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家族ってなんだ
事の始まり
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さて…何から書き始めれば良いのか。事の起こりはどの時点だったのか。
あの日…黄昏ながら、揺れるブランコの傍で駆け回る園児達を見守っていたーーまだ幼かった幼児の私?
誰かが気づいてくれる事を期待して…教室の隅で途方に暮れていたーー小学生の私?
生きる事の無価値を知ったーー中学生の私?
自分の存在を認めて欲しくて、恥ずかしげもなく語った黒歴史なーー高校生の私?
それともあの時…
あの日…
……今思えば
あの頃の黒歴史は、所謂『厨二病』と呼ばれる若さゆえに許されたのだろう。
今同じことを主張すれば気が違ったのかと二度見され、誰も私の言葉に重きを置かなくなるだろう。
そして私は軽視され捨て置かれるのだ。
私は常に異なる2つの感情に揺さぶられ、対局する想いに何方も選ぶことも出来ず、否定する事も出来ないでいる。
認めて欲しいと渇望すると同時に、見向きもせずこのまま捨て置いて欲しいと絶望する。
本心を語る事で注目され、認められたいのか。虚言癖があることを見抜かれるのを恐れて、いっその事このまま捨て置かれたいのか。
いつか……
いつの日か訪れる…老いと言う、理性と言う……人が人である尊厳を無くした日に、この葛藤を無くした私は何を語るのだろう。
それが恐ろしくもあり、待ちどうしくもある。
あの日若気の至りと許されたように、老いという名の元に私は許され、私はやっと心の安寧を得るのだろうから。
これは、私の理性のある間に書き留めて置きたかった記録の書である。
あの日…黄昏ながら、揺れるブランコの傍で駆け回る園児達を見守っていたーーまだ幼かった幼児の私?
誰かが気づいてくれる事を期待して…教室の隅で途方に暮れていたーー小学生の私?
生きる事の無価値を知ったーー中学生の私?
自分の存在を認めて欲しくて、恥ずかしげもなく語った黒歴史なーー高校生の私?
それともあの時…
あの日…
……今思えば
あの頃の黒歴史は、所謂『厨二病』と呼ばれる若さゆえに許されたのだろう。
今同じことを主張すれば気が違ったのかと二度見され、誰も私の言葉に重きを置かなくなるだろう。
そして私は軽視され捨て置かれるのだ。
私は常に異なる2つの感情に揺さぶられ、対局する想いに何方も選ぶことも出来ず、否定する事も出来ないでいる。
認めて欲しいと渇望すると同時に、見向きもせずこのまま捨て置いて欲しいと絶望する。
本心を語る事で注目され、認められたいのか。虚言癖があることを見抜かれるのを恐れて、いっその事このまま捨て置かれたいのか。
いつか……
いつの日か訪れる…老いと言う、理性と言う……人が人である尊厳を無くした日に、この葛藤を無くした私は何を語るのだろう。
それが恐ろしくもあり、待ちどうしくもある。
あの日若気の至りと許されたように、老いという名の元に私は許され、私はやっと心の安寧を得るのだろうから。
これは、私の理性のある間に書き留めて置きたかった記録の書である。
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