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第四章
37 ディセルブの地
全身に、息ができないほどの圧力が掛かって、すぐに去ったと思ったら怪我が癒えていた。魔法の光を放っているのは右腕だ。
「ヴェイグ、ありがとう」
右腕の主に感謝を言うと、アルハが安心したような笑みを浮かべた。
「立てる? あ、やっぱりいいや。休んでて」
僕を支えてくれていた腕から離れると、情けないことに立てなかった。そのまましゃがみこんでしまう。
この間、白虎はどうしてたかというと、僕らを遠巻きにして微動だにしていなかった。
「アルハ、白虎に何かした?」
「[威圧]しといた。全部きっちり討伐しておくから、少しここにいて」
右腕が動くと、僕の周囲を半球状の膜が覆った。多分、魔法の結界だ。
「さて、と」
白虎の方を向いたアルハが、どんな表情をしてるかは解らなかった。
でも。
「ラクの言う通り、ここで黒竜が斃れたんだろうね。竜の力が反応してる」
あのアルハが、魔物と相対して、嫌そうどころか感情が感じられない。
もしかして、滅茶苦茶怒ってる?
アルハが来てくれたら一瞬で終わる、っていうのは誇張じゃなく、事実だ。
目の前に雷が落ちたのかと思うくらい大きな破裂音がして、思わず目を閉じてしまった。
その次には、白虎の数が半分くらいに減っていて、居たはずの地面が黒く焦げていた。
残りの白虎は、それでも動けないみたいだ。威圧ってすごい。
アルハは全身に紫電を纏っていて、こんな時に使う言葉じゃないかもしれないけど、神秘的だ。
……人間って紫電を纏えるものなの? さっき竜の力とか言ってたけど、アルハは一体何を得たの?
僕の目標、底なしに強くなってるんですけど?
あまりに現実離れした現実からやや逃避しているうちに、白虎は一匹残らず殲滅されていた。
いつもならスキルで刀っていう武器を創るのに、今日は持っていない。
アルハは殆ど動いてなかった。どうやって白虎を倒したんだろう。ちゃんと見ておけばよかった。
数秒、アルハはその場に留まって、何かを探るような仕草をしていた。それが終わると、紫電を消して、僕に手を差し出した。表情は、いつものアルハだ。
「もう居ないと思うけど、念の為にこのあたりを偵察してくるよ。動ける?」
手を取って引き上げてもらい、立ち上がると、歩くのも走るのも問題なさそうに思えた。
「じゃあ、タルダさんによろしく」
そう言って、アルハはあっという間に去ってしまった。
「アルハにお礼言えてない」
僕のつぶやきは、誰にも届かなかった。
◆◆◆
“どこへ向かっている?”
「わからない」
白虎は全部倒した。近隣に、強い魔物の気配はない。
イーシオンと一緒にディセルブの城へ戻ってもよかった。
黒竜のことを意識したら、身体が勝手に動いていた。
ヴェイグも、僕が感じてる“何か”に気づいたらしく、後は何も言ってこなくなった。
ディセルブ城からまっすぐ北へ進み、平らな場所にたどり着く。
呪術の痕跡を解呪して回っていた時に、一度だけ通ったことのある場所だ。
あの時は気付かなかったけど、この辺り一帯だけおかしい。
半径数キロメートルに渡って草一本生えていない。地面も、湿潤なディセルブ地方にしては異様なほど乾いている。気温が高く、湿度が低い。ここだけ砂漠になりかけているみたいだ。
そこでしばらく待った。何が起きるのかわからないけど、待たなきゃいけなかった。
三十分くらい経った頃、ヴェイグに無限倉庫から大剣を出してほしいと頼まれた。
大剣は、ヴェイグが昔共に旅をした恩人で、僕の高祖父でもあるミツハが遺したものだ。
この世界で目覚めた時、柄を握ろうとしてヴェイグに止められたことを思い出しながら、大剣を鞘から引き抜いた。
“これは……”
大剣は、ボロボロに朽ち果てていた。ヴェイグの反応を見るに、前はこうじゃなかったんだろう。
目の前に掲げていると、大剣から靄のようなものが立ち上り、徐々に人の形を取った。
壮年に見える、黒髪黒目の男性だ。
“ミツハ”
この人が、僕のひいひいじいさんか。確かに、あまり似てない、のかな。自分じゃよくわからないや。
「何から話せばいいかわからんから、思いついた順に言うことにする」
半透明で宙に浮かぶミツハから、しっかりした声が聞こえてきた。
「この大剣は、今これを見てる場所へ持ってきて暫く経つと、魔法の杖や剣といった役割をやめて、俺の言葉を再生するようにしといた。ヴェイグって小僧に託したが、これを見てるのが俺の子孫であることを祈る。違ったら、すまん。俺と同じ出生地不明で黒髪黒目のやつに、俺の話を伝えてくれると助かる」
軽い口調でミツハが喋る。なんとなくふわふわした印象で、自分の先祖ながら、責任感が薄そうだ。
「まず、俺の血筋の話をしようか。俺の何代か前の先祖は、この世界の住人だ。そいつ本人は、最期は竜と化して魔力の欠片を遺した。問題はその後だ。その子孫のうちの一人がどういうわけか、日本へ転移したんだ」
僕の先祖、もともとこっちの人間だったのか。竜は、例の黒竜のことだろうな。
「日本へ転移したやつの子孫が俺だ。こっちへ飛ばされるまで、知らなかったがな。だが言われて納得したよ。人間離れした知恵や商才で、一大財閥を築き上げたんだからな。ま、性根も人間離れしたのが何人か出ちまってたが」
「それでか」
納得が、思わず口をついて出た。
「こっちに転移させられる子孫は、その中でもかなりまともなヤツで……そうだな、俺に似た色男で、心優しくて、仲間を大事にする人情家だろう」
真面目に話を聞いてたヴェイグが”ふっ”と吹き出した。僕も一瞬気が遠くなった。
「そんで、日本じゃ酷い目に遭ったはずだ。悪いな、先祖の業を押し付けちまって」
ミツハは本当に申し訳無さそうに、頭を下げた。
「先祖の業だが、まだ終わっちゃいないんだ。俺の代で始末をつけたかったが、時間が足りなかった。だから、お前の手で、終わらせてやってくれ。これが届く頃、この世界の呪いの大元が上に現れるだろうよ」
「上?」
僕もヴェイグも、ふっと上を見上げる。この上にあるものといえば……。
視線を戻すと、ミツハは見計らったように話を続けた。
「俺の血筋のやつが、世界をあっちこっち転移する理由はよくわからん。俺も理不尽だと思う。だが身に余るほどの力は授かる。どう足掻いても、ここで暮らすしかないなら、気に入らないものは片っ端から潰してやれ。そのくらい、許されるだろう」
“そうだな”
物騒な台詞に、ヴェイグが深く頷いた。
これまで散々、力にモノを言わせてきた僕には何も言えない。
「よし、必要なことは大体言えた。じゃあ、達者でな」
ミツハの幻は片手を上げた姿勢のまま、スッと消えた。
「ヴェイグ、ありがとう」
右腕の主に感謝を言うと、アルハが安心したような笑みを浮かべた。
「立てる? あ、やっぱりいいや。休んでて」
僕を支えてくれていた腕から離れると、情けないことに立てなかった。そのまましゃがみこんでしまう。
この間、白虎はどうしてたかというと、僕らを遠巻きにして微動だにしていなかった。
「アルハ、白虎に何かした?」
「[威圧]しといた。全部きっちり討伐しておくから、少しここにいて」
右腕が動くと、僕の周囲を半球状の膜が覆った。多分、魔法の結界だ。
「さて、と」
白虎の方を向いたアルハが、どんな表情をしてるかは解らなかった。
でも。
「ラクの言う通り、ここで黒竜が斃れたんだろうね。竜の力が反応してる」
あのアルハが、魔物と相対して、嫌そうどころか感情が感じられない。
もしかして、滅茶苦茶怒ってる?
アルハが来てくれたら一瞬で終わる、っていうのは誇張じゃなく、事実だ。
目の前に雷が落ちたのかと思うくらい大きな破裂音がして、思わず目を閉じてしまった。
その次には、白虎の数が半分くらいに減っていて、居たはずの地面が黒く焦げていた。
残りの白虎は、それでも動けないみたいだ。威圧ってすごい。
アルハは全身に紫電を纏っていて、こんな時に使う言葉じゃないかもしれないけど、神秘的だ。
……人間って紫電を纏えるものなの? さっき竜の力とか言ってたけど、アルハは一体何を得たの?
僕の目標、底なしに強くなってるんですけど?
あまりに現実離れした現実からやや逃避しているうちに、白虎は一匹残らず殲滅されていた。
いつもならスキルで刀っていう武器を創るのに、今日は持っていない。
アルハは殆ど動いてなかった。どうやって白虎を倒したんだろう。ちゃんと見ておけばよかった。
数秒、アルハはその場に留まって、何かを探るような仕草をしていた。それが終わると、紫電を消して、僕に手を差し出した。表情は、いつものアルハだ。
「もう居ないと思うけど、念の為にこのあたりを偵察してくるよ。動ける?」
手を取って引き上げてもらい、立ち上がると、歩くのも走るのも問題なさそうに思えた。
「じゃあ、タルダさんによろしく」
そう言って、アルハはあっという間に去ってしまった。
「アルハにお礼言えてない」
僕のつぶやきは、誰にも届かなかった。
◆◆◆
“どこへ向かっている?”
「わからない」
白虎は全部倒した。近隣に、強い魔物の気配はない。
イーシオンと一緒にディセルブの城へ戻ってもよかった。
黒竜のことを意識したら、身体が勝手に動いていた。
ヴェイグも、僕が感じてる“何か”に気づいたらしく、後は何も言ってこなくなった。
ディセルブ城からまっすぐ北へ進み、平らな場所にたどり着く。
呪術の痕跡を解呪して回っていた時に、一度だけ通ったことのある場所だ。
あの時は気付かなかったけど、この辺り一帯だけおかしい。
半径数キロメートルに渡って草一本生えていない。地面も、湿潤なディセルブ地方にしては異様なほど乾いている。気温が高く、湿度が低い。ここだけ砂漠になりかけているみたいだ。
そこでしばらく待った。何が起きるのかわからないけど、待たなきゃいけなかった。
三十分くらい経った頃、ヴェイグに無限倉庫から大剣を出してほしいと頼まれた。
大剣は、ヴェイグが昔共に旅をした恩人で、僕の高祖父でもあるミツハが遺したものだ。
この世界で目覚めた時、柄を握ろうとしてヴェイグに止められたことを思い出しながら、大剣を鞘から引き抜いた。
“これは……”
大剣は、ボロボロに朽ち果てていた。ヴェイグの反応を見るに、前はこうじゃなかったんだろう。
目の前に掲げていると、大剣から靄のようなものが立ち上り、徐々に人の形を取った。
壮年に見える、黒髪黒目の男性だ。
“ミツハ”
この人が、僕のひいひいじいさんか。確かに、あまり似てない、のかな。自分じゃよくわからないや。
「何から話せばいいかわからんから、思いついた順に言うことにする」
半透明で宙に浮かぶミツハから、しっかりした声が聞こえてきた。
「この大剣は、今これを見てる場所へ持ってきて暫く経つと、魔法の杖や剣といった役割をやめて、俺の言葉を再生するようにしといた。ヴェイグって小僧に託したが、これを見てるのが俺の子孫であることを祈る。違ったら、すまん。俺と同じ出生地不明で黒髪黒目のやつに、俺の話を伝えてくれると助かる」
軽い口調でミツハが喋る。なんとなくふわふわした印象で、自分の先祖ながら、責任感が薄そうだ。
「まず、俺の血筋の話をしようか。俺の何代か前の先祖は、この世界の住人だ。そいつ本人は、最期は竜と化して魔力の欠片を遺した。問題はその後だ。その子孫のうちの一人がどういうわけか、日本へ転移したんだ」
僕の先祖、もともとこっちの人間だったのか。竜は、例の黒竜のことだろうな。
「日本へ転移したやつの子孫が俺だ。こっちへ飛ばされるまで、知らなかったがな。だが言われて納得したよ。人間離れした知恵や商才で、一大財閥を築き上げたんだからな。ま、性根も人間離れしたのが何人か出ちまってたが」
「それでか」
納得が、思わず口をついて出た。
「こっちに転移させられる子孫は、その中でもかなりまともなヤツで……そうだな、俺に似た色男で、心優しくて、仲間を大事にする人情家だろう」
真面目に話を聞いてたヴェイグが”ふっ”と吹き出した。僕も一瞬気が遠くなった。
「そんで、日本じゃ酷い目に遭ったはずだ。悪いな、先祖の業を押し付けちまって」
ミツハは本当に申し訳無さそうに、頭を下げた。
「先祖の業だが、まだ終わっちゃいないんだ。俺の代で始末をつけたかったが、時間が足りなかった。だから、お前の手で、終わらせてやってくれ。これが届く頃、この世界の呪いの大元が上に現れるだろうよ」
「上?」
僕もヴェイグも、ふっと上を見上げる。この上にあるものといえば……。
視線を戻すと、ミツハは見計らったように話を続けた。
「俺の血筋のやつが、世界をあっちこっち転移する理由はよくわからん。俺も理不尽だと思う。だが身に余るほどの力は授かる。どう足掻いても、ここで暮らすしかないなら、気に入らないものは片っ端から潰してやれ。そのくらい、許されるだろう」
“そうだな”
物騒な台詞に、ヴェイグが深く頷いた。
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