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本編
203:氷の人形
僕はただ、“それ”を見ていた。
多分、美しい見た目なのだと思う“それ”から目が離せない。……というよりは、頭の中で警告音のようなものがずっと鳴り響いていて、警戒から目を離せないという感じだ。
氷に囲まれた極寒の空間であるというのに、薄布の服を身に纏い寒がるそぶりも見せないのは異常だ。……それに、この「凍りつき」がただの寒さからくるものではないことも先ほど分かったばかり、というのもある。
キリィ……
「ん?」
何かガラス板を針で擦ったような、歪な甲高い音がしたかと思うと────“それ”がしなやかで華奢な腕をゆったりと上げた。
その瞬間、無風どころか空気の動きすら感じない部屋に鋭い一陣の風が吹き、僕の身体にぶつかる。
風にあおられ、フードが外れてしまった。
「っ」
細かい破片が顔にぶつかり、思わず目を瞑る。
「ねぇ、キミ」
「!」
突然、至近距離から聞こえた声に慌てて目を開けると、先ほどまで奥の段差に横たわっていた“それ”の顔が目の前にあった。
至近距離で見るとより一層分かる透きとおった肌には一点のくもりもなく、微笑みを湛えている。薄氷色の髪とガラス球のような瞳は現実味がなく、祖父母の家で見たビスクドールのようだと感じた。
僕が驚きに動けないでいると、“それ”は両腕を僕の首にかけ、しなだれかかってくる。
「キミの好みは、美しい少女? それとも少年かな? 好きな方になってあげるよ」
「は……?」
相変わらず微笑みは崩さずに形の良い唇から涼やかな声が発せられる。
ただ、突然何を聞かれたのか分からず、思考が空転してしまう。
少女と少年……好きな方になる……? 僕の好みで……?
頭が混乱しているが、とりあえず分かるところから考えていくと……目の前の人形のような存在は、言われてみれば確かに性別を判断しづらい中性的な見た目をしている。しかし、どちらかに指定してなれる、とかそういうものなのだろうか?
ある種の魚類みたいに性別を自在に変えられるようなファンタジー種族だったりするのだろうか?
ただ強いて言えば、少女よりは少年に見えなくもない、か?
うぅん…………今は何を聞かれているんだったか……どちらが好みかと聞かれているんだった。どちら……うぅん…………。
僕は首にかかった腕をやんわりと掴み、外す。
「え?」
人形のような存在が、少し気の抜けた声を発する。……得体の知れない存在にこんな至近距離にいられたり、人体の急所に手をかけられていたら落ち着かない。
────見えているし、触れられているのに《慧眼》の感知には何のマーカーも出てこない相手はとくに。
「僕にこだわりはとくにないから、君の好きにしてくれ」
「…………」
「…………」
お互いの間に沈黙がおりるが、その間に僕はジリジリと距離をあけることを試みる。
キリィ……
また、歪な甲高い音が聞こえた。
「はぁ、つまらないな」
形の良い唇からため息が溢れる。
「せっかくこのボクが、なま臭くて汚いのを我慢してやったっていうのに」
先ほどまでの微笑みは失せ、氷のように冷たい表情と声音で言う。
そして、急に罵られだす。……逆に向こうの意思を感じとれて少し安堵するが、友好的とは言えないようなので距離をあけることは続けよう。
「身だしなみはちゃんと整えていると思うんだが……」
「何言ってるの? そんなに汚物に塗れておいて」
「いや、こっちも君の言っていることが全く分からないんだが」
一方的にわけも分からず強い言葉でなじられると、さすがに嫌な気分になってくる。
「負の穢れが大量にまとわりついてる上に、鉄錆と腐臭のする汚泥に塗れておいて、よく平気な顔をしてられるよね」
「……なるほど?」
意外にも丁寧かつ的確に向こうの嫌悪感の中身を伝えてくれたおかげで、何を“汚い”と指しているのか把握は出来た。
「は? なにその反応。キミが汚くて恥知らずだって理解出来た?」
「君が何に嫌悪感を抱いているのか予想はついたが、僕は汚くも恥知らずでもない」
そこははっきり言っておく。
まぁ、『鉄錆』と『腐臭のする汚泥』についてはキーワード的に心当たりがありすぎるし、大量にまとわりついているという『負の穢れ』については彷徨う霊魂や負の念の積み重ねでなるという狂った魔物あたりのことではないだろうか。
彷徨う霊魂達の昇華の過程で不要な負の念などがまとわりついているということなのかもしれない。
これらに嫌悪感を抱いているとなると、彼(便宜上、彼としておく)がどういう立ち位置の存在なのか見えてくる。
よく似た事例を知っているからだ。なんなら、ただ立ち位置をひっくり返しただけだろう。それに、大分怪しいとはいえ、ここは元々“そういう”領域だったはずだ。
あとはまぁ、特定の存在達からの好感度がものすごく下がるように色々なものを選択してきたので、この反応もやむなし、と思えてきた。
「もしかして、君は精霊に連なる存在なのだろうか?」
「はぁ、今ごろ気づいたの? 大層な『眼』を持ってるのに宝の持ち腐れなんじゃない?」
やはり精霊系らしい。
それにしても、どこかの妖精みたいにものすごく煽ってくるな……。精霊そのものかはまだ分からないが、案外似たところがあるのかもしれない。
しかし……僕から技能を開示したことがない相手に『眼』のことが察せられたことはないような……。
「どうして眼のことを?」
「……さてね。なんでだと思う?」
「……」
………………少し、面倒くさいと思った。
ここまで接してきて、相手の纏う空気のようなものが少し分かってきた。
となれば、思い切って動いてみるか。
僕は《慧眼》に〈我が力を与えん〉で力を注ぎ込みながら、彼を視る。
すると、根本は『凍りついた氷のエレメント』と同じ材質になっているようで、中は空洞になっていて、その体のいたるところから糸のような力がどこかへ伸びていた。
ビスクドールの印象はあながち間違っていなかったのかもしれない。
そして、その『人形』を動かす糸のような力を辿る。その先には、この部屋と同じ造りだが遠く離れた場所で、彼と全く同じ容姿をした存在が先ほどの彼と同じ場所と姿勢で横たわっていた。
ひとつ違うのは、最初から目が開かれていることだ。
そして、僅かだが情報が手に入る。
名前:シラー
年齢:ー
性別:ー
種族:ー
職業:ー
称号:【氷精の愛し子】
技能:《精霊眼》《精霊術》
装備:氷精の愛し子シリーズ
状態:正常
特殊効果:《幻梟》
「う……」
ここまで視たところで、AP消費が看過できないところまできていたので、秘技による力の注入を止める。
隠蔽を突破しきれなかったが、それでも中々重要そうな情報を得られた。……鵜呑みには出来ないが。
気になるところもあるが、何故素の《慧眼》で彼、シラーを視ることが出来なかったのかと言えば……《精霊術》か装備効果あたりが怪しいだろうか? 何か強力な認識阻害や隠蔽効果があるのかもしれない。
残念ながら詳細を視ることが出来なかったので、推測でしかないが。
あとは…………なんか普通に《幻梟》が入っていた。
だから、やたら僕を罵ることはしても直接的な手段には未だ出ていないのだろうか? しかし、それには《幻梟》の仕様を知らないといけない。
そもそも、この場にいないし、僕の作ったアイテムも持ってないだろうにどうして《幻梟》が憑いているのかという疑問があるが……。
「《精霊眼》、だろうか?」
「なに……?」
しまった、つい口に出してしまった。……まぁ、いいか。
要は、《精霊眼》によってフードを被っていた僕を視てしまった為に《幻梟》がとり憑いてしまったが、これまた《精霊眼》で《幻梟》の情報を得た、ということなのだろう。
そして、僕の情報も視れていたのなら、眼について知っていることなどにも合点がいく。
……しかしまぁ。
《幻梟》がとり憑いている以上、今のところ身の安全という点では問題なさそうなので、バラムと合流する方法を考えようか。
などと考えていると、彼……シラーにものすごい形相で睨まれていた。
正確にはシラーの人形のようなものが、だが。
多分、美しい見た目なのだと思う“それ”から目が離せない。……というよりは、頭の中で警告音のようなものがずっと鳴り響いていて、警戒から目を離せないという感じだ。
氷に囲まれた極寒の空間であるというのに、薄布の服を身に纏い寒がるそぶりも見せないのは異常だ。……それに、この「凍りつき」がただの寒さからくるものではないことも先ほど分かったばかり、というのもある。
キリィ……
「ん?」
何かガラス板を針で擦ったような、歪な甲高い音がしたかと思うと────“それ”がしなやかで華奢な腕をゆったりと上げた。
その瞬間、無風どころか空気の動きすら感じない部屋に鋭い一陣の風が吹き、僕の身体にぶつかる。
風にあおられ、フードが外れてしまった。
「っ」
細かい破片が顔にぶつかり、思わず目を瞑る。
「ねぇ、キミ」
「!」
突然、至近距離から聞こえた声に慌てて目を開けると、先ほどまで奥の段差に横たわっていた“それ”の顔が目の前にあった。
至近距離で見るとより一層分かる透きとおった肌には一点のくもりもなく、微笑みを湛えている。薄氷色の髪とガラス球のような瞳は現実味がなく、祖父母の家で見たビスクドールのようだと感じた。
僕が驚きに動けないでいると、“それ”は両腕を僕の首にかけ、しなだれかかってくる。
「キミの好みは、美しい少女? それとも少年かな? 好きな方になってあげるよ」
「は……?」
相変わらず微笑みは崩さずに形の良い唇から涼やかな声が発せられる。
ただ、突然何を聞かれたのか分からず、思考が空転してしまう。
少女と少年……好きな方になる……? 僕の好みで……?
頭が混乱しているが、とりあえず分かるところから考えていくと……目の前の人形のような存在は、言われてみれば確かに性別を判断しづらい中性的な見た目をしている。しかし、どちらかに指定してなれる、とかそういうものなのだろうか?
ある種の魚類みたいに性別を自在に変えられるようなファンタジー種族だったりするのだろうか?
ただ強いて言えば、少女よりは少年に見えなくもない、か?
うぅん…………今は何を聞かれているんだったか……どちらが好みかと聞かれているんだった。どちら……うぅん…………。
僕は首にかかった腕をやんわりと掴み、外す。
「え?」
人形のような存在が、少し気の抜けた声を発する。……得体の知れない存在にこんな至近距離にいられたり、人体の急所に手をかけられていたら落ち着かない。
────見えているし、触れられているのに《慧眼》の感知には何のマーカーも出てこない相手はとくに。
「僕にこだわりはとくにないから、君の好きにしてくれ」
「…………」
「…………」
お互いの間に沈黙がおりるが、その間に僕はジリジリと距離をあけることを試みる。
キリィ……
また、歪な甲高い音が聞こえた。
「はぁ、つまらないな」
形の良い唇からため息が溢れる。
「せっかくこのボクが、なま臭くて汚いのを我慢してやったっていうのに」
先ほどまでの微笑みは失せ、氷のように冷たい表情と声音で言う。
そして、急に罵られだす。……逆に向こうの意思を感じとれて少し安堵するが、友好的とは言えないようなので距離をあけることは続けよう。
「身だしなみはちゃんと整えていると思うんだが……」
「何言ってるの? そんなに汚物に塗れておいて」
「いや、こっちも君の言っていることが全く分からないんだが」
一方的にわけも分からず強い言葉でなじられると、さすがに嫌な気分になってくる。
「負の穢れが大量にまとわりついてる上に、鉄錆と腐臭のする汚泥に塗れておいて、よく平気な顔をしてられるよね」
「……なるほど?」
意外にも丁寧かつ的確に向こうの嫌悪感の中身を伝えてくれたおかげで、何を“汚い”と指しているのか把握は出来た。
「は? なにその反応。キミが汚くて恥知らずだって理解出来た?」
「君が何に嫌悪感を抱いているのか予想はついたが、僕は汚くも恥知らずでもない」
そこははっきり言っておく。
まぁ、『鉄錆』と『腐臭のする汚泥』についてはキーワード的に心当たりがありすぎるし、大量にまとわりついているという『負の穢れ』については彷徨う霊魂や負の念の積み重ねでなるという狂った魔物あたりのことではないだろうか。
彷徨う霊魂達の昇華の過程で不要な負の念などがまとわりついているということなのかもしれない。
これらに嫌悪感を抱いているとなると、彼(便宜上、彼としておく)がどういう立ち位置の存在なのか見えてくる。
よく似た事例を知っているからだ。なんなら、ただ立ち位置をひっくり返しただけだろう。それに、大分怪しいとはいえ、ここは元々“そういう”領域だったはずだ。
あとはまぁ、特定の存在達からの好感度がものすごく下がるように色々なものを選択してきたので、この反応もやむなし、と思えてきた。
「もしかして、君は精霊に連なる存在なのだろうか?」
「はぁ、今ごろ気づいたの? 大層な『眼』を持ってるのに宝の持ち腐れなんじゃない?」
やはり精霊系らしい。
それにしても、どこかの妖精みたいにものすごく煽ってくるな……。精霊そのものかはまだ分からないが、案外似たところがあるのかもしれない。
しかし……僕から技能を開示したことがない相手に『眼』のことが察せられたことはないような……。
「どうして眼のことを?」
「……さてね。なんでだと思う?」
「……」
………………少し、面倒くさいと思った。
ここまで接してきて、相手の纏う空気のようなものが少し分かってきた。
となれば、思い切って動いてみるか。
僕は《慧眼》に〈我が力を与えん〉で力を注ぎ込みながら、彼を視る。
すると、根本は『凍りついた氷のエレメント』と同じ材質になっているようで、中は空洞になっていて、その体のいたるところから糸のような力がどこかへ伸びていた。
ビスクドールの印象はあながち間違っていなかったのかもしれない。
そして、その『人形』を動かす糸のような力を辿る。その先には、この部屋と同じ造りだが遠く離れた場所で、彼と全く同じ容姿をした存在が先ほどの彼と同じ場所と姿勢で横たわっていた。
ひとつ違うのは、最初から目が開かれていることだ。
そして、僅かだが情報が手に入る。
名前:シラー
年齢:ー
性別:ー
種族:ー
職業:ー
称号:【氷精の愛し子】
技能:《精霊眼》《精霊術》
装備:氷精の愛し子シリーズ
状態:正常
特殊効果:《幻梟》
「う……」
ここまで視たところで、AP消費が看過できないところまできていたので、秘技による力の注入を止める。
隠蔽を突破しきれなかったが、それでも中々重要そうな情報を得られた。……鵜呑みには出来ないが。
気になるところもあるが、何故素の《慧眼》で彼、シラーを視ることが出来なかったのかと言えば……《精霊術》か装備効果あたりが怪しいだろうか? 何か強力な認識阻害や隠蔽効果があるのかもしれない。
残念ながら詳細を視ることが出来なかったので、推測でしかないが。
あとは…………なんか普通に《幻梟》が入っていた。
だから、やたら僕を罵ることはしても直接的な手段には未だ出ていないのだろうか? しかし、それには《幻梟》の仕様を知らないといけない。
そもそも、この場にいないし、僕の作ったアイテムも持ってないだろうにどうして《幻梟》が憑いているのかという疑問があるが……。
「《精霊眼》、だろうか?」
「なに……?」
しまった、つい口に出してしまった。……まぁ、いいか。
要は、《精霊眼》によってフードを被っていた僕を視てしまった為に《幻梟》がとり憑いてしまったが、これまた《精霊眼》で《幻梟》の情報を得た、ということなのだろう。
そして、僕の情報も視れていたのなら、眼について知っていることなどにも合点がいく。
……しかしまぁ。
《幻梟》がとり憑いている以上、今のところ身の安全という点では問題なさそうなので、バラムと合流する方法を考えようか。
などと考えていると、彼……シラーにものすごい形相で睨まれていた。
正確にはシラーの人形のようなものが、だが。
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