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13章(ラスト)
105話「禁断の兄と妹の恋愛物語」
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時間は平等に流れていく、それはどんな人間でも同じだと言えるだろう。若かりし頃には分からなかった事も、歳を重ねれば分かる事もある。
ランスロットは聖騎士団団長職をハルウッドに引き継ぎ、新しく設立された聖騎士団管理職の人間としてティクス国にまた貢献していた。妻のアレスとは相変わらず仲つむまじく暮らしており、4人の子供達もスクスクと成長している。
まだまだ手の掛かる時もある子供達だが、自我の発達と自立心の芽生えが早かったのもあって今では自分達の意思で進んで物事をするようにもなってきている。そんなエルンシア家の若き母親のアレスは現在新団長のハルウッドに頼まれて、騎士団の新人達の相談役としての立場を預かっている身となっていた。
「今思えばハルウッドの才能をもっと早くに把握して団長の座を渡すべきだったなと思います」
「でも、ハルウッド様のご意思でもあったのでしょう? ランスロット様の下で団長としての素質を磨きたいと申し出があったのは」
「ですが、団長というのはどれだけ下に従える騎士達を理解し、導き、そして、気高くいられるかによります。俺はそんなの考えた事もなかったですからね。ハルウッド達のサポートがあったから団長をしてこれただけの話です」
「ランスロット様の時の団長としての騎士団と、ハルウッド様の団長としての騎士団のどちらかが優れているとかは思いません。私はありのままの騎士団としてティクスの力になってくれればいいなと思っています。比べたくないんですよあくまで私は」
「陛下は本当にお変わりのないまま成長されましたね。12歳の頃から陛下となられてからは好きな事もままならずにご生活されていたのに、今ではそれが好きな事だと胸を張って申される。これほどまでの成長はありません」
ランスロットはロックの隣に立ってそんな事を話す。ロックは12歳から17歳に成長し、今では立派な国王としてティクスの顔になっている。
留学が思っていた以上に成長させてくれた、そうロックは帰国後にランスロットとロゼットに嬉しそうに話をしてくれていたのをランスロットとロゼットは心から嬉しそうに聞いていたのを思い出す。留学先では色々な事を学んだり、誹謗を受けたりとしてきただろうロックはそれでもこのティクスをよりよくする為にしっかりと地に足を付けた状態で成長してきた。
だからこそ、ランスロットが団長職を辞するとした時に今の管理職に就ける様にとガーベルと共に新しい部署を設立する事にしたのはランスロットの力をまだ必要だと感じていたからだ。その想いに応えたのが今回の管理職に移動する事であった。
「ランスロット様、イシュタルとパーシヴァル、リムとトレインはどの様に成長していますか?」
「上の双子はそろそろ初級の魔法学院の通学が始まります。下の双子は今は上の双子に付き従っていますがそろそろ自発的に活動的になる年齢でもあるので、執事達にお願いして俺とアレスがいない間の面倒を見てもらっています」
「レクイエルチャイルド、そう神託では4人は言われているのでしたね。ガハランド大陸に暗黒期が訪れる事を予言されているとはいえ、まだ神々はガハランド大陸を見捨てている訳ではないと知れて安心している限りです」
「俺達の子供がレクイエルチャイルドとして覚醒を果たした時に、光を導く者達として成長してくれる事を心から願うばかりです。陛下のお力になれればよいのですが……」
ランスロットとアレスの子供達は神々の神託によりレクイエルチャイルド、そう呼ばれる運命の子供達として神託を受けている。いつの時かガハランド大陸が暗黒期と呼ばれる闇の時代に包まれし時、このレクイエルチャイルド達が光を導きガハランド大陸に平和をもたらさんと言われているのである。
ランスロットとアレスは天使の血を引く人間、その血を受け継いだ子供達もまたレクイエルチャイルドとして覚醒を果たす事も運命なのかもしれない。そして、この子供達がいつかは自分達の意思でティクスを守る事をしてくれる事を願うばかりであった。
「失礼します」
「どうされました?」
「ガーベル様のご命令で城内の設備の点検をしておりました。その点検の結果をお知らせに」
「それでは陛下、俺はそろそろ仕事に戻ります。何かあればお呼び下さい」
「はい、ありがとうございます」
ランスロットはロックの前を辞して玉座の間から管理職の為に新しく増設された部屋に向かう。途中でガルドとロルゾの声が聞こえて振り向くと2人が何やら大量の荷物を運ぶ指示を騎士達にしている様子が中庭に見られていた。
上階からそれを眺めていると妻で妹のアレスもその命令の合間に荷物の検品をしているのが伺えた。この時期だと愛の日が近いので騎士達への市民達からの贈り物だろうとランスロットは考えた。
「ランスロット様」
「ハルウッド。あれは毎年恒例の贈り物か?」
「はい。殆どがランスロット様宛てが多いです」
「引退してもまだ人気があるのは嬉しいが、騎士達の士気にも関わるから断る事も考えておくようにな」
「市民の声を無下には出来ませんよ。それよりもアレス嬢からお聞きしたのですが、最近お身体の調子が悪いとお伺いしております」
「あぁ、少し風邪気味でな。団長職から離れた途端に体調管理が疎かになってしまったツケだ。早めに回復させようと思うよ」
「そうして下さい。ランスロット様の身に何かあればまだ新生騎士団も揺らいでしまいますから」
ハルウッドも頑張っているが、まだ新しい騎士団はランスロットの影響力が大きく関わっている部分もある。だから、今ランスロットの身に何かが起これば簡単に騎士団は揺らぐ事が分かり切っているのである。
ハルウッドと共に贈り物の運び入れを眺めているとローレンスの跡を継いだオルベがアレスのサポートに入るのが見えた。ローレンスは年齢を理由に城勤めを引退して、今ではティクス城下町で個人で占星術師としてひっそりと生活している。
だが、ローレンスも、ランスロットもティクスが緊急事態になった時は力になれるように日頃からまだ鍛えている。それはハルウッド達が頼りないのではない、期待しているからこそまだ支えてやるべき時だと知っているからだ。
その日の仕事を終えたランスロットを迎えに来たのは妻のアレスで、共に下城する事が当たり前になっている夫婦のルーティン。今日もアレスはランスロットの傍から離れようとはしなかった。
「それじゃ中庭の荷物を運び込む作業を見ていてくれたの?」
「あぁ、ハルウッドともその時に話をしていた。ただ、心配もされてしまったが」
「風邪の事伝えていたから、それが心配されたんでしょう? ランスロットも身体は若返っても中身は年なんだから用心しないと」
「帰ったら身体が温まる料理でも頼むか」
「栄養取ってしっかり休めば身体も温まるよ」
アレスと共に馬車に揺られて屋敷に戻って行くランスロットも身体が若々しいのはリーズの副作用で肉体が若返っているだけで、魂は年齢を重ねているのだ。だから普通に免疫力も落ちているし、体力も落ち始めていく。
アレスよりも年齢的に若くはないランスロットは今後は身体を労わる事を考えていく事にする。そして、屋敷に帰宅したランスロットとアレスはエントランスで執事の男性達に温かい食事をお願いしていると階段からバタバタと子供達が降りてくる。
「お父様、お母様、お帰りなさい!」
「お帰りなさいませ」
「おかえりなさい」
「おかえりなさい~」
「ただいま、イシュタル、パーシヴァル、トレイン、リム」
「皆いい子にしていた?」
アレスがリムを抱き上げて問い掛けていると、ランスロットは軽く咳き込む。それを見た執事の男性がすぐに薬を用意してくれた。
子供達も心配そうにしているがアレスが微笑みながら安心させる。そして、それは家族のあるべき姿でもあった。
トレインとパーシヴァルが執事の男性と共にランスロットの部屋に来て、ランスロットから大切な話をされる。それはランスロットの跡を継ぐお話。
「僕かトレインがお父様の跡を継ぐって事ですか?」
「跡ってなぁに?」
「俺の跡を継ぐのは男のお前達だけだからな。跡とは、俺の様にこの家を守り、家族を守っていくって事だ」
トレインは自分なりに必死に理解しようとしているが、パーシヴァルが一番に理解をする。この話が出るという事は目の前にいる父親の真意を知りたいと思った。
「お父様がこのお話をするということは、僕達にその素質があるという事ですか?」
「それもある。だが、お前達は姉達を守りながら自分達の人生を全うしてくれればいい。俺もまだそう簡単に死にはしないが、何が起こるかは分からないからな」
ランスロットも考えてはいたのである。自分の死んだ後の家の事や跡継ぎの事を。
アレスには再婚を勧める気である。そして、レクイエルチャイルドとして覚醒を果たした我が子達を最期の時まで見届ける事は恐らくランスロットは出来ない事を悟ってはいた。
トレインとパーシヴァルが自分達なりに理解してランスロットのいう事をしっかり聞いていた。そして、ランスロットの部屋から出て行く2人と入れ替わりにアレスが入ってくる。
「お話は済んだ?」
「あぁ、パーシヴァルが具体的に理解は出来ているから俺が死んだとしても大丈夫だろう」
「あまり考えたくはないけれど、年齢的にいつ何が起きてもおかしくないから……」
「俺が死んだらアレスは新しい相手を探すようにな」
「嫌」
「どうして?」
「ランスロット以外の誰かを愛する気はありません。私が生涯愛し続けていくのはランスロットだけよ」
「それで後悔はしないか? まだ人生華盛りだろう」
「それでも、私はランスロットだけの妻で女でありたいの。だからこそ私は再婚はしないから安心して?」
「……アレス、ありがとう」
「ランスロットこそ、私を愛してくれて、ありがとう」
寄り添う2人はそっと唇を重ね合う。そのまま2人はシーツの海へと溺れていき静かに幕を降ろしていくのであった――――。
完
ランスロットは聖騎士団団長職をハルウッドに引き継ぎ、新しく設立された聖騎士団管理職の人間としてティクス国にまた貢献していた。妻のアレスとは相変わらず仲つむまじく暮らしており、4人の子供達もスクスクと成長している。
まだまだ手の掛かる時もある子供達だが、自我の発達と自立心の芽生えが早かったのもあって今では自分達の意思で進んで物事をするようにもなってきている。そんなエルンシア家の若き母親のアレスは現在新団長のハルウッドに頼まれて、騎士団の新人達の相談役としての立場を預かっている身となっていた。
「今思えばハルウッドの才能をもっと早くに把握して団長の座を渡すべきだったなと思います」
「でも、ハルウッド様のご意思でもあったのでしょう? ランスロット様の下で団長としての素質を磨きたいと申し出があったのは」
「ですが、団長というのはどれだけ下に従える騎士達を理解し、導き、そして、気高くいられるかによります。俺はそんなの考えた事もなかったですからね。ハルウッド達のサポートがあったから団長をしてこれただけの話です」
「ランスロット様の時の団長としての騎士団と、ハルウッド様の団長としての騎士団のどちらかが優れているとかは思いません。私はありのままの騎士団としてティクスの力になってくれればいいなと思っています。比べたくないんですよあくまで私は」
「陛下は本当にお変わりのないまま成長されましたね。12歳の頃から陛下となられてからは好きな事もままならずにご生活されていたのに、今ではそれが好きな事だと胸を張って申される。これほどまでの成長はありません」
ランスロットはロックの隣に立ってそんな事を話す。ロックは12歳から17歳に成長し、今では立派な国王としてティクスの顔になっている。
留学が思っていた以上に成長させてくれた、そうロックは帰国後にランスロットとロゼットに嬉しそうに話をしてくれていたのをランスロットとロゼットは心から嬉しそうに聞いていたのを思い出す。留学先では色々な事を学んだり、誹謗を受けたりとしてきただろうロックはそれでもこのティクスをよりよくする為にしっかりと地に足を付けた状態で成長してきた。
だからこそ、ランスロットが団長職を辞するとした時に今の管理職に就ける様にとガーベルと共に新しい部署を設立する事にしたのはランスロットの力をまだ必要だと感じていたからだ。その想いに応えたのが今回の管理職に移動する事であった。
「ランスロット様、イシュタルとパーシヴァル、リムとトレインはどの様に成長していますか?」
「上の双子はそろそろ初級の魔法学院の通学が始まります。下の双子は今は上の双子に付き従っていますがそろそろ自発的に活動的になる年齢でもあるので、執事達にお願いして俺とアレスがいない間の面倒を見てもらっています」
「レクイエルチャイルド、そう神託では4人は言われているのでしたね。ガハランド大陸に暗黒期が訪れる事を予言されているとはいえ、まだ神々はガハランド大陸を見捨てている訳ではないと知れて安心している限りです」
「俺達の子供がレクイエルチャイルドとして覚醒を果たした時に、光を導く者達として成長してくれる事を心から願うばかりです。陛下のお力になれればよいのですが……」
ランスロットとアレスの子供達は神々の神託によりレクイエルチャイルド、そう呼ばれる運命の子供達として神託を受けている。いつの時かガハランド大陸が暗黒期と呼ばれる闇の時代に包まれし時、このレクイエルチャイルド達が光を導きガハランド大陸に平和をもたらさんと言われているのである。
ランスロットとアレスは天使の血を引く人間、その血を受け継いだ子供達もまたレクイエルチャイルドとして覚醒を果たす事も運命なのかもしれない。そして、この子供達がいつかは自分達の意思でティクスを守る事をしてくれる事を願うばかりであった。
「失礼します」
「どうされました?」
「ガーベル様のご命令で城内の設備の点検をしておりました。その点検の結果をお知らせに」
「それでは陛下、俺はそろそろ仕事に戻ります。何かあればお呼び下さい」
「はい、ありがとうございます」
ランスロットはロックの前を辞して玉座の間から管理職の為に新しく増設された部屋に向かう。途中でガルドとロルゾの声が聞こえて振り向くと2人が何やら大量の荷物を運ぶ指示を騎士達にしている様子が中庭に見られていた。
上階からそれを眺めていると妻で妹のアレスもその命令の合間に荷物の検品をしているのが伺えた。この時期だと愛の日が近いので騎士達への市民達からの贈り物だろうとランスロットは考えた。
「ランスロット様」
「ハルウッド。あれは毎年恒例の贈り物か?」
「はい。殆どがランスロット様宛てが多いです」
「引退してもまだ人気があるのは嬉しいが、騎士達の士気にも関わるから断る事も考えておくようにな」
「市民の声を無下には出来ませんよ。それよりもアレス嬢からお聞きしたのですが、最近お身体の調子が悪いとお伺いしております」
「あぁ、少し風邪気味でな。団長職から離れた途端に体調管理が疎かになってしまったツケだ。早めに回復させようと思うよ」
「そうして下さい。ランスロット様の身に何かあればまだ新生騎士団も揺らいでしまいますから」
ハルウッドも頑張っているが、まだ新しい騎士団はランスロットの影響力が大きく関わっている部分もある。だから、今ランスロットの身に何かが起これば簡単に騎士団は揺らぐ事が分かり切っているのである。
ハルウッドと共に贈り物の運び入れを眺めているとローレンスの跡を継いだオルベがアレスのサポートに入るのが見えた。ローレンスは年齢を理由に城勤めを引退して、今ではティクス城下町で個人で占星術師としてひっそりと生活している。
だが、ローレンスも、ランスロットもティクスが緊急事態になった時は力になれるように日頃からまだ鍛えている。それはハルウッド達が頼りないのではない、期待しているからこそまだ支えてやるべき時だと知っているからだ。
その日の仕事を終えたランスロットを迎えに来たのは妻のアレスで、共に下城する事が当たり前になっている夫婦のルーティン。今日もアレスはランスロットの傍から離れようとはしなかった。
「それじゃ中庭の荷物を運び込む作業を見ていてくれたの?」
「あぁ、ハルウッドともその時に話をしていた。ただ、心配もされてしまったが」
「風邪の事伝えていたから、それが心配されたんでしょう? ランスロットも身体は若返っても中身は年なんだから用心しないと」
「帰ったら身体が温まる料理でも頼むか」
「栄養取ってしっかり休めば身体も温まるよ」
アレスと共に馬車に揺られて屋敷に戻って行くランスロットも身体が若々しいのはリーズの副作用で肉体が若返っているだけで、魂は年齢を重ねているのだ。だから普通に免疫力も落ちているし、体力も落ち始めていく。
アレスよりも年齢的に若くはないランスロットは今後は身体を労わる事を考えていく事にする。そして、屋敷に帰宅したランスロットとアレスはエントランスで執事の男性達に温かい食事をお願いしていると階段からバタバタと子供達が降りてくる。
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「おかえりなさい」
「おかえりなさい~」
「ただいま、イシュタル、パーシヴァル、トレイン、リム」
「皆いい子にしていた?」
アレスがリムを抱き上げて問い掛けていると、ランスロットは軽く咳き込む。それを見た執事の男性がすぐに薬を用意してくれた。
子供達も心配そうにしているがアレスが微笑みながら安心させる。そして、それは家族のあるべき姿でもあった。
トレインとパーシヴァルが執事の男性と共にランスロットの部屋に来て、ランスロットから大切な話をされる。それはランスロットの跡を継ぐお話。
「僕かトレインがお父様の跡を継ぐって事ですか?」
「跡ってなぁに?」
「俺の跡を継ぐのは男のお前達だけだからな。跡とは、俺の様にこの家を守り、家族を守っていくって事だ」
トレインは自分なりに必死に理解しようとしているが、パーシヴァルが一番に理解をする。この話が出るという事は目の前にいる父親の真意を知りたいと思った。
「お父様がこのお話をするということは、僕達にその素質があるという事ですか?」
「それもある。だが、お前達は姉達を守りながら自分達の人生を全うしてくれればいい。俺もまだそう簡単に死にはしないが、何が起こるかは分からないからな」
ランスロットも考えてはいたのである。自分の死んだ後の家の事や跡継ぎの事を。
アレスには再婚を勧める気である。そして、レクイエルチャイルドとして覚醒を果たした我が子達を最期の時まで見届ける事は恐らくランスロットは出来ない事を悟ってはいた。
トレインとパーシヴァルが自分達なりに理解してランスロットのいう事をしっかり聞いていた。そして、ランスロットの部屋から出て行く2人と入れ替わりにアレスが入ってくる。
「お話は済んだ?」
「あぁ、パーシヴァルが具体的に理解は出来ているから俺が死んだとしても大丈夫だろう」
「あまり考えたくはないけれど、年齢的にいつ何が起きてもおかしくないから……」
「俺が死んだらアレスは新しい相手を探すようにな」
「嫌」
「どうして?」
「ランスロット以外の誰かを愛する気はありません。私が生涯愛し続けていくのはランスロットだけよ」
「それで後悔はしないか? まだ人生華盛りだろう」
「それでも、私はランスロットだけの妻で女でありたいの。だからこそ私は再婚はしないから安心して?」
「……アレス、ありがとう」
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