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第三章
23 子供の発熱って焦る
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トリア大陸の残りの探索と解呪に、3日かかった。
山越えのために少しだけ空を飛び、寝過ぎることもなく過ごせた。
解呪したポイントは、大陸全体で20箇所ほど。
「残りの3大陸は、どうだろうね」
呪術は人間が使うものだから、人間の移動範囲内に散らばってると考えている。
大陸間は通常、船で渡るしかない。一番遠いところだと、1ヶ月はかかる。
わざわざそんな移動をしてまで呪術を使う理由はないはずだけど。
“やはり全て見て回らぬことには、安心しきれぬな”
「同感。でも、少しだけ休憩したい」
“勿論だ。アルハの身が持たぬ”
身体の疲れは無いけど、精神的に参る。
ついこの前まで、ハインやラクと旅をして賑やかだったのが、急に二人きりになったせいか、少し寂しい。
帰りたい、って時に思い浮かべる場所がトイサーチであることに、自分で驚く。
もう日本に帰ることはないって、無意識レベルで理解してるんだなぁ。
「一人旅してる間、どこかに帰りたいって思ったことある?」
ふと思い立って訊いてみると、ヴェイグは少し考えてから、答えてくれた。
“野営の食事がうまく作れなかった時は、直前に寄った宿が恋しかったな”
ヴェイグ、手先は器用だし味覚は僕より繊細なのに、どうして料理だけ壊滅的なんだろう。って、違う違う。
「そういう意味じゃないんだけど」
“感傷的な気分に浸る意味でも、やはり最寄りの町だ。故郷は捨てたつもりで出たからな”
「捨てた、かぁ」
“今は悪くないと思っている。どうした、ニホンが恋しいか?”
「いや、全くそう思わない自分が不思議でさ」
“それだけこちらに馴染んだということだろう”
「そうかなぁ」
二十年間、日本で培ってきた常識や文化、風習は、なかなか抜けきらない。こっちの世界のことはヴェイグが教えてくれて、やっと体裁だけ取り繕ってる状態だ。
“少なくとも、アルハを見て異界人と思う者はいるまい。常識も作法も、完璧に身に着けているからな。足りないのは過ごした時間くらいだろう”
「だといいな」
トリア大陸の殆どを視界に入れられるほど、空高くへ。
「流石にこの距離じゃ目視もスキルも無理だ」
ヴェイグの提案で飛んだはいいものの、予想通り呪術の痕跡は確認できなかった。久しぶりに飛びたかったし、ヴェイグが喜んでくれるからやってみたとこもある。
“そうか。では……このまま転移してみるか”
浮いた状態での魔法の行使は良い実験だ。
早速、右腕だけ交代してヴェイグに魔法を使ってもらう。
足元の地面に浮かび上がる魔法陣は、今回は腰の周りに浮かんだ。地面に描かれてる状態より、輝いていて綺麗だ。
転移も無事に成功。目の前にはもう、自宅がある。
いつもならマリノがすぐに家を飛び出してきて、僕かヴェイグに飛びついてくるのだけど……。
「熱出して寝てる」
気配を探ると、マリノが自室で寝込んでいる。メルノは町からこちらへ戻ってくるところだ。解熱薬を買い求めに行っていたのだろう。
マリノはたまに熱を出す。たいてい一晩眠れば翌日にはけろりとしており、二日目の昼に下がらない時は町のお医者さんが処方してくれる解熱薬を飲む。これまで、それで治らなかったことはない。
「アルハさん、ヴェイグさん、おかえりなさい」
帰ってきたメルノは両手で一つの大きなバケツを持っていた。だいぶ重そうだ。
「ただいま。これ、氷?」
バケツをメルノの手から勝手に受け取りながら尋ねると、メルノの顔が曇った。
「もう3日、熱が下がらなくて」
中のヴェイグがさっと顔色を変える。バケツを持ったまま家の中に入った。
マリノは、はふはふと熱そうな呼吸をしながら眠っていた。額に触れた手に伝わる体温は、かなり高い。
“どう?”
「いつもの熱に見える。しばらく、診させてくれるか」
ヴェイグが慣れた手付きでマリノの身体をあちこち触る。
ヴェイグは自分が治癒魔法を使えるのに、病人は治せないのが嫌で、医学を修めている。
僕の感覚で言えば、内科の先生を名乗れるんじゃないかと思う。
以前、町で咳き込む小さな子に声をかけ、その子の親に何かの薬か、なければ何かの果物を食べさせろと言い、後日その子の親がお礼を言いに来たこともあった。ずっと止まらなかった咳が止まったとか。
……全部、僕の手柄になってしまったのが心苦しい出来事だった。
僕もヴェイグに少しずつ教わっているけど、お医者さんになれるほど頭は良くない。こうして誰かを診察するなんて、以ての外だ。
しばらくして、ヴェイグがマリノから手を離して、顎に手を当てた。考え込む時のポーズだ。
「病気でもなさそうだ。だとすれば……端的に言えば、俺の手に負えない」
“えっ!?”
「そんな……」
部屋に入ってきていたメルノが、真っ青になる。
「治らないという意味ではない。すまん、言い方が悪かった。落ち着け。アルハ、頼む」
メルノがその場に座り込んでしまったのを、任された。
「メルノ、大丈夫だって。ほら、立てる?」
「は、はい……すみません、びっくりして……」
「ヴェイグも言い方が悪かったって。こっち座ってて。何か飲む?」
椅子に座らせ、お茶を淹れて飲ませて、ようやくメルノの顔色はもとに戻った。
「すみません、お二人とも帰宅したばかりなのに」
「俺もすまなかった。一から説明する」
マリノは子供としても、冒険者としても魔力量が多い。そういう子供は時折、魔力の循環がうまくできず、体内に滞留させて熱を出してしまう。
今回も似たような現象だけど、マリノは更に他の魔法使いと違う。旅の間でも数人しか見たことのない、精霊召喚魔法使いだ。
「精霊達が、マリノに何かしているようだ」
「精霊……」
ヴェイグは精霊召喚魔法を使わない。本人曰く、精霊に好かれていないとか。
そんな状態で喚んでも、最悪こちらの言うことを聞いてくれないそうだ。
「どうすればいいでしょうか」
「俺では手に負えぬが、アルハなら、行けるかもしれん」
“僕?”
行くってどこへ? ていうか、ヴェイグの手に負えないなら僕はもっと無理では。
困惑していると後ろから、服の裾をくい、と引っ張られた。
後ろにいるのは、眠っているマリノだ。
「マリノ?」
ヴェイグが気づいて声をかけると、マリノが薄っすらと目を開けた。
「べーにぃ、おかえり」
「戻ったぞ。俺にできることはあるか?」
「うん。べーにぃで……」
ほとんどうわ言のようなマリノの言葉に、ヴェイグが眉をしかめた。
「俺で?」
マリノの手が服から離れて、ヴェイグに手を伸ばす。それを握ると、マリノは目を閉じた。
「俺でいいとは、一体」
ヴェイグの台詞をメルノが全て聞き取れたかどうか。
気がついたら、僕とヴェイグはカラフルな靄の中に立っていた。
山越えのために少しだけ空を飛び、寝過ぎることもなく過ごせた。
解呪したポイントは、大陸全体で20箇所ほど。
「残りの3大陸は、どうだろうね」
呪術は人間が使うものだから、人間の移動範囲内に散らばってると考えている。
大陸間は通常、船で渡るしかない。一番遠いところだと、1ヶ月はかかる。
わざわざそんな移動をしてまで呪術を使う理由はないはずだけど。
“やはり全て見て回らぬことには、安心しきれぬな”
「同感。でも、少しだけ休憩したい」
“勿論だ。アルハの身が持たぬ”
身体の疲れは無いけど、精神的に参る。
ついこの前まで、ハインやラクと旅をして賑やかだったのが、急に二人きりになったせいか、少し寂しい。
帰りたい、って時に思い浮かべる場所がトイサーチであることに、自分で驚く。
もう日本に帰ることはないって、無意識レベルで理解してるんだなぁ。
「一人旅してる間、どこかに帰りたいって思ったことある?」
ふと思い立って訊いてみると、ヴェイグは少し考えてから、答えてくれた。
“野営の食事がうまく作れなかった時は、直前に寄った宿が恋しかったな”
ヴェイグ、手先は器用だし味覚は僕より繊細なのに、どうして料理だけ壊滅的なんだろう。って、違う違う。
「そういう意味じゃないんだけど」
“感傷的な気分に浸る意味でも、やはり最寄りの町だ。故郷は捨てたつもりで出たからな”
「捨てた、かぁ」
“今は悪くないと思っている。どうした、ニホンが恋しいか?”
「いや、全くそう思わない自分が不思議でさ」
“それだけこちらに馴染んだということだろう”
「そうかなぁ」
二十年間、日本で培ってきた常識や文化、風習は、なかなか抜けきらない。こっちの世界のことはヴェイグが教えてくれて、やっと体裁だけ取り繕ってる状態だ。
“少なくとも、アルハを見て異界人と思う者はいるまい。常識も作法も、完璧に身に着けているからな。足りないのは過ごした時間くらいだろう”
「だといいな」
トリア大陸の殆どを視界に入れられるほど、空高くへ。
「流石にこの距離じゃ目視もスキルも無理だ」
ヴェイグの提案で飛んだはいいものの、予想通り呪術の痕跡は確認できなかった。久しぶりに飛びたかったし、ヴェイグが喜んでくれるからやってみたとこもある。
“そうか。では……このまま転移してみるか”
浮いた状態での魔法の行使は良い実験だ。
早速、右腕だけ交代してヴェイグに魔法を使ってもらう。
足元の地面に浮かび上がる魔法陣は、今回は腰の周りに浮かんだ。地面に描かれてる状態より、輝いていて綺麗だ。
転移も無事に成功。目の前にはもう、自宅がある。
いつもならマリノがすぐに家を飛び出してきて、僕かヴェイグに飛びついてくるのだけど……。
「熱出して寝てる」
気配を探ると、マリノが自室で寝込んでいる。メルノは町からこちらへ戻ってくるところだ。解熱薬を買い求めに行っていたのだろう。
マリノはたまに熱を出す。たいてい一晩眠れば翌日にはけろりとしており、二日目の昼に下がらない時は町のお医者さんが処方してくれる解熱薬を飲む。これまで、それで治らなかったことはない。
「アルハさん、ヴェイグさん、おかえりなさい」
帰ってきたメルノは両手で一つの大きなバケツを持っていた。だいぶ重そうだ。
「ただいま。これ、氷?」
バケツをメルノの手から勝手に受け取りながら尋ねると、メルノの顔が曇った。
「もう3日、熱が下がらなくて」
中のヴェイグがさっと顔色を変える。バケツを持ったまま家の中に入った。
マリノは、はふはふと熱そうな呼吸をしながら眠っていた。額に触れた手に伝わる体温は、かなり高い。
“どう?”
「いつもの熱に見える。しばらく、診させてくれるか」
ヴェイグが慣れた手付きでマリノの身体をあちこち触る。
ヴェイグは自分が治癒魔法を使えるのに、病人は治せないのが嫌で、医学を修めている。
僕の感覚で言えば、内科の先生を名乗れるんじゃないかと思う。
以前、町で咳き込む小さな子に声をかけ、その子の親に何かの薬か、なければ何かの果物を食べさせろと言い、後日その子の親がお礼を言いに来たこともあった。ずっと止まらなかった咳が止まったとか。
……全部、僕の手柄になってしまったのが心苦しい出来事だった。
僕もヴェイグに少しずつ教わっているけど、お医者さんになれるほど頭は良くない。こうして誰かを診察するなんて、以ての外だ。
しばらくして、ヴェイグがマリノから手を離して、顎に手を当てた。考え込む時のポーズだ。
「病気でもなさそうだ。だとすれば……端的に言えば、俺の手に負えない」
“えっ!?”
「そんな……」
部屋に入ってきていたメルノが、真っ青になる。
「治らないという意味ではない。すまん、言い方が悪かった。落ち着け。アルハ、頼む」
メルノがその場に座り込んでしまったのを、任された。
「メルノ、大丈夫だって。ほら、立てる?」
「は、はい……すみません、びっくりして……」
「ヴェイグも言い方が悪かったって。こっち座ってて。何か飲む?」
椅子に座らせ、お茶を淹れて飲ませて、ようやくメルノの顔色はもとに戻った。
「すみません、お二人とも帰宅したばかりなのに」
「俺もすまなかった。一から説明する」
マリノは子供としても、冒険者としても魔力量が多い。そういう子供は時折、魔力の循環がうまくできず、体内に滞留させて熱を出してしまう。
今回も似たような現象だけど、マリノは更に他の魔法使いと違う。旅の間でも数人しか見たことのない、精霊召喚魔法使いだ。
「精霊達が、マリノに何かしているようだ」
「精霊……」
ヴェイグは精霊召喚魔法を使わない。本人曰く、精霊に好かれていないとか。
そんな状態で喚んでも、最悪こちらの言うことを聞いてくれないそうだ。
「どうすればいいでしょうか」
「俺では手に負えぬが、アルハなら、行けるかもしれん」
“僕?”
行くってどこへ? ていうか、ヴェイグの手に負えないなら僕はもっと無理では。
困惑していると後ろから、服の裾をくい、と引っ張られた。
後ろにいるのは、眠っているマリノだ。
「マリノ?」
ヴェイグが気づいて声をかけると、マリノが薄っすらと目を開けた。
「べーにぃ、おかえり」
「戻ったぞ。俺にできることはあるか?」
「うん。べーにぃで……」
ほとんどうわ言のようなマリノの言葉に、ヴェイグが眉をしかめた。
「俺で?」
マリノの手が服から離れて、ヴェイグに手を伸ばす。それを握ると、マリノは目を閉じた。
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