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家族ってなんだ
彼の結婚観
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当時の私は、彼が私に好意を持っていることは分かっていた。
分からなかったのは、私の行動の『何』が彼に影響を与え、その結論ーー自分たちは両思いだという結論ーーに至ったのかだった。
何かがどうにかなって、なんだか分からない思考回路を経由して誤解され、積もり積もった『何』かが雪だるま式に膨れ上がり、自分たちは両思いなのだと彼が思い込むに至っていた。
当時の私にはその行程がさっぱり理解できなかったし、理解できないものは、解決する糸口さえ分からなかった。
この状況全てを一言で言うならば『私たちはお互い子供だった』という事だろう。
後になって気づいた事だが、彼は女性の心理というものが分かっていなかったのだと思う。
…
……
………
先に述べたように、そもそも私は地方から上京して来た、ほっぺの赤いおカッパ頭のド田舎者だった。
ド田舎者の私がーー木が生えているのは公園だけの環境に囲まれ、高層ビルが建ち並ぶ街に住み、隣の家は本当に隣に立っている、といった家に住むようになればーーそれはもう見る見るうちに変わっていくのは何の不思議もない。
小遣いさえ貰っていなかった田舎者が、給料を稼ぎ、好きな物を食べ、好きな物を読む。行きたいところに行き、笑いたい時に笑う。
彼が何を勘違いしたのか、今なら分かる。変わっていく私をすぐ側で見ていた彼はこう思ったのだ「自分の為に彼女はキレイになった」と。
ゲロゲロ○| ̄|_
…
……
…………
ゲフンゲフン…
……失礼。
いやぁ、若いって良いですねぇwww なんでも許される。
もしかしたら「そんなことは無いだろう」「考えすぎでは」とアナタは言うかもしれない。
しかし、後々ことある事に彼が発した言葉を考えると、私の思い込みではないと思う。
彼は呆れた。
「そんなことして、俺が喜ぶと思ってるのか?」
彼は悲しんだ。
「始めに好きになったのはお前の方だったのに」
彼は不思議そうだった。
「なんで出来ないんだ?」
彼はあの時、理想の結婚をしたつもりだったのだろう。
「女って花嫁に憧れるよな」「主婦ってのは気楽だよな」「母親なら当然だろ」
理想の相手を見つけ、当然のように結婚し、幸せな家庭を築く。絵に書いたような幸せ…それが、彼の思う結婚観。
*注 あくまでも私から見た、彼の結婚観であり実際とは異なる場合があります。
分からなかったのは、私の行動の『何』が彼に影響を与え、その結論ーー自分たちは両思いだという結論ーーに至ったのかだった。
何かがどうにかなって、なんだか分からない思考回路を経由して誤解され、積もり積もった『何』かが雪だるま式に膨れ上がり、自分たちは両思いなのだと彼が思い込むに至っていた。
当時の私にはその行程がさっぱり理解できなかったし、理解できないものは、解決する糸口さえ分からなかった。
この状況全てを一言で言うならば『私たちはお互い子供だった』という事だろう。
後になって気づいた事だが、彼は女性の心理というものが分かっていなかったのだと思う。
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先に述べたように、そもそも私は地方から上京して来た、ほっぺの赤いおカッパ頭のド田舎者だった。
ド田舎者の私がーー木が生えているのは公園だけの環境に囲まれ、高層ビルが建ち並ぶ街に住み、隣の家は本当に隣に立っている、といった家に住むようになればーーそれはもう見る見るうちに変わっていくのは何の不思議もない。
小遣いさえ貰っていなかった田舎者が、給料を稼ぎ、好きな物を食べ、好きな物を読む。行きたいところに行き、笑いたい時に笑う。
彼が何を勘違いしたのか、今なら分かる。変わっていく私をすぐ側で見ていた彼はこう思ったのだ「自分の為に彼女はキレイになった」と。
ゲロゲロ○| ̄|_
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ゲフンゲフン…
……失礼。
いやぁ、若いって良いですねぇwww なんでも許される。
もしかしたら「そんなことは無いだろう」「考えすぎでは」とアナタは言うかもしれない。
しかし、後々ことある事に彼が発した言葉を考えると、私の思い込みではないと思う。
彼は呆れた。
「そんなことして、俺が喜ぶと思ってるのか?」
彼は悲しんだ。
「始めに好きになったのはお前の方だったのに」
彼は不思議そうだった。
「なんで出来ないんだ?」
彼はあの時、理想の結婚をしたつもりだったのだろう。
「女って花嫁に憧れるよな」「主婦ってのは気楽だよな」「母親なら当然だろ」
理想の相手を見つけ、当然のように結婚し、幸せな家庭を築く。絵に書いたような幸せ…それが、彼の思う結婚観。
*注 あくまでも私から見た、彼の結婚観であり実際とは異なる場合があります。
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