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本編
99:熟す時 2
バラムが固まっている間、ちらりと視線を落として僕の服を押し上げる“それ”を見る。知識としては知っているが僕には縁が無いと思っていた現象だ。
少し視線をズラせば、バラムも同じような状態になっている。……大きさは大分違うようだが。
「……お前らの世界じゃ、お前くらいの奴は皆自慰くらいはするって聞いたぞ……」
……誰にそんなこと聞いたんだ……?
「まぁ、僕が少し特殊な事情があるだけでほとんどの人はそのはずだと思うが」
「お前が……?」
精通する前に意識を保つことしか出来なくなってしまったし、それほど性のことに興味が湧かずにここまで過ごしてしまったので仕方がないだろう。
「その……だから、ここはあんまり触れないでもらえると……んぁっ!」
僕の押さえつけなど何でも無いかのように再びバラムの手が僕の勃ったそれをさすり始める。
「……向こうの世界で、自分で慰めたことも無ぇのか?」
「ぁ、そ、そうだっ……から、はぁっ、怖いから、触らないで……くれっ」
しかし、制止の願いは聞いてもらえず、非常に緩やかにではあるが刺激を与えられ続け、再び……いや、先ほど以上に熱が高まる。
「トウノ……俺のこと……てるか?」
「ぁ、なに……?」
感じたことの無い強い刺激に耐えていると、何か問われたようだが上手く聞き取れず、バラムを見上げて聞き返す。
「……お前は、俺のこと信じてるか?」
ひどく真剣な……微かに不安も孕んだ目と合う。バラムのことを信頼しているかどうか……その答えならそう難しいことでは無い。
目を合わせたまま、それを口にする。
「ああ、バラムのことは……この世界の誰よりも信じてる」
僕の答えに少し目を見開いた後、今まで見た事が無いほど柔らかい笑みを浮かべて触れるだけのキスを僕の唇に落とす。そのまま額同士を触れ合わせてバラムが言う。
「絶対に酷い事はしねぇから……俺を信じて、お前の“初めて”全部俺にくれ」
「え……」
バラムの懇願に困惑するも、胸がきゅうっと締め付けられ、じんわりと温かくなった気がする。うぅん……まぁ、慣れていないだけだしな……。
そして何よりバラムを信じている。
「分かった。……バラムを信じてるから、任せる」
僕は押さえていた手を外した。
「ああ、大事にする」
「んぅ……ぁ、ああぁっ」
それを合図にバラムの手がゆっくりとではあるが大きな動きで勃った僕のものをさすり出す。
もう片方の手は服のスリットの下へと潜り込み、パンツを中の下着ごと脱がし始める。
……うん? ……………………ん!?
「ま、待って……何で脱げて……?」
パンツはともかく、下着は流石に脱げないはずでは? ……いや、突然のことに忘れていたが、そもそもゲームのアバターがこんな……こんな勃ったりするものなのか??
と、僕が混乱している間にも手際良く下半身の装備が取り去られてしまった。一応、上の服が丈の長い中華服のような形なので、諸々隠すことは容易なのだが……なんか……こう……。
「……この服、なんかエロいな」
「ふぅっ! うぅん……」
そう言いながらバラムの手がスリットの中から入って来て僕の太腿を直接撫でる。皮膚が分厚い、少しカサついている熱い手が素肌を滑る感触に下腹部への疼きが増していく。
太腿を撫でていた手が徐々に上の方へ……僕の中心へと向かっていく。服の上から触れられることすら未知の刺激だったというのに、直接触られたらどうなってしまうのだろうか……。
と、不安から身を固くしていると。
じゅっ
「ひぅっ、ぁ?」
突然、首の付け根に湿った刺激が襲う。いつの間にか襟の留め具が外されて大きくはだけた首筋にバラムが舌を這わせていた。
「ぁ、バラ、ム……ふぅ、んんっ」
さらに服の留め具が外されて、肩や胸まで露わになる。露わになったところから熱が這い、体中にその熱が巡っていく。気づけば、先ほど感じていた堪え難い寒さなどはもう名残すら無くなっている。
「トウノ……」
「んむ、んん……」
体中を弄られながら深く口づけを受け、さらに熱を高められて疼きが大きくなる。疼きから、勝手に足をすり合わせてしまう。
「はぁ……触るぞ」
「え、…………っ、ふぁっ! ああぁぁっ」
丈の長い服の裾を払われ露わになってしまった僕のものに、ついにバラムの手が触れた。あまりの刺激に目の前が白く弾け、体は勝手にびくびくと跳ねる。
しゅっ、しゅっ、ちゅくっ、ちゅくっ、ぬちっ……
バラムが手を動かす度に湿り気が増え、滑りが良くなるのを幸いにと、僕のものをこする手が大胆になっていく。
「ぁっ、ふうぅんっ、ぁ、こわ、いぃ……」
直接的な刺激にどんどん追い詰められ、未知の感覚に恐怖を感じる。行き場の無い熱が、疼きが、僕の内でぐつぐつと煮えたぎる。
「俺にしがみつけ。もうすぐだ……」
僕のものを触っていない方の手で僕の手を取って自分の首元へと置く。刺激に収縮する体は反射でバラムにしがみついていた。
ぬちゃ、ぬちっ、ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅっ……
「あ、あぁ、ふうっ、んんっ……」
大きな手が僕のものを容赦なく擦り上げる。その強すぎる刺激に僕はただただ声を上げ続けることしか出来なかった。
────そして。
「はぁっ、ぁっ、な、何かくる……? うぅん……でる……? ひ、あああぁっ」
ぐつぐつと内で煮えたぎっていた熱がせり上がってくるような感覚に戸惑っていると、より一層僕のものを扱く動きが強くなる。
僕の耳に熱い吐息が吹きかかる。耳に唇を押し付けたまま、低く掠れた声が言う。
「イけよ。俺の手で……イけ」
ぐりっ
「っあ?」
何か、一際強い刺激を感じた瞬間────弾けた。
「ふっ、ぁ、あああぁぁっ!」
ビュクッ、ビュルルルッ!
衝撃が強すぎて何が起きたのか分からない、分からないが……僕の中で煮えたぎり渦巻いていた熱が解放されたのだということだけは理解出来た。
「ぁっ、はぁっ……ん……ぁ……ぁ……」
バラムの手は止まることなく緩くこすられ続け、白い液体がトロトロと僕のものからこぼれ落ちる。その刺激にさえ頭が甘く痺れ、視界が滲んだ。
呆けた頭で目に映った自分のものに対して、現実の体の方も同じものがついているのだろうか?と取り止めもない考えが過った。
「上手くイけたな」
「ん……んぅ」
そのまましばらくぼうっとしていると、バラムが労わるような触れるだけのキスを落としてくる。そうされていることしばし、ようやく痺れや熱が引いてきて落ち着きを取り戻し始める。
改めて、視線を落として自分の状況を確認すると、下半身を中心に白いねっとりとした液体が飛び散っていて、僕の服やバラムの手を汚していた。
これが体験したことの無かった……体験出来るとも思っていなかった射精、なのだろう。
…………急に恥ずかしくなってきて、汚れをなんとかしようと手を伸ばすも、バラムに遮られてしまった。
「早く綺麗にしないと……」
「なんでだ、勿体無い」
「はい? え、ちょっ……」
そう言うと止める間も無くバラムは手についた白い液体をペロッと舐めてしまった。詳しくは無いものの、それはあまり舐められるものでは無いのではないだろうか……。
現に舐めてからバラムの反応が無い。
「………………はぁ、これ……ヤバいな」
「は、吐き出した方が良いんじゃないか?」
僕のかけた言葉にも反応せず、バラムは自分の前を寛げてかなり主張を激しく、窮屈そうにしていたものを取り出す。
その迫力につい目が離せず、まじまじと見てしまった。
それは、僕のものよりもさらに大きく、心なしか形も少し違う気がする。先端のカサみたいな部分が張っていて血管も浮き出している。
そうこうしている内に、バラムのものがそのまま僕のものに擦り付けられた。
「っひ!?」
突然の敏感な部分への刺激にびくりと体が震える。
そして、擦り付けられる動きは容赦なく続けられ、気怠るい体の奥底に再び小さな熱が灯ろうとしていた。
「バラ、ム……や、やめ…………」
止めて欲しいと訴える為に視線を上げると、髪が影になっている奥に、いつか遺跡で見たような鈍く光る瞳がそこにはあった。
そして、まるで犬のように舌舐めずりをしたバラムが言う。
「前に言った……俺の“おねだり”聞いてくれるか?」
その後、バラムからたっぷりと未だ慣れない下半身への刺激を与えられたと思うのだが、途中から記憶がおぼろげでよく覚えていない。
ただ、微かに覚えている記憶としては、処理しきれないほどの“気持ちいい”という感覚と視界の隅に現れた通知だった。
〈転生条件が満たされました〉
少し視線をズラせば、バラムも同じような状態になっている。……大きさは大分違うようだが。
「……お前らの世界じゃ、お前くらいの奴は皆自慰くらいはするって聞いたぞ……」
……誰にそんなこと聞いたんだ……?
「まぁ、僕が少し特殊な事情があるだけでほとんどの人はそのはずだと思うが」
「お前が……?」
精通する前に意識を保つことしか出来なくなってしまったし、それほど性のことに興味が湧かずにここまで過ごしてしまったので仕方がないだろう。
「その……だから、ここはあんまり触れないでもらえると……んぁっ!」
僕の押さえつけなど何でも無いかのように再びバラムの手が僕の勃ったそれをさすり始める。
「……向こうの世界で、自分で慰めたことも無ぇのか?」
「ぁ、そ、そうだっ……から、はぁっ、怖いから、触らないで……くれっ」
しかし、制止の願いは聞いてもらえず、非常に緩やかにではあるが刺激を与えられ続け、再び……いや、先ほど以上に熱が高まる。
「トウノ……俺のこと……てるか?」
「ぁ、なに……?」
感じたことの無い強い刺激に耐えていると、何か問われたようだが上手く聞き取れず、バラムを見上げて聞き返す。
「……お前は、俺のこと信じてるか?」
ひどく真剣な……微かに不安も孕んだ目と合う。バラムのことを信頼しているかどうか……その答えならそう難しいことでは無い。
目を合わせたまま、それを口にする。
「ああ、バラムのことは……この世界の誰よりも信じてる」
僕の答えに少し目を見開いた後、今まで見た事が無いほど柔らかい笑みを浮かべて触れるだけのキスを僕の唇に落とす。そのまま額同士を触れ合わせてバラムが言う。
「絶対に酷い事はしねぇから……俺を信じて、お前の“初めて”全部俺にくれ」
「え……」
バラムの懇願に困惑するも、胸がきゅうっと締め付けられ、じんわりと温かくなった気がする。うぅん……まぁ、慣れていないだけだしな……。
そして何よりバラムを信じている。
「分かった。……バラムを信じてるから、任せる」
僕は押さえていた手を外した。
「ああ、大事にする」
「んぅ……ぁ、ああぁっ」
それを合図にバラムの手がゆっくりとではあるが大きな動きで勃った僕のものをさすり出す。
もう片方の手は服のスリットの下へと潜り込み、パンツを中の下着ごと脱がし始める。
……うん? ……………………ん!?
「ま、待って……何で脱げて……?」
パンツはともかく、下着は流石に脱げないはずでは? ……いや、突然のことに忘れていたが、そもそもゲームのアバターがこんな……こんな勃ったりするものなのか??
と、僕が混乱している間にも手際良く下半身の装備が取り去られてしまった。一応、上の服が丈の長い中華服のような形なので、諸々隠すことは容易なのだが……なんか……こう……。
「……この服、なんかエロいな」
「ふぅっ! うぅん……」
そう言いながらバラムの手がスリットの中から入って来て僕の太腿を直接撫でる。皮膚が分厚い、少しカサついている熱い手が素肌を滑る感触に下腹部への疼きが増していく。
太腿を撫でていた手が徐々に上の方へ……僕の中心へと向かっていく。服の上から触れられることすら未知の刺激だったというのに、直接触られたらどうなってしまうのだろうか……。
と、不安から身を固くしていると。
じゅっ
「ひぅっ、ぁ?」
突然、首の付け根に湿った刺激が襲う。いつの間にか襟の留め具が外されて大きくはだけた首筋にバラムが舌を這わせていた。
「ぁ、バラ、ム……ふぅ、んんっ」
さらに服の留め具が外されて、肩や胸まで露わになる。露わになったところから熱が這い、体中にその熱が巡っていく。気づけば、先ほど感じていた堪え難い寒さなどはもう名残すら無くなっている。
「トウノ……」
「んむ、んん……」
体中を弄られながら深く口づけを受け、さらに熱を高められて疼きが大きくなる。疼きから、勝手に足をすり合わせてしまう。
「はぁ……触るぞ」
「え、…………っ、ふぁっ! ああぁぁっ」
丈の長い服の裾を払われ露わになってしまった僕のものに、ついにバラムの手が触れた。あまりの刺激に目の前が白く弾け、体は勝手にびくびくと跳ねる。
しゅっ、しゅっ、ちゅくっ、ちゅくっ、ぬちっ……
バラムが手を動かす度に湿り気が増え、滑りが良くなるのを幸いにと、僕のものをこする手が大胆になっていく。
「ぁっ、ふうぅんっ、ぁ、こわ、いぃ……」
直接的な刺激にどんどん追い詰められ、未知の感覚に恐怖を感じる。行き場の無い熱が、疼きが、僕の内でぐつぐつと煮えたぎる。
「俺にしがみつけ。もうすぐだ……」
僕のものを触っていない方の手で僕の手を取って自分の首元へと置く。刺激に収縮する体は反射でバラムにしがみついていた。
ぬちゃ、ぬちっ、ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅっ……
「あ、あぁ、ふうっ、んんっ……」
大きな手が僕のものを容赦なく擦り上げる。その強すぎる刺激に僕はただただ声を上げ続けることしか出来なかった。
────そして。
「はぁっ、ぁっ、な、何かくる……? うぅん……でる……? ひ、あああぁっ」
ぐつぐつと内で煮えたぎっていた熱がせり上がってくるような感覚に戸惑っていると、より一層僕のものを扱く動きが強くなる。
僕の耳に熱い吐息が吹きかかる。耳に唇を押し付けたまま、低く掠れた声が言う。
「イけよ。俺の手で……イけ」
ぐりっ
「っあ?」
何か、一際強い刺激を感じた瞬間────弾けた。
「ふっ、ぁ、あああぁぁっ!」
ビュクッ、ビュルルルッ!
衝撃が強すぎて何が起きたのか分からない、分からないが……僕の中で煮えたぎり渦巻いていた熱が解放されたのだということだけは理解出来た。
「ぁっ、はぁっ……ん……ぁ……ぁ……」
バラムの手は止まることなく緩くこすられ続け、白い液体がトロトロと僕のものからこぼれ落ちる。その刺激にさえ頭が甘く痺れ、視界が滲んだ。
呆けた頭で目に映った自分のものに対して、現実の体の方も同じものがついているのだろうか?と取り止めもない考えが過った。
「上手くイけたな」
「ん……んぅ」
そのまましばらくぼうっとしていると、バラムが労わるような触れるだけのキスを落としてくる。そうされていることしばし、ようやく痺れや熱が引いてきて落ち着きを取り戻し始める。
改めて、視線を落として自分の状況を確認すると、下半身を中心に白いねっとりとした液体が飛び散っていて、僕の服やバラムの手を汚していた。
これが体験したことの無かった……体験出来るとも思っていなかった射精、なのだろう。
…………急に恥ずかしくなってきて、汚れをなんとかしようと手を伸ばすも、バラムに遮られてしまった。
「早く綺麗にしないと……」
「なんでだ、勿体無い」
「はい? え、ちょっ……」
そう言うと止める間も無くバラムは手についた白い液体をペロッと舐めてしまった。詳しくは無いものの、それはあまり舐められるものでは無いのではないだろうか……。
現に舐めてからバラムの反応が無い。
「………………はぁ、これ……ヤバいな」
「は、吐き出した方が良いんじゃないか?」
僕のかけた言葉にも反応せず、バラムは自分の前を寛げてかなり主張を激しく、窮屈そうにしていたものを取り出す。
その迫力につい目が離せず、まじまじと見てしまった。
それは、僕のものよりもさらに大きく、心なしか形も少し違う気がする。先端のカサみたいな部分が張っていて血管も浮き出している。
そうこうしている内に、バラムのものがそのまま僕のものに擦り付けられた。
「っひ!?」
突然の敏感な部分への刺激にびくりと体が震える。
そして、擦り付けられる動きは容赦なく続けられ、気怠るい体の奥底に再び小さな熱が灯ろうとしていた。
「バラ、ム……や、やめ…………」
止めて欲しいと訴える為に視線を上げると、髪が影になっている奥に、いつか遺跡で見たような鈍く光る瞳がそこにはあった。
そして、まるで犬のように舌舐めずりをしたバラムが言う。
「前に言った……俺の“おねだり”聞いてくれるか?」
その後、バラムからたっぷりと未だ慣れない下半身への刺激を与えられたと思うのだが、途中から記憶がおぼろげでよく覚えていない。
ただ、微かに覚えている記憶としては、処理しきれないほどの“気持ちいい”という感覚と視界の隅に現れた通知だった。
〈転生条件が満たされました〉
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(ムーンライトノベルにも掲載しています)