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陸編
39.状況開始!
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ヘリで飛び立ってから約5分後作戦空域に近づくとすぐさま地上の戦車連隊から無線が入る。
「こちら、混成戦車連隊連隊長、“SS(ダブルシエラ)”聞こえますか?」
「こちら“SS”、よく聞こえる、状況は?」
「現在、敵に動きなし。女王陛下がとらわれている場所にも変化は見られません」
「了解。あと1分以内に現着、攻撃準備にかかれ!」
「了解!」
戦車大隊と無線通信が終わるとすぐさま俺はヘリ全機に対して無線通信を始めた。
「“SS”より各機、間もなく作戦空域に到達する。この国でこの世界で前例のない作戦だが我々は何としてもリメア達を助け出し、奴らに鉄槌を下すぞ!」
「「「「了解!」」」」
暫くたつと先頭集団を飛んでいた“S5(シエラファイブ)”から少し焦った声で無線が入った。
「“S5(シエラファイブ)”から”SS“へ、地上から矢と魔法による火炎弾で攻撃を受けています、ご指示を!」
「“SS”から“S1”へ、地上の敵に対してドアガンで射撃を開始せよ」
「了解」
ヴァァァァァッ
前のほうでミニガンことM134が火を噴き始める。それに呼応する形でM134を装備している他の機も撃ち始める。
ミニガンは毎分3000発発射するため、弾の途中途中に曳光弾(光を発しながら飛んでゆく弾でその弾の出す光をもとに弾着修正する)を入れてあるのだが、それが今や連なって線のように見える。
夜だというのにこのことが成し得るのは、今参加している全兵員に暗視装置をつけているからである。暗闇が支配するこの時間に暗視装置をつけることで精度が上がり暗闇からの攻撃にも容易に対応できる。ヘリのパイロット達も暗視装置のおかげで隊列を崩さず飛べる。
暗視装置を持たない(当たり前だけど)下から撃ってくる敵は音だけを頼りにしているので、矢も火の玉も明後日の方向に飛んで行ってしまっている。
しかし、聞くところによるとレナのような獣人族の中には夜目が利くものもいるのである程度はわかるようだ。ただ、航空機相手の戦闘はやったことがあるはずないので、当てるのは至難の業だろう。
突如攻撃してきたことには驚いたが、撃ち始めてからものの数秒で攻撃してきた連中は沈黙していた。おそらく下では見るも無残な姿になった骸が転がっていることだろう。
「戦車連隊長から“SS”へご無事ですか?」
突然の銃声をきいて心配になったのかベルは少し焦ったように聞いてきた
「“SS”から戦車連隊長、問題ないがそちらはどうだ?」
「今の音によって少し敵陣に動きがあるようです、どうされますか?」
「そのままもう少し待ってくれ」
「了解」
どうやら、さっきの銃撃の音によって気づかれてしまったようだが、部隊を下ろさない限りは攻撃を開始しづらいのでそのまま作戦通りに動くことにした。
それからすぐに、ヘリがあらかじめ先行していた“メランオピス”隊によって森の中の少し開けた場所に用意されていたLZ(ランディングゾーン:降下地点)に到着すると、すぐに兵たちは降りていき警戒位置に陣取る。
全員が降下し終わると、これまた全隊員に装備させたインカムを通じて点呼をレナがとる。
「全員集合完了しました!」
点呼を取り終わると、上空でホバリングしていたヘリに指示を送る
「“アエトス”部隊長より“S”機各機へ、指示あるまで上空に待機、そして”C”各機は一旦基地へ帰投せよ」
「「「了解」」」
「よし!このまま攻め入るぞ」
「了解しました、戦車連隊の陽動を開始させます」
「頼んだ」
「“アエトス”より戦車連隊長へ予定通り作戦を開始してください」
「戦車連隊長了解!」
「戦車連隊はこれより準備砲撃に入る。目標前方敵陣地、弾種多目的榴弾、一斉射!!」
「「「了解!!」」」
ドン!ドドドドッ!ドンドンドン!
200門もの戦車砲が一斉に火を噴く、連続して撃ったことによって周辺は小さな地震が起きたように揺れている。
ある程度撃ち込むと陣地にあったテントなどは跡形もなく吹き飛び、辛うじて残ったものも今は火が付き燃え盛っている。
「全車撃ち方やめ!随伴歩兵は降車戦闘用意!」
俺が無線で連絡を取って暫くすると、待機していた戦車連隊による一斉射撃が始まった。音のする方向を見ると爆発によってその方向だけ明るくなっている。
「戦車連隊長より“アエトス”へ、陣地無力化確認、砲撃を中止し今より白兵戦に移る」
「“アエトス”了解、なるべく捕虜をとらえよ」
「了解!」
戦車連隊は随伴していたM2ブラッドレー歩兵戦闘車に乗っていた兵士たちで降車戦闘に入った、同時に合流していた“メランオピス”の兵も加わり戦闘に加わる。
兵たちが敵陣につくと、そこには見るも無残に破壊されたテントや荷車などが散乱しておりそこら中に敵兵の死体が転がっている。
「生き残っている奴は捕まえておけ!抵抗するものは射殺しても構わん!」
エレザは降車した兵たちをまとめ残党狩りを始めていた。しかし、歩けどそこには死体か、四肢や腕などが切断され呻いている敵兵しか残っていなかった。
エレザ自身も見回ってみたが最後までまともな奴は残っていなかった。
「生存する敵はもういない!撤収!」
しびれを切らしたエレザは兵たちに撤退を促した。
「敵発見!」
撤収を始めようとしていたとき一人の兵が死体に埋もれてもがいている敵を発見した。
「引きずり出せ!」
何人かで乗っかっていた死体を片付け、下にいたものを引きずり出す。
「お前は誰だ?所属は?」
近くにいた女性兵士が支給されていたHK416を突き付けながら、引きずり出された敵を詰問する。
「私は、王国近衛師団第3近衛歩兵“副”連隊長だ!」
「貴様か!国を裏切った不忠ものは!」
「ハッ、笑わせるな!あんな女にこの国の王が務まると思うてか!それに加えどこの馬の骨かしらん男なぞを国王に据え付けやがって!恥を知れ!」
「貴様ごときが何を抜け抜けと!馬鹿も休み休み言え!」
「お前もいつかあんな奴の下にいられなくなるぞ、そのm――」
パァン!
「失せろ、屑が」
エレザは我慢がならずそのまま頭部をHK416で撃ち抜いてしまった。
「陛下、ご指示を」
俺は隊員たちの顔を見渡す、皆目に闘志をたぎらせているのかギラギラと光っているように見える。
「さあて、裏切り者と帝国兵に目にものを見せてやろうじゃないか!状況開始!!」
「「「了解!!」」」
情報部隊からの偵察によって場所がわかっていたので、隊員たちは横に隊列を組み目的地である山小屋へと駆け足で向かっていく。
腰まで生い茂っている草をかき分けながらいくと一分もしないうちにまた開けたところに出てきた。
そこには平屋建ての大き目のログハウスがあった。
その周辺に見回りの兵が巡回していたりたき火で何かを焼いている連中もいる。見渡した感じだと少なくとも50人ぐらいがたむろしている。
俺はあらかじめ決めていたハンドサインで全員に対して戦闘開始の合図を出す。
パスッ!パス!パパパパパッ!
その合図をもとに一斉に攻撃が開始される。サウンドサプレッサー(減音器)をつけているためくぐもった銃声が聞こえてくる。
俺もほかの敵兵士に向かってHK416Cを撃っていく。
「陛下、周辺にいた敵は排除しました」
インカムでレナが状況を報告してくる。どうやら残るは部屋に残った敵のみとなったようだ。
「中は確認できるか?」
「今のところベランダからのみ中を窺がうことができるようです。しかしそこからではこちらの動きが丸見えのため確認しづらいのが現状です」
この家さえ制圧してしまえばこちらの勝利となるが、中の状況がうかがい知れないので無理に突撃するのも難しい。
「ここは悪いが一か八か突っ込むぞ!周囲を完全に囲んで逃げ道を寸断しておけ!」
「御身の仰せのままに」
この家の突入経路として利用できるのは裏口と玄関とベランダの三つだ。各入口に隊員を配置させ周辺にも万が一逃げられないように包囲網を敷いておく。
俺は全員が配置についたのを確認して突撃の合図を出す。
「突撃!!」
「こちら、混成戦車連隊連隊長、“SS(ダブルシエラ)”聞こえますか?」
「こちら“SS”、よく聞こえる、状況は?」
「現在、敵に動きなし。女王陛下がとらわれている場所にも変化は見られません」
「了解。あと1分以内に現着、攻撃準備にかかれ!」
「了解!」
戦車大隊と無線通信が終わるとすぐさま俺はヘリ全機に対して無線通信を始めた。
「“SS”より各機、間もなく作戦空域に到達する。この国でこの世界で前例のない作戦だが我々は何としてもリメア達を助け出し、奴らに鉄槌を下すぞ!」
「「「「了解!」」」」
暫くたつと先頭集団を飛んでいた“S5(シエラファイブ)”から少し焦った声で無線が入った。
「“S5(シエラファイブ)”から”SS“へ、地上から矢と魔法による火炎弾で攻撃を受けています、ご指示を!」
「“SS”から“S1”へ、地上の敵に対してドアガンで射撃を開始せよ」
「了解」
ヴァァァァァッ
前のほうでミニガンことM134が火を噴き始める。それに呼応する形でM134を装備している他の機も撃ち始める。
ミニガンは毎分3000発発射するため、弾の途中途中に曳光弾(光を発しながら飛んでゆく弾でその弾の出す光をもとに弾着修正する)を入れてあるのだが、それが今や連なって線のように見える。
夜だというのにこのことが成し得るのは、今参加している全兵員に暗視装置をつけているからである。暗闇が支配するこの時間に暗視装置をつけることで精度が上がり暗闇からの攻撃にも容易に対応できる。ヘリのパイロット達も暗視装置のおかげで隊列を崩さず飛べる。
暗視装置を持たない(当たり前だけど)下から撃ってくる敵は音だけを頼りにしているので、矢も火の玉も明後日の方向に飛んで行ってしまっている。
しかし、聞くところによるとレナのような獣人族の中には夜目が利くものもいるのである程度はわかるようだ。ただ、航空機相手の戦闘はやったことがあるはずないので、当てるのは至難の業だろう。
突如攻撃してきたことには驚いたが、撃ち始めてからものの数秒で攻撃してきた連中は沈黙していた。おそらく下では見るも無残な姿になった骸が転がっていることだろう。
「戦車連隊長から“SS”へご無事ですか?」
突然の銃声をきいて心配になったのかベルは少し焦ったように聞いてきた
「“SS”から戦車連隊長、問題ないがそちらはどうだ?」
「今の音によって少し敵陣に動きがあるようです、どうされますか?」
「そのままもう少し待ってくれ」
「了解」
どうやら、さっきの銃撃の音によって気づかれてしまったようだが、部隊を下ろさない限りは攻撃を開始しづらいのでそのまま作戦通りに動くことにした。
それからすぐに、ヘリがあらかじめ先行していた“メランオピス”隊によって森の中の少し開けた場所に用意されていたLZ(ランディングゾーン:降下地点)に到着すると、すぐに兵たちは降りていき警戒位置に陣取る。
全員が降下し終わると、これまた全隊員に装備させたインカムを通じて点呼をレナがとる。
「全員集合完了しました!」
点呼を取り終わると、上空でホバリングしていたヘリに指示を送る
「“アエトス”部隊長より“S”機各機へ、指示あるまで上空に待機、そして”C”各機は一旦基地へ帰投せよ」
「「「了解」」」
「よし!このまま攻め入るぞ」
「了解しました、戦車連隊の陽動を開始させます」
「頼んだ」
「“アエトス”より戦車連隊長へ予定通り作戦を開始してください」
「戦車連隊長了解!」
「戦車連隊はこれより準備砲撃に入る。目標前方敵陣地、弾種多目的榴弾、一斉射!!」
「「「了解!!」」」
ドン!ドドドドッ!ドンドンドン!
200門もの戦車砲が一斉に火を噴く、連続して撃ったことによって周辺は小さな地震が起きたように揺れている。
ある程度撃ち込むと陣地にあったテントなどは跡形もなく吹き飛び、辛うじて残ったものも今は火が付き燃え盛っている。
「全車撃ち方やめ!随伴歩兵は降車戦闘用意!」
俺が無線で連絡を取って暫くすると、待機していた戦車連隊による一斉射撃が始まった。音のする方向を見ると爆発によってその方向だけ明るくなっている。
「戦車連隊長より“アエトス”へ、陣地無力化確認、砲撃を中止し今より白兵戦に移る」
「“アエトス”了解、なるべく捕虜をとらえよ」
「了解!」
戦車連隊は随伴していたM2ブラッドレー歩兵戦闘車に乗っていた兵士たちで降車戦闘に入った、同時に合流していた“メランオピス”の兵も加わり戦闘に加わる。
兵たちが敵陣につくと、そこには見るも無残に破壊されたテントや荷車などが散乱しておりそこら中に敵兵の死体が転がっている。
「生き残っている奴は捕まえておけ!抵抗するものは射殺しても構わん!」
エレザは降車した兵たちをまとめ残党狩りを始めていた。しかし、歩けどそこには死体か、四肢や腕などが切断され呻いている敵兵しか残っていなかった。
エレザ自身も見回ってみたが最後までまともな奴は残っていなかった。
「生存する敵はもういない!撤収!」
しびれを切らしたエレザは兵たちに撤退を促した。
「敵発見!」
撤収を始めようとしていたとき一人の兵が死体に埋もれてもがいている敵を発見した。
「引きずり出せ!」
何人かで乗っかっていた死体を片付け、下にいたものを引きずり出す。
「お前は誰だ?所属は?」
近くにいた女性兵士が支給されていたHK416を突き付けながら、引きずり出された敵を詰問する。
「私は、王国近衛師団第3近衛歩兵“副”連隊長だ!」
「貴様か!国を裏切った不忠ものは!」
「ハッ、笑わせるな!あんな女にこの国の王が務まると思うてか!それに加えどこの馬の骨かしらん男なぞを国王に据え付けやがって!恥を知れ!」
「貴様ごときが何を抜け抜けと!馬鹿も休み休み言え!」
「お前もいつかあんな奴の下にいられなくなるぞ、そのm――」
パァン!
「失せろ、屑が」
エレザは我慢がならずそのまま頭部をHK416で撃ち抜いてしまった。
「陛下、ご指示を」
俺は隊員たちの顔を見渡す、皆目に闘志をたぎらせているのかギラギラと光っているように見える。
「さあて、裏切り者と帝国兵に目にものを見せてやろうじゃないか!状況開始!!」
「「「了解!!」」」
情報部隊からの偵察によって場所がわかっていたので、隊員たちは横に隊列を組み目的地である山小屋へと駆け足で向かっていく。
腰まで生い茂っている草をかき分けながらいくと一分もしないうちにまた開けたところに出てきた。
そこには平屋建ての大き目のログハウスがあった。
その周辺に見回りの兵が巡回していたりたき火で何かを焼いている連中もいる。見渡した感じだと少なくとも50人ぐらいがたむろしている。
俺はあらかじめ決めていたハンドサインで全員に対して戦闘開始の合図を出す。
パスッ!パス!パパパパパッ!
その合図をもとに一斉に攻撃が開始される。サウンドサプレッサー(減音器)をつけているためくぐもった銃声が聞こえてくる。
俺もほかの敵兵士に向かってHK416Cを撃っていく。
「陛下、周辺にいた敵は排除しました」
インカムでレナが状況を報告してくる。どうやら残るは部屋に残った敵のみとなったようだ。
「中は確認できるか?」
「今のところベランダからのみ中を窺がうことができるようです。しかしそこからではこちらの動きが丸見えのため確認しづらいのが現状です」
この家さえ制圧してしまえばこちらの勝利となるが、中の状況がうかがい知れないので無理に突撃するのも難しい。
「ここは悪いが一か八か突っ込むぞ!周囲を完全に囲んで逃げ道を寸断しておけ!」
「御身の仰せのままに」
この家の突入経路として利用できるのは裏口と玄関とベランダの三つだ。各入口に隊員を配置させ周辺にも万が一逃げられないように包囲網を敷いておく。
俺は全員が配置についたのを確認して突撃の合図を出す。
「突撃!!」
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