現代兵器で異世界無双

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海編

 56.空母機動艦隊

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 執務室に残ったリザとヴィアラには今後出す艦艇と艦載機の説明を始めた。
 まず召喚を予定しているものを列挙していくと以下のようになる。

空母:キティホーク級航空母艦(キティホーク、コンステレーション、アメリカ)、ジョン・F・ケネディ級航空母艦(ジョン・F・ケネディ)

空母艦載機:F-14D・F-35C・F/A-18F 早期警戒機E-2D 艦載ヘリMH-60・SH-60

イージスシステム搭載艦:こんごう型護衛艦(こんごう・きりしま・みょうこう・ちょうかい)、あたご型護衛艦(あたご、あしがら)、アーレイバーク級フライトⅡA(DDG-99~DDG-115(艦名略))

補給艦:サプライ級×4(高速戦闘支援艦)

 空母4、イージス艦24、補給艦4を順次召喚して2つの空母機動艦隊を構成することを当面の目標とした。
 今回は早急に出港し訓練などを行いたいのですでに召喚している大和・武蔵と空母を一隻(キティホーク)とイージス艦(こんごう型×4)と高速戦闘支援艦で即応艦隊を作り上げ帝国第一艦隊迎撃に向かわせることにした。

 空母艦載機内訳はF-14D×22 F/A-18F×30 E-2D×4とした(ヘリ搭載がないのは今回対潜戦闘の可能性が極めて低くもしそのような状況に陥った時にはイージス艦とイージス艦の艦載ヘリに担当させるてはずとなっている)。

 この空母機動艦隊司令としてメリアの妹にして第二王女であるエリサを就任させ(軍の階級としては中将クラス)空母“キティホーク”の艦長にスタルブ・ベイル准将をあてることにした(アメリカ海軍では航空隊出身の大佐を充てるようなのだが今回は特別に……)。

 俺の入院騒ぎを聞きつけ遅れてやってきたアリサだが(どうやら一番危険度の低い東部海域で指揮を任されていたようだった)、会議が終わるなり自分が将来ワタの嫁になるのに今の今まで何も関われなかったしあと少しでまた会う機会がなくなってしまうところだったといい始めしまいにはメリアお姉さまは独り占めしようとしているなどと今までたまっていたのであろう思いをぶちまけ始めた、最後はメリアやヴィアラは困り果て、空母機動艦隊司令長官に就任させることを条件に出した、そこでようやく落ち着きをとり戻してくれた。
 そんな経緯もあって今回からアリサも加わることとなった。

そして護衛艦こんごう・きりしま・みょうこう・ちょうかいの艦長には、今まで他の方面で活躍していたが乗る艦艇のなくなってしまった4名の男の大佐を充てることにした。

 そして大和と武蔵で編成された第一艦隊は今まで通りキーレ・ミサ中将が指揮を執り、俺とヴィアラとリザは空母に乗艦し同行する。

「以上が今後の海軍の主力艦隊の構成となる艦艇の説明と今回の帝国第一艦隊要撃の為の連合艦隊の陣容だ。何か質問は?」
「一つだけよろしいでしょうか?」
「何だ?」
「この空母に乗っている戦闘機などの運用や管理、整備などはどうするのですか?」
「いい質問だリザ。そのことに関してだが、これらに関してもLiSMの機能をフル活用して乗ってくる乗組員に操作・操縦できるように能力付与という形でするつもりだ、かなり強引なことは百も承知だがこうなってしまった以上これしか手立てがないんでな」
「ご説明、恐れ入ります、早速ですが艦艇の準備に取り掛かりましょうか?」
 「すぐにでも実行したいところだが、人員がまだそろってないだろう?」
 「いえ、すでに総員が即時待機状態です」
 
 どうやら俺らがキーレの沖合で戦っている間にすでにリザが招集を始めていたようで、俺の空白の5日間の間にすでに準備完了していたようだ。
 
 リザはヴィアラやミサなどが海軍士官学校にいる頃にはすでに情報参謀を務めていて、今の海軍の女性将校の中では最先任にあたる。生まれは普通の中流階級の家に生まれ、勉学が得意な方であったのでその力を存分に発揮し、生まれ育った町の周辺では学力トップクラスであった海軍士官学校に首席で合格した、その後参謀本部に着任し情報参謀長や作戦本部長などを歴任し今に至る。そして現在海軍参謀総長として君臨している彼女だが年齢は40代に近く軍の中でも年長者であるため主に後輩たちの指導役や相談役としても活動しておりその姿から「海軍の母」と呼ばれているようだ。
 容姿は年齢に反して若く見え所謂“美熟女”といったところだろうか、ウェーブのかかった黒髪を背中のまで伸ばし白い軍服をピシッと着こなしているが胸元が大きくせり出し谷間がみえてしまっているせいでエロさしか感じない、性格的には「海軍の母」と呼ばれるだけあって面倒見もよく包容力が高く物腰柔らかな印象を受ける。ただこんなに美しいのにもかかわらず軍務に一辺倒であったため色恋沙汰は皆無のようだ(ただ、海軍内部の男性連中には百戦錬磨の女帝とも呼ばれているらしい)。

 

 それはさておき、話が終わると一拍もはさむことなく俺らはすぐにキーレの埠頭に向かい待機していた将兵を呼び、すぐにその目の前でLiSMを取り出し召喚を開始する。

 召喚するとはじめは大きな光る球体のようだったものが徐々に形を変え呼び出したものに変わってゆく。


 先に召喚した空母キティホークは約326mの船体を持つ巨艦であの世界最大の戦艦であった大和型よりも大きい(大和の全長約263m)、固定兵装はESSM8連発射機2基とファンランクスCIWS(Close In Weapon System:近接防御火器システム)2基、RAM(Rolling Airframe Missile)Block2 21連装発射機2基があるがこれは主に防御用で敵艦に対しての”積極攻撃”には使わない。そして甲板には全通甲板を有しておりそれに加え船体中心から7~13度傾いた“アングルド・デッキ”というものが設けられてあり、これがあることによって着艦時に船首部に駐機している機体を気にすることがなくなり、さらに前方に障害がないのでそのまま通り過ぎ再び着艦をやり直すことが可能になる。
 最大速力32ノット以上 巡行時航続距離22000㎞ 乗員 計5630名 


 そしてその次にこの船に乗せるための戦闘機の召喚をした。
 すでに話していたF/A-18FとF-14Dを召喚する。
F-14は活躍していた当時世界最強の艦上戦闘機と呼ばれていて、この機体は空中戦性能や着艦性能(低速時の安定性)・高速性能を得るために主翼の角度が変わる可変翼を採用、長射程のAIM-54フェニックス(このミサイルの最新のもので最大射程150㎞)を装備しているという特徴的な戦闘機だ。乗員は操縦士とレーダー迎撃士官の2名で最高速度は約マッハ2.3、航続距離約4400km(※片道の場合、行動半径距離はこの半分、戦闘時はこの限りではない)。
今回の兵装はAIM-54フェニックスではなく性能が上のAIM-120 AMRAAM(アムラーム)を装備する、これは同時多目標攻撃能力と撃ちっぱなし能力(Fire and forgetと呼ばれ操縦士がずっとレーダーを相手に向けていなくてもミサイル自身が勝手に追尾してくれる能力)を持ったミサイルだ。固定武装としてM61A120㎜バルカン砲も装備していく。
トムキャットというあだ名でも親しまれ、あの有名な映画で一躍有名になった戦闘機でもある。


そしてもう一つがF/A-18F(スーパーホーネット)という戦闘攻撃機でF-14Dの後継機にあたるマルチロールファイターである(対地・対空・対艦のどの任務にも柔軟に対応できる)。現在の米海軍/海兵隊主力戦闘機だ。この機体は本来の戦闘機としてではなく様々な任務を少しの改造や装備を変えるだけで対応できる。
そして今回この機体の任務は主に対艦戦闘任務に就かせるつもりだ、そのため兵装はM61A120㎜バルカン砲のほかに対艦ミサイルのAGM-84ハープーンを搭載させる。
最大速度はM1.6で航続距離は3710㎞

 そして最後にE-2Dを召喚した、さっきまで出してきたジェット戦闘機と違ってこちらは双発のプロペラエンジンを使った航空機だ、大きな特徴として機体上部に円盤のような形をした大きなレーダーが搭載されており、最新型になると航空機に対してだと約555㎞、対水上目標は約360㎞の範囲をこの一機で捜索可能、また2000個以上もの目標を同時追跡可能であり最大40機の要撃機を指揮することができる。
 最大速度625㎞/h 巡航速度約505km/h 航続距離約2854㎞ 無給油最大滞空時間6.25h 乗員5名、固定武装無し。


 これでやっと空母の戦闘力を発揮できるがこれとは別に空母を護衛させるための艦艇も召喚しておこうと思ったので、イージス艦も同時に召喚しておくことにした。

 そのために召喚されたのは、日本の海上自衛隊に配備されているイージスシステム搭載のこんごう型護衛艦の姉妹艦全四隻だ。今回の作戦ではあまり関係のないことだが大陸間弾道ミサイルを迎撃するためのシステムも搭載している。
 本型の兵装は
54口径127㎜単装速射砲1門(有効射程 対水上15,000m 対空7,000m)
ハープーンSSM(Ship-to-Ship missile :艦対艦ミサイル)4連装発射機2基(有効射程124㎞以上)
Mk.41 mod6 VLS(Vertical Launching System:垂直発射システム)90セル(対地対艦用のトマホーク巡航ミサイルの他、スタンダードミサイル、アスロック対潜ミサイルを装填し発射可能)
CIWSBlock1B 2基(有効射程約1,500m)
68式三連装短魚雷発射管2基(有効射程6,000m)

全長161m 最大速力30ノット以上 巡行時航続距離約10800㎞ 乗員300名

 そして最後の最後に弾薬・燃料・食糧などを搭載し艦隊の後方支援の任に当たる、高速戦闘支援艦のサプライ級一番艦の「サプライ」を召喚して終わりにする。
 
 この艦は本来であれば(2018現在)兵装は取り払われているが、緊急用の為初期に実際に設置されていたMk.29 8連装ミサイル発射機(シースパロー)と2基のファランクスCIWS2基を搭載させておく。


 これを召喚してコンダート王国海軍史上最強となる“空母機動艦隊” が出来上がったのだ。

 召喚して間もなく、敵艦隊の襲来まで時間がそこまで残されていないので、大和の召喚時同様に訓練と演習もかねて一日置いて(エンジン起動と各種機器起動の為)出港させた。

 これからコンダート王国海軍の大逆襲が始まるのであった――――

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