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番外編
小話:エピローグその後(中)
ログハウスデザインのプライベートルームに濡れた音が響く。
ぢゅっ、ちゅ、ちゅぷっ、ぴちゃ、じゅっ……
僕は壁に押しつけられ、深い口づけを受け入れている。上顎をねっとり舐められたり、舌をきつく吸われたりする度に、身体の中心に甘い疼きがたまっていき腰を揺らめかせてしまう。
あれからアルスト仕様のアバターを無事入手することができ、今日はその感覚をバラムと確かめるためにこちらに一緒に来ている。
身体感覚がアルスト内のものと同じになっているかどうかいろいろと試してみたが……今のところ官能的な交わりの中で最も実感できている。
新しい身体の性能に感心していると、バラムの足が僕の足の間に強引に入ってきて、僕の固くなりつつあるものを押しあげる。
「ふ、うんっ……!」
直接的な刺激に身体が跳ねる。
足が少し浮いて不安定になってしまったので、反射的にバラムの首に腕を回す。
そこから伝わる、少しいつもと違う感触すらも鮮明にこの身体の触覚は捉える。
というのも、今日はこれまでにこちらの服を何パターンか着てみたのを受けて、僕はバラムリクエストの、バラムは僕リクエストの服を着て過ごそうということになり、僕はともかく、バラムはこちら側の服を着ている。
バラムは体格が良いので正直なんでも似合う。なので、リクエストをどうしようかとても迷ったが、今日は僕が思う「バラムらしい」服装にしてもらった。
黒いレザージャケットにヘンリーネックのシャツ、スキニージーンズにハーフ丈のゴツいワークブーツというワイルドな出たちだ。
対してバラムのリクエストは、ブラウンのツイードスーツにセットのベスト、オリーブ色のネクタイに革靴といったかなりカッチリとしたスタイルだ。ふぅむ……編纂士装束も好きなようだし……フォーマルっぽいものが好きなのだろうか?
などと考えていると、僕の中心を足でさらに強く擦られる。
「ふぅ、んんっ!」
「集中しろよ」
「んっ……う、ん……」
獰猛にギラついた瞳に射すくめられて、視線も他の身体感覚もすべてがバラムへと絡めとられる。再び噛みつくように深く口づけられ、思考が徐々にとろけだす。
「ひぅっ……ん、ぁ……」
いつの間にかジャケットが床に落ち、襟とネクタイが緩められて首筋をキツく吸われていた。シャツの下からは固くカサついた、けれど熱い手が侵入して薄い身体を撫でる。
……僕もバラムの欲望に手を伸ばしてみる。
「くっ」
バラムが眉間に皺を寄せ、腰を揺らす。僕の手でバラムに快楽を与えているのだという事実に高揚感を覚え、「もっと気持ちよくさせたい」という欲望がムクムクと湧いてくる。
……そういえば“アレ”はバラムに止められて以来、まだチャレンジしていなかったなと思い至る。今がモチベーション的にも好機ということで、唇を離してしゃがみこんだ。
「あ? どうしたツグハル……、っ!?」
そんな僕の行動にバラムが疑問符を浮かべているが、かまわず目の前のジーンズのファスナーに手をかける。既にバラムの欲望が窮屈そうにしているのが、視覚的にも触覚的にも分かった。
ファスナーを降ろし前を寛げたことで、僕の意図を察したバラムに手を掴まれる。
見上げれば、バラムはどこか焦ったような顔をしていた。
「っ……俺がするから、お前はしなくていい」
「前もそう言ってただろう。このあと僕にしてくれても全然かまわないが、今日は僕もしたい」
「ぐ……」
バラムが反論できずに押し黙った隙に下着をズラす。すると、ぶるんと勢いよくバラムのものが飛び出した。すでに血管を浮き上がらせて屹立している。
……大きいと思ってはいたが、この距離で見ると迫力が違うな……収められるだろうか、僕の口に。
とりあえずやってみよう、と顔を近づけるが────。
「っ!」
頭の両側をバラムに押さえられてしまった。
ここに来てまださせてくれないのか、と抗議が伝わるような表情を作って見上げる。
バラムは焦ったような顔にさらに顔がのぼせたみたいに赤くなっていた。……いつも以上に発汗もしている気がする。
「……分かったから……ベッドでしてくれ。お前の体勢がツラいだろ」
「……分かった」
そう言って、バラムに腕を引かれて二人でベッドに上がる。
ということで、今度こそバラムを気持ちよくさせるぞ、と意気込んで顔をバラムのものに近づける。「なんでそんなにやる気なんだ……」というつぶやきが聞こえてくるが、やる気があるんだから仕方がない。
とはいえまったく経験がないので、この数回バラムにされた時の記憶と……そういう“やり方”が書かれた本の内容を思い出しながら、まずはバラムの屹立したもののてっぺんに唇を落とす。
それに応えるようにバラムのものがふるりと震えて、滴を溢した。
僕はそれを舐めとるように舌を這わす。……アルスト内と違って甘くも美味しくもない。どちらかと言えば不味い。……でも、それはそれで……。
興奮する。
ちゅぷ、ぬるっ、ぬるっ、じゅっ、じゅるっ……
僕の口元から卑猥な音が絶えず溢れる。上下に舐めたり、てっぺん部分を咥えて舐めてみたりいろいろと試してみて、バラムの反応が良さそうな動きを知っていく。裏筋から舐めて、くびれのところを舌で押されるのがイイらしい。
そして、そろそろチャレンジしてみようと、てっぺんを咥えたまま、歯だけはたてないように気をつけて徐々に頭を下ろす。……う、やっぱり結構キツい。
「っはぁ……無理すんな」
バラムが労わるように僕の左耳近くの頭を撫でる。その感触に強張りがほどけて、またほんの少し呑み込めるようになった。
あと少しというところで、思い切って頭を落とす。
「……っ」
「ぐぅっ!」
喉の奥の奥までバラムの欲望が詰まって、反射で喉が収縮する。それが良かったのか、バラムが声を上げ、口の中のものがびくんと跳ねる。
しかし、ここからが正念場だ。
今度はゆっくり頭を上げていき、下ろす。またゆっくり上げては下ろす……というのを繰り返していく。
じゅっ、ぬるっ、じゅぷ、じゅぽ、じゅぷっ……
「ん……んぅ……ふぅ……」
「……はぁっ、……くっ」
バラムの感じる吐息を聞くたびに胸がくすぐったくなってもっと気持ちよくなって欲しいと、少し慣れてきて余裕が出てきたので、バラムの反応がよかった部分に舌が当たるようになど工夫をはじめる。
……不思議だが、こうしていると僕自身も昂ってきて、下半身がとてもキツい。感触的にはだいぶ濡れてきている気がする。
「……は、腰が揺れてんぞ」
「んんっ!」
バラムもそれに気づいたのか、足で僕の下半身を擦る。予期せぬ刺激に下半身はさらに濡れ、喉は大きく収縮する。
「ぐっ!」
「ふぅ、んん……」
いろいろな意味で苦しくて視界が滲む。僕の下半身を刺激するのは今は勘弁してくれないかと、見上げると────。
顔から首にいたるまで肌が上気して赤くなり、首筋やこめかみに血管を浮かび上がらせた“雄”がそこにいた。
「……はぁっ、もう、無理だ……っ!」
バラムがそう呟くと────。
「んぐっ!」
頭を掴まれて、腰を押しつけられる。僕が自力では呑み込めなかったさらに奥までバラムのものが侵入してくる。
じゅぷ! ぐぷっ! じゅぽっ! ぐぽっ!
「んっ、んぶ、んっ、んっ……!」
嵐のような責めに僕はただ口を開けつづけることだけで精一杯だった。
そして、ひときわ大きく喉奥を穿たれると、口の中のものが大きく膨れあがり────。
「はぁっ、はぁっ、くっ、出るっ……!」
「んんっ! んぐっ」
ビュクッ! ビュルルルッ、ビュー…………
熱く粘り気のある液体が大量に喉奥を打ちつける。バラムに頭をガッチリと押さえられていて、口の外に出す道は断たれているため、ほとんど反射で飲み込んだ。
「ん、ん……」
……ここでは精を飲んでも特別な効果はないはずなのに、頭がぼうっとする。妙な解放感と飢餓感がないまぜになっている。
ただ、これが「もっと欲しい」と、口の中の楔に舌を這わせた。
ぢゅっ、ちゅ、ちゅぷっ、ぴちゃ、じゅっ……
僕は壁に押しつけられ、深い口づけを受け入れている。上顎をねっとり舐められたり、舌をきつく吸われたりする度に、身体の中心に甘い疼きがたまっていき腰を揺らめかせてしまう。
あれからアルスト仕様のアバターを無事入手することができ、今日はその感覚をバラムと確かめるためにこちらに一緒に来ている。
身体感覚がアルスト内のものと同じになっているかどうかいろいろと試してみたが……今のところ官能的な交わりの中で最も実感できている。
新しい身体の性能に感心していると、バラムの足が僕の足の間に強引に入ってきて、僕の固くなりつつあるものを押しあげる。
「ふ、うんっ……!」
直接的な刺激に身体が跳ねる。
足が少し浮いて不安定になってしまったので、反射的にバラムの首に腕を回す。
そこから伝わる、少しいつもと違う感触すらも鮮明にこの身体の触覚は捉える。
というのも、今日はこれまでにこちらの服を何パターンか着てみたのを受けて、僕はバラムリクエストの、バラムは僕リクエストの服を着て過ごそうということになり、僕はともかく、バラムはこちら側の服を着ている。
バラムは体格が良いので正直なんでも似合う。なので、リクエストをどうしようかとても迷ったが、今日は僕が思う「バラムらしい」服装にしてもらった。
黒いレザージャケットにヘンリーネックのシャツ、スキニージーンズにハーフ丈のゴツいワークブーツというワイルドな出たちだ。
対してバラムのリクエストは、ブラウンのツイードスーツにセットのベスト、オリーブ色のネクタイに革靴といったかなりカッチリとしたスタイルだ。ふぅむ……編纂士装束も好きなようだし……フォーマルっぽいものが好きなのだろうか?
などと考えていると、僕の中心を足でさらに強く擦られる。
「ふぅ、んんっ!」
「集中しろよ」
「んっ……う、ん……」
獰猛にギラついた瞳に射すくめられて、視線も他の身体感覚もすべてがバラムへと絡めとられる。再び噛みつくように深く口づけられ、思考が徐々にとろけだす。
「ひぅっ……ん、ぁ……」
いつの間にかジャケットが床に落ち、襟とネクタイが緩められて首筋をキツく吸われていた。シャツの下からは固くカサついた、けれど熱い手が侵入して薄い身体を撫でる。
……僕もバラムの欲望に手を伸ばしてみる。
「くっ」
バラムが眉間に皺を寄せ、腰を揺らす。僕の手でバラムに快楽を与えているのだという事実に高揚感を覚え、「もっと気持ちよくさせたい」という欲望がムクムクと湧いてくる。
……そういえば“アレ”はバラムに止められて以来、まだチャレンジしていなかったなと思い至る。今がモチベーション的にも好機ということで、唇を離してしゃがみこんだ。
「あ? どうしたツグハル……、っ!?」
そんな僕の行動にバラムが疑問符を浮かべているが、かまわず目の前のジーンズのファスナーに手をかける。既にバラムの欲望が窮屈そうにしているのが、視覚的にも触覚的にも分かった。
ファスナーを降ろし前を寛げたことで、僕の意図を察したバラムに手を掴まれる。
見上げれば、バラムはどこか焦ったような顔をしていた。
「っ……俺がするから、お前はしなくていい」
「前もそう言ってただろう。このあと僕にしてくれても全然かまわないが、今日は僕もしたい」
「ぐ……」
バラムが反論できずに押し黙った隙に下着をズラす。すると、ぶるんと勢いよくバラムのものが飛び出した。すでに血管を浮き上がらせて屹立している。
……大きいと思ってはいたが、この距離で見ると迫力が違うな……収められるだろうか、僕の口に。
とりあえずやってみよう、と顔を近づけるが────。
「っ!」
頭の両側をバラムに押さえられてしまった。
ここに来てまださせてくれないのか、と抗議が伝わるような表情を作って見上げる。
バラムは焦ったような顔にさらに顔がのぼせたみたいに赤くなっていた。……いつも以上に発汗もしている気がする。
「……分かったから……ベッドでしてくれ。お前の体勢がツラいだろ」
「……分かった」
そう言って、バラムに腕を引かれて二人でベッドに上がる。
ということで、今度こそバラムを気持ちよくさせるぞ、と意気込んで顔をバラムのものに近づける。「なんでそんなにやる気なんだ……」というつぶやきが聞こえてくるが、やる気があるんだから仕方がない。
とはいえまったく経験がないので、この数回バラムにされた時の記憶と……そういう“やり方”が書かれた本の内容を思い出しながら、まずはバラムの屹立したもののてっぺんに唇を落とす。
それに応えるようにバラムのものがふるりと震えて、滴を溢した。
僕はそれを舐めとるように舌を這わす。……アルスト内と違って甘くも美味しくもない。どちらかと言えば不味い。……でも、それはそれで……。
興奮する。
ちゅぷ、ぬるっ、ぬるっ、じゅっ、じゅるっ……
僕の口元から卑猥な音が絶えず溢れる。上下に舐めたり、てっぺん部分を咥えて舐めてみたりいろいろと試してみて、バラムの反応が良さそうな動きを知っていく。裏筋から舐めて、くびれのところを舌で押されるのがイイらしい。
そして、そろそろチャレンジしてみようと、てっぺんを咥えたまま、歯だけはたてないように気をつけて徐々に頭を下ろす。……う、やっぱり結構キツい。
「っはぁ……無理すんな」
バラムが労わるように僕の左耳近くの頭を撫でる。その感触に強張りがほどけて、またほんの少し呑み込めるようになった。
あと少しというところで、思い切って頭を落とす。
「……っ」
「ぐぅっ!」
喉の奥の奥までバラムの欲望が詰まって、反射で喉が収縮する。それが良かったのか、バラムが声を上げ、口の中のものがびくんと跳ねる。
しかし、ここからが正念場だ。
今度はゆっくり頭を上げていき、下ろす。またゆっくり上げては下ろす……というのを繰り返していく。
じゅっ、ぬるっ、じゅぷ、じゅぽ、じゅぷっ……
「ん……んぅ……ふぅ……」
「……はぁっ、……くっ」
バラムの感じる吐息を聞くたびに胸がくすぐったくなってもっと気持ちよくなって欲しいと、少し慣れてきて余裕が出てきたので、バラムの反応がよかった部分に舌が当たるようになど工夫をはじめる。
……不思議だが、こうしていると僕自身も昂ってきて、下半身がとてもキツい。感触的にはだいぶ濡れてきている気がする。
「……は、腰が揺れてんぞ」
「んんっ!」
バラムもそれに気づいたのか、足で僕の下半身を擦る。予期せぬ刺激に下半身はさらに濡れ、喉は大きく収縮する。
「ぐっ!」
「ふぅ、んん……」
いろいろな意味で苦しくて視界が滲む。僕の下半身を刺激するのは今は勘弁してくれないかと、見上げると────。
顔から首にいたるまで肌が上気して赤くなり、首筋やこめかみに血管を浮かび上がらせた“雄”がそこにいた。
「……はぁっ、もう、無理だ……っ!」
バラムがそう呟くと────。
「んぐっ!」
頭を掴まれて、腰を押しつけられる。僕が自力では呑み込めなかったさらに奥までバラムのものが侵入してくる。
じゅぷ! ぐぷっ! じゅぽっ! ぐぽっ!
「んっ、んぶ、んっ、んっ……!」
嵐のような責めに僕はただ口を開けつづけることだけで精一杯だった。
そして、ひときわ大きく喉奥を穿たれると、口の中のものが大きく膨れあがり────。
「はぁっ、はぁっ、くっ、出るっ……!」
「んんっ! んぐっ」
ビュクッ! ビュルルルッ、ビュー…………
熱く粘り気のある液体が大量に喉奥を打ちつける。バラムに頭をガッチリと押さえられていて、口の外に出す道は断たれているため、ほとんど反射で飲み込んだ。
「ん、ん……」
……ここでは精を飲んでも特別な効果はないはずなのに、頭がぼうっとする。妙な解放感と飢餓感がないまぜになっている。
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(ムーンライトノベルにも掲載しています)