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本編
181:独特なセンス
モヤモヤしつつも、どうにも目を離せず周りの皆と同じようにバラムとオセロットの殴り合いの行方を見守る。
ボゴォッ!!
「「「おおおっ!」」」
「!」
とてつもない打撃音と歓声が上がる。
バラムがオセロットへ痛打を入れていた。
さらには、今まで交互に殴り合っていたのに、オセロットの返しを待つことなく猛攻を始める。
「ぐおっ……まだまだぁ!」
しかし、オセロットもまだ余裕があるらしく、バラムのスタンスが変化したのを悟り、オセロットもなりふり構わず拳を叩き込んでいく。
「す、すげぇっ!」
「もう残像しか見えねぇ……」
「長とここまでやり合える奴がいるとは……」
その凄まじい戦いの迫力に、《酒酔》のテンションで囃し立てていた者達もいつしか固唾を呑んで見ていた。
2人共体力もスタミナもおそらくレイドボス並みにあるので、戦いの行方がまるで分からない。
……『レイドボス並み』というかオセロットは多分レイドボスだったが。
しかし……。
「ふんっ!」
「ぐぅっ!」
オセロットのアッパーカットが見事にバラムの顎を捉え、バラムが大きく仰け反り数歩後退する。
初めて、バラムの猛攻が止んだ。
オセロットも手応えを感じたのか、アザだらけの顔を僅かに歪ませて追撃をしようとしたところで────。
ドゴオォッ!
「がっ……!」
意識していないと見逃してしまうほど自然に、ゆらりと体勢を立て直し、少し視線を低くしたバラムがオセロットの懐に入り込み、顔面に拳を叩き込む。
オセロット自身が踏み込んだ勢いも乗った強烈なカウンターにオセロットの膝から力が抜けて崩れ落ちた。
誰かがカウントを始め、10カウント後もオセロットが立ち上がらなかったことで────。
「っ勝者は兄貴、鉄銹の大剣使いだぁーっ!!!」
「「「「うおおおおっ!!」」」」
……いつの間にかレフェリーのようなことをしていたシャケ茶漬けがバラムの勝利宣言をして、周囲の歓声が轟く。
『フふフ、こレモ良い捧ゲもノだ。ヨくヤッた』
これまたいつの間にか傍にいた黒曜天母もどこか満足気だ。
『捧げもの』か……もしかして、黒曜天母の前で演奏や踊り、戦いを披露すると自動で『捧げもの』判定になるのかもしれない。
……それはさておき。
主にプレイヤー達に興奮気味に囲まれている、突発的に始まった戦いの勝者へと目を向ける。
すると、アザだらけの顔なのにニヤッとしたバラムと目が合った。
…………むぅ。
「何、ずっとむくれてんだ?」
「……別に」
主賓席に2人で戻って来たが、まだどうにもモヤモヤが残っていた。
多分、バラムが決して僕にやらない濃いコミュニケーションがあるということに……不満に感じているんだと思う、が……。
この感情をどうしたらいいのか分からず、持て余して悶々としている。
そんな僕とは裏腹に、バラムは妙に機嫌良さそうに僕の頬を捏ねている。
「お前が言うから、勝ってきたぞ?」
「……それ、は……良かった」
僕の呟きはきっちり聞こえていたらしい。
チラッと痛々しいアザや傷だらけになっているバラムの顔から身体にかけてを見てみる。今は装備をある程度元に戻しているので見えないが、身体もそれなりの傷を負っているはずだ。
「……」
「あん? ああ……」
僕は《底根の根》を発動させ、周囲には分からないようにこっそりバラムの身体に巻きつけると、僕の力を送り込んだ。
そうすると、少しずつアザや傷が薄くなっていく。
LPを分け与えた傍から、APをLPに変換しているので実質APによる回復だ。初めてやってみたが、問題なく出来た。
「はぁ。色々と……たまんねぇな……」
「うん?」
根によるLP供給をしていると、バラムがどこかうっとりとした声を上げる。
「お前は……本当に、かわいい……」
「っ!」
意図せず心情が漏れたかのようなその言葉に、胸が一気に高鳴る。
繋がれた絆からも、それを補強するような感情を感じられて、ますます鼓動が大きく速くなる。
「もうダメだ」
「えっ」
ドキドキしていたら、またバラムが唐突な言葉を溢す。
「もうお前を見せてられない」
「うん? それはどういう……うぶっ!」
そう言うや否や、何処から持って来たのか大きな布で頭から被されて、その上から抱え込まれ身動きがとれなくなってしまった。
視界は……《慧眼》の効果を実感出来た。
布で視界を覆われているはずなのに、布の外の状況が普通に視えるし、何ならちょっと遠くや視野外も視えている。
……でも、そうされている内にモヤモヤもドキドキもいつの間にか落ち着いて、温かさだけが心を占めて穏やかな気分になる。
その感覚と、バラムの力強い腕に身を委ねた。
「むふふふふ……」
……とても良い笑顔で遠くから僕達を見ているあぬ丸を気にしないようにするのに、少しだけ苦労したが。
そして、ついにイベント6日目。
いよいよ、今日でイベントも最終日だ。
……現実時間では6時間しか経っていないが。
さて、事前の説明では6日目ではこれまでのイベント進行に合わせたクライマックスイベントが発生するとのことだったが……。
「……なんか、俺達、この島のイベント大分かっ飛ばした感ある気がするんだけど、どうなるんだろうな?」
「想像もつかないな……」
「そうだな」
僕達『チームびっくり箱』のメンバーで夜明け前に洞窟前に集合して、何か起こるのか、起こらないのかを待っているが「想像出来ない」というのが共通認識だった。
…………というか、黒曜天母とシルヴァが一緒にいて何やら意見交換をしているのを見ているので、妙に胸騒ぎがする。
シルヴァはフクロウの姿で僕の肩に留まり、素知らぬ顔ですましているが、その態度が逆に何か仕込んだと言っているようなものだ。
そうこうしている間にも他のプレイヤー達も続々と集まってきて、クライマックスイベントがどんなものになるのか予想や期待を膨らましてソワソワとしている。
────そして、木々の間から強い朝日が差し込んだ時。
「異人達よ!」
僕達の前にオセロットとオセロメーの戦士達が整列して現れる。
昨日までの宴で随分打ち解けたり、《酒酔》やあぬ丸の手腕でフニャフニャになっていた姿は見る影もない、凛とした佇まいだ。
「貴殿らは我らとこの地そのものである我らが母を救ってくれた! さらには宴により貴殿らの漲る力の奉納によって、力を大きく取り戻すことが出来た! 改めて感謝する!」
「「「感謝する!」」」
オセロットと戦士達が礼を表すポーズをとる。
「母はその大恩に応えるべく、貴殿らの道行きの力や糧となるものを用意してくださった!」
「「「おおぉっ!?」」」
どうやら黒曜天母がこのサーバーのプレイヤー全員に向けて、端的に言えば報酬を用意してくれているようだ。
報酬の気配にプレイヤー達が騒つく。
「我らが母の力、とくと味わってゆくが良い!」
……何か変にテンションが上がってきたオセロットがグリーンの目をギラつかせながら、どちらかというと敵対勢力に攻撃するようなニュアンスでは?というようなセリフを大音声で言うと────。
ゴゴオオンッ!!!
「「「「!」」」」
突如大地が大きく揺れたかと思うと、洞窟の入り口の向こう側から何か山のようなものが競り上がってくる。
僕達は呆然と徐々にその全容を現す“山”を見ていた。
「ピラミッ、ド?」
プレイヤーの誰かが呆然とそう漏らす。
表面が階段状になった巨大な四角錐……所謂ピラミッドが現れたのだが…………皆どう反応していいのか分からない。
「なんかー、エレクトリカルだねぇ……」
そう、そこには電飾……では流石に無いと思うが、ピラミッドのいたるところに謎のカラフルな光源がビカビカと光り輝いていて、何処かのパレードや歓楽街を彷彿とさせるようだった。
僕はつい、頭を押さえる。
この、センスは…………。
「シルヴァの入れ知恵か……」
胸騒ぎは的中してしまったようだ。
ボゴォッ!!
「「「おおおっ!」」」
「!」
とてつもない打撃音と歓声が上がる。
バラムがオセロットへ痛打を入れていた。
さらには、今まで交互に殴り合っていたのに、オセロットの返しを待つことなく猛攻を始める。
「ぐおっ……まだまだぁ!」
しかし、オセロットもまだ余裕があるらしく、バラムのスタンスが変化したのを悟り、オセロットもなりふり構わず拳を叩き込んでいく。
「す、すげぇっ!」
「もう残像しか見えねぇ……」
「長とここまでやり合える奴がいるとは……」
その凄まじい戦いの迫力に、《酒酔》のテンションで囃し立てていた者達もいつしか固唾を呑んで見ていた。
2人共体力もスタミナもおそらくレイドボス並みにあるので、戦いの行方がまるで分からない。
……『レイドボス並み』というかオセロットは多分レイドボスだったが。
しかし……。
「ふんっ!」
「ぐぅっ!」
オセロットのアッパーカットが見事にバラムの顎を捉え、バラムが大きく仰け反り数歩後退する。
初めて、バラムの猛攻が止んだ。
オセロットも手応えを感じたのか、アザだらけの顔を僅かに歪ませて追撃をしようとしたところで────。
ドゴオォッ!
「がっ……!」
意識していないと見逃してしまうほど自然に、ゆらりと体勢を立て直し、少し視線を低くしたバラムがオセロットの懐に入り込み、顔面に拳を叩き込む。
オセロット自身が踏み込んだ勢いも乗った強烈なカウンターにオセロットの膝から力が抜けて崩れ落ちた。
誰かがカウントを始め、10カウント後もオセロットが立ち上がらなかったことで────。
「っ勝者は兄貴、鉄銹の大剣使いだぁーっ!!!」
「「「「うおおおおっ!!」」」」
……いつの間にかレフェリーのようなことをしていたシャケ茶漬けがバラムの勝利宣言をして、周囲の歓声が轟く。
『フふフ、こレモ良い捧ゲもノだ。ヨくヤッた』
これまたいつの間にか傍にいた黒曜天母もどこか満足気だ。
『捧げもの』か……もしかして、黒曜天母の前で演奏や踊り、戦いを披露すると自動で『捧げもの』判定になるのかもしれない。
……それはさておき。
主にプレイヤー達に興奮気味に囲まれている、突発的に始まった戦いの勝者へと目を向ける。
すると、アザだらけの顔なのにニヤッとしたバラムと目が合った。
…………むぅ。
「何、ずっとむくれてんだ?」
「……別に」
主賓席に2人で戻って来たが、まだどうにもモヤモヤが残っていた。
多分、バラムが決して僕にやらない濃いコミュニケーションがあるということに……不満に感じているんだと思う、が……。
この感情をどうしたらいいのか分からず、持て余して悶々としている。
そんな僕とは裏腹に、バラムは妙に機嫌良さそうに僕の頬を捏ねている。
「お前が言うから、勝ってきたぞ?」
「……それ、は……良かった」
僕の呟きはきっちり聞こえていたらしい。
チラッと痛々しいアザや傷だらけになっているバラムの顔から身体にかけてを見てみる。今は装備をある程度元に戻しているので見えないが、身体もそれなりの傷を負っているはずだ。
「……」
「あん? ああ……」
僕は《底根の根》を発動させ、周囲には分からないようにこっそりバラムの身体に巻きつけると、僕の力を送り込んだ。
そうすると、少しずつアザや傷が薄くなっていく。
LPを分け与えた傍から、APをLPに変換しているので実質APによる回復だ。初めてやってみたが、問題なく出来た。
「はぁ。色々と……たまんねぇな……」
「うん?」
根によるLP供給をしていると、バラムがどこかうっとりとした声を上げる。
「お前は……本当に、かわいい……」
「っ!」
意図せず心情が漏れたかのようなその言葉に、胸が一気に高鳴る。
繋がれた絆からも、それを補強するような感情を感じられて、ますます鼓動が大きく速くなる。
「もうダメだ」
「えっ」
ドキドキしていたら、またバラムが唐突な言葉を溢す。
「もうお前を見せてられない」
「うん? それはどういう……うぶっ!」
そう言うや否や、何処から持って来たのか大きな布で頭から被されて、その上から抱え込まれ身動きがとれなくなってしまった。
視界は……《慧眼》の効果を実感出来た。
布で視界を覆われているはずなのに、布の外の状況が普通に視えるし、何ならちょっと遠くや視野外も視えている。
……でも、そうされている内にモヤモヤもドキドキもいつの間にか落ち着いて、温かさだけが心を占めて穏やかな気分になる。
その感覚と、バラムの力強い腕に身を委ねた。
「むふふふふ……」
……とても良い笑顔で遠くから僕達を見ているあぬ丸を気にしないようにするのに、少しだけ苦労したが。
そして、ついにイベント6日目。
いよいよ、今日でイベントも最終日だ。
……現実時間では6時間しか経っていないが。
さて、事前の説明では6日目ではこれまでのイベント進行に合わせたクライマックスイベントが発生するとのことだったが……。
「……なんか、俺達、この島のイベント大分かっ飛ばした感ある気がするんだけど、どうなるんだろうな?」
「想像もつかないな……」
「そうだな」
僕達『チームびっくり箱』のメンバーで夜明け前に洞窟前に集合して、何か起こるのか、起こらないのかを待っているが「想像出来ない」というのが共通認識だった。
…………というか、黒曜天母とシルヴァが一緒にいて何やら意見交換をしているのを見ているので、妙に胸騒ぎがする。
シルヴァはフクロウの姿で僕の肩に留まり、素知らぬ顔ですましているが、その態度が逆に何か仕込んだと言っているようなものだ。
そうこうしている間にも他のプレイヤー達も続々と集まってきて、クライマックスイベントがどんなものになるのか予想や期待を膨らましてソワソワとしている。
────そして、木々の間から強い朝日が差し込んだ時。
「異人達よ!」
僕達の前にオセロットとオセロメーの戦士達が整列して現れる。
昨日までの宴で随分打ち解けたり、《酒酔》やあぬ丸の手腕でフニャフニャになっていた姿は見る影もない、凛とした佇まいだ。
「貴殿らは我らとこの地そのものである我らが母を救ってくれた! さらには宴により貴殿らの漲る力の奉納によって、力を大きく取り戻すことが出来た! 改めて感謝する!」
「「「感謝する!」」」
オセロットと戦士達が礼を表すポーズをとる。
「母はその大恩に応えるべく、貴殿らの道行きの力や糧となるものを用意してくださった!」
「「「おおぉっ!?」」」
どうやら黒曜天母がこのサーバーのプレイヤー全員に向けて、端的に言えば報酬を用意してくれているようだ。
報酬の気配にプレイヤー達が騒つく。
「我らが母の力、とくと味わってゆくが良い!」
……何か変にテンションが上がってきたオセロットがグリーンの目をギラつかせながら、どちらかというと敵対勢力に攻撃するようなニュアンスでは?というようなセリフを大音声で言うと────。
ゴゴオオンッ!!!
「「「「!」」」」
突如大地が大きく揺れたかと思うと、洞窟の入り口の向こう側から何か山のようなものが競り上がってくる。
僕達は呆然と徐々にその全容を現す“山”を見ていた。
「ピラミッ、ド?」
プレイヤーの誰かが呆然とそう漏らす。
表面が階段状になった巨大な四角錐……所謂ピラミッドが現れたのだが…………皆どう反応していいのか分からない。
「なんかー、エレクトリカルだねぇ……」
そう、そこには電飾……では流石に無いと思うが、ピラミッドのいたるところに謎のカラフルな光源がビカビカと光り輝いていて、何処かのパレードや歓楽街を彷彿とさせるようだった。
僕はつい、頭を押さえる。
この、センスは…………。
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