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東の大陸へ編
30話「新しい出逢いと再会」
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立ち寄った街のギルドに訪れたハルト達は人の少ないギルドに足を踏み入れて、カウンターの人間に海繋がりの大陸から来た事と黒い刺客について情報を提供しておいた。どうもハルト達をハンターだとは思わなかった受付の人間が焦りながらも訪れた理由がランクアップであるのを聞いてしっかり仕事をしようとしているのが伺えた。
この東の大陸では平原などはそう多く無く、山の谷間や森林が多く点在すると言うので地図を買い足すかとアルスと話し込んでいると、ギルドから地図が提供された。ありがたく受け取って眺めていると黒い刺客についてはこの大陸ではよく見られる光景らしいとの情報を得る。
「その魔物はアイドリード。目を探す黒い魔物って意味で呼ばれています。彼らの目が見付かる事は稀なのですが、見付かったら誰でも構わず襲い掛かる厄介な魔物ですね」
「僕らのいた大陸では見掛けた事ないですね。こちらの大陸特有の魔物ですか?」
「そうだと思われます。なにせこの大陸は神々の加護を受けないで誕生した大陸ですので未知なる魔物が多く存在するのも仕方ないかと思います」
「神々の加護を受けないで誕生した大陸……ねぇ」
「どうしたのアルス?」
「いや、なんでもねぇ」
ハルトの手から地図を借りて眺めているアルスを置いて、ハルトはヘリオス国とオベールゾ国の間にあるガルゾール街道についても情報を求めてもらっていた。その2人に近付く1組の人影にアルスが先に気付き、顔を上げて相手を確認するとアルスは少し驚いた声で相手の名を口にする。
「シルバ……?」
「やはりアルスか。久々だな」
「なんでアンタがこの大陸にいるんだ? ガルガルの命令か?」
「いや、個人的な理由で来ている。君は旅の途中か?」
「あ? あぁ、正妻がハンターなんでそのハンターランクの上げる為の調査に同行中なのさ」
「風の噂では君の奥方は例の守護者の片鱗を見せているって聞いたが……君の妻なら納得だ」
「どういう意味だ」
「そのままの意味さ。なら俺も紹介しておいたがいいだろうな。アマンダ」
「こんにちは」
「……もしかして」
「そのもしかしてだ。君と同じ理由だよ」
アルスが話し込んでいるのに気付いたハルトが隣に来ると2人を紹介してくる。そしてシルバのパートナーが自分と同じハンターである事を知らされてハルトはある人物について聞いてみる。
アルスも当然の様にハルトが聞いている人物については話を知っているので嫉妬はしないが、得れたらいいな的な立ち位置で話を聞いている。ハルトは守護者になる前にどうしても再会を果たしておきたい人物が1人いるのである。
「あの、ハンターなら横の繋がりが広いと思うんで聞くんですが……漆黒の天使と呼ばれているハンターのアレスさんをご存知ありませんか?」
「あら、彼女の知り合いなの? 私は最近まで彼女のパートナーさんと一緒だったけれど」
「パートナーと? アレスさん、結婚したのか」
「アルスは知っているのかい? その漆黒の天使さんを」
「外見とかは知らねぇけれど、ハルトがずっと探しているハンターだってのは聞いている」
「彼女ならこの先にあるエゾッフェって言う街に住んでいるそうだけれど。ハンター業からは抜けたとは聞いているわ」
「ありがとうございます。僕は先に宿屋に戻るからアルスはごゆっくり」
「ハルト……、シルバ、お前も幸せにな。俺は妻をほっとけないから行くわ」
「あぁ、君にダラズ神の加護があらんことを」
ハルトの足で追い付くのは容易くない、アルスも付き合いだしてから知ったがハルトは何も考えてない時は遅いのに考え込むと足が早い。現にもうギルドから離れて宿屋に着いてもおかしくない早さで歩いている。
アルスがハルトの左手を絡み取るとハルトはハッとして隣に来たアルスを見下ろす。アルスは若干息が上がっているがすぐに整えてハルトを見上げて見つめる。
言わないと分からない事だって2人にも当然あるが、ハルトがこんなに思い詰めているのもアルスは理解している。それだけアレスというハンターがハルトの人生で大きな存在なのを知っているのだから。
並んで歩き始めた2人に会話はない、でも、歩調を合わせているので逸れる心配もない。そんな2人が宿屋に戻るとハルトはアルスに小さな声で「ごめん」と言って俯く。
「いいさ。ハルトがそれだけショックだったのは分かるつもりだし」
「……会える距離にいるのが分かってこれだから、会ったらどうなるんだろう僕……」
「今でも、そのアレスを想っている?」
「そんな事はない。ただ、あの時のお礼を僕は言えるのかなって……」
「素直にありがとうさえ言えればいいんじゃねぇかな。繕うって事をしなくてもハルトの気持ちは分かると思うが……」
「怖い……」
「ハルト」
「アルスっ」
アルスはハルトを優しく抱き締めて頬や額に口付けを落としていく、少しでも落ち着くようにと願いを込めて。アルスが落ち着かせてくれようとしているのにハルトの内心はアルスへの謝罪が沢山だった。
アルスと出逢う前、そうハルトがこのアルガスト大陸に来た頃に世話を焼いてくれたハンターがいる。親子だと思われていた2人組で幼いハルトに生き抜く術を教え込んだハンター達。
そのハンターがアレスで、もう1人がアルフと言うハンターであった。2人は外見から歳の差のある親子ハンターだとハルトは勝手に思っていたが、実際は違ったのを思い出す。
ハルトが一人立ちする前にアルフはアレスの手により殺害、理由は分からないがハルトを連れてアレスはアルフの家を出て行った。一人立ちする時に聞かされたアルフの本性にハルトは一時的に人間不信になったのは仕方ない。
アルフは子供達を丸々と太らせた後に殺害し、臓器や手足をバラバラにして売り捌く闇売人をしていたのだとアレスから聞かされて怯えてしまう。そんなハルトにアレスは優しく髪を撫でながら告げた。
『ハルトが心から安心出来る人と幸せになる為にも、人を見る目だけはしっかり磨きなさい』
その言葉を今でも守っているハルトにとってアレスは母の様な人であり、ハンターの師匠と思っている。でも、ハルトと別れたアレスの行方はバッサリ無くなり15年が経過した今でも探していた。
それが再会が叶う場所にまで来ていると知ったハルトが不安定になるのはアルスは受け入れて支える気でいた。ハルトがここまで生き延びれたのはそのアレスってハンターの言葉があったからだ。
初恋の相手でもあったらしいアレスに微かに嫉妬した時期もあったが、アルスはハルトにハッキリと言われている。「今の僕が愛しているのはアルスだけだ」と。
「明日には会えるな」
「っ」
「会わなきゃ進めないんだろ? 頑張れ旦那様」
「分かっているんだけれど……怖いよ」
「俺がいる。大丈夫だ」
「アルスっ……ごめん!」
「うわっ!?」
ボフッとアルスをベッドに押し倒したハルトはそのままアルスの胸元に顔を埋めて、不安から来る涙を流した。それだけ不安が強い再会をさせるべきなのか、それはアルスにも答えは見当たらなかった。
翌朝、ハルト達はいよいよアレスがいるというエゾッフェ街に向かう事にした。地図では今の位置から少し離れてはいるが、今日中には到着出来る距離である。
ハルトは沈黙したままルーピンに乗るが、アルスが気合い入れる為に背中を思い切り叩くと咳き込み始めるハルト。そこに気合いを入れたアルスがニッコリ笑って言い切った。
「殺す訳じゃねぇんだし、気楽に構えろや」
「で、でも……」
「まずは挨拶だけはしたいんだろ? なら気軽に行こうぜ?」
「アルスは前向きだね?」
「愛する旦那様の事を守ってくれた相手だしな。ただ、攻撃してくんなら容赦はしねぇよ」
「……ありがとうアルス」
ハルトが優しい微笑みを浮かべたと同時にアルスもルーピンに乗り、大空に浮遊するとエゾッフェ街へ向かって飛び始める。予想じゃ4時間程度の飛行で到着する筈である。
ルーピンも気合いが入っているのだろう、ズンズンスピードを出して飛んでくれているがハルトはアレスがどうして消息を絶ったのかそれが分からないままの再会。それが思った以上の出来事に進展するなんてハルトも考えてはいなかった。
ルーピンが頑張ってくれたお陰でエゾッフェ街には予定より1時間も早く到着して降り立つと、そこは小さな街だった。街の人々は皆が仲良く顔見知りの人達ばかりなのだろう穏やかな雰囲気が流れている街という印象を受ける。
「ここにアレスさんが……」
「まずは宿屋の確保からだな。それから探せばいい」
「あら? お兄さん達外の人かい?」
「あ、はい。人を探してこの街に来たんですけれど、宿屋って何処にありますか?」
「そうかいそうかい。それならこの先にあるガガルイっていう宿屋に行くといいよ。そこが旅人さん向けのサービスが満足に受けれる宿屋だからね」
「ありがとうなお姉さん」
「いいって。エゾッフェ街にようこそ若い旅人さん達!」
街の女性から教えてもらった宿屋に行くとすぐにルーピンの分も部屋を用意してもらえた。そこで一先ず休憩してからアレスを探しに行こうという事になって休んでいる2人はそれぞれが抱えている不安を明かす事はしなかった。
ハルトが離れて行くんじゃないか? そう不安になるアルス。ハルトはアレスが以前の様な優しさを持っているかは分からないという不安を抱えて部屋の中で休んでいた。
再会がもたらすハルトが過去を知る事が出来るまで、後少し――――。
この東の大陸では平原などはそう多く無く、山の谷間や森林が多く点在すると言うので地図を買い足すかとアルスと話し込んでいると、ギルドから地図が提供された。ありがたく受け取って眺めていると黒い刺客についてはこの大陸ではよく見られる光景らしいとの情報を得る。
「その魔物はアイドリード。目を探す黒い魔物って意味で呼ばれています。彼らの目が見付かる事は稀なのですが、見付かったら誰でも構わず襲い掛かる厄介な魔物ですね」
「僕らのいた大陸では見掛けた事ないですね。こちらの大陸特有の魔物ですか?」
「そうだと思われます。なにせこの大陸は神々の加護を受けないで誕生した大陸ですので未知なる魔物が多く存在するのも仕方ないかと思います」
「神々の加護を受けないで誕生した大陸……ねぇ」
「どうしたのアルス?」
「いや、なんでもねぇ」
ハルトの手から地図を借りて眺めているアルスを置いて、ハルトはヘリオス国とオベールゾ国の間にあるガルゾール街道についても情報を求めてもらっていた。その2人に近付く1組の人影にアルスが先に気付き、顔を上げて相手を確認するとアルスは少し驚いた声で相手の名を口にする。
「シルバ……?」
「やはりアルスか。久々だな」
「なんでアンタがこの大陸にいるんだ? ガルガルの命令か?」
「いや、個人的な理由で来ている。君は旅の途中か?」
「あ? あぁ、正妻がハンターなんでそのハンターランクの上げる為の調査に同行中なのさ」
「風の噂では君の奥方は例の守護者の片鱗を見せているって聞いたが……君の妻なら納得だ」
「どういう意味だ」
「そのままの意味さ。なら俺も紹介しておいたがいいだろうな。アマンダ」
「こんにちは」
「……もしかして」
「そのもしかしてだ。君と同じ理由だよ」
アルスが話し込んでいるのに気付いたハルトが隣に来ると2人を紹介してくる。そしてシルバのパートナーが自分と同じハンターである事を知らされてハルトはある人物について聞いてみる。
アルスも当然の様にハルトが聞いている人物については話を知っているので嫉妬はしないが、得れたらいいな的な立ち位置で話を聞いている。ハルトは守護者になる前にどうしても再会を果たしておきたい人物が1人いるのである。
「あの、ハンターなら横の繋がりが広いと思うんで聞くんですが……漆黒の天使と呼ばれているハンターのアレスさんをご存知ありませんか?」
「あら、彼女の知り合いなの? 私は最近まで彼女のパートナーさんと一緒だったけれど」
「パートナーと? アレスさん、結婚したのか」
「アルスは知っているのかい? その漆黒の天使さんを」
「外見とかは知らねぇけれど、ハルトがずっと探しているハンターだってのは聞いている」
「彼女ならこの先にあるエゾッフェって言う街に住んでいるそうだけれど。ハンター業からは抜けたとは聞いているわ」
「ありがとうございます。僕は先に宿屋に戻るからアルスはごゆっくり」
「ハルト……、シルバ、お前も幸せにな。俺は妻をほっとけないから行くわ」
「あぁ、君にダラズ神の加護があらんことを」
ハルトの足で追い付くのは容易くない、アルスも付き合いだしてから知ったがハルトは何も考えてない時は遅いのに考え込むと足が早い。現にもうギルドから離れて宿屋に着いてもおかしくない早さで歩いている。
アルスがハルトの左手を絡み取るとハルトはハッとして隣に来たアルスを見下ろす。アルスは若干息が上がっているがすぐに整えてハルトを見上げて見つめる。
言わないと分からない事だって2人にも当然あるが、ハルトがこんなに思い詰めているのもアルスは理解している。それだけアレスというハンターがハルトの人生で大きな存在なのを知っているのだから。
並んで歩き始めた2人に会話はない、でも、歩調を合わせているので逸れる心配もない。そんな2人が宿屋に戻るとハルトはアルスに小さな声で「ごめん」と言って俯く。
「いいさ。ハルトがそれだけショックだったのは分かるつもりだし」
「……会える距離にいるのが分かってこれだから、会ったらどうなるんだろう僕……」
「今でも、そのアレスを想っている?」
「そんな事はない。ただ、あの時のお礼を僕は言えるのかなって……」
「素直にありがとうさえ言えればいいんじゃねぇかな。繕うって事をしなくてもハルトの気持ちは分かると思うが……」
「怖い……」
「ハルト」
「アルスっ」
アルスはハルトを優しく抱き締めて頬や額に口付けを落としていく、少しでも落ち着くようにと願いを込めて。アルスが落ち着かせてくれようとしているのにハルトの内心はアルスへの謝罪が沢山だった。
アルスと出逢う前、そうハルトがこのアルガスト大陸に来た頃に世話を焼いてくれたハンターがいる。親子だと思われていた2人組で幼いハルトに生き抜く術を教え込んだハンター達。
そのハンターがアレスで、もう1人がアルフと言うハンターであった。2人は外見から歳の差のある親子ハンターだとハルトは勝手に思っていたが、実際は違ったのを思い出す。
ハルトが一人立ちする前にアルフはアレスの手により殺害、理由は分からないがハルトを連れてアレスはアルフの家を出て行った。一人立ちする時に聞かされたアルフの本性にハルトは一時的に人間不信になったのは仕方ない。
アルフは子供達を丸々と太らせた後に殺害し、臓器や手足をバラバラにして売り捌く闇売人をしていたのだとアレスから聞かされて怯えてしまう。そんなハルトにアレスは優しく髪を撫でながら告げた。
『ハルトが心から安心出来る人と幸せになる為にも、人を見る目だけはしっかり磨きなさい』
その言葉を今でも守っているハルトにとってアレスは母の様な人であり、ハンターの師匠と思っている。でも、ハルトと別れたアレスの行方はバッサリ無くなり15年が経過した今でも探していた。
それが再会が叶う場所にまで来ていると知ったハルトが不安定になるのはアルスは受け入れて支える気でいた。ハルトがここまで生き延びれたのはそのアレスってハンターの言葉があったからだ。
初恋の相手でもあったらしいアレスに微かに嫉妬した時期もあったが、アルスはハルトにハッキリと言われている。「今の僕が愛しているのはアルスだけだ」と。
「明日には会えるな」
「っ」
「会わなきゃ進めないんだろ? 頑張れ旦那様」
「分かっているんだけれど……怖いよ」
「俺がいる。大丈夫だ」
「アルスっ……ごめん!」
「うわっ!?」
ボフッとアルスをベッドに押し倒したハルトはそのままアルスの胸元に顔を埋めて、不安から来る涙を流した。それだけ不安が強い再会をさせるべきなのか、それはアルスにも答えは見当たらなかった。
翌朝、ハルト達はいよいよアレスがいるというエゾッフェ街に向かう事にした。地図では今の位置から少し離れてはいるが、今日中には到着出来る距離である。
ハルトは沈黙したままルーピンに乗るが、アルスが気合い入れる為に背中を思い切り叩くと咳き込み始めるハルト。そこに気合いを入れたアルスがニッコリ笑って言い切った。
「殺す訳じゃねぇんだし、気楽に構えろや」
「で、でも……」
「まずは挨拶だけはしたいんだろ? なら気軽に行こうぜ?」
「アルスは前向きだね?」
「愛する旦那様の事を守ってくれた相手だしな。ただ、攻撃してくんなら容赦はしねぇよ」
「……ありがとうアルス」
ハルトが優しい微笑みを浮かべたと同時にアルスもルーピンに乗り、大空に浮遊するとエゾッフェ街へ向かって飛び始める。予想じゃ4時間程度の飛行で到着する筈である。
ルーピンも気合いが入っているのだろう、ズンズンスピードを出して飛んでくれているがハルトはアレスがどうして消息を絶ったのかそれが分からないままの再会。それが思った以上の出来事に進展するなんてハルトも考えてはいなかった。
ルーピンが頑張ってくれたお陰でエゾッフェ街には予定より1時間も早く到着して降り立つと、そこは小さな街だった。街の人々は皆が仲良く顔見知りの人達ばかりなのだろう穏やかな雰囲気が流れている街という印象を受ける。
「ここにアレスさんが……」
「まずは宿屋の確保からだな。それから探せばいい」
「あら? お兄さん達外の人かい?」
「あ、はい。人を探してこの街に来たんですけれど、宿屋って何処にありますか?」
「そうかいそうかい。それならこの先にあるガガルイっていう宿屋に行くといいよ。そこが旅人さん向けのサービスが満足に受けれる宿屋だからね」
「ありがとうなお姉さん」
「いいって。エゾッフェ街にようこそ若い旅人さん達!」
街の女性から教えてもらった宿屋に行くとすぐにルーピンの分も部屋を用意してもらえた。そこで一先ず休憩してからアレスを探しに行こうという事になって休んでいる2人はそれぞれが抱えている不安を明かす事はしなかった。
ハルトが離れて行くんじゃないか? そう不安になるアルス。ハルトはアレスが以前の様な優しさを持っているかは分からないという不安を抱えて部屋の中で休んでいた。
再会がもたらすハルトが過去を知る事が出来るまで、後少し――――。
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