生きろ

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第6章 老化進行〜役割の消失

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第6章

老いは、急に始まったわけではなかった。
だが、ある日を境に、彼は自分が「遅れている」ことをはっきりと自覚した。

朝の作業に向かう足取りが重くなり、工具を握る指の感覚が鈍る。疲労は一晩では抜けなくなった。それでも、作業表から彼の名前が消えることはなかった。

若い世代は、彼らを必要としていなかった。
ただ、邪魔にもしていなかった。

教えることは減り、任されることも減った。
いつの間にか、彼が知っているはずの手順を、若者たちが独自のやり方でこなしていた。

彼はそれを訂正しなかった。
そのやり方で残れているなら、それが正しいと理解していた。

第一世代の人数は、もう誰も数えていなかった。
減るたびに気づくが、合計はわからない。
減少は、静かで、連続していた。

彼は、医療区画に通う回数が増えた。
治療は受けられたが、改善は保証されなかった。
生き延びるための処置と、若さを取り戻す処置は別だった。

ある日、彼は自分の作業区画が他の用途に使われていることを知った。
説明はなかった。必要がなくなっただけだった。

彼は、集落の端に腰を下ろすことが増えた。
遠くで子供たちが動くのを眺め、彼らの会話が聞き取れなくなっていることに気づく。

言葉が変わっていた。
意味は通じるが、響きが違う。

彼は、自分がこの星に来た理由を思い出そうとした。
思い出せたのは、出発の衝撃の弱さと、隣の座席が空いていたことだけだった。

選択した記憶はなかった。
選ばれた記憶だけが残っていた。

夜、彼は眠りにつく前に考えた。
この星は、もう自分のものではない。

その考えは、恐怖を伴わなかった。
ただ、事実としてそこにあった。
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