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番外編
小話:バラムの帰郷 3
港町『カトル』は、以前バラムの大剣の試運転にここのエリアボスを周回していたので素通りで入れる。
町の中まで入るのはこれがはじめてだ。……サービス開始日からほぼ毎日ログインしているのに、三つ目の町に入るのがはじめてとは……我ながらめちゃくちゃなプレイをしているな……。
カトルの町はものすごく幅広な通りが港まで一直線に伸びていて、すでに広大な海と停泊している船がよく見える。
道に沿って並ぶのは、港からあがってくるさまざまな海産物が調理され、提供される店や屋台だ。
「あちこちからいい匂いがするな……」
満腹度が《空腹》に差しかかっているのもあってか、方々の店や屋台から流れてくる暴力的なまでに美味しそうな匂いに、フラフラと足が向かってしまいそうだ。
「先に飯を食うか。ここはどこも美味ぇから屋台でいろいろ見繕おう」
「それはいいな」
実は美食家のバラムがそう言うなら期待できそうだ。ということで、足が向くままに購入していく。
こうした屋台のはしごを想定されているのか、いたるところにパラソルつきのテーブルと椅子が用意されていた。適当に空いているテーブルに買ったものを広げ、口に運ぶ。
「んん、美味しい」
『我はこのサクッ、ジュワッとしたものが気に入ったである!』
「あまり人の食べ物を食べてきませんでしたが、これは意味がなくとも味わいたくなりますね」
僕とバラムはシンプルな焼き魚、シルヴァとノーナは貝の揚げ物にまずは舌鼓を打つ。
なんとなく、ノーナの感想に引っかかりを覚える。
「……ということは、人の食べ物ではないものを食べていると?」
「ええ。普段は人の生気や魂が発する精力などで十分なのでございます」
「そうなのか」
それは初耳だ。
「妖精は皆そうですわ。そこな変幻の夢魔も」
「えっ」
『それはそうなのであるが、主殿の力の味を知ってしまうと他の者の精力を食べる気にはならぬのでなぁ。ならば、さまざまある人の食べ物を食べる方が面白いである!』
「……言われてみれば、僕の作った紙やら石やらを食べていたな」
僕の力の味……がどんな味なのかは分からないが。
『それである!』
「たしかに、我が君の力は極上でございます。自制が困難なほどに……」
ノーナが頬に手をあて、珍しくうっとりとした様子でため息をつく。
……時折、ノーナからも『碧錆玉』を送って欲しいと言われてインベントリ経由で送っていたが、もしかして食用だったのだろうか?
『というか、主殿も夜狗もとっくに我ら側なのであるから、生気や精力で腹は満たせるはずであるぞ』
「えっ」
「気づいてなかったのか?」
「えっ」
シルヴァからの衝撃の事実に僕は驚きの声をあげるが、バラムの呆れたような返しにさらに驚いた。いつの間にそんなことに……? と首を捻っていると、バラムからこっそりウィスパーが入った。
『交わってる間、1日以上なにも食わなくても平気だっただろうが』
『………………体力回復ばかりに目がいっていたが……満腹度も満たされていたのか』
『そういうことだ』
アルスト内の方で睦み合うときは精を得ると互いにスタミナが回復するので長期戦になることが多いのだが、他にもいろいろと糧にしていたらしい。なんということだ。
「我が君は温かな人の食事を好んでわざわざ続けておられるのかと思っておりましたが、お気づきではありませんでしたか」
『主殿もこちらの理に疎い異人だということをつい忘れてしまうであるなぁ』
「……まぁでも、なるべくなら温かい人の食事をとりたいことに変わりはないな」
たぶん、バラムもいつも通りの食事をとっているのは同じ理由だろう。
『うむ! 我も種類豊かな人の食事は好きであるぞ!』
「わたくしも少し興味が湧いてきました」
「ふ、そうか」
そうして僕たちは、午後の少しまったりとした海の景色と香り、さまざまな食の匂いと味を心ゆくまで味わった。
その後、今日はカトルで僕の〈睡眠〉をとるための宿をとりつつ、シルヴァとノーナ、僕とバラムで分かれて町の散策に繰り出した。
この港町の住民はほとんどが『海の民』と呼ばれる者たちであることは、公式サイトや攻略サイトなどにまとめられている。
特徴としては皆、日に焼けた小麦色の肌をしていて力持ちであるらしい。
確かに、皆ラフで涼しげな格好から覗く素肌は小麦色で筋肉質だ。
「……アークトゥリア像まで筋肉質だ」
町と港の境目に円形状の広場があり、そこの中央には巨大な船の錨と共に筋肉質な美丈夫の白い石像が、夕陽を浴びて鎮座していた。……こう、各町の“色”みたいなものが反映されているのだろうか。
そんなことを考えながら石像を見上げていると、唐突に横から肩を抱かれて身体ごと厚い胸板に突っ込んでしまう。
「んぶ」
「…………好きなのか、筋肉……」
「うん?」
見上げれば、眉間に皺を寄せて、なんだか複雑そうな顔をしたバラムと目が合った。
これは……絆から伝わってくる感情と合わせると、僕の嗜好を判断しかねている、のだろうか?
「そうだな……肉体美にさほど興味はないが、バラムの肉体は格好よくて好きだ」
僕はバラムのこれまで生きてきた証が表れた肉体が好きなんだと、言葉にしながら理解する。
「……そうか」
夕暮れの色に混ざりながらも少し頬を赤くして、バラムが斜めに視線をそらす。ちゃんと、真意は伝わったようだ。
少し甘い空気を纏わせながら、続いて、さまざまな大きさの船が停泊している港を散策する。
港には、装備に迫力のあるプレイヤーがチラホラと見受けられた。シャケ茶漬けなどと並ぶような、サービス開始からずっとプレイしている中でも攻略トップ層なのだろうと察せられる。
というのも、最近やっと南の大陸からやってきている砂の民に実力が認められつつあり、少しずつ南の大陸に進出しているプレイヤーが出てきていると掲示板で目にした。
龍星という高位天使の加護を返上しようとして劫罰を与えられたプレイヤーは光神の祝福の強い王都や教会に近づけなくなっているらしく、ならばと南の大陸攻略に精を出しているようだ。
ステータスなどもかなり制限を受けているはずなのだが……そもそもプレイヤースキルが高いということで、未だ攻略トップ層のようだ。噂によれば、闇の世界でまた別の縁を結べたとか。……なんというか、逞しい。
それでもまだ進出プレイヤーが少ないのは、「砂の民が実力にこだわるのも納得」というほど海の上は厳しいようで、天候もひどければ、海から絶え間なく魔物に襲撃されるらしい。
うぅん……僕には海路で南の大陸に行くのは厳しいな。
「……平気か?」
海路の厳しさを想像してわずかに震えた僕をバラムが首の後ろを撫でながら気遣ってくれる。
「少し怖いだけで、高波とかが無ければ大丈夫だ」
「無理はすんなよ」
「ああ」
いっそ、海でも呼吸ができるようなマジカルなアイテムを見つけるか作るかして、海底を歩いて渡っていければいいかもしれない。
……などと夢想していたら、宿で合流したシルヴァとノーナに海底都市があるから可能だ的なことを言われた。………………あるのか、海底都市。いや、ファンタジージャンルでは割とポピュラーだとは思うが。まぁ、そのうち気が向いたら、だな。
宿屋でもバラムと僕は同室で、いつものように一つのベッドに二人で身を寄せて横たわった。
なんとなく、思い浮かんだことを投げかけてみる。
「そういえば、美味しいものが好きならここを拠点にすることは考えなかったのか?」
「あん? あー……あの頃はここでも不快な匂いの方がキツくてな」
「なるほど」
それでは、さらに西に向かう他なかっただろう。
「それに……」
バラムが僕の頭に顔を埋めてスンと音をたてる。
「俺は、海よりも森の方が落ち着く」
「そうか……」
僕も落ち着く匂いを嗅ごう、と目の前の首筋に顔を埋めて目を閉じた。
最低限の〈睡眠〉を宿屋でとり、北東方向に次の町を目指す。いよいよ、まったく行ったことがない地域だ。
町の中まで入るのはこれがはじめてだ。……サービス開始日からほぼ毎日ログインしているのに、三つ目の町に入るのがはじめてとは……我ながらめちゃくちゃなプレイをしているな……。
カトルの町はものすごく幅広な通りが港まで一直線に伸びていて、すでに広大な海と停泊している船がよく見える。
道に沿って並ぶのは、港からあがってくるさまざまな海産物が調理され、提供される店や屋台だ。
「あちこちからいい匂いがするな……」
満腹度が《空腹》に差しかかっているのもあってか、方々の店や屋台から流れてくる暴力的なまでに美味しそうな匂いに、フラフラと足が向かってしまいそうだ。
「先に飯を食うか。ここはどこも美味ぇから屋台でいろいろ見繕おう」
「それはいいな」
実は美食家のバラムがそう言うなら期待できそうだ。ということで、足が向くままに購入していく。
こうした屋台のはしごを想定されているのか、いたるところにパラソルつきのテーブルと椅子が用意されていた。適当に空いているテーブルに買ったものを広げ、口に運ぶ。
「んん、美味しい」
『我はこのサクッ、ジュワッとしたものが気に入ったである!』
「あまり人の食べ物を食べてきませんでしたが、これは意味がなくとも味わいたくなりますね」
僕とバラムはシンプルな焼き魚、シルヴァとノーナは貝の揚げ物にまずは舌鼓を打つ。
なんとなく、ノーナの感想に引っかかりを覚える。
「……ということは、人の食べ物ではないものを食べていると?」
「ええ。普段は人の生気や魂が発する精力などで十分なのでございます」
「そうなのか」
それは初耳だ。
「妖精は皆そうですわ。そこな変幻の夢魔も」
「えっ」
『それはそうなのであるが、主殿の力の味を知ってしまうと他の者の精力を食べる気にはならぬのでなぁ。ならば、さまざまある人の食べ物を食べる方が面白いである!』
「……言われてみれば、僕の作った紙やら石やらを食べていたな」
僕の力の味……がどんな味なのかは分からないが。
『それである!』
「たしかに、我が君の力は極上でございます。自制が困難なほどに……」
ノーナが頬に手をあて、珍しくうっとりとした様子でため息をつく。
……時折、ノーナからも『碧錆玉』を送って欲しいと言われてインベントリ経由で送っていたが、もしかして食用だったのだろうか?
『というか、主殿も夜狗もとっくに我ら側なのであるから、生気や精力で腹は満たせるはずであるぞ』
「えっ」
「気づいてなかったのか?」
「えっ」
シルヴァからの衝撃の事実に僕は驚きの声をあげるが、バラムの呆れたような返しにさらに驚いた。いつの間にそんなことに……? と首を捻っていると、バラムからこっそりウィスパーが入った。
『交わってる間、1日以上なにも食わなくても平気だっただろうが』
『………………体力回復ばかりに目がいっていたが……満腹度も満たされていたのか』
『そういうことだ』
アルスト内の方で睦み合うときは精を得ると互いにスタミナが回復するので長期戦になることが多いのだが、他にもいろいろと糧にしていたらしい。なんということだ。
「我が君は温かな人の食事を好んでわざわざ続けておられるのかと思っておりましたが、お気づきではありませんでしたか」
『主殿もこちらの理に疎い異人だということをつい忘れてしまうであるなぁ』
「……まぁでも、なるべくなら温かい人の食事をとりたいことに変わりはないな」
たぶん、バラムもいつも通りの食事をとっているのは同じ理由だろう。
『うむ! 我も種類豊かな人の食事は好きであるぞ!』
「わたくしも少し興味が湧いてきました」
「ふ、そうか」
そうして僕たちは、午後の少しまったりとした海の景色と香り、さまざまな食の匂いと味を心ゆくまで味わった。
その後、今日はカトルで僕の〈睡眠〉をとるための宿をとりつつ、シルヴァとノーナ、僕とバラムで分かれて町の散策に繰り出した。
この港町の住民はほとんどが『海の民』と呼ばれる者たちであることは、公式サイトや攻略サイトなどにまとめられている。
特徴としては皆、日に焼けた小麦色の肌をしていて力持ちであるらしい。
確かに、皆ラフで涼しげな格好から覗く素肌は小麦色で筋肉質だ。
「……アークトゥリア像まで筋肉質だ」
町と港の境目に円形状の広場があり、そこの中央には巨大な船の錨と共に筋肉質な美丈夫の白い石像が、夕陽を浴びて鎮座していた。……こう、各町の“色”みたいなものが反映されているのだろうか。
そんなことを考えながら石像を見上げていると、唐突に横から肩を抱かれて身体ごと厚い胸板に突っ込んでしまう。
「んぶ」
「…………好きなのか、筋肉……」
「うん?」
見上げれば、眉間に皺を寄せて、なんだか複雑そうな顔をしたバラムと目が合った。
これは……絆から伝わってくる感情と合わせると、僕の嗜好を判断しかねている、のだろうか?
「そうだな……肉体美にさほど興味はないが、バラムの肉体は格好よくて好きだ」
僕はバラムのこれまで生きてきた証が表れた肉体が好きなんだと、言葉にしながら理解する。
「……そうか」
夕暮れの色に混ざりながらも少し頬を赤くして、バラムが斜めに視線をそらす。ちゃんと、真意は伝わったようだ。
少し甘い空気を纏わせながら、続いて、さまざまな大きさの船が停泊している港を散策する。
港には、装備に迫力のあるプレイヤーがチラホラと見受けられた。シャケ茶漬けなどと並ぶような、サービス開始からずっとプレイしている中でも攻略トップ層なのだろうと察せられる。
というのも、最近やっと南の大陸からやってきている砂の民に実力が認められつつあり、少しずつ南の大陸に進出しているプレイヤーが出てきていると掲示板で目にした。
龍星という高位天使の加護を返上しようとして劫罰を与えられたプレイヤーは光神の祝福の強い王都や教会に近づけなくなっているらしく、ならばと南の大陸攻略に精を出しているようだ。
ステータスなどもかなり制限を受けているはずなのだが……そもそもプレイヤースキルが高いということで、未だ攻略トップ層のようだ。噂によれば、闇の世界でまた別の縁を結べたとか。……なんというか、逞しい。
それでもまだ進出プレイヤーが少ないのは、「砂の民が実力にこだわるのも納得」というほど海の上は厳しいようで、天候もひどければ、海から絶え間なく魔物に襲撃されるらしい。
うぅん……僕には海路で南の大陸に行くのは厳しいな。
「……平気か?」
海路の厳しさを想像してわずかに震えた僕をバラムが首の後ろを撫でながら気遣ってくれる。
「少し怖いだけで、高波とかが無ければ大丈夫だ」
「無理はすんなよ」
「ああ」
いっそ、海でも呼吸ができるようなマジカルなアイテムを見つけるか作るかして、海底を歩いて渡っていければいいかもしれない。
……などと夢想していたら、宿で合流したシルヴァとノーナに海底都市があるから可能だ的なことを言われた。………………あるのか、海底都市。いや、ファンタジージャンルでは割とポピュラーだとは思うが。まぁ、そのうち気が向いたら、だな。
宿屋でもバラムと僕は同室で、いつものように一つのベッドに二人で身を寄せて横たわった。
なんとなく、思い浮かんだことを投げかけてみる。
「そういえば、美味しいものが好きならここを拠点にすることは考えなかったのか?」
「あん? あー……あの頃はここでも不快な匂いの方がキツくてな」
「なるほど」
それでは、さらに西に向かう他なかっただろう。
「それに……」
バラムが僕の頭に顔を埋めてスンと音をたてる。
「俺は、海よりも森の方が落ち着く」
「そうか……」
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(ムーンライトノベルにも掲載しています)