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第二章 送っていく学校生活

第13話 いまさら挿入授業

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 えへへ。えへへへ。

 おっと失礼。書き始めから筆が乱れてしまいました。申し訳ありません。それほど恋愛初心者たちの日々が尊く愛おしいものであるとお考え下さると助かります。それでは今回もお楽しみください。


 俺・立花幸太と相部屋の原田友香さんは正式に交際を始めた。俺にとっては勿論だが、原田さんにとっても初めての恋人だと言うことで若干、いやかなり戸惑ってしまった。

 もともと高校では性行為に関することしか学んでない様な俺達が恋人初日を何に費やしたかは日の目を見るよりも明らかな話である。

 既に結合は何度も行っていたが、いわゆる初夜とか言われる儀式に値する回は今までに感じたことも無いような緊張に包まれてしまった。

 あと、分かりやすい変化もあった。呼び方についてだ。せっかく恋人になったんだから今までどおり名字+くん(さん)で呼び合っていたのでは実感が湧いてこない。

 そこで、まずは二人きりのときには名前で呼び合うことに決めてみた。蓮や涼悟にはまだ説明できていないので今は取り敢えず二人の時だけと言うことになった。

 俺は原田さんのことを友香、友香は俺のことを幸太と呼ぶことに一応はなった。とはいえお互いまだ緊張や恥ずかしさに慣れていないため、当分は敬称がついたり名字で呼んだりしてしまいそうだ。


 俺と友香の間には以上のような変化が見られる間にも、学校の授業はどんどん進んでいた。

 旧石器時代の実習の後には「男性器、女性器に関する知識を学ぶ授業」や「手コキ・手マン、フェラ・クンニなどの前戯を行う授業」などが行われた。

 既に全員が童貞処女を卒業している俺たちにこんな授業をする意味が分からないが、何か必要があるからこの授業をしているのだと思いたい。

 そして今日の授業ではいよいよ挿入とその後の行為についての授業が行われる。今更授業の最高峰だと思う。

 ただ、今まで自己流でセックスを楽しんできた高校生たちにとって、正しいセックスを学ぶ機会を得ることができたのは大きな価値があるのかも知れない。

 志水先生の指示を受けて全裸になった40人の生徒たちが床の上に体育座りしている。もともとあった机と椅子は廊下に押し出されその代わりに薄いマットレスが敷かれている。

 教卓も取り払われていてシングルベッドが設置されている。そこにはこちらもまたまた全裸の志水先生と愛岡先生の二人が座っている。

「それでは今日は事前に連絡していたとおり、実際に挿入する授業をしたいと思います。まずはじめに先生たちが見本を見せますので見ていてください。」

 志水先生が言い終えるとすぐに愛岡先生がまだ幼い志水先生のご子息に飛びかかりフェラチオを始めた。自他ともに認める自慢の超絶なテクニックによって美チンコはあっという間に体制を整えて起立をした。

 本当に1分もかからずに起こった出来事を目の当たりにして、主に男子生徒たちが唖然としている。蓮なんかは体育座りを崩し身を乗り出すくらい驚いている。

 勃起を完了させた愛岡先生は志水先生のエスコートを受けながら優しくベッドの上で仰向けになった。横から見ると先生のスタイルの良さが一層引き立てられる。

「もうみんな分かってると思うけど、セックスをするときにいきなり挿入しないようにしてください。十分にマンコを潤して、ほぐしてから挿入するようにしてください。」

 そう言うやいなや志水先生は自らの右手を愛岡先生のオマンコに優しく添えた。一見見ているだけだとこれだけの事であるが、これが志水先生の最大の武器・神の手振動ゴッド・ハンド・バイブレーションである。

 初めはただ手をアソコ当てているだけの様に見える、感じる物だが実際始まると微電流のような細かい刺激が女性側に伝う。それが性器官全体に広がることによって結果として他の愛撫に比べて圧倒的に短い時間でマンコをぐしゃぐしゃにする事が可能なわけである。

 事実今回も30秒ほど当てているうちに愛岡先生の膣内は愛液で充満し、ペニスの受け入れ体制を完了させたのである。生徒たちにとっては原理の分からない神業の連続で目を丸くして見ているが、先生たちはその様子を見て楽しんでいるようにも感じられた。

 十分に湿らせた愛岡先生のマンコに志水先生の人差し指がゆっくりと飲み込まれていく。外から見て濡れているように見えてもしっかり指を入れて確認するようにと志水先生から注意があった。

 マンコの濡れ具合のチェックも済んで、いよいよ結合に移ろうとしている。

「今回は社会経験の一つとして男子生徒はコンドームを着用してセックスしてください。」

 志水先生がゴムが入ったカゴを指差して言う。現在コンドームや避妊用ピルは「少子化対策協力税」という税金がかけられて2020年代比で5倍近くの値段がついてしまっている。そのため現代のカップルたちは金銭的余裕のなさから生セックスを楽しんでいる、らしい。俺も見たことはあるが実際につけたことはない。

 愛岡先生が袋を開けて志水先生の巨棒に丁寧にゴムを装着させる。ピ、ピとゴムの伸びる音や竿と当たる音が生徒たちには新鮮な刺激を与えた。

「それでは挿入していこうと思います。アナルと間違えないように気をつけて、ゆっくり挿れていきます。」

 洪水警報の発令された膣内ではペニスという潜水艦がスムーズに移動することができる。今までに何度となく挿入してきた、されてきた二人は一度も止まることなく完全に密着した。

「まず無理の無いところまで挿れてみましょう。そしたら約1分ほどそのまま待ちます。この間にはキスやおっぱいを触りましょう。」

 「マンコにチンコの形を慣らすため」という重要な説明がかけていたが志水先生は気づかずに愛岡先生のおっぱいをしゃぶり始めた。

 時間が経過して志水先生の腰がスローペースでピストン運動を始めた。大きな棒が愛岡先生の引き締められた膣口を閉じては広げて広げては閉じてを繰り返している。

「ピストンですが始めから激しくやらないように気をつけてください。あんまり激しすぎるとおマンコが壊れてしまいますから。」

 愛岡先生はだんだんと余裕が無くなっているように見えるが、志水先生はゴムの影響もあるのかまだまだ余裕があるように見えた。

「今日は授業で時間がないので説明は次ので最後になります。ピストンは遅く始めてそこから速くしたりまた遅くしたり緩急をつけましょう。射精が近くなったら全力でピストンしてお互いに気持ち良くなりましょう!!それから、今回は取り敢えず正常位でお願いします。」

 この指示のあとは自由にセックスする事が許された。すべての女子があのフェラを目指し、すべての男子があの振動を目指したが勿論到達できた者はいない。

 諦めて一般的な前戯を行い、初めてのゴムを装着し合体した。

 今まで生ハメセックスを繰り返してきた俺たちには少し弱い感覚だったが、初めてということもあって無駄に興奮してしまった。

 大量に精液が蓄えられた使用済みのコンドームがゴミ袋一つ分も集められて収集されたのは、この翌日の朝の出来事である。
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