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チョココロネを昔尻で潰したときの絶望感はそれはもう……
終わった~
しおりを挟むそして三日間、ずっと自分の魔力を制御するための訓練が行われた
……え?何をしたのかって?…聞かないで
──・──・──
「…もう、魔法の練習に入っても大丈夫ですね」
「ほ、本当に!?やったぁー!」
長かった…(三日間だけ)
「はい、ではこの木を重力魔法を使って浮かせて下さい」
「わ、分かった」
練習の成果をここで見せなきゃね!
「『重力魔法を展開する 浮遊』」
対象 木
使う魔力は小さじ1!
緊張しながら木に触れると…
ズッ…ズズッ
「出来た!キョンシーさん、出来たよ!」
「はい、おめでとうございます」
やった!
思わずガッツポーズしちゃった
「次はどうしますか?」
決まってる!もうずっと我慢してたんだけど…
「お風呂に入りたい!」
「お風呂…ですか?」
もうね、うら若き乙女なのに5日間もお風呂に入ってないのは精神的にも外見的にもズタズタ
近くに湖が合ったから毎日そこで水浴びをしてたけど温かい水に入りたい!石鹸で洗いたい!!
「それなら、街に行くのはどうですか?」
「街?」
「はい、街になら浴場があるので…」
「行こう!キョンシーさん早く!」
お風呂が私を呼んでいる!
「あ、方向が違います。ズズ様反対です」
キョンシーさんの腕を引っ張る、が、ピタッと止まりクルッと回ってさぁ行こう!
──・──・──
「…マスター、少し止まって下さい」
「…分かった」
出発してから20分、突然キョンシーさんは止まると自分の後ろを指しながら私の方を向いてマスターと呼んだ
出発する前にキョンシーさんと呼び名を変える瞬間について話した時に、キョンシーさんがマスターと呼んだときは
私もキョンシーさんの事をキョンシーと呼ぶ、とか笑いかけては駄目、とか…無理なものばっかり約束させられた
だけど、キョンシーさんが頭を下げて言うからしぶしぶ了承した
「…多分、冒険者です。男性が二人、女性も二人…いえ、四人とも子供ですね私達をつけています」
「………」
どうやって分かったんだろう…?
ソッと小さい声で言われた言葉を不思議に思いながらも悩む
うーん、どうすればいいんだろう?また奴隷商人とかかな?でも、女の子もいるんならザレス達じゃないんだよね…
んー…いいや!話しかけちゃえ!
「『空間魔法を展開する 転移』」
多分ここら辺かな?
頭の中で計算しながら転移すると目の前に仲良く私達が居たところを見ている頭が4つ
「お、おい!あいつら消えたぞ!?もしかして転んだんじゃ…」
…勘だけどこの人は弄られキャラだと思う(つまりバカ)
「馬鹿じゃないの!?転んだら見えるわよ!」
この人はツッコミキャラかなぁ
「はぁ、二人とも落ち着いて…多分あの人たちは転移石を使って何処かに転移したんじゃないかな」
おしい!
「ふあ~、……ねぇルミ達が見てた人達ってこの人?」
「あ、良かった…誰も気付いてくれないから私死んだんじゃないかと思いました」
幽霊とか透明人間の気持ちが少しだけ分かった気がする
「「「っ!!??」」」
「えっと…色々聞きたい事があるんですが…」
「……私は眠いからそこの三人に聞い…て…」
「ああ!ルゼ!寝ないで!お願い!」
「…流石ルゼ、こんな状況でも寝れるなんて…」
「え?え??どゆこと?」
「…………」←キョンシーさん
……やばいめんどくさくなってきた…
──・──・──
「…それで、あなた達はどうしてこの森にいたの?それにその人、死隷?しかもどうやって私達の後ろに?他にも…」
「ルミ、ストップ!この人が唖然としてるから!」
「え?あ、ごめんなさい…」
「いえ、私も聞きたい事があるので答えられる範囲であれば答えます」
出来るだけ友好的に…戦いたくないしね
「そう?じゃあ、まずどうしてここにいたのか教えてくれる?」
あれ?そう言えばどう言えばいいんだろ…
一応、フードを被って黒髪は隠してるから転生者ってのはバレてないと思うけど…
うぅ、キョンシーさんに相談したい…!
でも人の前ではあまり話しかけないって言われたからなぁ…
「…すいませんがそれは言えません」
「ふーん…まぁ、いいわ」
え?いいの?自分で言っといて何だけど
「何よ?言えない理由があるんでしょ?ほら、そっちの番よ」
「え?あ、はい。どうして私をつけていたんですか?」
「はぁ?私?何言ってんの?そこにいる人も貴女の仲間じゃ…」
「ルミ、多分この二人は…」
「え?何よ?」
どうやら気付いた様子
これもキョンシーさんと約束した内の1つ
キョンシーさんを人と認識しない、つまり人数にいれないで物として扱う
心が痛い!泣きそうだよ…
「………分かった?ルミ」
「…ええ、分かったわよ」
「話は終わりましたか?」
「ええ、あなたをつけてた理由ね」
凄い不機嫌…あれ?もうこれ友好的な関係じゃなくない?
「そうです」
「別に、フードの二人組がいて怪しいからつけただけよ。もし変な事をしようとしたらギルドに報告しようと思ってね」
「ギルド?」
ギルド!やっぱり生活を安定させるためにはギルドに行かなきゃいけないよね
ああ、でもそしたら魔物を討伐しなきゃいけなくなるよね!?私出来るかな
「……ねえ?次は私の番よ」
「あ、ごめんなさい続けて下さい」
「その人は死隷?貴女の?」
「…はい、私の物ですが何か?」
心が痛い!もうこれは後で土下座して謝ろう
「へえ…」
頭に青筋立ってる人初めてみた
……普通に怖いぃ
「じゃあ、私の番ですね
実はこれは質問というよりお願い何ですが…」
「お願い?」
「はい、これをしてくれるならこの後の質問は全部答えます」
勿論、答えられる答えなら
「どうする?リント」
「うーん、まあまずは内容を聞いてからでいいんじゃないかな…」
「なぁ、俺には聞かねぇのかよ!?」
「「黙ってて(ろ)バカ」」
おお、息ぴったり!
「こほん、それでお願いの内容は何かしら?」
「私もギルド登録したいので出来れば橋渡しをお願いしたいんです。
どうやら四人ともギルドマスターと顔見知りのようなので」
「「「!」」」
ちなみに勘だ
「…どうやって分かったの?」
「勘です」
分かるよ、疑いたい気持ちも分かるよ
でも本当何だから
「……まぁ、いいわ。橋渡しぐらいなら良いわよ
だけどギルドに入れるかどうかは分からないわ」
「大丈夫です」
よし!契約成立!
「(ギルドマスターが入れるわけないわ)それじゃあ質問するわね
まず、どうやって私達の後ろにいったの?」
「空間魔法です、私は空間属性を持っているので」
「「「……はぁ!?」」」
「?」
あれ?もしかして空間属性って珍しい?
「希少属性の中でも5~40000年間持つものがいなかったのに…」
「…あんた、何者だよ」
「すげー」
「それだけですか?聞きたいことは」
そろそろギルドに行きたい!
「…そうね、取り敢えずギルドに行く間に質問しましょうか」
「そうですね」
ナイスな考え!
~〇~〇~〇~〇~
四人のキャラ紹介は次回にしようと思います
ではでは!(* ̄▽ ̄)ノ~~ ♪
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