗》の効果にはエレメントのような存在も許可無くして、入ってくることは出来ないようになっているのかもしれない。
そして、いつものように自動で開いた扉の先で老女が迎え入れてくれる。
「またお越しくださり、嬉しいですわ。トウノ様」
「ああ。……そうだ、ドゥトワの商業ギルドからこちらへは出資より本や資料の寄贈が良いと聞いたんだが……」
「ええ、レディは金銭に価値を見出しておりません。書物の寄贈でしたらいつでも喜んで受け取ります」
ジェフの言った通り、出資は不要だったようだ。
「そうか。もしかしたらもう写本を手に入れているかもしれないが、僕がまとめた資料がいくつかあるんだが寄贈に値するだろうか」
少し悩んだが、旧倉庫の翻訳本は無闇に広めないようにと言われているので、寄贈候補は自分でまとめた資料だけだ。
「まあ……もちろんでございます。レディもお喜びになりますわ」
「じゃあ……」
僕は《編纂》で資料を生み出そうとするが────。
「トウノ様」
「ん?」
「トウノ様のお力が全て籠った資料の寄贈をレディはお望みです」
「…………」
僕の力が全て籠った────何故か付いてしまう聖属性を抜くなということだろうか。どこまで見抜かれているのだろう? もしくはギルかジェフから聞いているのだろうか?
……ただまぁ、この図書館への寄贈分なら聖属性を抜かなくてもとくに問題無いかと思い至る。
何故なら、この図書館の本は技能使用による情報読み取りが出来ないからというのと、ここにはかなり頻繁に通っているが、今もってプレイヤーはおろか他の住民とも鉢合わせしたことが無いほど、この図書館へは僕達以外の出入りが無い為、そもそも人の目に触れる機会などほとんど無いだろうと考えられるからだ。
「分かった」
僕は一番単純な、ほとんど何の手も加えない《編纂》で資料を生み出して老女へ渡す。
「ホホホ、素晴らしいですわ、トウノ様」
老女が僕の資料を検めて感嘆の声を上げる。
「……ところで、翻訳本は寄贈されないのでしょうか?」
「……」
うぅん、何となくそんな予感はしていたが、やはり翻訳本の存在も知っているらしい。どう返答したものか……図書館ともギルドとも良好な関係を保ちたいので誤魔化すよりは、誠実に対応した方が良いか?
「翻訳本は……ギルド所有の物を翻訳したものなので、僕の一存では寄贈出来ない」
「ホホホ、そうですか。それでは坊やに掛け合うとしましょう」
「坊や……」
……ジェフのことだろうか。……まぁ、老女から見たらジェフも“坊や”と言えなく……なくもない、か?
「ああ、ギルドが問題無いようだったら喜んで寄贈させてもらう」
「ホホホ、楽しみにしております。では、トウノ様、本日も有意義な時をお過ごしくださいませ」
寄贈の話もまとまったので、本来の目的である読書をする為に中央の広い部屋へと向かった。
〈技能《動物知識》のレベルが上限に達しました。技能《動物学》に成長させますか?〉
「ふぅ」
動物関連の本をあらかた読み終わったところで《動物知識》がレベル上限に達したことを知らせる通知が来た。それぞれ中々の量があるが、ここの知識系の本を読み終わると上級技能になれるようになるのかもしれない。読書出来るものが多い分にはむしろ嬉しいので、そのついでで技能レベルが上がるのなら一石二鳥というやつだろう。
〈技能《動物知識》が上級技能《動物学》に成長しました〉
余談だが、僕が変化出来るスコップオウルは意外と各地に分布しているらしく、生息地によって微妙に模様や色が異なるようだ。僕の緑かがった配色は該当するものが無さそうだったが。
バラムが変化出来るナイトハウンドについては新たな情報は無かった。しかし、近縁種と思われる犬種の記述は見つけた。フォレストハウンドとデザートハウンドという、前者は森林地帯、後者は砂漠地帯で猟犬として手懐けられているようだ。基本は獲物の捜索や追い立てることに用いられるが、数頭で運用することで魔物との戦いの補助も出来るらしい。
ただ、読み取れる限りでは体格は現実のグレーハウンドより少し大きいくらいのようなので、ナイトハウンドほどの大きさは無いようだ。
まぁ、バラムが変化したナイトハウンドが特別大きい、という可能性もあるが。
それはさておき。
少し早いがキリが良いので数冊借りて、家へ戻るか。
これまたいつものように老女に借りられる本を見繕ってもらった。……次は魔物関連の本らしい。
ということで、図書館を出て変化しようとしたのだが……。
「うん?」
館の前の広場だが、なんか……空気がいつもと少し違うような? しかし、見た感じ来た時と変化も無ければ《勘破》でもこれと言って変わった反応もない。一応《解析》も手動で発動してみるが、とくに前回の《解析》結果との差異は無い。
「気のせい……か?」
首を捻りながら変化でフクロウへと姿を変えて飛び立った。
「オトドケモノ! オトドケモノ! ウケトッテ! ウケトッテ!」
「っ!」
家に戻ると、ペリカンくん2号の頭の上に乗ったオウムがけたたましく叫び出した。……ビックリするので、もう少し音量調整出来ないものか。……ジェフが来た時にこのことも聞けば良かったな、失敗した。
とりあえず、オウムを大人しくさせる為にペリカンくん2号からアイテムを受け取る。
ペッ
「……」
相変わらず無駄にリアルな動作で吐き出されるように送られてきたアイテムが出て来る。中身はまた飴玉の素材だが、同封の依頼書によると鎮め札の納品依頼が前回よりもさらに増えていた。……何故に?
よく見るとジェフからの手紙もあり、そこには何故かは分からないが、かなりの数のプレイヤーが鎮め札を買い求めていること、その後何に使用しているのかも調査したが、大半はフィールドで消費しているようだ。他少数は教会関係者がプレイヤーを通して仕入れているらしい…………いや、最後。
まぁ、僕はほとんどここに引き篭もっているし、その内に興味が他に移るだろう…………きっと。
とりあえず依頼されたものをさくっと作ろう。
「……む」
鎮め札をまたインベントリの枠を埋めるレベルで生産していると、図書館の方からこちらに住民マーカーが向かってくるのを感知した。多分。バラムだろう。
図書館の方の欠け月の写しに転移して戻って来たのだろう。プレイヤーの僕よりも余程転移システムを活用している。おそらく、僕が行ったことのない転移ポイントもそれなりに解放しているのではないだろうか。
「戻った」
「ああ」
「変わりは無かったか?」
バラムは右手装備を外し、素手で僕の頬に触れながら言う。最近は戻った時にこうやって報連相事項が無いか確認するようになっている。
「あー……」
「……あったのかよ」
「いや、そこまでのことは……とりあえずジェフからの手紙だ」
僕から手紙を受け取ったバラムが目を通すと、みるみる険しい表情になる。
「……チッ……まぁ、今みたいな行動範囲なら大丈夫だろう。俺がいない時に他の場所には行くなよ」
「ああ。今は図書館以外に通いたい場所は無いしな」
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「む……」
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