16 / 23
2章 少女の覚醒
015 追跡
しおりを挟む
「緊急事態だ!アークス、ローラが攫われた!」
変身した俺はゴーホンの街を低空飛行し常連のおじさんが誘拐を目撃した商店街へと向かう。
『ローラ、マスターの恋人ですね、それは大変です、私も出来うる限りのお手伝いをさせて頂きます』
「こ!恋人!?そんなんじゃないって、いつそんな言葉を覚えたんだ?」
『マスターにとって大切な存在で有り尚且つ家族や親族以外の異性…それを恋人と呼称すると認識していました、対象ローラは恋人では無い、理解しました』
「そんな風に言われると少し傷つくな…ってそれどころじゃない!そろそろ目的地に着くぞ」
おじさんに聞いた商店街の外れには揃いの鎧を着込んだ男達が聞き込みを行っていた、何があったと野次馬も集まり辺りは騒然としている。
「こんにちは、何やら事件が起きたたと聞いて手伝える事が有ればと思いやって来たんですが」
俺が着陸すると辺りの喧騒が更に激しくなる、あまり目立ちたくはないがそんな事は言ってられない。
「キ、キミは白銀の騎士か!?…空を飛ぶなんて本当にキミは何者なんだ?ってそれどころじゃ無い、若い娘さんが2人ここで攫われてしまったんだ、良かったら力を貸してくれないか?」
「勿論です、そのつもりで来ました、一体どんな奴らがこんな真昼間から誘拐なんて真似を…」
「目撃者の話を聞いたが最近我々が探している誘拐団の男達と一致する、こんな顔をした奴らだ、この手配書を見た事ないかい?」
犯行現場にいた騎士団の男が先程ルーザさんがブラボーに持って来た手配書を手渡してきた、やはり犯人はこの男達だったか、俺は犯人達の似顔絵をクロスのヘルメット越しに睨みつける。
「いえ…初めてみました、コイツらはどこへ向かって行ったかわかりますか?」
「目撃者の情報によるとどうやら旧市街地の方へ向かって行ったみたいだ、今あの辺りは無法地帯の様になっている、我々は応援の到着を待ち旧市街地を捜索するつもりだが君も同行しないか?噂になっている白銀の騎士の力を貸してもらえるなら我々も心強い」
「そう言って貰えるのは嬉しいんですが俺…私は先行してヤツらの足掛かりを掴もうと思います、もし何か発見したら照明弾を打ち上げますのでよろしくお願いします」
「そうか…くれぐれも無理はしないでくれ、表立っては言えない事だが犯人は恐らく元帝国兵だ、魔力を使った攻撃には十分に気をつけるんだ、まぁ今まで何人もの帝国兵崩れを捕らえた君には釈迦に説法かもしれんがな」
旧市街地か、あの辺りは入り組んでいて外から見ただけでは分からない様な抜け道も沢山あると聞いた事が有る、全く面倒な場所へ逃げ込んでくれたな。
『アークス、足跡を追えるか?』
『少々お待ち下さい…足跡が多すぎる為対象の足跡を特定出来ません』
『そうか…こんな事になるならローラに何か目印になる物をもたせておけば良かった、とにかく旧市街地に向かってみよう』
『申し訳ありません、旧市街地のマップをモニターに表示します』
ヘルメット内のモニターに旧市街地のマップが表示される、再び上空へと飛び上がった俺はマップを見ながら怪しい場所を望遠機能を使いズームで確認する。
『マスター、旧市街地に多数の生態反応が集まっている場所を発見しました、情報を収集するならば良い場所だと思いますが』
『そうだな、聞き込みしてみるか、旧市街地の住人なら誘拐団の事を知っているかも知れない』
『このまま広場へ着陸した場合住民達が混乱する事が予想されます、光学迷彩の使用を進言します』
『あぁ、頼むよ、路地裏に着陸する、変身は…解除しない方がいいな、あの辺りの治安だと変な連中に絡まれるかも知れない』
クロスに変身したままだと目立ってしまうが仕方ない、誘拐団の連中に自分達の事を嗅ぎまわっているといつ襲撃されるかも分からないのだ。
『光学迷彩を解除します、多数の生態反応はすぐ近く、この路地を出た先です』
『わかった、もし怪しいヤツを見かけたりしたら教えてくれ、俺は住民へ聞き込みしてみる』
人通りの無い路地へ着陸した俺は光学迷彩を解除し旧市街の繁華街と思われる大通りへと向かった、大通りに出ると沢山の人が俺の姿を見て一瞬立ち止まる。
『やっぱり目立ってるな…失敗したかも知れない』
『どんまい、とはこの様な時に使う言葉で合っていますか?今は他の事に気を取られずに目的達成の為に行動すべきだと進言します』
『本当にどこでそんな言葉を覚えてくるんだよ…でもその通りだな、早速聞き込みを始めよう』
気を取り直しだ俺は通りに出ていた出店の主人や通りすがる人達に声を掛けたが俺の姿を不審がってまともに相手をしてくれなかった、確かに街中で全身風変わりな鎧に身を包んだ男が急に話し掛けられたら警戒するのが普通だろう、やはり変身を解くべきだったか。
「あれ?クロス!クロスですよね!お久しぶりです!こんな所でどうしたんですか?」
「本当だ!この前はいきなり空を飛んで帰ってしまったから貴方にお礼を言いたいって思ってたのよ」
「どうした2人とも…ってクロスじゃねぇか!?この前はありがとうよ、本当に助かったぜ、ところで何してるんだ?」
変身を解除しようかと考えていると良く知った顔の3人が話し掛けて来た、丁度良かった、3人にも手伝ってもらうとしよう。
変身した俺はゴーホンの街を低空飛行し常連のおじさんが誘拐を目撃した商店街へと向かう。
『ローラ、マスターの恋人ですね、それは大変です、私も出来うる限りのお手伝いをさせて頂きます』
「こ!恋人!?そんなんじゃないって、いつそんな言葉を覚えたんだ?」
『マスターにとって大切な存在で有り尚且つ家族や親族以外の異性…それを恋人と呼称すると認識していました、対象ローラは恋人では無い、理解しました』
「そんな風に言われると少し傷つくな…ってそれどころじゃない!そろそろ目的地に着くぞ」
おじさんに聞いた商店街の外れには揃いの鎧を着込んだ男達が聞き込みを行っていた、何があったと野次馬も集まり辺りは騒然としている。
「こんにちは、何やら事件が起きたたと聞いて手伝える事が有ればと思いやって来たんですが」
俺が着陸すると辺りの喧騒が更に激しくなる、あまり目立ちたくはないがそんな事は言ってられない。
「キ、キミは白銀の騎士か!?…空を飛ぶなんて本当にキミは何者なんだ?ってそれどころじゃ無い、若い娘さんが2人ここで攫われてしまったんだ、良かったら力を貸してくれないか?」
「勿論です、そのつもりで来ました、一体どんな奴らがこんな真昼間から誘拐なんて真似を…」
「目撃者の話を聞いたが最近我々が探している誘拐団の男達と一致する、こんな顔をした奴らだ、この手配書を見た事ないかい?」
犯行現場にいた騎士団の男が先程ルーザさんがブラボーに持って来た手配書を手渡してきた、やはり犯人はこの男達だったか、俺は犯人達の似顔絵をクロスのヘルメット越しに睨みつける。
「いえ…初めてみました、コイツらはどこへ向かって行ったかわかりますか?」
「目撃者の情報によるとどうやら旧市街地の方へ向かって行ったみたいだ、今あの辺りは無法地帯の様になっている、我々は応援の到着を待ち旧市街地を捜索するつもりだが君も同行しないか?噂になっている白銀の騎士の力を貸してもらえるなら我々も心強い」
「そう言って貰えるのは嬉しいんですが俺…私は先行してヤツらの足掛かりを掴もうと思います、もし何か発見したら照明弾を打ち上げますのでよろしくお願いします」
「そうか…くれぐれも無理はしないでくれ、表立っては言えない事だが犯人は恐らく元帝国兵だ、魔力を使った攻撃には十分に気をつけるんだ、まぁ今まで何人もの帝国兵崩れを捕らえた君には釈迦に説法かもしれんがな」
旧市街地か、あの辺りは入り組んでいて外から見ただけでは分からない様な抜け道も沢山あると聞いた事が有る、全く面倒な場所へ逃げ込んでくれたな。
『アークス、足跡を追えるか?』
『少々お待ち下さい…足跡が多すぎる為対象の足跡を特定出来ません』
『そうか…こんな事になるならローラに何か目印になる物をもたせておけば良かった、とにかく旧市街地に向かってみよう』
『申し訳ありません、旧市街地のマップをモニターに表示します』
ヘルメット内のモニターに旧市街地のマップが表示される、再び上空へと飛び上がった俺はマップを見ながら怪しい場所を望遠機能を使いズームで確認する。
『マスター、旧市街地に多数の生態反応が集まっている場所を発見しました、情報を収集するならば良い場所だと思いますが』
『そうだな、聞き込みしてみるか、旧市街地の住人なら誘拐団の事を知っているかも知れない』
『このまま広場へ着陸した場合住民達が混乱する事が予想されます、光学迷彩の使用を進言します』
『あぁ、頼むよ、路地裏に着陸する、変身は…解除しない方がいいな、あの辺りの治安だと変な連中に絡まれるかも知れない』
クロスに変身したままだと目立ってしまうが仕方ない、誘拐団の連中に自分達の事を嗅ぎまわっているといつ襲撃されるかも分からないのだ。
『光学迷彩を解除します、多数の生態反応はすぐ近く、この路地を出た先です』
『わかった、もし怪しいヤツを見かけたりしたら教えてくれ、俺は住民へ聞き込みしてみる』
人通りの無い路地へ着陸した俺は光学迷彩を解除し旧市街の繁華街と思われる大通りへと向かった、大通りに出ると沢山の人が俺の姿を見て一瞬立ち止まる。
『やっぱり目立ってるな…失敗したかも知れない』
『どんまい、とはこの様な時に使う言葉で合っていますか?今は他の事に気を取られずに目的達成の為に行動すべきだと進言します』
『本当にどこでそんな言葉を覚えてくるんだよ…でもその通りだな、早速聞き込みを始めよう』
気を取り直しだ俺は通りに出ていた出店の主人や通りすがる人達に声を掛けたが俺の姿を不審がってまともに相手をしてくれなかった、確かに街中で全身風変わりな鎧に身を包んだ男が急に話し掛けられたら警戒するのが普通だろう、やはり変身を解くべきだったか。
「あれ?クロス!クロスですよね!お久しぶりです!こんな所でどうしたんですか?」
「本当だ!この前はいきなり空を飛んで帰ってしまったから貴方にお礼を言いたいって思ってたのよ」
「どうした2人とも…ってクロスじゃねぇか!?この前はありがとうよ、本当に助かったぜ、ところで何してるんだ?」
変身を解除しようかと考えていると良く知った顔の3人が話し掛けて来た、丁度良かった、3人にも手伝ってもらうとしよう。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
異世界あるある 転生物語 たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?
よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する!
土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。
自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。
『あ、やべ!』
そして・・・・
【あれ?ここは何処だ?】
気が付けば真っ白な世界。
気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ?
・・・・
・・・
・・
・
【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】
こうして剛史は新た生を異世界で受けた。
そして何も思い出す事なく10歳に。
そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。
スキルによって一生が決まるからだ。
最低1、最高でも10。平均すると概ね5。
そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。
しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。
そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで
ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。
追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。
だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。
『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』
不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。
そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。
その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。
前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。
但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。
転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。
これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな?
何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが?
俺は農家の4男だぞ?
転生したら王族だった
みみっく
ファンタジー
異世界に転生した若い男の子レイニーは、王族として生まれ変わり、強力なスキルや魔法を持つ。彼の最大の願望は、人間界で種族を問わずに平和に暮らすこと。前世では得られなかった魔法やスキル、さらに不思議な力が宿るアイテムに強い興味を抱き大喜びの日々を送っていた。
レイニーは異種族の友人たちと出会い、共に育つことで異種族との絆を深めていく。しかし……
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
真祖竜に転生したけど、怠け者の世界最強種とか性に合わないんで、人間のふりして旅に出ます
難波一
ファンタジー
"『第18回ファンタジー小説大賞【奨励賞】受賞!』"
ブラック企業勤めのサラリーマン、橘隆也(たちばな・りゅうや)、28歳。
社畜生活に疲れ果て、ある日ついに階段から足を滑らせてあっさりゲームオーバー……
……と思いきや、目覚めたらなんと、伝説の存在・“真祖竜”として異世界に転生していた!?
ところがその竜社会、価値観がヤバすぎた。
「努力は未熟の証、夢は竜の尊厳を損なう」
「強者たるもの怠惰であれ」がスローガンの“七大怠惰戒律”を掲げる、まさかのぐうたら最強種族!
「何それ意味わかんない。強く生まれたからこそ、努力してもっと強くなるのが楽しいんじゃん。」
かくして、生まれながらにして世界最強クラスのポテンシャルを持つ幼竜・アルドラクスは、
竜社会の常識をぶっちぎりで踏み倒し、独学で魔法と技術を学び、人間の姿へと変身。
「世界を見たい。自分の力がどこまで通じるか、試してみたい——」
人間のふりをして旅に出た彼は、貴族の令嬢や竜の少女、巨大な犬といった仲間たちと出会い、
やがて“魔王”と呼ばれる世界級の脅威や、世界の秘密に巻き込まれていくことになる。
——これは、“怠惰が美徳”な最強種族に生まれてしまった元社畜が、
「自分らしく、全力で生きる」ことを選んだ物語。
世界を知り、仲間と出会い、規格外の強さで冒険と成長を繰り広げる、
最強幼竜の“成り上がり×異端×ほのぼの冒険ファンタジー”開幕!
※小説家になろう様にも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる