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陸編
33.王都へ
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ハミルトン城にはその日の午後にはついていた、この世の人たちからするととんでもないスピードで帰ってきたことになるが、あの戦闘を経験した今俺の配下に所属している兵士たちは、これが当たり前だと思うようになり、違和感がなくなっていた。
ハミルトンの城門に前に着くと、町の人や防衛隊が集まり出迎えてくれた。
まるで戦勝パレードのように戦車が町の広場に入っていくと訓練所へと進む道を人が囲み、町中大騒ぎだった。
訓練場に着くと戦車をきれいに整列させていった。
(俺はこれまでこの量の戦車を指揮してきたんだ……)
そんな思いに浸っていると、隣からまだ先ほどのことを引きずっているのか、ベルが少し不機嫌な顔でこちらに近づいてきた。
「この後、王都へ戻られますか?さすがに女王陛下も心配なさっているかと思いますが……」
ベルの言葉を聞いて、今更ではあるがハミルトン城の防衛作戦のことで頭がいっぱいだったのと人生初の戦闘、勝利に浮ついていたこともあり、悪気はないが王都にまだ戻っていなかったことにいまさらながら気付いた。
「そ、そういえばそうだな、これが片付いたらすぐにでも戻ろう、今すぐ出立するぞ!」
(勝利に浮かれていて忘れていたなんて、口が裂けても言えない……)
そんな話をしているとエレシアとローレンス、ノアがこちらに近寄ってきた
「陛下!今回の戦いも見事な勝利でした、このままいけば帝国軍も国内から蹴散らすことも可能でしょう」
帝国に侵攻され本国からの援軍も多くは望めないとなっていた四面楚歌の状況で、死を覚悟し硬い表情だったころと比べ、今やその苦境から解放され、さらには新たな戦術、兵器、部隊を見ることのできたエレシアは満面の笑みでいた。
「いや、これも兵たちのおかげだろう?第一俺一人がいただけじゃあ、あれはどうにも出来なかったんだからさ」
「そんなご謙遜を……それにしても陛下、この後はどうするおつもりですか?」
「この後はメリアのもとに戻るよ、そろそろ戻らないと“約束”も果たせないしね、このまま戦車を引き連れて王都に凱旋するよ、エレシアもついて来るだろう?そうすればきっとメリアも喜ぶだろうし」
王都から出る前に、メリアが泣きながら従姉であるエレシアの身を案じていたことがあったので、その本人のもとにエレシアが顔を出せば今度は喜びながら泣いてくれると思って王都まで来てもらうように誘ってみた。
「ハッ、喜んで御供致します!心配をかけてくれたあの子のことも気になりますしね。ということでローレンスとノアは城を頼んだぞ」
「ハイ、お姉さま」
「お任せください閣下……そして陛下、この国をこの国の国民をどうかお救いください」
最後にローレンスは少し険しい表情でそう言うと深々と頭を垂れていた
ローレンスは今回の勝利に喜ぶ表情は見せるもののいまだにいつまた来るやもしれぬ帝国軍に対する警戒を解いていないようで、現に帝国方向に面する門には俺が有事の際の備えとして供与したHK416を手にした守備隊が臨戦態勢で任に就いているようだ。
そのまま二人とその近くにいた城の守備兵たちに見送られハミルトン城を後にした
王都へは、今回ハミルトンでの作戦で応急的に編成した約1200名(リメアの兵とローレンスのもとにいた兵士たち)からなる混成戦車連隊をそのまま俺の直属配下となったのでその部隊を引き連れ向かうことにする、ただそのまま戦車の一団を入城させるのはまずいので、アルダート城付近に一時的な駐車場を作り、場所を丸ごと臨時混成連隊野営地とすることにした。
野営の敷設も小一時間で終わり、点呼もとったところで全体に召集をかけ、場内の駐屯地の一部を借りてそこに整列してもらっていた。
それを前に俺は立ち横にはベルやセレナ、リレイなどの指揮官達が整列していた。
全部隊の整列が済むとリレイが前に出て号令をかけた。
「陛下からお話がある、全員傾注!!」
小学校で校長などが立つような台に立ち、大勢を前にして緊張しながらも話し始めた。
「全隊員に告ぐ、今回の作戦成功は貴君らの奮闘によって成し得たことだと思っている、新兵器やなれない仲間との戦闘は非常に大変なことだったと思うがよくやってくれた、感謝する。そして今日から4日短い間ではあるがいったんここで全員に休暇を取ってもらう、残念ながら帝国から来たものや遠方からきているものは故郷には帰してやれないが、できる限り体を休め次の作戦に備えてくれ!以上!」
言い終わると俺は敬礼を皆に向かってした、すると一斉に敬礼を目の前の兵たちが返してくれたので、一人感動のあまり泣きそうになっていた。
そんな俺を横から不思議そうにベルは覗いてきたが、演説のようなものが終わったのを見計らって城のほうから伝令が走ってきていたのでそちらに意識を向けた(ほんとは恥ずかしくて顔をそらしたなんて言えない)。
そうして近づいてきた伝令は必至の形相でこちらに伝えてきた
「し、失礼します!本日早朝何者かによってメリア女王陛下を含む第二・三王女殿下が連れ去らわれてしまいました!急ぎ国王陛下は城内迎賓館にて待機中のセレア閣下のもとへご参集願います」
「そ、それは本気で言っているのか貴様は!宮殿の護衛はどうなっていた?近衛兵は?どうして!!何があった!?」
「訪問中のエンペリア王国女王陛下はご無事か?!」
「ハッ!ご客人はセレア閣下と同じ迎賓館におられます」
「周辺の対応状況は?現場はどこだ?」
国で一番重要な三姉妹が連れ去らわれたとの報告に、俺と一緒にいて少々ご機嫌だったベルも今やそんなことも吹っ飛びパニック状態に陥ってしまっていた。
対するセレアとエレシアは取り乱すことなく、冷静に状況を把握するように努めていた、さすがは歴戦の指揮官なだけあるようだ。
そのまま、セレナとエレシアは矢継ぎ早に伝令に問い詰めていた。
(主力部隊が出張っていて、今の予備部隊だけの時をつけ入れられたか)
城の主戦力は各方面の予備戦力として分散して増援に向かってしまっていた、ちょうどそこの穴をハミルトン城の攻略に向かっていた戦力で埋めようとしていたが、ちょうどその戦力の空白の時に何者かが三姉妹を拉致してしまったようだ。
「落ち着け!今取り乱しても何も変わらないぞ!それでいて君は報告としてはそれだけか?」
「ハッ!現在陸軍が急きょ救出部隊を編制中とのこと、それ以外の情報はありません」
「ご苦労、下がれ」
軍の幹部級の人に詰問を食らっていて少しやつれてしまっていた伝令兵を下がらせた、すると早くこの場から去ろうとしてかそそくさと元の位置に戻っていった。
「ベル、今すぐに宮殿にいたメイドたちを迎賓館に連れてこい」
「しょ、承知しました」
まだ、混乱はしているようだが少しは状況の整理がついたのか落ち着いてきたベルに対して、本来であれば今回のような事態にいち早く対処するはずの武装メイド隊(俺が最初にこの城で紹介されたメイド達)を呼び寄せるように命令した。
今、このようになってしまった以上彼女らにも何か不測の事態が起きているかもれないのでその確認も含めてベルにお願いしている。
最後に気まずそうに下を向いてうつむいている二人にゆっくりとした口調で語りかけた
「リレイ、ユリーシャ後で俺のところに来い、“話”がある」
「「……ハイ」」
俺は整列していた混成連隊の兵たちに再び向き合った
「突然ではあるが諸君には急きょもうひと頑張りしてもらうことになった、というのも現在何者かによって女王陛下を含む三人が拉致されてしまった、この緊急事態に際して現時点をもってアルダート城周辺の捜索作戦に参加してもらう、休暇がなくなってしまったのは申し訳ないがよろしく頼む、この後各部隊の指揮は各中隊・小隊長に一任する、以上解散!」
言い終わるのと同時に兵たちは何も言わず敬礼を返し、戦車が停車している野営地に一目散に向かっていった
ワタは沸々とこみ上げる怒りを覚えながら、迎賓館へと向かっていく。
ハミルトンの城門に前に着くと、町の人や防衛隊が集まり出迎えてくれた。
まるで戦勝パレードのように戦車が町の広場に入っていくと訓練所へと進む道を人が囲み、町中大騒ぎだった。
訓練場に着くと戦車をきれいに整列させていった。
(俺はこれまでこの量の戦車を指揮してきたんだ……)
そんな思いに浸っていると、隣からまだ先ほどのことを引きずっているのか、ベルが少し不機嫌な顔でこちらに近づいてきた。
「この後、王都へ戻られますか?さすがに女王陛下も心配なさっているかと思いますが……」
ベルの言葉を聞いて、今更ではあるがハミルトン城の防衛作戦のことで頭がいっぱいだったのと人生初の戦闘、勝利に浮ついていたこともあり、悪気はないが王都にまだ戻っていなかったことにいまさらながら気付いた。
「そ、そういえばそうだな、これが片付いたらすぐにでも戻ろう、今すぐ出立するぞ!」
(勝利に浮かれていて忘れていたなんて、口が裂けても言えない……)
そんな話をしているとエレシアとローレンス、ノアがこちらに近寄ってきた
「陛下!今回の戦いも見事な勝利でした、このままいけば帝国軍も国内から蹴散らすことも可能でしょう」
帝国に侵攻され本国からの援軍も多くは望めないとなっていた四面楚歌の状況で、死を覚悟し硬い表情だったころと比べ、今やその苦境から解放され、さらには新たな戦術、兵器、部隊を見ることのできたエレシアは満面の笑みでいた。
「いや、これも兵たちのおかげだろう?第一俺一人がいただけじゃあ、あれはどうにも出来なかったんだからさ」
「そんなご謙遜を……それにしても陛下、この後はどうするおつもりですか?」
「この後はメリアのもとに戻るよ、そろそろ戻らないと“約束”も果たせないしね、このまま戦車を引き連れて王都に凱旋するよ、エレシアもついて来るだろう?そうすればきっとメリアも喜ぶだろうし」
王都から出る前に、メリアが泣きながら従姉であるエレシアの身を案じていたことがあったので、その本人のもとにエレシアが顔を出せば今度は喜びながら泣いてくれると思って王都まで来てもらうように誘ってみた。
「ハッ、喜んで御供致します!心配をかけてくれたあの子のことも気になりますしね。ということでローレンスとノアは城を頼んだぞ」
「ハイ、お姉さま」
「お任せください閣下……そして陛下、この国をこの国の国民をどうかお救いください」
最後にローレンスは少し険しい表情でそう言うと深々と頭を垂れていた
ローレンスは今回の勝利に喜ぶ表情は見せるもののいまだにいつまた来るやもしれぬ帝国軍に対する警戒を解いていないようで、現に帝国方向に面する門には俺が有事の際の備えとして供与したHK416を手にした守備隊が臨戦態勢で任に就いているようだ。
そのまま二人とその近くにいた城の守備兵たちに見送られハミルトン城を後にした
王都へは、今回ハミルトンでの作戦で応急的に編成した約1200名(リメアの兵とローレンスのもとにいた兵士たち)からなる混成戦車連隊をそのまま俺の直属配下となったのでその部隊を引き連れ向かうことにする、ただそのまま戦車の一団を入城させるのはまずいので、アルダート城付近に一時的な駐車場を作り、場所を丸ごと臨時混成連隊野営地とすることにした。
野営の敷設も小一時間で終わり、点呼もとったところで全体に召集をかけ、場内の駐屯地の一部を借りてそこに整列してもらっていた。
それを前に俺は立ち横にはベルやセレナ、リレイなどの指揮官達が整列していた。
全部隊の整列が済むとリレイが前に出て号令をかけた。
「陛下からお話がある、全員傾注!!」
小学校で校長などが立つような台に立ち、大勢を前にして緊張しながらも話し始めた。
「全隊員に告ぐ、今回の作戦成功は貴君らの奮闘によって成し得たことだと思っている、新兵器やなれない仲間との戦闘は非常に大変なことだったと思うがよくやってくれた、感謝する。そして今日から4日短い間ではあるがいったんここで全員に休暇を取ってもらう、残念ながら帝国から来たものや遠方からきているものは故郷には帰してやれないが、できる限り体を休め次の作戦に備えてくれ!以上!」
言い終わると俺は敬礼を皆に向かってした、すると一斉に敬礼を目の前の兵たちが返してくれたので、一人感動のあまり泣きそうになっていた。
そんな俺を横から不思議そうにベルは覗いてきたが、演説のようなものが終わったのを見計らって城のほうから伝令が走ってきていたのでそちらに意識を向けた(ほんとは恥ずかしくて顔をそらしたなんて言えない)。
そうして近づいてきた伝令は必至の形相でこちらに伝えてきた
「し、失礼します!本日早朝何者かによってメリア女王陛下を含む第二・三王女殿下が連れ去らわれてしまいました!急ぎ国王陛下は城内迎賓館にて待機中のセレア閣下のもとへご参集願います」
「そ、それは本気で言っているのか貴様は!宮殿の護衛はどうなっていた?近衛兵は?どうして!!何があった!?」
「訪問中のエンペリア王国女王陛下はご無事か?!」
「ハッ!ご客人はセレア閣下と同じ迎賓館におられます」
「周辺の対応状況は?現場はどこだ?」
国で一番重要な三姉妹が連れ去らわれたとの報告に、俺と一緒にいて少々ご機嫌だったベルも今やそんなことも吹っ飛びパニック状態に陥ってしまっていた。
対するセレアとエレシアは取り乱すことなく、冷静に状況を把握するように努めていた、さすがは歴戦の指揮官なだけあるようだ。
そのまま、セレナとエレシアは矢継ぎ早に伝令に問い詰めていた。
(主力部隊が出張っていて、今の予備部隊だけの時をつけ入れられたか)
城の主戦力は各方面の予備戦力として分散して増援に向かってしまっていた、ちょうどそこの穴をハミルトン城の攻略に向かっていた戦力で埋めようとしていたが、ちょうどその戦力の空白の時に何者かが三姉妹を拉致してしまったようだ。
「落ち着け!今取り乱しても何も変わらないぞ!それでいて君は報告としてはそれだけか?」
「ハッ!現在陸軍が急きょ救出部隊を編制中とのこと、それ以外の情報はありません」
「ご苦労、下がれ」
軍の幹部級の人に詰問を食らっていて少しやつれてしまっていた伝令兵を下がらせた、すると早くこの場から去ろうとしてかそそくさと元の位置に戻っていった。
「ベル、今すぐに宮殿にいたメイドたちを迎賓館に連れてこい」
「しょ、承知しました」
まだ、混乱はしているようだが少しは状況の整理がついたのか落ち着いてきたベルに対して、本来であれば今回のような事態にいち早く対処するはずの武装メイド隊(俺が最初にこの城で紹介されたメイド達)を呼び寄せるように命令した。
今、このようになってしまった以上彼女らにも何か不測の事態が起きているかもれないのでその確認も含めてベルにお願いしている。
最後に気まずそうに下を向いてうつむいている二人にゆっくりとした口調で語りかけた
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